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2012年11月29日 (木)

選挙運動とインターネット

2012衆院選:選挙運動にインターネットは利用できるか? 公示後はダメ 

◇公選法の「配布が禁じられる文書図画」
. 12月4日の衆院選公示まで、1週間を切りました。公示からは、当選を目的とした選挙運動が解禁となります。街頭で候補者名を繰り返し訴える選挙カーや、名前の入ったのぼり、たすきを見かける機会が多くなり、本格的な選挙ムードに包まれます。
 その一方で、公示後は利用できなくなる、身近なある物があります。それはインターネットです。【酒井雅浩】
 「選挙運動のルール」である公職選挙法は、「○○をしてはいけない」という禁止事項を集めた法律です。選挙運動で使用できる文書も規定してあり、インターネットによる選挙運動について、総務省は「現行の公職選挙法では、配布が禁じられる文書図画」という判断をしています。
 ホームページ(HP)や、なかなか足を運んでもらえない街頭演説の映像配信、ブログ、ツイッター、フェイスブック--。インターネットでの情報発信は今や立候補予定者にとって「日常」ともいえる光景です。多額の資金をかけなくても発信でき、特に若い世代に対して声を届けることができるからです。読者からコメントを受け取ることができる双方向性も利点です。
 有権者にとっても、必要な情報を気軽に得ることができるため、役に立ちそうです。なぜ解禁されないのでしょうか。
 2010年の参院選前、インターネットでの選挙運動を解禁することで与野党が合意したことがありました。HPやブログは選挙期間中の更新を解禁し、第三者のなりすましが懸念される電子メールは「禁止」、ツイッターは「自粛」とするものです。
 しかし、早期の参院選日程を組みたい政府・民主党の意向で国会会期が延長されなかったため法案が提出されず、法改正に至りませんでした。それ以降動きはなく、現在もインターネットの利用は禁止されたままです。
 ただ、選挙期間中の更新はできなくなるものの、公示後でも閲覧できないよう閉鎖する必要はないため、公示前までの最新情報は見ることができます。どの候補者に投票するか、判断する材料の一つになるかもしれません。
(Yahoo!ニュース-茨城(毎日新聞)11月29日朝刊11月29日(木)12時58分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121129-00000157-mailo-l08

ネットと選挙運動について書くのはこれで何回目かな~と思うくらいこの話題については書いています。一体いつになったら選挙運動でネットが利用できるようになるのでしょうか。

記事にもあるように、前回の参院選直前に民主党と自民党がこの件ではほぼ合意していて法案は成立寸前だったのに、国会が閉会してしまったのでダメになりました。

他の国では当たり前のようにネットで選挙運動ができるのに、日本では公職選挙法という法律があまりに古すぎてネットに対応できないので困っているわけです。その気になれば一日で成立させることができるのですから、国会閉会前にさっさと成立させておけばよかったのにね。
近いうちに選挙があることはわかりきっていたのに、まったく国会というところはどうしようもないです。

4日の衆院選公示後はこのブログでも政治的な話題は書かない予定です。もっとも、最近は政治ネタも面白いものが無いので、何か他の楽しいネタを探すことにしますね。
(画像は「ニコニコ動画」で行われた党首討論会)

Abenoda

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2012年11月27日 (火)

一番大切な議論が抜け落ちている

嘉田新党」を批判=安倍自民総裁【12衆院選】

自民党の安倍晋三総裁は27日、嘉田由紀子滋賀県知事が「日本未来の党」結成を表明したことについて「(衆院選の)寸前で政策調整できるのか。選挙に勝つだけのための政党では、政治の信頼を失わせることにつながる」と批判した。党本部で記者団の質問に答えた。 
 新党が「卒原発」を掲げていることには「全くのシングルイシュー(単一の課題)で、エネルギー政策や経済政策をどう考えるかなど、一番大切な議論がすっぽり抜け落ちている」と指摘した。
(Yahoo!ニュース-時事通信11月27日(火)20時28分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121127-00000178-jij-pol

>エネルギー政策や経済政策をどう考えるかなど、一番大切な議論がすっぽり抜け落ちている

これは安倍さんの言っている通りで、脱原発、卒原発を主張している方たちにぜひ語っていただきたいところです。
日本が地震国だという特性を考えると、私も将来的には原発に依存しない社会が実現できれば理想的だと思っています。
しかし、理想を語るのは簡単でも、現実問題として今すぐ原発を停止するのはなかなか難しいとも思います。

例えば、今すぐ全原発を停止して日本経済が成り立っていくのか、また、日本だけが原発を止めても、周辺国である中国、韓国が原発を増やしていく現実がある以上、事故が起こった場合放射能被害からどうやって国民を守るのか、エネルギーの安全保障は?温暖化対策は?といった様々な疑問に脱原発、卒原発派の方々には具体的に語って欲しいのです。

坂本龍一教授の「たかが電気」という発言がありましたね。彼は、「命と電気と、どちらが大切か」と問うたということですが、それも一つの意見だと思います。「命を守るためには経済大国になる必要は無いし、江戸時代のような生活に戻ればいい」というのも一つの意見です。もちろん、大反対の意見も多いでしょう。

私は、原発を無くした時に起こるであろう様々な問題点を国民的な議論に発展させた上で、最終的には政府が責任を持ってエネルギー政策を考えていくべきだと思うのですが、どうも現実は口先だけ、あるいは選挙目的だけで「脱原発、卒原発」と言っているだけにしか見えません。

正直、今度の選挙で原発問題が争点になるとは思えないのですが、「日本未来の党」が仮にシングルイシューとして対立軸を作りたいのであれば、やはり安倍さんの言うように、エネルギー政策や経済政策をどう考えるか具体的に示すべきだと思います。

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2012年11月25日 (日)

日韓通貨スワップ、再拡充の可能性も

財政・金融分野で協調維持=通貨協定、再拡充も―日韓財務対話

日本と韓国両国の財政当局による「日韓財務対話」が24日、ソウル近郊で開かれた。次官級の実務者協議に続き、城島光力財務相と韓国の朴宰完企画財政相が会談。欧州財務危機など下振れリスクを抱える世界経済の動向を注視し、両国がマクロ経済政策など財政・金融分野で協調を維持していくことを確認した。
 終了後に発表した声明では、10月末で終了した日韓通貨交換(スワップ)協定の拡充措置が「地域の金融市場の安定確保に貢献」したとの認識で一致。今後、金融危機などに直面すれば「適切に協力する」として、再拡充に含みを残した。 
(Yahoo!ニュース-時事通信11月24日(土)20時8分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121124-00000110-jij-pol

直近に読んだニュースで、これほど腹の立つニュースはありません。先月末の日韓スワップ協定の終了に向けて、国民の間からどれだけ反対意見が沸き起こったのか。それを政府は無視しようというのでしょうか。私もスワップ協定延長中止が確定するまでに、政府に何度も「延長反対」の意見を送りました。

結局、韓国側の「日本とのスワップ協定など必要ない」という態度が続き、韓国政府から正式な延長要請が無かったため自然終了となりました。
民主党政府が『国民の反発の声が大きいから延長しない』と積極的に決断したわけではありません。韓国側から要請があれば延長する気満々だったのです。そのため、何となくすっきりしない嫌な気分が残りました。

韓国を助けたくてたまらない民主党政府は、国民の反発が大きいので10月の延長はできそうもないが、いずれ再開しようと考えていたはずです。その背景には、韓国側のメンツに配慮した側面があったに違いありません。

経済状況が悪化してきた韓国にとって、本当は日韓スワップ協定は延長してもらいたくてたまらなかったはずです。
しかし、韓国が日本に頭を下げてお願いするなどメンツにかけてもあり得ません。そこで、民主党政府に依頼し、日本側から延長しないと通告するのだけは避けてもらったということでしょう。
その時に、頃合を見計らってスワップ協定を再開する話も両政府間でついていたとみています。今回の日韓財務対話では、そういう流れでスワップ協定拡充措置への含みを残したのではないでしょうか。

しかし、崩壊寸前の民主党政府と、このような重要な問題を話し合うというのもタイミング的に奇妙な話です。
まさか、また民潭が民主党の選挙協力をすることへの見返りなんてことは無いですよね。あちらは大統領選、こちらは衆議院選と両国とも選挙直前というのもいろいろ妄想が膨らみます。妄想であれば良いのですが・・・

ところで、スワップがらみで韓国経済の話を少し。
少し前の記事ですが、今なら読めると思うので興味のある方は読んでみて下さい。

韓国ウォン急落シナリオの現実味
(ロイター外国為替フォーラム2012年 11月 14日 16:15)
http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPTYE8AD01N20121114?sp=true

村田雅志氏(ブラウン・ブラザーズ・ハリマン シニア通貨ストラテジスト)のコラムですが、現在失速気味の韓国経済について書かれています。
この記事によると、まず最近のウォン高により、輸出企業の6割弱でウォン高による被害が発生しているそうです。輸出採算性が悪化しますから当然ですが、自国通貨の価値が上がるということは悪いことばかりではないはずです。しかし、ウォンという通貨はそれほど単純に考えられないようです。記事を簡単にまとめてみますね。

<ウォン高の背景>
・韓国国債の格上げ(韓国の外貨及び自国通貨建て長期債務の格付けが日本、台湾、中国と同水準まで上がった)により、先進国を中心に韓国への資本流入が拡大した。
・韓国中銀が利下げに対して慎重な姿勢を続けている。
・日米をはじめ先進国は当面、超低金利が続く見通し。その中で、格付けが比較的高く、利下げペースが緩やかな韓国は魅力的な投資先の一つである。

<ウォンの脆弱性>
・韓国の対外債務に占める短期債務の比率が高い。
外貨借り入れの主体は民間銀行で、外貨建て預貸率は300%超と中国(約200%)や日本(約100%)に比べ高い。市場のリスク回避姿勢が強まり韓国の対外短期債務が急速に引き上げられると韓国の民間銀行はウォン売りによって外貨を調達する必要性が高まる。
しかし、現在、韓国中銀とFRBが締結したドルスワップ協定は失効中。日韓スワップ協定も先月末に拡充措置が終了し限度額が700億ドルから130億ドルに縮小している。対外短期債務の回収ペースが高まった場合、スワップ協定による米ドル調達ができなくなり流動性危機を抑えることができなくなる可能性がある。

・韓国の外貨準備の多くが流動性の低い証券で運用されている。
通常、外貨準備は緊急時に備えて米国債といった流動性が高いもので運用されるが、韓国の場合は、政府機関債、社債、資産担保証券(ABS)、株式といった流動性の低い資産が外貨準備の過半を占めている。
外貨準備高だけ見れば世界第7位だが、流動性危機が生じた際に転用できる外貨準備はせいぜい4割程度である。

大体こんなことが書いてあります。どこの国の通貨でも、極端な価格上昇や下落は困りますが、ウォンの場合はその上下動のバランスを取るのが構造的に難しいみたいですね。韓国はウォン高でもウォン安でも困るのです。

韓国は日本とは比べ物にならないくらい輸出産業に依存していますから、ウォン高だと輸出競争力が落ち大変なことに なります。逆にウォン安だと外貨建ての借金が際限なく増えるわけで、どっちに転んでも良いことはありません。

以前から思っていることなのですが、韓国を助けるためにスワップ協定をやれだの何だの圧力をかけているのは、親韓派の国会議員というよりは米国の意向が強く働いているのではないでしょうか。韓国を助けて最終的に得をするのは米国でしょう。
対中国、北朝鮮政策として韓国を取り込んでおきたいですし、米韓FTAでおいしい思いをするのも米国ですから。
米国が竹島問題について日本寄りの発言を決してしないのもそういった背景があるのだと思います。

まあ、あまりこういうことを書くと陰謀論者(あらゆる事件がCIAの陰謀に思えてくる)のようになってしまうので注意しなければなりませんが、日本政府が昔から事あるごとに韓国を助けてきた背景には、国民には知らされていない秘密があるのかもしれませんよ。

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2012年11月24日 (土)

よこすか能2012

昨日は「よこすか能」で「茨木童子」という新作能を観ました。シテ・叔母真柴/茨木童子は観世喜正師、ワキ・渡辺綱は福王和幸師です。
これは蝋燭能にふさわしいとても素晴らしい演目でした。あまり上演されないようですが、またぜひ観たい能です。

私は以前から、能でもオペラでも新作ものや新しい演出はあまり好きではなく、古典を古典的な演出で行う形が好きでした。
しかし、昨年の「よこすか能」で創作狂言『彦一ばなし』を観て大変面白かったことから、もっと素直な気持ちで観ようと思うようになりました。

考えてみれば、今古典と言われている作品も、初演時は新作だったわけで、それが何百年も受け継がれて古典になっていったのです。そう考えると、この「茨木童子」という作品は、これから先、必ず素晴らしい古典作品になると思いました。

津の国から渡辺綱の叔母真柴が訊ねてくる場面は、しみじみ、しっとりとした雰囲気、そこから後半へ向かっての舞の場面、戦いの場面などはダイナミックな展開で観るものを飽きさせません。新作能「茨木童子」は、能の持つ様々な魅力を全体にちりばめたような素晴らしい作品です。

見どころは沢山あるのですが、叔母が、唐櫃の中から切り落とされた鬼の腕を奪い取る場面はやはり一番の見どころではないでしょうか。すごい迫力でありドキドキしました。その時の地謡がなんとも良いですね。

その時叔母は彼の腕を。ためつ。すがめつしげしげと。
眺め眺めていたりしが。次第次第に顔色かわり。隙を伺い彼の腕を。取るよと見えしがたちまちに。鬼神となって飛び上れば。

「ためつ。すがめつしげしげと。」という表現の通り、叔母の姿に身を変じている茨木童子の表情は瞬く間に変わっていきます。一流の能楽師が演じれば、能面は恐ろしいくらい表情が変わりますが、その豹変ぶりは怖いほど迫力がありました。

中入後に茨木童子が登場する場面は舞台中央から。大きく浮かび上がる茨木童子の巨大な影が迫力を感じさせます。
能舞台の場合、橋掛かりから登場するのが普通ですが、こうしたダイナミックな演出ができるのもよこすか芸術劇場という大舞台ならではのもの。舞台上を取り囲む和蝋燭の神秘的なゆらめきが幻想的で、視覚的にも大変楽しめる演出でした。

そういえば、土地柄、外国の方もいらっしゃったのですが、この舞台を観て日本文化の奥深さを感じられたのではないかと思います。日本に能楽という文化があって良かったなと思いました。

他に、狂言「蝸牛」シテ・野村萬斎師など上演。

~新作能「茨木童子」あらすじ~
源頼光の家臣・渡辺源次綱は、羅生門での件の後、陰陽師・安倍清明より七日以内に鬼が仇討に現れるので門を閉ざして潔斎するよう教えを受ける。六日目の夜、津の国から綱の叔母が訪れ、綱は一旦体面を断るが、涙を流す叔母の後姿を見て門を開き招き入れる二人が昔を懐かしみ対面の祝いの舞を舞う中、謡に鬼の詞章が出ると叔母は綱が切り落としたという鬼の腕が見たいと頼み、大恩ある叔母の頼みに綱は鬼の腕を封じた唐櫃を開くと、叔母はその腕を奪い取り鬼神となって飛び去る。綱が後を追い羅生門にたどり着くと、そこに茨木童子が本来の姿を現し、叔母に化けて切られた腕を取り返したと語る。怒る綱は再び討ち取ろうと挑みかかるが、やがて暗雲に覆われて茨木童子は姿を消す。
(2012年11月23日(金)横須賀芸術劇場、新作能「茨木童子」パンフレットより引用)

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2012年11月20日 (火)

安倍総裁への不安

<安倍総裁>「冗舌」を懸念 「首相のつもり?」批判も

金融政策やデフレ対策などをめぐり自民党の安倍晋三総裁が積極的な発言を繰り返していることに、懸念が広がり始めた。安倍氏が「無制限の金融緩和」論をぶつと、円安が進むなど市場は敏感に反応するが、17、18両日の毎日新聞の世論調査で同党の支持率はダウン。公明党から「首相に返り咲いたつもりでいるのでは」(幹部)と、「慢心」を警戒する声が上がっている。

「大胆な金融緩和を行って、2、3%のインフレ目標を設定し、無制限に金融緩和を行う」。安倍氏は19日の党本部での会合で、政権復帰後の「無制限な金融緩和」を改めてアピール。17日には熊本市で、デフレ脱却策として日銀による建設国債の全額引き受けを検討するとも表明した。

 15日には東京都内での講演で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加についても前向きな姿勢を見せた。交渉参加に反対の加藤紘一元幹事長らは翌日、真意を確認しようと党本部を訪れ、安倍氏が「今までと違うことを言ったつもりはない」と釈明する一幕もあった。

 報道各社の世論調査で支持率が下落傾向にあることにも、党内に不安が広がる。前職の党中堅は「07年の『政権投げ出し』批判もあり、謙虚な姿勢でいるべきだ」。石破茂幹事長は、記者団に「慢心が片りんでも見えれば、この選挙は負けだ」と、緩みを警戒する。

 一方、民主党は「党首力」を問う選挙戦にしたい考え。毎日新聞の世論調査で「首相にふさわしい」が野田佳彦首相20%、安倍氏22%で拮抗(きっこう)したこともあり、リーダーの資質を争点の一つにする方針だ。

 「強い外交、と言葉だけ踊っても意味がない。タフな相手と渡り合って首脳外交を担っていけるのは誰なのか」。首相は16日の記者会見で、安倍氏を念頭にこう訴えた。

 さらに、こう指摘し、安倍氏の「政権投げ出し」を暗に批判してみせた。「判断したら逃げずに決断する政治が求められる。それがリーダーの姿だ」
(Yahoo!ニュース-毎日新聞11月19日(月)22時40分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00000114-mai-pol

この記事の内容は、私が安倍さんに対して思っていることを的確に指摘しています。この間から書こうと思っていたのですが、やはり色々な人が私と同じことを考えているのですね。安倍さんが自民党総裁に立候補した時から懸念していたことが現実になってしまいました。特に気になった部分はこちら。

>公明党から「首相に返り咲いたつもりでいるのでは」(幹部)と、「慢心」を警戒する声が上がっている。

>報道各社の世論調査で支持率が下落傾向にあることにも、党内に不安が広がる。

>前職の党中堅は「07年の『政権投げ出し』批判もあり、謙虚な姿勢でいるべきだ」。

>石破茂幹事長は、記者団に「慢心が片りんでも見えれば、この選挙は負けだ」と、緩みを警戒する。

>「強い外交、と言葉だけ踊っても意味がない。タフな相手と渡り合って首脳外交を担っていけるのは誰なのか」。首相は16日の記者会見で、安倍氏を念頭にこう訴えた。

最近の安倍さんは、自分では気がついていないのかもしれませんが、浮かれまくっているように見えます。『選挙に勝つ→総理大臣になる』という姿が見えているからでしょう。本当に望み通りの結果になるのでしょうか。

野田首相が民主党を割るのを覚悟で解散を決意した気迫と比べると、安倍さんはあまりに軽い。党首討論で解散を突き付けられた時に一瞬怯んだ姿は、不安を感じさせられました。

野田首相が首相として素晴らしいわけではないのに、毎日新聞の世論調査で「首相にふさわしい」が野田佳彦首相20%、安倍氏22%で拮抗しているのは、やはりこうした安倍さんの姿勢を有権者は敏感に感じ取っているからではないかと思われます。

安倍さんの演説で気になるのは『日本を取り戻す』という言葉。これは自民党の新しいポスターに書かれている言葉ですが、これを選挙戦で連呼されるのはあまり良いとは思いません。抽象的で、具体的に何をしたいのかよくわからないからです。

自民党によれば、『民主党政権によって壊されてしまったこの日本を、自民党が1日も早く再生する』という意味だそうです。
確かに民主党にこの国は壊されてしまったのはその通りですし、民主党に対抗して保守色を前面に打ち出したい気持ちはわかります。

しかし、安倍政権時代の『美しい国づくり』もそうだったように、抽象的でイメージが先行する言葉は選挙戦では迫力に欠けます。
それに比べると、郵政選挙の時の『改革を止めるな』(自民党)や前回衆院選の『政権交代』(民主党)は、何をやりたいのか具体像が見えて言葉に力がありました。

早速、野田首相から『強い外交、と言葉だけ踊っても意味がない』と突っ込まれてしまいましたね。国民は、『私が総理になったら○○をやる』といった具体的な言葉を聞きたいのではないでしょうか。

『慢心が片りんでも見えれば、この選挙は負けだ』という石破幹事長の言葉は、彼が選挙の責任者という立場だけではなく、安倍さんを総裁として身近に見てきた実感が表れていると思います。

自民党の総裁に安倍さんが選ばれた時、民主党の方々の言葉が気になりました。
「一番人気の石破さんでなくてよかった」「一度は政権を投げ出した人。新鮮味がなく、少しホッとした」
今の安倍さんを見ていると、この民主党の方たちの読みは当たっていたと思います。衆院選挙は安倍さんが考えているほど楽観できないでしょう。

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2012年11月17日 (土)

鳩山元首相、『我慢して民主党から出馬します』

民主内で我慢の鳩山氏「公認させない動きが…」

民主党の鳩山元首相(北海道9区)は17日、北海道室蘭市の室蘭工業大で行われた対談で、離党せずに衆院選では民主党から出馬する意向を表明した。
 鳩山氏は野田首相に反発して離党に含みをもたせていたが、民主党から出馬するか問われて「当然、民主党でしょう。我慢します」と語った。
 ただ、鳩山氏は苫小牧市での後援会会合で、「鳩山を民主党から公認させないという動きがある。かつて(元首相の)小泉さんが、(元首相の)中曽根さん、宮沢さんを公認しないことによって支持率を上げたのと同じことができるのではないかと、執行部でささやかれている」と述べ、党の公認が得られないことへの警戒感を示した。
(Yahoo!ニュース-読売新聞11月17日(土)21時34分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121117-00000731-yom-pol

我慢してまで民主党から出馬しなくても良いのに・・・

国会議員の先生方は、結構面の皮が厚いというか、恥を恥とも思わない方が多いのですけれど、鳩山元首相ほど図々しい方はなかなかいないのではないかと思います。
鳩山さんの場合は、超大金持ちですし、国会議員を続けていなければならない理由があるとしたら、『民主党を作ったのは自分だ』という自負や単なる自分の名誉を守るためだけのような気がします。

鳩山さんは、2010年の6月に「次の総選挙には出馬はしない」と明言しました。かねてから首相経験者は辞任後影響力を行使すべきではないから、議員を辞めるべきとの持論を展開していたからです。
それを聞いた時は「なかなか潔いではないか」と思ったものです。
その後あっさり撤回しましたね。
だまされました・・・

野田首相はトラブルメーカーになるだけの鳩山さんには、『民主党から出て行ってくれ』というのが本音だと思います。首相は、選挙後の民自公三党合意や政界再編で存在感を示すには、民主党内の意思統一が重要だと考えているでしょう。当然、『総理大臣の考えに反する議員は出て行ってもらって結構だ』と考えているはずです。
もちろん、これは鳩山さんに限らず、民主党に留まっているすべての議員に当てはまることです。

民主党の安住淳幹事長代行は、衆院選の候補予定者に「党の決めたことは守る」とする文書を新たに提出させる方針を明らかにしました。
民主党はある意味、郵政解散をした小泉首相が郵政民営化反対議員を公認しなかったことと同じことをやろうとしているようにみえます。選挙での負けを覚悟したうえでの解散を決断した理由の一つには、そういう首相の気持ちがあったのかもしれません。

野田首相が鳩山さんを公認しなかったら、首相の決断力を評価して支持率が上昇する可能性があります。
郵政選挙における小泉首相の鮮やかな手法は、色々な意味でその後の首相の憧れなのでしょうね。

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2012年11月16日 (金)

特例公債と「0増5減」法案が衆院通過

特例公債と「0増5減」法案が衆院通過

衆院は15日の本会議で、一票の格差を是正するため小選挙区定数を「0増5減」する衆院選挙制度改革法案と、赤字国債を発行するための特例公債法案を可決した。いずれも民主、自民、公明3党などの賛成多数。16日に参院本会議で可決され、成立する見込み。
(Yahoo!ニュース-朝日新聞デジタル11月15日(木)18時24分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121115-00000044-asahi-pol

解散が決まった途端に、懸案の法案があっという間に成立。一体これまでのグダグダ国会は何だったのでしょうか。
「決められない政治」と言われ続けていましたが、やろうと思えば与野党協力すれば何でもできるじゃないですか。ある意味怖いことでもありますが、議員の皆さんが本気で取り組めば、国会は正常に機能するということがわかりました。

また、民主、自民、公明3党は15日、国会内で実務者が協議し、社会保障制度改革国民会議を月内に発足させることで大筋合意したそうです。
国会での議論を国民会議に丸投げしたとの批判もありますが、私はこれも総選挙前に決まって良かったのではないかと思っています。
なぜなら、毎回選挙になると問題の争点は他にあるにもかかわらず、年金や社会保障の問題をめぐって政党間で不毛な争いになるからです。

そもそも、社会保障の問題は、どの政党が政権を取ったとしても与野党協力して改革していかなければならない問題です。この10年程の間、年金問題を選挙のたびに政争の具としてきた民主党は、国民の不安を煽って議席を増やしてきました。
しかし、政権政党になってから、社会保障問題は超党派で建設的な議論をしていくべきだと気がついたようです。
とにかく、国民会議で議論することで、社会保障問題が与野党の政争の具となる事態が回避されることになったのは良かったと思います。

衆院選では、民主党の壊滅的な敗北が予測されますが、再び永田町に戻ってきた民主党議員の方々には、政権与党で得た様々な反省点をもとに、超党派で協力する姿勢を期待します。

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2012年11月14日 (水)

国民と民主党の金魚、どちらが大事?

若手は「金魚」水槽から飛び出せば死ぬ…輿石氏

民主党の輿石幹事長は13日、都内で開かれた民主党衆院議員の会合であいさつし、野田首相がかつて自らを例えたドジョウにまつわる話を取り上げた。

 輿石氏は「『ドジョウは金魚のまねは出来ない』という言葉が首相は好きだ。ドジョウは泥水の中でも生きていける」と発言。そのうえで「金魚はきれいな水でしか泳げない。金魚が水槽から飛び出せば、死んじゃう」と語った。「金魚」は、選挙基盤の弱い若手議員で、「今、解散すれば、ひ弱な若手は生き残れない。衆院選は惨敗し、党存亡にかかわる」とのメッセージのようで、年内解散を目指す首相をけん制したとの臆測が広がった。

 解散先送りを主張する輿石氏は「もう一度、国民に野田政権を信頼していただけるかどうか考えながら、誤りのない選択をしていきたい」と述べ、党内結束を優先させたい考えを示した。
(Yahoo!ニュース-読売新聞11月13日(火)21時45分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121113-00001244-yom-pol

自民党の麻生政権が『政権交代!』の嵐の中解散を迫られていた頃と比べても、今の民主党ほどみっともない感じはしなかったように思えます。それほど現在の民主党はなりふり構わないというか、自分のことしか考えていないというか、もはや「自分は主権者たる国民に選ばれた国民の代表である」という自負も無くなってしまったのだなと思います。

そんな一日でも長く議員の身分にしがみついていたいだけの民主党議員たちにとって、輿石さんは本当に頼りがいのあるリーダーだと思います。
『組織を守る』ということにかけては輿石さん以上の方はいないのではないでしょうか。

申し訳ないけれど、輿石さんはお顔も悪相なので、何かと批判の矢面に立たされることが多いのですが、『国民の生活よりも自分たちの生活が優先する』というのは、そもそも民主党の体質だということを忘れてはいけません。

2011年6月2日、菅内閣不信任決議案が否決されました。この時菅首相と鳩山前首相が交わした覚書があります。当時話題になりましたが、忘れている方も多いと思いますので内容を書いておきますね。

一、民主党を壊さないこと
二、自民党政権に逆戻りさせないこと
三、大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つこと
 ①東日本大震災復興の基本方針及び組織に関する法律案(復興基本法案)の成立
 ②第二次補正予算の早期編成のめどをつけること

『復興が第一!』と盛んに言っていたのに、優先順位では何と三番目。一番大事なのは自分たちの身分保障だったのですね。これが民主党の体質です。
国民にとっては、民主党の金魚たちが死のうがどうしようが関係ありません。

Oboegaki

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2012年11月11日 (日)

生まれ変わった東京駅

東京駅と文学 世紀を超え紡がれる物語…その魅力とは

東京駅は大正3(1914)年の創建当初の姿に復元されて、10月1日に全面開業した。多くの人が行き交う首都の玄関は、作家の想像力をよりふくらませるのだろう。これまでに数多くの文学作品に登場し、物語に陰影や情趣を与えてきた。創作における「舞台装置」としての効果を振り返る。(磨井慎吾)(中略)

◆空白の4分間

 駅や列車の中では、名も知らぬ無数の人が行き交う。隣り合わせに座っても相互に無関心で、席を立てば二度とすれ違うこともないだろう人々は、みなそれぞれの人生を持っている。そして、駅で偶然遭遇した人や物事が、運命を変えることもある。

 松本清張(1909~92年)が昭和32年から雑誌に連載した推理小説『点と線』は、駅頭での“偶然”の目撃証言が作品のカギになる。東京駅の13番線から15番線が見渡せるのは1日の中で4分間しかないという「空白の4分間」を使った時刻表トリックは、日本ミステリー史上に名高い。

 東京ステーションホテルによると、清張が愛用した旧209号室近くの廊下には、同作品を記念して連載第1回のページと当時の時刻表をパネル展示している。(後略)
(Yahoo!ニュース-産経新聞11月11日(日)12時55分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121111-00000512-san-soci

東京駅の丸の内側というと、駅構内から地下に入って丸ノ内線を利用することが多いので、あまり地上側に出たことがありません。ところが先日、たまたま用事があって丸の内側に歩いて行ったら、何だかものすごい人でごった返しているではありませんか。一体何事かと思ったら、皆さん東京駅創建当時の姿に復元されたドームの写真を撮っていたのです。

いやあ確かに美しいドームです。私も思わず写真を撮ってしまいました。
しかし、皆さん上ばかり見てボ~ッとしているので、『スリに狙われるんじゃないか』と他人事ながら心配でしたね。

それにしても、とにかく集まっている人の多さに驚いてしまいました。いやそれどころか、もっと驚いたのは、ドームの隙間から見えた行幸通りが何だか「黒い!」
よ~く見るとその黒い物は「人の頭」だったのです!

もうびっくりですよ。通りを埋め尽くしている人の頭がまるでアリの頭のよう!
確かに、あそこからじゃないと東京駅の全景がカメラに収まらないのはわかります。しかし、あそこにあれほどの人が集まっているのを見たのは初めて。今さらながら東京駅の人気に驚きました。

東京駅は今や一つの街になってしまったとさえ思いましたね。エキナカも変わったし、八重洲側の大丸百貨店も大きくなりましたし、通り過ぎる駅から滞在して楽しむ駅に変わったと思います。松本清張先生も生きていらっしゃったら驚いたでしょうね。

とにかく半端じゃない人が駅の中にいるので、人の海の中を歩くといった表現が当てはまるほど混んでいるのはちょっと疲れますが、楽しめる駅に生まれ変わったと思います。

Tokyos1

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2012年11月 9日 (金)

首相と若手議員の会食

首相と会食 若手20人に箝口令

野田佳彦首相は7日夜、公邸で民主党の衆院当選1回の議員約20人と会食した。若手との親睦を図るのが目的だが、首相側は「発言をばらばらに説明されては困る」と箝口(かんこう)令を敷いた。10月末の懇談で「通信販売で牛丼の素(もと)を取り寄せている」との首相発言が報じられたことに過剰反応したようだ。もっとも、終了後代表して取材に応じた三谷光男首相補佐官は首相の疲労度を問われると「全くない」と強弁したが、出席者からはさっそく「疲れていた」と“暴露”された。
(Yahoo!ニュース-産経新聞11月8日(木)8時28分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121108-00000118-san-pol

この時期、衆院当選1回の議員と会食というと、何となく「解散が近いのかな…」と思います。
「もう君たちには二度と会えないかもしれないね」という気持ちを込めて食事会をした気もします。
出席者からの「疲れていた」という発言からも、何となく最近追い込まれている首相の様子がうかがえます。
野田さんも早く首相の重圧から解放されて、自由に牛丼屋へ行ったり、10分1000円の激安理髪店に行ったりしたいでしょうね。
そういう首相の気持ちを輿石さんはわかっているのかな・・・

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2012年11月 7日 (水)

実務経験証明書制度に欠陥がある

西友、虚偽の実務経験証明書の発行認め謝罪

大手スーパー西友(東京)が従業員に対し、一般用医薬品が販売できる「登録販売者」の受験資格が得られるよう虚偽の実務経験証明書を発行したとされる問題で、同社は6日に都内で記者会見し、2008年以降、19都道府県の試験に合格した従業員200人に実務経験が不足していたとして、証明書が虚偽だったことを認めた。

 同社の金山亮執行役員が「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪した。

 発表によると、同社は08年以降、「登録販売者」試験を受ける従業員352人に実務経験証明書を発行したが、このうち8割に当たる282人は実務経験の時間が不足していたという。会社ぐるみの関与については「従業員に合格のノルマを課していたわけではなく、現段階ではなかったと考えている」と否定しつつも、「年内までにさらに詳しく調査したい」とした。
(Yahoo!ニュース-読売新聞11月6日(火)13時15分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121106-00000769-yom-soci

世の中には沢山の資格がありますが、その資格を取るための受験資格に「実務経験」を求めるものが結構あります。「○年間の実務経験のある者」などといったものです。

今回の西友の事件が結構問題だと思う理由の一つに、これは「登録販売者」の受験資格に限ったものではないことにあります。

例えば、ある業界に勤める社員が職務上どうしても取りたい資格があっても、この実務経験の壁に阻まれて受験できない場合が結構あります。

一方で、企業側からすると、ある資格を持つ社員がもう少し増えないと新しい店舗が開設できないとか、新規受注ができないなどの理由があったとします。
そこに今回のような不正の付け入るすきがあったのではないでしょうか。

個人で受験したいと考えた場合は、あきらめるしかないかもしれませんが、企業に勤める社員であれば、実務経験を証明する書類に会社の印鑑さえ押してもらえれば受験できるわけですから、企業と社員双方が結託すれば不正受験ができます。

今回の西友の問題は、一般消費者からの通報で発覚したようですが、よほどその「ニセ登録販売者」の対応がひどかったからではないでしょうか。
通常は、審査の甘い実務経験証明書を企業が大量に発行していたとしても、なかなか外部からはわからないと思います。

実務経験を求める資格全般にいえることですが、証明書類の審査を企業側のみに委ねている現行制度を改めない限り、不正は無くならないでしょう。

それにしても、今回西友では200人もの従業員に不正が発覚したことから、「会社ぐるみではなかった」という言い訳はなかなか苦しいと思います。

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2012年11月 4日 (日)

首相のストレス2

首相、再びろれつ回らず

野田佳彦首相が2日の参院本会議での答弁で、前日に続き、ろれつが回らない場面があった。首相は「(原発)廃炉に向けた取り組みが、これまで経験のない困難を伴うことら…」と発言。顔に手を当てて「ことから」と言い直した。1日の衆院本会議でも同じ部分でつかえた。
(Yahoo!ニュース-産経新聞11月3日(土)9時16分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121103-00000083-san-pol

言葉が上手く出ないということから思い出されるのは、脳梗塞で亡くなられた小渕元首相。2000年4月1日、自由党党首だった小沢氏は小渕首相(当時)と自自公連立政権の存続をめぐり会談し決裂。翌日、小渕氏が脳梗塞で倒れたのです。
倒れる数時間前の会見では、記者からの質問に首相はなかなか言葉が出ませんでした。ニュースで流れた首相の苦しそうな様子は今でもよく覚えています。大変なストレスを抱えていたのでしょう。

また、安倍元首相(現自民党総裁)の辞任の引き金になったのは、持病の潰瘍性大腸炎でしたが、激しいストレスが病気を悪化させたと考えられます。

はっきりと病気で辞めたのではない首相でも、その発言の端々に首相のストレスが感じられました。

「誰とお話をすれば信用できるのか、そのことも是非お示し、教えていただきたい。大変苦労しているんですよ。かわいそうなくらい苦労しているんですよ。日銀人事も、正直言って翻弄されました」(福田首相)

ねじれ国会で当時の民主党小沢代表に追い詰められた福田首相の言葉ですが、普段割とクールな福田さんも、思わず弱音を吐いてしまった感じでしたね。

「どす黒いまでの孤独に耐えきれるだけの体力、精神力がいる」(麻生首相)

当時内閣支持率がなかなか上がらない中、首相に必要な「資質」を尋ねられて。

「新しいストレスが来ると古いストレスを忘れてしまう。ひょっとしてこれが、私のストレス解消法」(小泉首相)

5年5ヶ月首相を務めた小泉さんでさえ、毎日がストレスとの戦いだったのですね。

彼らに比べると鳩山元首相はあまりストレスとは縁が無い方のように思えました。図太い神経を持っていそうな菅さんでさえ3.11の震災・原発事故では我を忘れてキレまくっていましたから、鳩山さんがいかに特異な方であるかがわかります。
まあ、彼は宇宙人ですからね♪~

野田首相は支持していませんが、お身体お大事になさって下さいね。

<関連記事>
首相のストレス
http://coolminori.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-d999.html

Noda20

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2012年11月 1日 (木)

歴史問題の解決を望まない韓国

大人になれない韓国外交

挑発的な行動と具体性に欠ける謝罪要求を日本に突き付ける韓国のやり方はイエローカードに値する

ジェフリー・ホーナング(アジア太平洋安全保障研究センター准教授)

ニューズウィーク日本版[2012年9月19日号掲載]

 すっかり冷え込んだ日韓関係を象徴する出来事の1つといえば、今夏のロンドン・オリンピックのサッカー男子3位決定戦のあのシーンだろう。

 日本に勝利した後、韓国代表チームの朴種佑(パク・ジョンウ)が「独島(竹島の韓国名)はわが領土」というプラカードを掲げた一件だ。スポーツの祭典に政治を持ち込まないという伝統と規範を、今大会で唯一破った選手だった。

 試合後の出来事もさることながら、試合そのものが最近の両国関係における韓国の外交姿勢を反映するような内容だった。テレビ中継によれば韓国側が特に攻撃的で、前半だけで3枚ものイエローカードを出された。

 韓国には外交の分野でもイエローカードが出ていた。言わずもがなだが、李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島に上陸し、日本に数々の要求を突き付けたことだ。李のこの無責任な行動は、両国関係に長期にわたって影を落とすことになるだろう。(中略)

李は竹島上陸について、日本に歴史問題の解決を迫るためだったと韓国のマスコミに説明。植民地支配について、日本の天皇に「心からの」謝罪を求めた。

 この要求に、日本政府は不快感を表明した。過去を認めたくないからではない。既に何度も謝罪を行ってきたからだ。

 とかく見過ごされやすいが、日本の政府と社会はこれまでにも第二次大戦中の侵略行為に関する理解や和解、謝罪の努力を行ってきた。

 歴史の教科書には日本軍による南京事件や慰安婦問題、強制労働などの記述があり、最近のスタンフォード大学の研究によれば、その記述は決して過去を正当化するものではない。元慰安婦への補償に当たるアジア女性基金も設立された(補償事業を終え、07年に解散)。

■日本の努力を認めない
 90年代以降は、何度も謝罪を行っている。有名なのは、日本政府による公式な謝罪と位置付けられた95年の「村山談話」だが、ほかにも歴代首相や現在の天皇が謝罪や反省の言葉を口にしており、韓国に直接向けられた謝罪もある。

 90年5月には海部俊樹首相が、92年1月には宮沢喜一首相が韓国の盧泰愚(ノ・テウ)大統領に、戦時中の日本が韓国民に対して取った行動を謝罪。96年6月には、橋本龍太郎首相が金泳三(キム・ヨンサム)大統領に従軍慰安婦問題について謝罪。10年8月には菅直人首相が過去の植民地支配について謝罪し、日韓併合時代に持ち出された朝鮮王室儀軌など約1200冊の古文書を引き渡すと表明した。(中略)

■中国と北朝鮮には好都合
 それでも外交的な観点からすれば、李の行動は理にかなったものとは言えない。日本に歴史問題の解決を促す意図があったとしても、効果の程は疑わしい。謝罪要求を繰り返せば日本側の反発を招き、不必要に緊張を高めるだけだ。実際、日本政府は駐日韓国大使を呼んで李の竹島訪問に抗議し、韓国駐在大使を一時的に召喚した。

 それ以上に問題なのは、日韓が直面する共通の脅威だ。中国の軍備増強、北朝鮮の核・ミサイル開発、極東におけるロシアのプレゼンス拡大などである。

 こうした状況に対処すべく、アメリカはこの地域のパワーバランスの再構築を進めている。日韓両国は同盟国としてこれに全面的に協力すべき立場だ。日韓協力が地域の安全保障のカギを握るこの重大局面で、李は両国の亀裂を広げる愚挙に出た。

 李の竹島訪問で、日本政府は韓国に柔軟な姿勢を示せなくなった。長期的にそれがどう影響するか、非常に気掛かりだ。

 日本は国際司法裁判所(ICJ)への共同提訴を韓国に提案し、竹島の領有権主張を国際社会にアピールしている。日本は日韓関係への影響を考慮して、62年以降は提訴を見合わせてきた。ICJが審理に入るには当事国双方の同意が必要だが、韓国は拒んだ。これは結果的に日本を利する。国際的な議論で日本に主役の座を譲ったに等しい。(中略)

かつては、韓国が歴史問題で日本に謝罪を求めるのは正当な要求に見えた。日本政府は戦後補償を行った以外、過去の行為に関しておおむね沈黙していたからだ。

 今はそうではない。日本政府と社会は繰り返し罪を認め、補償を行ってきた。98年の日韓共同宣言では、金大中(キム・デジュン)大統領が小渕恵三首相の謝罪を受け入れ、両国は歴史を乗り越えて「未来志向」の関係を目指すと誓ったはずだ。李は日本に「心からの謝罪」や「誠意ある措置」を迫ったが、こうした曖昧な要求では、歴史カードを政治に利用するポピュリストと見なされても仕方がない。

■どんな謝罪ならいいのか
 銅メダルを懸けたサッカーの日韓戦と同様、攻撃性をむき出しにした最近の韓国外交の態度はイエローカードに値する。李の竹島訪問は支持率稼ぎにはなっても、日韓関係をこじらせた点で無責任と言わざるを得ない。歴史問題の解決を求めるなら、具体的な要求を出すべきだ。

 どのような謝罪なら受け入れ可能なのか、そもそも韓国内で合意が形成されていない。これまでの謝罪や補償ではまったくもって不十分だと言うのなら、韓国政府はどこがどう問題かを明らかにすべきだ。「わびる」という言葉ではなぜ足りないのか説明すべきだ。「独島」が自国領だと主張するなら、日本と共同でICJに紛争解決を付託するのが筋だろう。

 挑発的な行動に出て、曖昧な要求を突き付けるだけでは歴史問題の解決にはつながらない。政治目的で歴史カードが使われることに日本の世論がうんざりし、対韓強硬派が勢いづくばかりだろう。
(ニューズウィーク日本版2012年10月11日(木)14時13分)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/10/post-2719.php?page=1

とても長い記事なのでかなり削って引用しました。興味のある方はリンク先で是非全文お読み下さい。
このニューズウィークの記事は、すでに沢山の方がブログで取り上げているので、ご存知の方も多いと思いますが、私も最近印象に残ったものです。
外国の方は、日本と中国、韓国との関係について、あまり興味が無いと思っていましたので、こういった冷静な分析をする方がいることにまず驚きました。
外国(西洋)から見ると、アジアの国同士のもめ事は、歴史的経緯も詳しく知らないでしょうし、それ故、声を大にして主張する国の方が(たとえそれが嘘八百でも)正しい言い分だと捉えがちです。
日本の場合は、マスコミや政治家が日本人に自虐史観を植え付けているので、正しい主張が国民に伝わらないと同時に、国として海外へ積極的に情報発信をしようという姿勢が見えません。こういう状況は本当に歯がゆいです。
それにしても、最近の韓国の態度はひどすぎます。
私も以前はなるべく韓国ネタに触れないようにしていましたが、遠慮するのは止めました。

韓国に何度謝っても満足しないのであれば、ホーナング氏の主張のように、「どのような謝罪なら受け入れ可能なのか」という投げかけを日本側からするべきではないでしょうか。
日本が一方的に謝罪するのではなく、彼らに答えを出させるのです。
韓国は歴史問題で永遠に日本にたかり続けるのが目的なので、彼らにとってこの問題を「解決する」という選択肢はありません。
謝罪については、「そもそも韓国内で合意が形成されていない」ので、困るのは韓国側です。
追い詰められたら「韓国に対する愛はないのかー!」と叫ぶのかな。
それ故、日本はこれ以上韓国の言いがかりに付き合う必要は無いのです。

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