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2012年10月25日 (木)

米倉経団連会長の焦り

日中関係に「具合悪い」=石原知事の新党結成―米倉経団連会長

経団連の米倉弘昌会長は25日、東京都の石原慎太郎知事の新党結成について「なぜ都政よりも新党結成の方が重要なのか」と疑問を呈した。その上で、沖縄県・尖閣諸島をめぐり悪化している日中関係にとって「具合が悪い」との認識を示した。石原知事の辞任表明会見に先立ち、都内で記者団に語った。
 石原知事は同日の会見で、国家財政に関して経済界は認識不足であると厳しく批判しつつ、経団連の米倉会長を「たぬきみたいなおっさん」とこきおろした。
 一方、日本商工会議所の岡村正会頭は同日、「石原氏の政治実績と見識は、今後の衆院選挙で大きな注目を集める」などとする談話を発表した。 
(Yahoo!ニュース-時事通信10月25日(木)19時3分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121025-00000126-jij-bus_all

経団連の米倉会長は、たびたび親中・反日発言をするのでネットでは批判されますね。企業は基本的に利益を追求する組織ですから、どうしても国益という意識よりも自分の商売(利益)を優先しがちなので、ある意味仕方がないと見ています。

しかし、尖閣問題が起こってからの米倉さんの発言を見ていると、これまでの経団連会長に比べて、より親中的で日本に対して厳しい見方をしていると感じます。
実は、米倉さんがこういう態度をとることには理由があるのです。今月4日の日経の記事を引用しますね。

■世界経済の担い手、米中再逆転か

(前略)メリルリンチ日本証券で化学業界を担当するアナリスト、榎本尚志氏が異変の兆しを感じたのは今年4月末のことだ。
 中国景気に左右される石油化学製品の市況が悪化し、住友化学の株価下落が目立ち始めた。同時に信越化学工業からは、建材用の塩化ビニールを製造する米国子会社の業績が急拡大しているという情報が飛び込んだ。
 中国関連株の住友化学と米国関連株の信越化学。株価は明暗を分けた。信越化学は6月以降上昇に転じたが、住友化学は4月末から約4割下げ、9月には28年ぶりの安値をつけた。「米中どちらに収益を依存しているかによって、企業収益は二極化した」。榎本氏は今、投資家にこう説明している。(後略)
(日本経済新聞2012年10月4日朝刊「真相深層」より引用)

米倉さんは住友化学の会長です。米倉さんが日本政府を批判するのは、日経の記事を見れば明らかなように、中国にどっぷりと依存している住友化学の株価がかなりヤバイ状態になっていることへの焦りでしょうね。(住友化学は北京、上海、大連等に現地法人13社を持っており、このうち100%出資の子会社が9社)

紙面では住友化学と信越化学の株価の推移がグラフで示されていますが、その差は歴然。住友化学の会長として、中国への巨額投資を今さら引き上げるわけにもいかず、なりふり構っていられなくなったのでしょう。

最近も、中国における反日活動について「経済界として困惑している。日本サイドの行動で引き起こされたことは非常に遺憾だ」と発言しています。

いくら自分の会社がヤバイといっても、ここまでくると経団連を私物化していると言われても仕方がありません。
焦る気持ちはわかりますが、経営者としてチャイナリスクを甘く見たご自身を責めて下さい。

こちらの週刊文春の記事も面白いです。まだリンクは切れていないので今なら読めると思います。

尖閣“売国発言”米倉経団連会長が媚中になる理由
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121012-00000000-sbunshun-bus_all

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