« 穴だらけの政治資金規正法 | トップページ | 韓国に甘い民主党政権 »

2012年10月21日 (日)

勝負時に勝負できなかった自民党

石破氏「首相はひきょう」

自民党の石破茂幹事長は20日、野田佳彦首相が19日の自民、公明両党との党首会談で、衆院解散時期の明示を拒んだことについて、鳥取市内で記者団に「自分のやりたいこと(消費増税)をやらせておいて、後のことは(首相の)専権事項だから言えないというのは、はっきり言えばひきょうなやり方だ。反省してもらいたい」と批判した。
 石破氏はその上で「2013年度予算は編成しないとか、懸案を処理したら速やかにとか、(解散時期を示す)言い方はいろいろある。(臨時国会召集予定の)29日までにきちんとした党首会談があれば、懸案は全て片付く」と述べ、召集までに年内解散を明確にするよう要求した。 
(Yahoo!ニュース-時事通信10月20日(土)20時38分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121020-00000102-jij-pol

次の選挙で民主党から大量の落選者がでることはほぼ確定していると思います。そのような状況で野田首相が解散をためらう気持ちはよくわかります。
しかし、解散を先延ばしにすればするほど国民の不満は高まり、民主党政権の支持率は下がっていくでしょう。野田さんはそれでも良いのでしょうか。

解散の引き延ばしで思い出すのは自民党の麻生政権です。
私は麻生政権が発足した当時、臨時国会冒頭で解散するべきだと書きました。リーマンショック対策で解散できなかったというのは、ある意味体のいい言い訳で、ずるずると任期満了まで引き延ばした結果、自民党は大惨敗をしたと思っています。

冒頭解散していれば、あれほどの大惨敗は免れたでしょうし、何とか政権党としてとどまることもできたと思います。選挙で国会が停滞すると言っても、実質2週間程度でしょう。その後、国民の信任を得た政権として景気対策をすれば良かったと思いました。

しかし、麻生さんが野田さんと違うのは、麻生さんは野党に嘘をついてまで解散を引き延ばしたわけではないところです。自民党の石破幹事長が「首相はひきょう」と表現したのも無理はありません。

私は民主党の政治家の中では野田さんを比較的信頼していたので、失望しました。今では外面のいい詐欺師だと思っています。

悪人なら悪人らしい輿石さんのようであればわかりやすいのですが、野田さんは一見、良いことを言うし、信頼できるように見えるところが余計にたちが悪いと思います。
自民党の谷垣前総裁は詐欺師に騙されてしまったのですね。

今こういう状態にになって思い出されるのは7月末に小泉純一郎元首相が語ったとされる「ちゃぶ台返しをやれ」という言葉です。
今さらながら小泉さんの政局観はすごいなと思います。

>「一体何をやっているんだ! 野党が解散権を握ってる政局なんてない。こんなチャンスは珍しいんだぞ」
>小泉氏は、他の党幹部や派閥領袖らにも電話で「勝負時だ」「ちゃぶ台返しをやれ」と説得したという。

今さらですが、これをやっていれば、とっくに民主党政権はつぶれていたでしょう。
勝負時に勝負できなかった自民党はチャンスを逃がしてしまったのですね。

<関連記事>
野田政権が緊迫!小泉元首相も猛ハッパ「ちゃぶ台返しをやれ」

自民党が強硬路線に舵を切った。野田佳彦首相が、消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」関連法案の採決前に、早期の衆院解散・総選挙を確約しない限り、7日にも、衆院に内閣不信任案と参院に野田首相の問責決議案を独自に提出する方向で調整に入ったのだ。谷垣禎一総裁ら自民党執行部の背後で暗躍する小泉純一郎元首相。与野党攻防は最終局面に突入した。 

 「一体改革を成し遂げるためにも、どこかで国民に信を問うて態勢を立て直す必要がある。そろそろ、そういう決断をするところに来ている」

 自民党の谷垣総裁は6日午前、広島市内で記者団にこう語り、増税法案の採決前に衆院解散の確約が必要だとの認識を示した。

 野田首相も同日、「解散時期は自分の責任でしかるべき時に対応する」と述べた。

 「持続可能な社会保障を実現する」として、民主、自民、公明各党は3党合意を結んだ。だが、自民党内では、早期解散を確約もせずに、政権延命を図ろうとする野田首相への不満が鬱積。こうしたなか、独自の政局勘を持つ小泉氏が先月28日、都内のホテルのロビーで、石原伸晃幹事長を呼び止め、約10分間にわたって活を入れた。

 「一体何をやっているんだ! 野党が解散権を握ってる政局なんてない。こんなチャンスは珍しいんだぞ」

 小泉氏は、他の党幹部や派閥領袖らにも電話で「勝負時だ」「ちゃぶ台返しをやれ」と説得したという。その後、国民的人気の高い息子の小泉進次郎青年局長ら若手議員が1日、谷垣氏に3党合意破棄を申し入れたこともあり、流れができた。

 谷垣氏はこれまで、法案成立と解散という「二兎」を追っていたが、早期解散を優先して「7日にも不信任案と問責案を提出する」(党幹部)ことを決断した。

 衆院に不信任案が提出されれば、8日にも衆院本会議で採決される。可決には野党に加え、与党からも15人以上の賛成者が必要となるが、民主党内の「反増税」「反野田」議員は早期解散を避けるため反対する見込みで、不信任案は否決される公算が大きい。

 このため、自民党が最大の武器に据えるのが、参院での問責決議案の採決だ。公明党は自重を求めているが、自民党幹部は「最後は同調するだろう」と自信を見せる。野党多数の参院で問責決議案が可決されれば審議はストップし、増税法案の成立は厳しくなる。

 これまで、気配りも目配りもない「鈍」な政治を続けてきた野田首相は6日、自民党の谷垣総裁と公明党の山口那津男代表に党首会談を要請する方針。増税法案の8日採決にも応じる構えだが、早期解散の確約を求める谷垣氏を説得するのは簡単ではなさそうだ。
(ZAKZAK 2012.08.06)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120806/plt1208061540002-n1.htm

|

« 穴だらけの政治資金規正法 | トップページ | 韓国に甘い民主党政権 »

「ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/176106/55938907

この記事へのトラックバック一覧です: 勝負時に勝負できなかった自民党:

« 穴だらけの政治資金規正法 | トップページ | 韓国に甘い民主党政権 »