« 中国はいつまでたっても成熟できない国 | トップページ | 竹島巡る外交文書に開示命令 »

2012年10月10日 (水)

ノーベル賞の価値

発見、半世紀経て結実 共同受賞のガードン教授「幸せ」

今年のノーベル医学生理学賞を京都大の山中伸弥(しんや)教授(50)と共同受賞することが決まった英ケンブリッジ大のジョン・ガードン教授(79)が、クローンカエルを作った年に山中さんは生まれた。2人は「ものすごい偶然」と喜び合った。
 ガードンさんは1962年、オタマジャクシの細胞の核を初期化して、クローンカエルの作製に成功した。山中さんは9日未明、米グラッドストーン研究所の同僚らとの電話会見で「ガードン教授のクローンカエルの発表があった年に私が生まれた。同時受賞をたいへん誇りに思うし、幸せだ」と喜んだ。
 一方、ガードンさんは8日のノーベル賞サイトによるインタビューで「ものすごい偶然」と笑い、「彼(山中教授)はとても思いやりのある人。彼に感謝している」と話した。また、クローンカエル作りから、ちょうど50年後の受賞について「幸運なことに生き延びて、このような光栄な結果になった。治療に役立つ成果を期待してきた」と語った。 山中さんは8日の会見で、ガードンさんの功績について「まちがいなくガードン先生の仕事がなければ私たちの仕事もありえない」と述べた。さらに「02、03年ごろ日本で初めてお会いした。とても美しい髪をされていて、うらやましいなあというのが、第一印象。最新の論文を読んでおられて、常にいろんな議論をするが、やはり科学者はこうだということを教えられた」と述べた。
(Yahoo!ニュース-朝日新聞デジタル10月9日(火)21時29分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121009-00000020-asahi-sci

ノーベル賞がすごい点は、「圧力や買収に屈しないところ」と「何かの発見に関しては必ず、最初の研究までも探し出し、その研究者に賞を与えるところ」ではないでしょうか。

2010年ノーベル平和賞受賞者に、中国の作家で人権活動家である劉暁波氏が選ばれた時、中国政府はこの決定に激しく反発しました。
そして、受賞後に中国はノルウェーに対する報復措置として、FTA交渉の無期限延期やサーモンなど一部ノルウェー製品の輸入を、通関時の検疫をわざと長引かせるなどの手段で実質的に輸入を差し止めました。
それでもノーベル賞委員会は圧力に屈しませんでした。

そういう潔いところがノーベル賞の権威を高めているのではないでしょうか。比べては何ですが、IOCやFIFAといったスポーツの団体と比べるとその点が全然違います。

また、今回の受賞でジョン・ガードン教授の功績を決して忘れず、半世紀を経て山中教授と共同受賞することになったのも素晴らしいことです。

お金では決して買えない公平公正といった価値がノーベル賞にはあります。
どこぞの国が、ノーベル賞が喉から手が出るほど欲しくて、お金と圧力で何とかしようとしても、どうにもならないほど価値あるものです。
そんな素晴らしい賞を受賞されたお二人の教授の栄誉を称えたいと思います。

|

« 中国はいつまでたっても成熟できない国 | トップページ | 竹島巡る外交文書に開示命令 »

「ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/176106/55856497

この記事へのトラックバック一覧です: ノーベル賞の価値:

» 山中伸弥氏にノーベル医学・生理学賞 [虎哲徒然日記]
スウェーデンのカロリンスカ医科大は8日、今年のノーベル医学生理学賞を、京都大の山中伸弥(しんや)教授(50)らに贈ると発表した。皮膚などの体細胞から、様々な細胞になり ... [続きを読む]

受信: 2012年10月10日 (水) 18時56分

« 中国はいつまでたっても成熟できない国 | トップページ | 竹島巡る外交文書に開示命令 »