2013年2月14日 (木)

レスリング除外の衝撃

五輪正式種目:レスリング除外、関係者に衝撃

予想外の結果に世界のスポーツ界が衝撃に包まれた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は12日に理事会を開催し、2020年大会から採用される25の中核種目からレスリングを除外した。APやロイターなど外信は「IOCは最も歴史あるスポーツの一つであるレスリングを中核種目から除外するという、驚くべき決定を下した」と一斉に報じた。理事会でIOCは2020年以降、事実上の永久種目となる中核種目に、テコンドーを含む25種目を選んだ。最終決定は9月にアルゼンチンで開催されるIOC総会で評決により決まる。しかしこれまでの慣例から、理事会による今回の決定は総会でそのまま認められる見通しだ。

■伝統あるレスリング除外

 古代五輪の5種競技の一つで、近代五輪では第1回のアテネ大会から正式種目として長い伝統を誇るレスリングは、五輪の舞台から消え去る危機に直面した。IOCは5月にロシアで開催される理事会で、野球、ソフトボール、空手、太極拳、ローラースケート、スカッシュ、スポーツクライミング、ウェークボードの7種目と、今回中核種目から除外されたレスリングのうち1種目を選び、2020年大会から新たに追加する予定だ。ロイター通信は「レスリングにはあと1回チャンスが与えられるが、現実的に再び正式種目となる可能性は小さい」と報じた。

 レスリングはこれまで「おもしろくない種目」の典型だった。とりわけパーテール・ポジションからはリフト技がかけにくく、時間稼ぎに利用されることもあるため、ダイナミックさに欠けるなどの批判を受けてきた。パーテール・ポジションとは、反則した選手がマットの中央で両手・両ひざをついて四つん這いになり、相手選手がその背後から攻めるというもの。また、相次ぐ判定疑惑も問題視された。
 メダル数が多すぎるという批判も受けていた。ロンドン五輪ではレスリングに344人の選手が出場し、メダル数は男女合わせて金18、銀18、銅36個だった。国際レスリング連盟(FILA)は来月の理事会で、グレコローマンスタイルからパーテールを廃止するなどルールを大幅に見直す予定だったが、最終的に中核種目からの除外という最悪の結果を招いてしまった。

 突然の決定に、韓国のレスリング界も衝撃を受けている。アジア・レスリング連盟のキム・チャンギュ会長は「レスリングの除外は初めて聞いた。FILAでも何の対策も講じていなかった」とコメントした。

■ロンドンでの成功を残留につなげたテコンドー

 2000年のシドニー大会で初めて正式種目となったテコンドーは、五輪から除外される危機を完全に克服した。ロイター通信はIOC関係者の発言として「レスリング、近代五種、ホッケー、テコンドーが最後まで候補となっていた」と報じ、APは「最も危機的状況にあった近代五種は、国際近代五種連合(UIPM)の強力なロビー活動によって生き残った」とした。

 テコンドーが中核種目として残れた背景には、12年ロンドン大会での大成功が決定的な要因になったとみられる。04年と08年の五輪では相次ぐ判定疑惑で問題視されたが、ロンドン大会からは大技に4点を与えるなど新しい採点方式を採用し、また電子防護具やビデオ判定の導入などでも高評価を受けた。

 八つの金メダルを8カ国が獲得したことも、テコンドーがグローバルな種目だというイメージアップにプラスに作用した。世界テコンドー連盟(WTF)の趙正源(チョ・ジョンウォン)総裁は「204の加盟国を持つテコンドーが中核種目として残ったことで、今後は名実共にグローバルなスポーツとして定着するようになった」「テコンドーの優秀さを世界に広めるため、引き続き努力していきたい」と述べた。
(Yahoo!ニュース-朝鮮日報2月13日(水)11時27分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130213-00000481-chosun-kr

昨年のロンドン五輪で、日本が獲得した金メダル7個のうち4個がレスリング。すっかり日本のお家芸となった感じだっただけに、今回の五輪正式種目からの除外は衝撃を受けました。逆に韓国のお家芸テコンドーは中核種目として残ったので、案の定ネットでは韓国陰謀論説が飛び交っています。

確かに、韓国のロビー活動が成功したとは思いますが、今回の決定は「韓国のレスリング界も衝撃を受けた」と記事にも触れられているように、韓国にとって手放しで喜べるものではありません。なぜなら、日本と同じように、レスリングは韓国にとっても金メダルを獲得できる大事な競技だからです。

韓国がこれまでの五輪で獲得したメダルの中で、レスリングが占める割合は、金:11銀:11銅:13で他の種目と比べ高い割合です。金メダルの数ではアーチェリーに次ぐ多さで柔道と同じです。

それに比べて、昨夏のロンドン五輪のテコンドー種目における韓国の成績はあまり良くありませんでした。8個用意された金メダルのうち韓国が獲得できたのは唯一つ。残りは他の国で分け合う結果となりました。

しかし、これは日本の「柔道」が「JUDO」になっていったのと同じで、テコンドーが多くの国で競技人口が増え、国際スポーツとしての認知度が上がったということを意味します。
韓国はテコンドーの宗主国としての地位よりも、五輪核心種目として残ることに力を注いできたということですね。韓国メディアは『韓国テコンドーは泣いたが、オリンピック(五輪)テコンドーは笑った』と報道しました。

テコンドーとレスリングのどちらかが五輪種目から外れる可能性があることは以前からわかっていたので、韓国としてはテコンドーを何としても死守するためにレスリングを切り捨てたとも言えます。
2000年シドニーオリンピックでテコンドーが正式種目となってから12年かけてロビー活動を行ってきたことが今回の残留につながったのでしょう。

彼らのロビー活動は、ものすごいお金が飛び交うすさまじいものだと想像できますが、IOCも正論ばかり言っていては通用しない世界であることも事実。韓国がテコンドーが消える危機感を持って何年もロビー活動をしている間に、レスリング界が何もしなければ今回のような結果になっても仕方が無かったのかもしれません。

まあ、そういうことで、今回は韓国陰謀論説はちょっと違うと思います。あえて陰謀論というならば、スペインかなあと思います。
今回テコンドーと共に除外候補としてあがっていた近代五種が2020年五輪の実施競技として残りました。この国際近代五種連合副会長を務めるサマランチ理事はスペイン人で前IOC会長の息子です。サマランチ前会長は、五輪の肥大化、商業主義化を進めた人物として有名ですね。過去の五輪招致を巡っては金品の贈与などスキャンダルが色々あった方です。

そして、現在2020年五輪招致の1次選考で残っているのは、東京(日本)、イスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)の3都市です。この3都市の中から今年9月7日にブエノスアイレスで開かれるIOC総会において開催都市が決定するというスケジュールです。

マドリードはスペインですね。ということはサマランチJr.の出身国。スペインにおけるレスリングのメダルは過去銅メダル1個だけ。それに対して競争相手の日本とトルコは金メダルを28個ずつ獲得しており得意競技です。
サマランチJr.としては、ライバル国の得意種目を廃止に追い込み、自分が副会長を務める近代五種を残せば招致レースで優位に立てるし、自分の地位も安泰ということになります。
そういった事情のほか、IOCで多数の委員を出している欧州にとっても欧州が強い近代五種を残す方が有利だとの力が働いたとも考えられます。

スペインは失業率も高く経済的に問題があるので、開催都市として決まるかどうかは微妙です。実際は、東京とイスタンブールの争いになる可能性が高いでしょう。しかし、招致レースを有利に運ぶためには、あらゆる可能性を考えて自国に有利になるよう働きかけるのは当然だと思います。

今回のことでは色々な背景が考えられますが、レスリング界が何の危機感も持たずにロビー活動を全くしていなかったことが外された原因だと思います。悲しいことにIOCに五輪の精神など通用しないことは事実なのですから、レスリング界に限らずJOCももっと現実的になった方が良いでしょう。それが嫌なら東京オリンピックを招致するべきではないと思います。

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2012年8月20日 (月)

五輪メダリストが銀座パレード

五輪メダリストが銀座パレード、50万人が大歓声

ロンドン五輪で史上最多38個のメダルを獲得した選手たちによるパレードが20日、都内・銀座で行われ、約50万人(主催者発表)が沿道を埋め尽くした。メダリストたちはオープンカーやバスに乗り、集まった人びとから歓声を受けた。
日本オリンピック委員会(Japanese Olympic Committee、JOC)によると、メダリストたちを一目見ようと銀座に集まった人の数は約50万人。集まった人びとは選手たちに手を振り、歓声をあげ、携帯電話で写真撮影をした。
(Yahoo!ニュース-AFP=時事8月20日(月)17時16分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120820-00000035-jij_afp-spo

選手の皆さん、沿道の人々に最高の笑顔で答えていましたね。
ニュースでこの光景を見た時、『日本って良い国だな~』としみじみ思いました。
金メダルの数こそ少なかったけれど、死力を尽くして戦った選手たちに国民は惜しみない拍手で健闘を称えました。そこにはメダルの色へのこだわりなど無く、また、メダルを取れなかった選手に対しても温かい拍手を送る気持ちは変わりません。

恐らく、『金メダルの数こそすべて』という中国や韓国では、こんなに温かい気持ちになれるパレードはできないでしょう。

例えば、中国では金メダルを取ることに国威発揚や国家の威信といった意味があるので、目的を果たせなかった選手に世間の目は厳しいです。

アテネ五輪陸上男子110メートル障害で金メダルを獲得し、「アジアの昇り龍」「飛人」などと呼ばれた中国の劉翔選手は、地元開催の北京五輪でレース直前に棄権、ロンドン大会では、1台目のハードルに足をかけて転倒し途中棄権するという厳しい結果となりました。古傷のアキレス腱を痛めたと言われています。

そんな彼を待ち受けていたのは世間の厳しい目でした。かつての英雄は、今では「国民の恥」「逃亡者」と批判されています。日本ではちょっと考えられない厳しさですね。

もちろん、日本でも柔道で金メダルを思うように取れなかったことを批判されましたが、そのことを「国民の恥」とまで思った国民は少ないと思います。

もしも、今日のパレードを中国の金メダリストが見ていたら、「銀メダルや銅メダルしか取れなかった選手が、なぜ凱旋パレードをやるのか?」と疑問に思うでしょう。
その中国との違いが日本人の良さだと思います。
今日は選手たちの弾ける笑顔に癒されました♪~

すごい!銀座に50万人ですよ!
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澤さんってすごくチャーミング!髪をアップにした着物姿も素晴らしかったけど(記事)今日のヘアスタイルも良いわ~。
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内村航平選手&田中和仁選手
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愛ちゃん&かすみちゃん。
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バドミントンの藤井・垣岩ペア。
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2012年8月14日 (火)

情報断食と日韓戦

銅「IOC預かり」…竹島メッセージの韓国選手

 国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は12日、サッカー男子3位決定戦、日本―韓国戦の後、韓国の朴鍾佑(パクジョンウ)が、「独島(トクト)(竹島の韓国名)は我々の領土」などと、IOCが競技会場内で禁止する政治的メッセージを掲げたことについて、「当該選手のメダルはIOCが預かっている。9月16日を期限とする国際サッカー連盟の規律委員会による処分を待って、IOCとしてどうするかを決める」と語った。
(Yahoo!ニュース-読売新聞8月13日(月)6時6分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120812-00000821-yom-spo

実は私、サッカー日韓戦の前から『情報断食』をしていまして、韓国が勝ったことも、その後IOCが「竹島領有権主張」の韓国選手への銅メダル授与を保留していることも知りませんでした。

先程久しぶりにネット掲示板を開いてみたらこの話題で持ちきりじゃないですか!
今一通りおおよその事の顛末を理解したところですが、正直、情報を食べすぎてお腹一杯です。

情報断食ってすごいですよ。ネットだけではなく、テレビも新聞も見ないと別の世界にいるようです。
逆に言えば、普段からネットをやらず、情報はテレビと新聞程度の方は、マスコミ情報を鵜呑みにしている可能性があるので、たまにはネットにハマってみるのも良いかも。

時間とお金に余裕があれば、旅先で情報断食するのが最も効果的かもしれません。
美しい景色を眺めながら音楽を聞いて、美味しいものを頂けば、脳の中にたまっている要らない情報がお掃除されていくようです。
日頃情報に振り回されていらっしゃる皆様には是非お勧めしたいと思います。

ところで、現実に引き戻されますが、銅メダルの処分、どうなるのでしょう?
処分の対象になっているのは韓国の朴鍾佑選手個人のようですが、動画や画像を見ると韓国チームは彼の行為を止めるどころか容認していますね。こういう場合は選手全員が処分の対象になるべきではないでしょうか。

韓国はIOCやFIFAなど国際機関のロビー活動が上手いので、メダル剥奪処分だけは阻止しようと強烈な裏工作を仕掛けていると思います。

オリンピック期間中、韓国戦がらみで嫌な思いをしたと思いますが、日本人選手のスポーツマンシップの清々しさは本当に誇りに思います。
オリンピックは終わってしまいましたが、選手の皆様たちには心から感謝の気持ちを伝えたいです。

~参考サイト~
韓国にスポーツマンシップは存在するのか

~情報断食とは~
『世の中に溢れている、新聞、雑誌、テレビ、インターネット、携帯電話などからの情報を、一時的に遮断すること。これらの情報は際限なく増え続けて、一体どの情報を信じればいいのかわからなくなることも多い。そこで、そうした情報機器に接する時間を意識的に減らし、自分自身を取り戻そうという考え』

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2012年8月 5日 (日)

五輪施設、維持費をかけ続けるより廃墟にした方がお得?

北京五輪の会場 “鳥の巣”含めて大部分が廃墟化していた

ロンドン五輪ではメダルを目指してアスリートたちの激しい競技が続いているが、つい4年前に五輪が華々しく開催された北京のオリンピック競技会場はほとんど使われておらず、「いまや廃墟と化している」とネット上で話題になっている。
 2008年開催の北京五輪会場の惨状を白日の下にさらしたのは、ロイター通信社のカメラマン、ディビッド・グレー氏。鉄柵によって取り囲まれて、ほとんど使用されていないまま壁が崩れ落ちているバレーボール会場の体育館や、草ぼうぼうで、いまや野良犬の遊び場になってしまった野球会場、水がまったく乾いたままで報知されているカヤック会場、もはや塀すら取り壊されたままで残骸をさらしているカヌー競技場などの現状が明らかになったのだ。
 とくに、奇抜な設計で話題になったメインスタジアムの「鳥の巣」競技場や競泳会場の「水立方」は五輪後ほとんど使われておらず、全くの廃墟となり、五輪会場周辺はまさにゴーストタウンと化してしまったかと見間違うばかりだ。
 グレー氏が撮影した写真と記事は米誌「アトランティック(AtlAntic)」に掲載され、同誌電子版(7月6日付)には、かつての栄光がウソのような寒々しい北京五輪会場の現在を撮影した15枚の写真が公表された。
 同誌の記事に続いて、米紙「ニューヨーク・タイムズ」も北京五輪会場の現状をレポートした。
 それによると、「鳥の巣」競技場は建設に4億7100万ドル(約337億円)がかかっており、この費用を払い終わるまで30年かかる上、9万1000席ある鳥の巣の昨年の維持費は100万ドル(約8000万円)だったと報じた。
 通常ならば、五輪会場は1964年の東京五輪のメイン会場だった国立運動会場のように再利用されるのだが、この鳥の巣は五輪後、香港の映画俳優のジャッキー・チェンがコンサートを開いたり、サッカーの国際試合やオペラなどを開催したものの、結局数えるほどしか利用されていないと同紙は伝えている。
 それでも、維持・管理されているのはまだましで、野球場やバレー、カヤック、カヌーの競技会場はまったく手入れされておらず、荒れ放題のままだ。
 このような惨状の原因は五輪会場が北京市中心部から15キロ以上も離れた郊外にあることで、住宅地からも離れており、北京市民も利用できないためだ。
 これらの五輪施設は、建設計画段階でも五輪後の再利用についてはまったく考慮しなかったことから、オリンピックが終わってしまったいま、だれにも見向きもされない遺物となってしまったといえそうだ。
(Yahoo!ニュース-NEWS ポストセブン8月5日(日)10時45分)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120805-00000006-pseven-int

こうなることは北京五輪開催時に指摘されていたことですが、実際に廃墟と化した競技場を見ると悲しくなります。数々の記録とドラマが生まれた高速プールの「ウォーターキューブ」(中国名:水立方)も使われていないなんてもったいない。

ここでは水温、水の透明度、吸水口の設計、水深など様々な工夫がされているため好記録が続出しました。特に印象に残っているのは水の色の美しさ。過去の五輪会場よりも水深を1m深く3mとしたため深みのあるエメラルドグリーンの水が美しかったです。選手たちからも「泳ぎやすい」と評判でした。もうそんな思い出も過去のものなんですね。

しかし、もったいないとは思いつつも、考えてみれば、箱物を作って長い期間維持管理していく経費を考えると、思い切って使い捨てた方が安上がりなのかもしれません。

日本では、公務員が自分たちの天下り先を増やすために、たいして利用もしない箱物を作り続け、毎年税金から莫大な維持管理費を投入することによって天下り先を死守するという構図が出来上がっています。それを考えると中国政府のやっていることの方が合理的なのではないかと思えてきます。

これは一党独裁の中国政府だからこそできること。日本だったら利用頻度の低い施設でも税金を投入し続けるでしょう。日本も将来五輪を誘致するなら、箱物施設はよほど考えて作るべきだと思いました。

記事と画像はこちら。(リンク切れていたらごめんなさい)
米誌「アトランティック(AtlAntic)」電子版(7月6日付)
http://www.theatlanticcities.com/jobs-and-economy/2012/07/beijings-olympic-ruins/2499/

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2012年8月 4日 (土)

世の中、政治よりオリンピック

政治的な話題ではオスプレイに森本防衛相が試乗したとか、自民、公明両党を除く野党7党が内閣不信任決議案提出で一致したこととか、色々話題はあるのですが、世の中の話題はやはりオリンピック一色ですね。日本選手団の活躍もあって、しばらくはこんな状態が続くのだと思います。

開催国イギリスは、当初なかなか金メダルが取れず、『何でもいいから金メダルが欲しい!』と切実な叫びをあげていましたが、現時点で10個の金メダルを獲得。やはりお金をかけた強化策が実を結んだということでしょうか。G8の国々の中で現時点において金メダルが無いのはカナダだけですが、今後それぞれの国の得意競技の登場によって順位が変わってくるでしょう。

日本は柔道で金メダルが1個というのが痛かったですね。特に男子。よく言われることですが、武道としての『柔道』とスポーツとしての『JUDO』は違うものだということ。日本は国際的に主流派となった『JUDO』の世界ではそれほど強くはないということなのでしょう。

メダル数とお金の関係については以前にも記事を書いた(下記参照)ので繰り返しませんが、今や「メダルの数はお金と比例する」というのが世界の常識。メダル獲得数に関して、その国の国民がどういう意識を持つのかによって国としてのお金のかけ方が違ってくるのではないでしょうか。
≪関連記事≫
メダル数とお金は比例する
http://coolminori.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_577a.html

メダル数を増やす方法
http://coolminori.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-3316.html

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2012年8月 1日 (水)

ミスが目立つ五輪

ミナカワ主審 南米では有名だった「あの人は日本人に上げない」

海老沼の準々決勝を裁いたミナカワ主審について、南米で柔道を指導するある日本人コーチは「あの人は、旗判定になると日本人に上げないことで有名」と明かした。
 名前だけを見れば日系ブラジル人とも思えるが、南米では日本人嫌いで知られているそうで、判定に影響した可能性がある。以前から国際試合では判定は日本が不利と言われているが、延長の導入で最近は旗判定自体が減っていた。
(Yahoo!ニュース-スポニチアネックス7月30日(月)19時36分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120730-00000067-spnannex-spo

今回の五輪は運営や審判でミスが目立ちます。代表的なのが海老沼さんの試合での判定ミス。この記事が事実だとすれば、ミナカワ氏は日本人に不利な判定を出すことで有名だったのですから、そういう人物をよりによって日本人が出場する試合の主審にしたことが間違いだったと言えます。

こういうことがあるので、柔道や体操といった審判員の判定で順位が決まる競技は何となくすっきりしないんですよね。審判員の主観が入り込む余地がありますし、また、技の難易度の判断も一般人にはなかなか分かり難い部分があるので、パッと見て勝ったか負けたかわからない場合があります。

いくら後から『これはこんなに難しい技だったから加点されるんだ』と言われても、一般人は見た目で判断してしまいますから納得できない人もいるわけです。

その点、一番すっきりしているのは陸上でしょうか。100m走など単純に走る速さだけを競うわけですからわかりやすいです。また、アーチェリーも矢の的中した場所で点数が決まるので判定基準が明確です。

最近は、シンクロナイズドスイミングやフィギュアスケートの判定で不信感を持つことが多いので、水泳や陸上など判定基準が明確な競技の方が好きになってきました。
選手の努力が、おかしな判定で台無しにならないことを望みます。

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2012年1月10日 (火)

おめでとう!

“クイーン”沢、和服で汗びっしょり!佐々木監督はギャグ出ず

 史上初の快挙だ-。国際サッカー連盟(FIFA)の年間表彰式が9日夜(日本時間10日未明)、スイスのチューリヒで行われ、女子世界最優秀選手に、昨年の女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で初優勝した「なでしこジャパン」主将のMF沢穂希(33)=INAC神戸=が選ばれた。女子チームの世界最優秀監督賞には佐々木則夫監督(53)が選出され、ともに男女を通じてアジア勢で初めて、世界のサッカー界で最も栄誉のある賞を手にした。東日本大震災の復興支援やクラブW杯開催などが評価された日本サッカー協会がフェアプレー賞に選ばれ、日本が“3冠”を達成した。
 女子世界最優秀選手の発表で「ホマレ・サワ」と呼ばれると、戸惑ったように少し口をすぼめた。米国代表FWワンバックに「おめでとう」と声をかけられて初めて笑みを浮かべた。
 沢は「日本を代表して来たので、日本人らしくしようと思った」と和服姿。昨年の園遊会の時と同じ、淡い水色の振り袖で舞台に臨んだ。
 スピーチで壇上に上がったときは「走った後くらい心臓がばくばくして、汗もすごくかいていた」という。それでもきりっとした表情で「このような名誉ある賞を頂き、大変うれしく思っています。会長や監督、コーチ、チームメート、家族や友人、今まで女子サッカーに関わってくれたすべての人のおかげ。この賞を糧に日々精進していきたい」と日本語で堂々とあいさつした。
 15歳での代表デビューから18年。最高の1年になった。昨年の女子W杯で得点王と最優秀選手に輝き、主将として日本の初優勝に大きく貢献。文句なしの受賞だった。FIFA加盟代表チームの監督と主将、記者の投票で最多となる28・51%の票を集め、昨年まで5年連続受賞のブラジル代表FWマルタ(17・28%)、米国のエースFWワンバック(13・26%)を抑えた。
 金色に輝くトロフィーは「すごく重かった。自分が代表になってからの18年間や今まで女子サッカーを支えてくれた人、先輩たちの重みが詰まっていた」と実感を込めた沢。日本の女子サッカーを支えてきた存在らしく「日本の選手でも最優秀選手になれるという夢を子どもたちに与えられたことが大きい」と喜んだ。
 一方、佐々木監督は45・57%の票を獲得した。妻、娘とともに臨んだ授賞式はタキシード姿。名前を告げられた時は「日本が大変な状況の中で、感動、元気、勇気を女子サッカーでも伝えられた。そういうことが走馬灯のように浮かんできた」と感慨に浸った。
 「おやじギャグ」で知られる監督もサッカー界の大物が集った式典は勝手が違ったよう。「スピーチの最初だけでも(出身の)山形弁でいこうと思ったが、緊張して…」と苦笑い。最初に出てきた言葉は「グッド・イブニング」だった。
 栄誉ある賞を手にした2人。佐々木監督は「ロンドン五輪では僕が率いたなでしこの完成形を見せて結果を出したい」と意気込み、「一番いい色のメダルを獲りたい」と沢。なでしこの金メダル獲りにも弾みがついた。(以下略)
(Yahoo!ニュース-夕刊フジ1月10日(火)17時57分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000022-ykf-spo

澤さん、佐々木監督おめでとうございます。
いやぁ澤さんの着物姿、素晴らしかったです。以前、園遊会の時にも思ったのですが、澤さんは着物がとてもお似合いです。スポーツ選手だからでしょうか。立ち姿がとても美しく表彰式の舞台の上でも一段と映えて輝いていましたshine
まさにクイーン!
メッシはじめ、受賞者の皆さんも艶やかな振り袖姿の澤さんと写真を撮りたがっていたように見受けられました。彼女は日本の誇りです。
政治のニュースが暗い話ばかりなので、久しぶりに明るいニュースでうれしかった~

澤さんとメッシ

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澤さんに握手を求めるメッシ

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ブラジルのマルタ、アメリカのワンバックと

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2011年7月18日 (月)

優勝おめでとう!

なでしこの勝利を称賛「震災の日本に活力を与えるため」―英紙

 ドイツのフランクフルトで17日(日本時間18日)、女子ワールドカップ(W杯)決勝が行われ、なでしこジャパンが米国と対戦。日本が2-2の延長戦後、PK戦の末、世界ランキング1位の米国を下し、初優勝を果たした。キャプテンのMF澤穂希(INAC)は通算5得点で大会得点王になり、最優秀選手にも選ばれた。
 日本は後半、アレックス・モーガンに先制を許したが、35分過ぎ、右クロスのボールをMF宮間あや(岡山湯郷)がゴールに押し込み、日本は同点に追いついた。延長戦前半の終了直前、クロスボールにアビー・ワンバックが頭で決め勝ち越されたが、後半宮間の左CKに澤が合わせ、再び同点に追いつき、PK戦で決着がついた。
 英ガーディアン紙は、これまで決勝に臨むことがなかった日本だがついに変わるときが来たと報じている。日本勢はかなり特別なチームだと高く評価し、佐々木則夫監督率いるなでしこジャパンの勝利には、震災の復興を願って日本に活力を与えるという、トロフィー獲得を超える理由があったと伝えている。
 さらに同紙は、PK戦について、すばらしいフィニッシュだったと称賛し、日本チームは決して諦めず、W杯史上初のアジア優勝を目指して、強い精神力で挑んだと伝えている。
 また英デイリーメール紙は、「米サッカーのヒロインたち悲嘆に暮れる」と題して報じている。同紙は、なでしこジャパンは、すばやいスルーパスで巧みにボールを獲得するのが特徴だと報じている。北京オリンピックの準決勝で米国に負けた日本だが、はるかに良いチームに育ったと評している。
(Yahoo!ニュース-英紙 (サーチナ)7月18日(月)10時14分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000008-scn-spo

優勝おめでとうございます!
すごい試合でしたね。まさに死闘。
あれだけの体格の差のあるなかでよく頑張ってくれたと思います。
また、彼女たちから『決してあきらめない!』という力をもらいました。
ありがとう!
最近、政治の話題で希望の持てる話がまったくなかったので、久しぶりに元気の出るニュースでした。
ところで菅首相、一時はドイツまで応援に行こうと画策していたらしいですね。
政府専用機を使っての弾丸ツアーだったとか。
人気取りに利用できそうなものは何でも利用しようという菅さんらしい話です。
政府専用機の運航には多大な経費(数千万円)がかかるとのことで、さすがに国民からの批判を恐れて断念したようです。
よかった~菅首相が来なくて。
チャンスをピンチに変えるミラクル菅さんが来たら優勝できなかったかも。
震災の復興には政治の力よりも、なでしこジャパンの優勝の方が活力を与えられたのは事実のようです。

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2010年2月28日 (日)

メダル数を増やす方法

冬季五輪もそろそろ終わりに近づいてきました。日本のこれまでのメダル獲得数は銀メダル3、銅メダル2の計5個。恐らくこれで終わりそうですが、この結果を国民の皆さんはどのように受け止められるのでしょうか。
「メダル数なんか関係ない」と思う方、「金メダル無いし物足りない」と思う方色々だと思います。

私は北京オリンピックが終わった後、「メダル数はお金と比例する」ことを思い知らされました。こんなことを言ってしまうと身も蓋もないのですが、これは事実であり、メダル獲得を選手個人の努力だけに頼るのはもはや限界があることを関係者も国民も知る必要があります。このことを踏まえた上で今後の五輪のあり方を考えなければいけない時期に来ていると思っています。

そんな中、勇気ある発言をして下さった方がいらっしゃいます。それは長野五輪金メダリスト・清水宏保氏。先日朝日新聞で公表された清水氏の発言は重く受け止めなければなりません。以下、記事から引用させていただきました。

・・・日本はまだまだスポーツ後進国というしかない。五輪の期間中、国中が注目しメダルの数を要求される。選手が責任を感じるのは当然だが、ノルマを課せられているような感じにもなる。それまでの4年間のフォローを国やJOCはきちんとしてきたのだろうか。
 政府の事業仕分けが行われ、スポーツ予算は削られる方向になった。全体的な削減は仕方がないとしても、仕分けの仕方は適切だろうか。
 例えばお隣の韓国はスポーツ先進国になった。国威発揚という特殊な事情があるにせよ、お金の使い方が違う。日本には国立スポーツ科学センターがある。韓国にも同じような施設がある。韓国ではそこに選手が集められ、招集された時点で、日当が出る。日本では利用するのに料金が発生する。韓国ではもし、メダルを取れば、ほぼ生涯が保証されるのに対し、日本の報奨金は多いとは言えない。・・・ヨーロッパではスポーツ省のある国が多い。スポーツを文化としてとらえる発想が根付いているからだ。生涯スポーツが、また競技スポーツのすそ野となる。五輪の時だけ盛り上がって、終わったら全く関心がないというのではあまりに悲しい。日本にスポーツ文化を確立させるため、国もJOCも努力を惜しまないでほしい。
(長野五輪金メダリスト・清水宏保)

http://www.asahi.com/olympics/columns/from_vancouver/TKY201002230298.html
(asahi.com(朝日新聞)2010年2月23日17時8分「スポーツ後進国 日本」より引用)

引用させていただいた部分だけを読むとただ単に『お金をかけて下さい』という趣旨にも読み取れますが、そうではなく、清水氏が疑問に感じているのは、日本が本気でスポーツを文化としてとらえる発想があるのか無いのかということです。
私もその点は非常に疑問に感じており、日本は今後五輪をどういう方向性で導いていこうとしているのか見えてきません。また、『メダル数=お金』という現実問題を考えると、限られた国家予算の中からどれだけスポーツ分野に配分できるのか国民の理解も必要になってきます。

今後考えられる方向性として三つくらいに分けてみました
①メダル獲得を第一の目標とし、そのためのお金は惜しまない。
②先進国として、また将来の五輪開催国としてそれなりのメダル数を目指す。予算はそれに見合った額に増やしていく。
③予算は現状維持かそれ以下。メダル獲得は選手の努力に依存する。

清水氏もおっしゃっているように韓国や中国は「国威発揚」という特殊事情があるので、日本として①は考えられないでしょう。できれば②であって欲しい。しかし、③もあり得ます。③で良いかどうかは選手、国民の双方がそれでよしとする場合。選手は「頑張ったけれどメダルは取れませんでした」、国民は「残念だったね」で終われば問題ありません。
しかし、それでは何だか寂しいですね。そこで素人の私ですが考えてみました。

①競技種目を絞って勝てそうな種目に予算を集中投下する。
②メダル+入賞者の報奨金はもっと増やす。
③ルール改定や公式審判員の選定など選手以外に関する部分で発言力を強める。

こんなところでしょうか。
例えば北京五輪で事前にそれほど注目されなかったフェンシングは銀メダルを取りました。取った後から大騒ぎするのではなく、マイナー競技でもライバルが少なく勝てそうな競技を見つけて支援する体制が必要だと思います。そのためにはいくら頑張ってもメダルには到底手が届きそうも無い競技は斬り捨てる勇気が必要です。それがたとえメジャーな競技であったとしても。サッカーとかワールドカップもありますし・・・
報奨金に関しては予算との関係があるので難しいかもしれませんが、選手の励みにもなるので是非考えていただきたいです。役員の数を減らすとか方法は色々あると思うんですけど。
③に関しては選手本人にはどうしようも無い部分ですが、メダル獲得にはそういう部分も含めたトータルな戦略が必要不可欠です。採点競技で日本に不利な状況を作らせないよう時には政治的に動くことも必要だと思います。

他にもいろいろな考えがあると思いますが、少なくとも選手個人の経済的・精神的負担を減らす方向性で考えていただきたいと思います。

<関連エントリ>
メダル数とお金は比例する

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2010年2月27日 (土)

もう一人の私

「真央は、もう一人の私。彼女がいるから、私は強くなれる」
これは数年前女子フィギュアスケートのキム・ヨナ選手が浅田真央選手について言った言葉だそうです。
彼女の内面を表す非常に深い言葉だと思いました。

光と影、陰と陽、・・・
世の中には表と裏があり、人間もまた然り。
二人の誕生日は20日違いで、身長体重もほとんど同じだとか。
宿命のライバルとしてこれほど条件がそろった二人も珍しい。
しかし、ライバルと言っているのは周りの人たち。
本人たちは別なものと戦ってきたように見えます。
真央は真央自身と。
ヨナは自分に課せられた重大な使命と。

二人とも大変な重圧と戦ってきたと思います。そして、
真央は誰もなし得なかった史上最高のジャンプを決め、ヨナはスケートのお手本のような美しい滑りを決めました。
しかし、金メダルは一つ。どちらかが銀になるしかありません。
そして、ほんのわずかなミスをした真央が銀メダルになっただけのことです。

ヨナは金メダルを取って国家や国民の期待に応えることが出来たけれど、選手としては真央に負けたと思っているのではないでしょうか。フィギュアスケーターならば女子がトリプルアクセルを成功させることがいかに困難なことか十分わかっているはず。そのトリプルアクセルを3回も決めた真央は、自分がなれなかったもう一人の私。そう思って羨望の眼差しで見ていたのではないかと想像しています。

そして、真央が流した涙は金メダルが取れなかったことではないでしょう。そこには完璧な滑りが出来なかった自分自身に対する怒りが込められていたように思います。
もしも、真央があの滑りで金メダルを取ったとしても、自分自身心の底から喜べなかったのではないでしょうか。彼女は普段のあどけない姿からは想像できないほど強い信念を持った勝負師だと思いました。

ところで、金メダルは銀メダルに金メッキをしたものだそうです。それを考えると金と銀も表裏一体といった感じですね。キム・ヨナ選手の得点が異常に高いとか、またその背後には政治的なものがあるとか様々な話があることは知っていますが、真央&ヨナのスケートは素晴らしかったし、この二人のおかげでとんでもなくハイレベルな試合を見ることが出来てよかったと思います。

今日は真央ちゃんが勝負師の顔から少女の顔に戻っていたのを見てちょっとホッとしました。真央ちゃんにも二つ顔があるのね。

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