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2013年4月 7日 (日)

日本には「悪い父さん」が多い

なぜ6時に帰れないのは「悪い父さん」なのか -豊かな質素ライフ「欧州流・幸せ哲学」【3】

どうやらヨーロッパ人にとっては、仕事よりも家族とのごく普通の暮らしのほうが大切なのだ。

 堀内都喜子さんによれば、人間関係が比較的ドライで、ラテン系の人から「冷たい奴ら」といわれるフィンランドの人々も、夕食時や週末は当たり前のように家族と一緒に過ごすという。

 「フィンランド人は、オンとオフの切り替えがはっきりしています。就業時間は仕事に集中しますが、仕事が引けたらまっすぐに家へ帰り、5時ごろには夕食をとります。そのあと、オープンカレッジで勉強したり、地域の活動に参加したりするのです」

 一般にフィンランド企業の勤務時間は朝8時から夕方4時15分まで。その間、30分から45分の昼休みと、10分から15分のコーヒーブレーク(2回)が認められている。そして残業はない。

 実は堀内さんも都内のフィンランド企業に勤めている。終業後、港区のオフィスから編集部を訪ねてきてくれた。

 「残業をするときは会社の特別な許可が必要です。東京のオフィスは別ですが、フィンランドの事業所では4時15分をまわると一斉に帰り支度をします。それなのに6時になっても帰りつかないとしたら、その人は間違いなく『悪いお父さん』。家族に見捨てられます(笑)」

 まるで冗談のようだが、この「常識」はフィンランドだけのものではない。玉村豊男氏がいう。

 「フランスの男たちも7時までには家に帰ります。そして料理を手伝ってから家族で食卓を囲む。これがマストです。イタリア出身のパンツェッタ・ジローラモさんがこぼしていました。『日本のサラリーマンはうらやましい。夕食までに帰れなくても電話1本しなくていいなんて。イタリア人がそんなことをしたら、1回で大ゲンカ、2回で離婚ですよ……』」

 なぜ彼らは、自らに窮屈なルールを課しているのだろうか。

 玉村氏によれば、ヨーロッパ人の少々わざとらしい家族志向は、「個人主義が行き着いた果てに再発見されたもの」。つまり、こういうことだ。

 「ヨーロッパでは200年くらい前に個人がばらばらに食事をするようになりましたが、ふと気づくと、やはり集まってパンを食べたほうがおいしいんです。彼らには、いったん崩れた『家族』をもう1回組み立てるという意識があると思います。だから、無理をしてでも家に帰ってきて一緒に食べているんですよ」

 1度解体の危機に瀕しただけに、ヨーロッパ人は家族の絆の壊れやすさを熟知している。そう考えると、わが身を振り返ってみたくもなるのである。
(Yahoo!ニュース-プレジデント2013年4月6日(土)11時15分)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130406-00009042-president-bus_all

>どうやらヨーロッパ人にとっては、仕事よりも家族とのごく普通の暮らしのほうが大切なのだ。

こういう考えはヨーロッパ人だけではないでしょう。私もこの考えに同意します。
最近特にそう思うのは、残業の多い部署に異動になったからかもしれません。ブログをあまり更新できなくなったのもネットを見る時間が極端に減ったため。書きたい気持ちはあるのだけれど物理的に時間が無いのです。残業代なんかいらないから早く帰りたいのが本音です。

昔から日本人は残業が多いと言われてきました。昔、ある大手スーパーの社長さんが「資源の無い日本は死に物狂いで働き続けなければ国力が維持できない」と長時間残業は当たり前であるかのような意見を言っていました。

本当にそうなのでしょうか。
私はそうだとは思いません。ただ単に長時間労働が習慣になっている企業が多いだけだと考えています。
それは仕事の効率が悪いことや、完全に人員不足であるのに企業が人を雇わないなど色々な原因が考えられます。働きたい若い人がなかなか就職できないのに、一方では死ぬほど残業をしている人がいるなんてどう考えてもおかしいです。

以前、日本人が有給休暇を取れないという記事で、「解決策としては人々の意識を変えることしかない」と書きました。
つまり、意識を変えるというのは、誰かが仕事を休んだらそれを当然の権利として認め、休みの間仕事が滞ることもやむを得ないと考えることです。

ヨーロッパは地域全体にこの意識が浸透しているので、お互いのプライベートな時間を尊重することが当たり前となっているのでしょう。この記事にもあるように長年の間にこのような風土が出来上がったと言えます。

当然ですが、ヨーロッパ人は6時に家に帰るために、仕事時間中は無駄なくものすごく集中して仕事をしていると思います。そもそも、残業をするという考えが無いのですから当たり前ですよね。海外の仕事を経験した上司などに話を聞くと、実際その通りだし、5時過ぎて職場に残っているのは日本人だけだと言っていました。

恐ろしいのは、毎日残業するのが当たり前の部署にいると、段々それが当たり前の日常生活になってしまうこと。今の部署も忙しいのですが、昔もっと忙しい部署にいた時は太陽の光が射している間に帰れたことが無く、たまに昼間用事で外出すると光がまぶしかったものです。こうなるとちょっと異常ですよね。

今の部署はまだ異動したてということもあって、残業の多い理由が客観的にわかります。
日本の職場に多いことですが、仕事の境目が曖昧だということ。これはヨーロッパではありえないと思います。

Aさんの仕事をBさんもやるというのは仕事を頼む側としては便利だけれど、どこからどこまでが自分の仕事なのか曖昧で、必要ないのに二人とも何となく残業しているという状態。ヨーロッパ人だったら「それはAさんの仕事だから私は帰ります」で終わりでしょう。又は、Aさんに残業させないために上司が仕事の分担を変えるとか、もう一人人を雇うか考えなければならないです。私に口を出す権利は無いけれど、日本の職場はすごく無駄が多いと思います。

日本人の休暇、余暇意識を変えるには、まずはこうした個々の職場の意識を変えることから始めなければならないでしょう。そこで一番責任を負うのは経営者や上司です。彼らが率先して意識改革をし、仕事の効率化を考えなければいつまでたっても日本人は「悪い父さん」のままですよ。

~関連記事~
休みたいけど休めない日本人
http://coolminori.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-5fd1.html

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