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2012年6月24日 (日)

「身を切る改革」を忘れないで!

<国会議員>公用車は?議員経費は?--国民には負担求めるけれど…身を切らぬ改革

◇国会公用車半減目標、現状14%減
◇議員経費2割減目標、現状4%減

 国民に負担を求める消費税増税の審議が衆院で大詰めだ。翻って国会議員の「身を切る改革」はどうなっているのか。議員たちがかつて約束・提起した改革のその後を調べた。【青島顕】

 ■公用車は?
 01年6月、与党3党(自民・公明・保守)の国会改革推進協議会が発表した改革案の目玉は「国会公用車を10年を目標に半減」。座長だった大野功統(よしのり)元防衛庁長官(自民)は「小泉純一郎首相の構造改革の中、国会も目をそらせなかった」と振り返る。
 あれから11年、衆参両院事務局によると、衆院166台、参院113台の計279台だった公用車は今、衆院138台、参院103台の計241台と削減率は14%にとどまる。
 大野氏は「委員長車は反対が出そうだったので、事務局車と一般議員の乗る政党配属車を減らす計画だった」と話す。事務局車は45台が20台になり目標を達成したが、政党配属車は117台が2台減っただけ。大野氏は「(改めて減車を)やらなければならない」と苦笑するが、衆参事務局は「今後、予定はない」とあっさり。
 公用車については「会期外や選挙中は稼働していない」(議員秘書)との指摘があるが、衆院事務局は「閉会中も運転業務をしている。選挙中は整備、点検や安全運転者講習の受講をする」と説明する。

 ■議員経費は?
 政権交代翌年の10年参院選の民主党マニフェスト(政権公約)は、国会議員経費2割削減と企業・団体献金の廃止をうたった。
 給与に相当する議員歳費は5月から年間270万円(2年間)の削減が始まった。しかし国会議員経費は、文書通信交通滞在費(年1200万円)、公設秘書経費(平均2800万円前後)など年間7000万円以上と言われ、削減は4%程度に過ぎない。
 企業・団体献金も、党本部としては受け入れを自粛中だが、政治家が代表を務める党支部は受け取っている。10年の政治資金収支報告書によると、野田佳彦首相も計450万円を受け取った。

 ■文書通信費は?
 年1200万円が支給される文書通信交通滞在費は、歳費と同様、個人口座に振り込まれる。経費扱いで非課税のため「あまり活動せず、ため込む議員もいる」(与党議員秘書)との指摘が相次ぎ、透明化を求める声が上がっている。
 綿貫民輔衆院議長(当時)が委嘱した「衆院改革に関する調査会」(会長・瀬島龍三NTT相談役、故人)が01年にまとめた答申も「議員活動に必要不可欠だが、領収書等を付した報告書提出を義務付けるべきだ」としたが、放置されている。
 毎日新聞は3月、議員待遇を議論する衆参の議院運営委員会委員計50人に収支報告の必要性などを質問したが、回答者はたった3人。透明化はなぜ実現しないのか。議員経費問題に取り組む民主党の長尾敬衆院議員は「『それぐらい、いいんじゃない』と言われる」と話す。
 20年近く国会議員秘書を務めた評論家、永田長太さんは「ここ数年、北欧製の家具や調度品を使った豪華な議員会館や議員宿舎が建設されており、身を切る改革など名ばかりだ。国民感覚とかけ離れているから改革が進まない」と批判する。
(Yahoo!ニュース-毎日新聞6月23日(土)17時29分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120623-00000003-maiall-pol

私は小沢一郎さんが大嫌いですが、彼の『国民に増税をお願いする前に、まず身を切る改革を優先すべき』という主張には強く同意しています。
もちろん、それは言葉の上だけのことで、彼が総理になったとしてもできるとは思っていません。実際に、彼が民主党幹事長時代に真っ先にやろうとしたことは、財源の当てのないバラマキ政策やマニフェストに書かれていない『外国人参政権問題』などとんでもない政策ばかりでしたから。
しかし、小沢さんが主張しているから正論であっても何となく胡散臭く思えるだけで、主張自体は全く正しいと思います。
いよいよ増税が現実のものになろうとしているからこそ政治家の皆さんには『身を切る改革』を忘れないでいただきたいです。

引用した記事には久しぶりに小泉首相時代の構造改革のことが出ています。小泉首相の構造改革というと、世間では「郵政民営化しかやらなかった」という印象を持つ人も多いかもしれません。
しかし、小泉首相は『国会が一番遅れている』と国会自体の構造改革にも取り組んでいました。それでも、公用車の削減率は14%。いかに衆参事務局の抵抗が大きいかわかります。
公用車の大半は待機していることが多く、衆参両院で別組織になっているため無駄も多い。民間委託など、その気になればかなり減らせるはずなのに、職員減らしにつながるので、守秘義務や職員の雇用問題を盾になかなか進まないのが現実です。

小泉さんには、国会や公務員改革などに本格的に取り組む時間が無かったのは残念です。
大阪市の橋下市長は正直何をやろうとしているのかよくわからないのですが、こうなったら彼に総理になってもらって永田町の無駄を徹底的に壊してもらうしかないのかなと漠然と考えています。

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