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2011年3月28日 (月)

疑似被災

被災していないのに調子が悪い。これは『疑似被災』というらしい。
被災地にいるわけではないのに、津波が街をのみ込む映像などをテレビなどで長時間視聴した結果、不安感や無力感に襲われたり、無気力になったり、まるで自分が被災したかのような錯覚をおこすことだそうです。

『ああ、そうだったのか』と納得すると同時に、そういう方が多いと聞いて少し安心しました。私もまさにそういう感じで、震災後は何をやっても楽しくなくなってしまいました。
疑似被災に陥ってしまった時は、テレビを見るのを少し止めて、音楽を聴いたり、体を動かしたり、友人とおしゃべりしたりと、好きなことをするのが良いようです。
また、こうしてブログに文章を書くという行為も効果があるようです。
私もずっと調子が悪くてブログを書く気力が無かったのですが、気分転換に書こうと思います。

これまで、被災地の方々のことを考えると、『自分は何て恵まれているのだろう』と申し訳なくなり『今私ができることは何だろう』と自分の行動に一々疑問を投げかけていました。

義援金を送ること、買占めをしないこと・・・いろいろありますよね。
義援金はすでに協力させていただきました。
しかし、ボランティアなどで頑張っている方々の映像を見ていると『私のやったことなんかたいしたことではない』と落ち込んでしまいます。

トイレットペーパーも必要だから買ったのに(1パックのみ)、それを持って歩いている間、『あの人買占めしているんじゃない』と周りの人から思われているような気がしていたたまれなかったです。

春物のお洋服を買いに行っても、『被災者の方は着るものさえ無いのに私がこんな贅沢をしていいのだろうか』と罪悪感を抱いてしまいます。

今月は震災後、舞台芸術公演を3件観に行く予定があったのですが、2件は中止、1件は延期になりました。とてもじゃないけれど行く気分ではなかったので中止になって良かったです。

ところが、『中止でなかったのなら行っていたかもしれない』『こんな時にのんきに芸術鑑賞していいのか』と自問自答して鬱々としてしまいました。
さらに、『払い戻してもらったお金は義援金に回すべきだったのか…』と申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。

もう何をするにも被災者の方たちのことを考えて行動にブレーキがかかってしまうのですが、これではいけませんね。
被災していない国民が経済活動を行うことも日本を元気にするためには必要です。なかなか3.11以前の気分には戻れませんが、私もなるべく普通の生活をするよう心がけます。

とはいっても、原発問題が収束に向かわないかぎり不安なのは事実。こればかりは一般国民が手助けできる問題ではないので、今は祈ることしかできません。
疑似被災の症状から完全に脱却するにはまだ時間がかかりそうです。

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