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2012年4月20日 (金)

てんかんなどの病気に絡む運転免許の在り方

警察庁 運転免許、在り方検討 祇園暴走受け有識者会議設置へ

 京都・祇園の暴走車事故を踏まえ、松原仁国家公安委員長は19日の会見で、てんかんなどの病気に絡む運転免許の在り方について検討する有識者会議の設置を警察庁に求めたことを明らかにした。これを受け、警察庁の片桐裕長官は「制度、運用の両面から、また(道路交通法の)法改正も視野に入れながら具体策の検討を進めたい」と述べ、有識者会議を早期に設置し、社会参加の確保やプライバシー保護といった問題にも配慮した上で、運転免許制度の在り方について検討する考えを示した。(後略)
(Yahoo!ニュース-産経新聞4月20日(金)8時36分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120420-00000113-san-soci

てんかんと重大な交通事故に関しては、丁度一年前、クレーン車の運転手がてんかんの発作を起こして小学生を6人死亡させた痛ましい事故がありました。
今回の京都の事故は、てんかんが事故の直接の原因となったかは調査中ですが、加害者がてんかんであったことは明らかになっています。

てんかんという病気に絡み、このような重大事故が繰り返されると、当然、てんかんの方への運転免許の交付は厳しくあるべきだという意見が多くなるでしょう。
しかし、意識障害を起こすという点では低血糖などもあります。

私は、てんかんの方と低血糖の方それぞれ、目の前でいきなり倒れて意識を失ったところを見たことがあります。本当に驚きました。
薬は飲んでいたようですが、薬だけではコントロールできないほど重症だったようです。
少なくとも、このような重症の方に運転免許証を与えてはいけないと思います。

京都の事故では、加害者は医師から運転を禁じられていたにもかかわらず運転していました。医師の判断が出た時点で免許証を強制的に返納させていれば今回の事故は起こっていなかったわけで、そうした強制力が現行制度にないのは問題だと思います。

法の厳罰化に関しては、病気の方の社会参加を阻害するとの意見もあるとは思いますが、いったん事故を起こした場合の結果の重大性を考えると、患者個人の権利が一部制限されるのはやむを得ないと思います。これは差別ではなく区別と考えて下さい。

判断が難しいのは、症状がそれほど重くない方でしょうか。
これらの方については現行制度で運用してよいと思いますが、医師の診断に反して運転した場合や、車両の運転を条件とする職業に就く際の告知義務違反に対しては、何らかの罰則規定が必要ではないかと思います。

てんかんや低血糖以外にも、突然脳卒中や心筋梗塞を起こして事故を起こす方もいます。寝不足で居眠り運転する場合もありますね。
健康だと思っていても、思わぬ病気が隠されていることがありますので、運転する方は特に体調管理に気をつけましょう。

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