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2012年6月 3日 (日)

運が良かった輿石幹事長

「ネットでの選挙運動」封印で得したのはあの大物議員だった

 この時代に、なぜ日本ではインターネットを使った選挙運動ができないのか。解禁に向けた動きがないまま、今国会の会期末が6月21日に迫ってきた。世界の選挙でネットの存在感が増す中、またも置いてきぼりを食いそうだ。
 2010年の参院選前、与野党は、候補者本人と政党による選挙期間中のホームページとブログの更新を認めることに合意していた。そしてまさに公職選挙法改正案を提出しようという時、鳩山由紀夫首相(当時)が辞任を表明し国会がストップ。そのまま参院選に突入してしまったのだ。
 当時、ネットが解禁されなかった恩恵をいちばん受けたといわれたのが、民主党の輿石東・現幹事長である。選挙区で自民党の若手女性候補に追いつめられ、あわや落選というヒヤヒヤの戦い。それだけに選挙後、
「輿石さん自身、ネット解禁に相当な警戒感を示していたから本当に運がいい」(民主党議員)
 との声がしきりに聞こえてきたのである。
(Yahoo!ニュース-週刊朝日2012年6月8日号、6月3日(日)7時11分)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120603-00000001-sasahi-pol

インターネットを使った選挙運動の解禁に関する法律が未だに成立しないのは、この記事にある通りの経緯です。まさに成立寸前と言われていたところに鳩山首相(当時)の辞任騒動が起きてダメになってしまいました。

Koshiishi1確かに恩恵を一番受けたと思われるのは輿石さんでしょうね。そのせいで輿石さんは今ややりたい放題という感じです。
逆に、輿石さんがあの時落選していれば、内閣人事や重要法案に関して余計な口出しをされなくて済んだのですから、首相も今のように苦労しなくてもよかったかもしれません。

輿石さんは小沢さんと親しいということで、首相も党内融和を重視するために幹事長にしたのでしょうけれど、幹事長としてふさわしい人事であったとは思えません。野田首相の失敗人事です。

そもそも、輿石さんは討論が苦手。各党の幹事長が出演する討論番組には絶対に出ず、いつも樽床幹事長代行に丸投げしています。ご自身が出演する時は必ず一人だけの独占インタビュー形式なので言いたい放題。討論できない幹事長なんて幹事長の資格が無いです。
輿石さんは小沢さんに過去いろいろ世話になったそうなので、恩義があるのかもしれませんが、首相に協力できない幹事長に意味があるのでしょうか。

輿石さんが消費税法案の採決を先延ばしにしたい理由は、一つには小沢さんに対する配慮があるのでしょうけれど、もう一つは自分自身が参議院議長になる目をつぶされたくないからなのでしょう。

記事にもあるように、輿石さんは前回でさえ選挙は危なかったのです。恐らく次の改選時には引退も覚悟されているのではないでしょうか。
そうなってくると、残る任期中にやっておきたいのは名誉職である参議院議長です。

来年の参院選はご自身の選挙はありませんが、恐らく民主党は参議院で第一党の地位を失うでしょう。議長は慣習で院の第一党から選出しますから、輿石さんとしては、何としても来年の選挙前に議長職をやっておきたい。参議院と衆議院は別とはいえ、野田首相に衆議院の解散でもされたら、その影響で参議院の議長職もどうなるかわからないとあせっているのかもしれません。

それに、問責決議が可決されている前田国土交通大臣、田中防衛大臣は二人とも参議院議員です。輿石さんが彼らの大臣辞職を阻んでいるのは、自分が参議院議員会長でもあることから、議長に選出されるために彼らに恩を売っておく必要があると考えているのではないでしょうか。

すべては想像なのですが、結局、輿石さんは小沢さんと一緒で、天下国家のことよりも自分の利益第一で動いているのだと思います。国会議員がみんなそういう人たちだとは思いたくはありませんが・・・

輿石さんは、ネットでの選挙活動ができなかったことで当選したようなもの。その意味では運が良かったかもしれません。しかし、運良く議長職に就けるのかどうかはわかりませんね。

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