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2012年2月29日 (水)

安倍元首相待望論について

「安倍元首相待望論わき上がってる」山本一太氏

自民党の山本一太前参院政審会長は27日の記者会見で、安倍元首相の首相再登板について、「安倍氏の待望論が少しずつわき上がっている。捨て身でこの国を変える覚悟を示していただければ、もう一度政治生命をかけて応援したい」と期待感を示した。
(Yahoo!ニュース-読売新聞2月28日(火)9時8分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120227-00000932-yom-pol

安倍元首相を支持する方たちには誠に申し訳ないのですが、私は安倍さんにはそれほど期待していません。もちろん、民主党政権の三人の首相に比べれば、はるかに優れた人であるとは認めます。短い首相の在任中に重要な政策を成し遂げたのは事実でしょう。

しかし、私は今でもあの「おかえりなさい」という言葉と共に郵政造反議員の復党を認めたことは安倍さんの最大の誤りだったと思っています。当時の世論調査では、郵政造反組の復党は否定されていたにもかかわらずです。「おかえりなさい」の言葉と共に自民党は古い自民党に戻りました。

自民党の低迷はあの復党問題から始まっているのは明らかで、小泉政権時に惹き付けた都市部住民や若年層から中年層に至る有権者(元々自民党が弱かった層)がその後無党派層に戻ってしまいました。
無党派層でいてくれるならばいずれまた自民党を支持してくれる可能性もありますが、どちらかといえば、あの復党騒動で自民党に失望し、離反してしまった有権者が多かったのではないでしょうか。それくらい、自民党にとってあの復党問題は大きな転換点だったと思います。

安倍さんが今一つ人気が出なかったのは、「戦後レジームからの脱却」という何やらよくわからない抽象的なスローガンに熱心だったことのような気がします。考えはわからなくもないのですが、国民はもっと具体的なもの、例えば年金政策や公務員改革等を求めていたのではないでしょうか。結局、その年金で様々な問題が噴出したため失速してしまったのですが。

右寄りのイデオロギー路線も、私は支持したいと思っていた方でしたが、靖国参拝や慰安婦問題で中途半端な対応をして、かえって問題をこじらせたことは残念でした。どのような対応をするにせよ、結局、安倍さんの覚悟が足りなかったのだと思います。

最近になって「総理在任中に靖国参拝をしておけばよかった」と発言されているようですが、参拝するしないを明らかにしなかった曖昧戦略がご自身で正しいと信じていたなら今でもそれを貫くべきで、今になって未練がましいことを言うべきではないと思います。

安倍さんは小泉さんの後継者のような形で登場しましたが、元々小泉さんとはやりたいことの方向性が全然違っていたということなのでしょう。安倍さんはどちらかというと古いタイプの自民党議員なのだと思います。そんな安倍さんを後継者として指名した小泉さんの意図は何だったのか、未だに謎です。

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