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2013年9月29日 (日)

小泉元首相の『原発ゼロ』発言

小泉元首相「首相決めれば脱原発進む」 渡辺代表に吐露

小泉純一郎元首相とみんなの党の渡辺喜美代表らが27日夜、都内で会食した。同席者によると、小泉氏は「安倍首相には勢いがある。首相が脱原発を決めれば前に進むのに、残念だ」と語るなど、脱原発の話題で盛り上がったという。

 小泉氏は「脱原発は政治がリーダーシップを発揮しないと進まない。自分は数十年後には死んでいて、原発のない日本は見られないかも知れないが、それをするのが本物の政治家だ」と語った。また、今年8月にフィンランドを訪れ、高レベル放射性廃棄物を地下に埋めて10万年かけて無毒化する核廃棄物最終処分場「オンカロ」を視察したことに触れて「フィンランドには原発が4基しかないが、日本には50基もある。いますぐ止めないと最終処理が難しくなる」と即時原発ゼロを訴えた。

 両氏は4時間近く語りあい、渡辺氏は「ものすごく勇気をいただきました」と応じたという。
(2013年9月29日朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201309280378.html

小泉さんは講演会などでさかんに『原発ゼロ』を訴えているようですね。このところ報道されている様々な記事を読むと、小泉さんが脱原発に転じた理由は、大震災の後NHKで放送された「10万年後の安全」というドキュメンタリー番組を見て衝撃を受けたためだそうです。

小泉さんは、総理をお辞めになった後は積極的にバイオ燃料などの施設を見学されたり、講演会でも環境問題に関する持論を展開されたりしていたので、大震災前から環境問題に関心が高いという認識はありました。

また、2009年にロシアを訪問した際、「ロシアもアメリカも無駄な核兵器を持つ必要はない」と、当時のメドベージェフ大統領に直接、核廃絶を迫る発言もしています。
今後小泉さんは、核廃絶と環境問題という困難で大きなテーマに取り組んでいかれるのだろうかと、当時非常に驚いた覚えがあります。

そういったことから、『原発ゼロ』というお考えが、ここ最近になっていきなり出てきたものではなく、何年かにわたってご自身が考えてきたこと(但し、まだ曖昧で不確かだったもの)が、大震災が引き金となってはっきりした形になったのではないかと思われます。

私自身は、いきなり『原発ゼロ』は無理だろうから、少しずつ減らす方向で、安全な原発は再稼働すべきではないかという考えです。
しかし、小泉さんの『今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ』という言葉の意味は理解できます。

日本人は、追い込まれると底力を発揮する民族なので、仮に日本政府が『平成35年には原発をゼロにします』と決断すれば、何としてでもやり遂げてしまうでしょう。

『原発ゼロ』にする過程、そして結果が日本にどのような影響をもたらすのか、それはわかりません。国民に経済的な負担が重くのしかかるかもしれません。そう考えると、私は小泉さんほど思い切った考えはできないのです。

<参考サイト>
毎日新聞:風知草:小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男
http://mainichi.jp/opinion/news/20130826ddm003070155000c.html

小泉純一郎元首相が「脱原発」発言を加速する理由とは【争点:エネルギー】
http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/28/junichiro_koizumi_n_4010252.html

フィンランドの「核廃棄物」最終処分場を見に行って 小泉元首相がいま思っていること
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36936

小泉元首相がまた安倍批判「汚染水は漏れている!」
http://gendai.net/articles/view/syakai/144799

小泉さんの話題が出ていたので久々に書いてみました。
また、しばらくお休みすると思います。

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