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2013年1月12日 (土)

人間的な魅力には右も左も無い

Wakamiya1 若宮啓文氏といえば朝日新聞の主筆として有名な方ですが、「竹島を韓国に譲って友情の島にしよう」という発言で大きな批判を招いたことでも有名です。

その若宮氏が間もなく朝日新聞を去るとのことで、本日の朝刊紙面一面全部を使い「私の見た政治の40年」と題してご自身の思いを述べています。

正直、記事の内容には深みがありません。若宮氏が関わった政治の歴史がずらずらと年表のように述べられているだけです。

その中で、「おや?」と思った箇所が一つだけありました。
「印象に残った政治家たち」のコーナーに中曽根康弘氏、村山富市氏、小泉純一郎氏の三名の元首相の名が挙げられており、各人ごとに若宮氏の印象が書かれていたのです。

若宮氏ほど長く新聞記者をやっていた方にとっても、この三人の元首相は強烈な印象があったのでしょうね。現在、ネット上の記事でも一部読めますが、消えてしまうかもしれませんのでその部分だけ引用させてもらいます。

中曽根康弘氏
 タカ派、風見鶏、ナルシスト。そんな評もどこ吹く風、そのよさも生かした5年間の政権で、国鉄民営化も成しとげた。ロッキード、リクルートの事件はうまく乗り切る。「私は民族主義者だから、相手の民族主義も理解する」とは、私の聞いた名言だ。

村山富市氏
 首相になんて冗談じゃないと、断り続けたのは本音。初対面のクリントン米大統領に「社会党に入ったのは占領下で民主主義の開放感を感じたから」と自己紹介して打ち解けた。安倍首相の嫌う「戦後レジーム」の信奉者は「村山談話の修正が心配じゃのう」という。

小泉純一郎氏
 中国を怒らせ続けた靖国参拝、われわれが度肝を抜かれた訪朝、刺客を放って追い詰めた郵政解散。とにかく勝負が好きで飽きさせなかった。靖国や自衛隊のイラク派遣などを社説で批判し続けたが、どこか憎めないのはリーダーの資質に違いない。

(2013年1月12日(土)朝日新聞朝刊オピニオン「私の見た政治の40年」より引用)
http://www.asahi.com/opinion/articles/TKY201301110384.html

この中で注目したのは小泉さんに対する印象。
>靖国や自衛隊のイラク派遣などを社説で批判し続けたが、どこか憎めないのはリーダーの資質に違いない。

もしかして、若宮さんは小泉さんが好きだったのかも・・・

Koizumi72 保守派から忌み嫌われている若宮氏ですが、小泉氏は彼さえも惹きつけてしまう魅力を持った方なんですね。リーダーとしての資質も認めていたというところは、中国人が小泉氏を高く評価しているところに通じるものがあります。
人間的な魅力には右も左も無いことがわかって興味深かった記事でした。

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