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2010年10月31日 (日)

萌えキャラ「日本鬼子」

「日本鬼子」とは中国人が日本人に対して使う蔑称だそうです。しかし、そう言われてもいま一つピンとこないんですよね。
Wikipediaによれば、「鬼」の字は中国語圏では最上級の侮蔑語であるが、日本では強い力を意味するなど必ずしも否定的な意味でないため、肝心の日本人にはいまいち侮蔑の意が伝わりにくいのが実情である。と説明されています。

確かに、日本人にとって「鬼」というのは侮蔑の対象ではなく、その力に対して畏怖の念を抱くといった方が適切ではないでしょうか。尊敬の意味すら含まれているんですよね。

そんなことから、日本のネット上では、「日本鬼子 (ひのもとおにこ) という萌えキャラを作って中国人の怒りを巧みにかわしてしまおうという草の根プロジェクトができたようです。

どんな萌えキャラなのか私も見てみましたが、結構かわいい。
それに対する中国人の反応は・・・

・こう来るとは全く思いもしなかった。あの国はやはりよく分からん……
・こんな手を打ってくるとは。あの国はまずオタクから何とかした方がいいんじゃないか?
・こっちは罵声を送っていたはずなのに返ってきたのは萌えキャラ……なんかもう、無力感に苛まされる……
・やべぇ……日本はやっぱりやべぇ国だよ。ちょっと負けを認めるべきなのかもしれない。 あ、基本は黒髪ロングでお願いします。
・日本鬼子が萌えキャラだと? こうなったらあいつらをどう呼べばいいんだ? JAP?それともキモオタ ?

「こう来るとは全く思いもしなかった。あの国はやはりよく分からん……」というのが代表的反応でしょうか。この萌えキャラ、これもクール・ジャパンなのかもしれませんねぇ。

私にとって「鬼」のイメージは能に出てくる「鬼」ですね。
「鬼」が出てくる能はいくつもありますが、私は「安達原」が好きです。「道成寺」「葵上」とともに「三鬼女」と言われています。絶望、恨み、怒りといった人間の感情を「鬼」の形を借りて表現しており、非常に味わい深い能です。他にも「鬼」というより「鬼神」といった分類のものもあり、それは超人的な能力を持つものです。このあたりの感覚は中国の方たちには理解できないのかもしれません。

政治家たちが日中首脳会談をやる、やらないと騒いでいる間に、若者たちは萌えキャラという若者の一種の共通感覚を使って攻撃をさらりと受け流す。これぞクール・ジャパンのソフトパワー。

しかし、クール・ジャパンがクールであるためには、萌えキャラの「萌え」や「かわいい」が意図的ではなく無意識でなければならないのです。押しつけがましくないところがポイントですね。柳腰官房長官にはそのあたりの微妙な感覚がわかってもらえないかもしれませんが・・・

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2010年10月29日 (金)

機関車模型とワイングラス

日米外相会談 米国務長官からSL模型 前原外相に贈られ

 【ホノルル西田進一郎】クリントン長官は27日夕方(日本時間28日昼)の日米外相会談の冒頭、前原誠司外相に蒸気機関車(SL)の模型を贈った。前原外相は、大の鉄道ファンで、国土交通相時代に機関士の制服姿でミニSLを運転する姿が週刊誌にも取り上げられたほど。クリントン長官がSLの仕組みを説明し始めると「よく知ってますよ」とうれしそうに語り、その鉄道ファンぶりに会談冒頭の硬い空気が一瞬で和んだ。
 前原氏が贈ったのはペアのワイングラス。同行筋は、米国側の行き届いたもてなしに脱帽し「我々のはちょっと淡々としたものだった」と反省しきりの様子だった。
(Yahoo!ニュース-毎日新聞10月28日(木)22時45分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101028-00000120-mai-pol

前原さんって鉄道の話になると子供みたい。すごくうれしそうです。米国側はなかなか気の利いたプレゼントを下さいました。

前原さんの趣味が鉄道だということを以前は知りませんでしたが、鉄道オタクの知人から「有名なんだよ」と、専門誌に載った前原さんが写した写真を見せてもらったことがあります。

日本側のプレゼントはワイングラスとのことですが、良いんじゃないですか。
前原さんは「淡々としたもの・・・」と反省しているようですが、こういう場合、基本的に高価なものを贈り合う習慣でもありませんし、心がこもっていれば良いと思います。

それよりも、クリントン長官は会うたびに日本の外相が変わることの方が気がかりだと思いますよ。

Maehara2_2

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2010年10月28日 (木)

人気者対決

衆院内閣委で、自民・小泉 進次郎議員と民主・蓮舫行政刷新相が激しい論戦

自民党の小泉 進次郎議員と蓮舫行政刷新担当相は27日、衆議院の内閣委員会で、民主党の小沢元代表の「政治とカネ」の問題や特別会計の事業仕分けをめぐり、激しい論戦を繰り広げた。
小泉 進次郎議員は「蓮舫さんに聞きたい。公務員の皆さん、本気で改革に協力しようと思っているなんて思いますか」とただした。
蓮舫行政刷新担当相は「小泉さんが人気があるのが非常にわかるくらい、的確な質問をいただいております。ただ1つだけ、人を指さすのは、やめた方がいいのかなぁと」と述べた。
さらに、小泉 進次郎議員は「蓮舫さんが、なぜ人気があるのかがわかりませんね。全然、はっきりしないんですよ。なぜ小沢さんの問題になると、何も言わなくなっちゃったんですか」とただした。
蓮舫行政刷新担当相は「国会で決めることに、わたしが口を出せる立場にないということを、百も承知でお伺いになっているのだと思います」と答えた。
小泉議員は、小沢元代表の証人喚問を妨げているのは民主党だと強調し、企業団体献金禁止の方針も翻すなど、民主党政権は信用できないと批判した。
また、27日から始まった特別会計の事業仕分けに関連して、小泉議員が「4日間で年金特会の年金保険料流用問題に決着をつけるのか」とただしたのに対し、蓮舫行政刷新担当相は「残念ながら、決着はつかないと思う」と述べるにとどまった。
(Yahoo!ニュース-フジテレビ系(FNN)10月27日(水)13時19分)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20101027-00000848-fnn-pol

今衆議院TVを見終わったところです。人気者の二人、なかなか見ごたえがありました。

まず小泉議員について。初質問の頃から比べると、短い間にずいぶん議員として成長したように思えます。その間、相当勉強したのでしょう。それとわかるくらい非常に論理的で、かつ、攻撃的な追及であったと思います。
論点をすりかえて、相手の追及をはぐらかすという蓮舫議員お得意の戦術にも全く動ぜず、どこからでも相手を追い詰めていくことができました。
おまけに、ヤジを逆手にとって反論するところなどなかなか上手い。それは余裕というより自信の表れでもあったと思います。

髪の毛も短くカットしてすっきり。声の通りの良さも相変わらずで、こうやって書いていくと、非の打ちどころがないようです。ちょっとほめ過ぎかな(笑)

Shinjiro7

ところが、蓮舫議員に「小泉さんが人気があるのが非常に分かるくらい、的確な質問をいただいている。ただ1つだけ、人を指さすのは、やめた方がいいのかなぁと」優しく?指導されてしまいました。

Renho1

その後、最後まで小泉議員の仕草に注目していたのですが、何と1~2回を除いて指さしを止めているんですね。『ずいぶん素直な方なのね~』と妙に感心してしまいました。

実は蓮舫議員、過去の仕分け作業の時、
思いっきり指さししてるんです。
『おまえが言うか!』ってね・・・

Renho2

蓮舫議員については、ある意味非常に感心してしまいました。あの詭弁を駆使した論点のすり替えのうまさはすごいと思います。彼女の淀みのない立て板に水の答弁に対して、普通の人は到底反論できないのではないでしょうか。

例えば、「埋蔵金より埋蔵借金の方が多いことがわかってきたのでジレンマに陥っているのではないか」という小泉議員の指摘には、質問をはぐらかして正面から答えません。小泉議員の質問がわかりやすいだけに、逃げの姿勢を感じました。

しかし、権力を盾に強弁を繰り返す仙谷官房長官より、蓮舫議員の方がはるかに好感が持てます。人気者の小泉議員に対してちょっとムキになっていたような感じもしましたが、「一緒に仕分けをやりたいな♪~」と秋波を送る仕草を見せるなど、本気かどうかは別として、まぁ可愛いではありませんか。蓮舫議員、頭の中かなり混乱してしまったんでしょうね。
ということで、今回の対決は小泉議員の勝ち!

~衆議院TVより~
すっきりクールな印象を受けました。

Shinjiro8

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2010年10月26日 (火)

Windows 8は、およそ2年後に登場

Windows 8は2012年にリリースか

Microsoftの次期版OS「Windows 8」は、およそ2年後に登場するようだ。
 同社のオランダ支社スタッフは10月22日、Windows 7発売1周年記念とWindowsの今後の展開についてコメントした。その中で「Microsoftは次のバージョンのWindowsに取り組んでいる。しかし、『Windows 8』が市場に出るまでには2年ほどかかるだろう」と述べている。
 Windows 8については、以前から2012年にリリースされるとのうわさがあり、オランダ支社のコメントはうわさに合致する。また同OSに関しては流出資料とされているものがネットで出回っている。それによると、同OSは超高速で起動し、アプリをダウンロードできる「Windows Store」を備え、クラウドとの統合が強化されているという。顔認識ログインなどの機能も搭載されるとうわさされている。
(Yahoo!ニュース-ITmedia News10月25日(月)15時6分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101025-00000031-zdn_n-inet

え~っ、もうWindows 8のリリースの話ですか。7を使い始めたばかりなのでちょっと待って欲しいなぁ・・・

今年の夏、長年メインパソコンとして使ってきたWindows XPパソコンの調子が悪くなったので急いでWindows 7パソコンを買ったのですが、これがものすごく良くて気に入ってます。

使い始めてまだ二ヶ月程なので、新しいということもあるのでしょうが、とにかく何をするにもサクサク動きが早いところがいいです。特に起動と終了の速さはすさまじく早く感じます。起動は1分くらいかな。もしかしたら1分弱かもしれない。シャットダウンは測ったら15秒くらいでした。

XPは起動してからもハードディスクのランプがつきっぱなしで、何とか使えるようになるまで10分~15分はかかります。シャットダウンもトイレに行って戻ってもまだ切れていないくらい遅いです。

XPは7年くらい使っていたので、不要ファイルのゴミがたまりにたまって遅くて重くなっています。そもそもメモリーが少ないのに重いソフトを沢山動かしているのが悪いんですけどね。

それに比べると7の軽さは夢のようです。本当はXPに慣れていたので新しいOSを使うのは抵抗があり、『できればXPをこのまま使いたい』という気持ちは強かったです。

しかし、7の快適さを知ってしまったのでもうXPには戻れません。そのうちフリーソフトを使ってXPのHDDの大掃除をしようとは思っているのですが、元々大事なデータはすべて外付けHDDに入れてあるのでそれほど緊急性も感じませんし、時間がある時にやるつもりです。

実は家にはVistaパソコンもあります。XPの予備機兼モバイル用として買ったのですが、ほとんど使っていません。Meのサポートが切れたためにVistaを買ったという意味もあるのですが、何かVistaってMeと同じような運命ですよね。人気OSの谷間に出た日陰の存在って感じです。

7が出て8のリリースの話まで出ていますが、今現在、何といってもXPユーザーが一番多いのではないでしょうか。しかし、XPの延長サポートは2014年4月までです。調子の悪いXPパソコンを使っていらっしゃる方は、無理やり使い続けるより7か8に乗り換えた方がいいかもしれませんよ。

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2010年10月24日 (日)

ちょっと不安、いや、かなり不安

中国海軍への警戒強化を=自衛隊観閲式で訓示―菅首相

 菅直人首相は24日午前、陸上自衛隊朝霞訓練場(埼玉県朝霞市など)で開かれた自衛隊観閲式で訓示し、「わが国周辺の安全保障環境は、ミサイルや核兵器の開発が懸念される北朝鮮、軍事力の近代化を進め海洋における活動を活発化させている中国に見られるように厳しさを増している」と指摘した。その上で「自衛隊は多様な事態に実効的に対処し得る態勢を常に取っておく必要がある」と述べ、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を踏まえ中国海軍への警戒・監視活動を強化する必要があるとの認識を示した。
 また、首相は「本年は日米安全保障条約改定50周年に当たる。この同盟関係を21世紀にふさわしい形で着実に深化させていきたい」と強調した。昨年は鳩山由紀夫首相(当時)が海外出張で欠席したため、民主党政権下での首相の観閲式出席は初めて。 
(Yahoo!ニュース-時事通信10月24日(日)13時46分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101024-00000027-jij-pol

8月に菅首相が官邸で自衛隊の折木良一統合幕僚長と陸海空3自衛隊の各幕僚長と会談した時、首相は「昨日予習したら、防衛大臣は自衛官ではないんですね」と発言して周りの方々はビックリ。防衛省関係者から、「首相は防衛相が文民である意味を理解していなかったのではないか」と言われてしまいました。

その程度の認識の方が自衛隊の最高指揮官として観閲式で訓示しているのですから、自衛隊員の皆様も不安ですよね。もちろん、国民である私も不安ですが・・・

Kan30

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2010年10月22日 (金)

三原じゅん子議員の初質問と与党の批判

三原じゅん子議員、委員会デビュー 細川厚労相を激しく攻める

 自民党の三原じゅん子参院議員が21日の参院厚生労働委員会で初質問した。
 女優出身という「軽さ」への指摘を意識してか、冒頭は「初心忘れるべからずという言葉がある。常に志した意気込みを持ち続けて精進したい」と謙虚な姿勢をみせた。
 しかし、その後は取り組んできた子宮頸(けい)がん対策などについて専門用語も駆使しながら細川律夫厚生労働相を激しく攻め、「存じません」と答弁せざるをえない状況に追いつめた。
 三原氏は質問後、記者団に「細川氏は大丈夫なのかなというぐらい答えない。がっかりしました」と余裕の表情を見せた。
(Yahoo!ニュース-産経新聞10月21日(木)19時7分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101021-00000596-san-pol

Mihara1私は三原氏のことを女優時代も含めてほとんど知りません。選挙に出ると聞いた時は『どうせ票集めのためのタレント議員候補でしょ』と思っていました。

しかし、今夏の参院選はタレント議員にとっては狭き門。その中で当選したので大したものだと思っていたら、彼女が子宮頸がん対策をはじめ社会福祉政策に熱心に取り組んでいる方だと聞いてまたびっくり。しかも介護施設を経営している実業家でもあるのですね。全く私の認識不足でした。その後は彼女の動きに注目しています。

21日は三原氏が委員会で初質問をするというので、先ほど参議院TVで彼女の質問部分を全部視聴しました。子宮頸がん対策に関する質問がほとんどでしたが、がん患者の就労問題などにも質問が及び、無難にまとめていたと思います。

彼女は女優さんであっただけに声の通りや間の取り方もよく、また何といっても美しい方なので、答弁する与党側の男性委員も何となく嬉しそうにみえました。特に桜井充財務副大臣ね♪

国民の健康に関する問題は与野党協力して進めていかなければならないので、際立った対立点もなく比較的穏やかな質疑であったと思います。

気になったのは細川律夫厚生労働相の頼りなさ。記事にも三原氏が「がっかりしました」とあるように、「大臣にお尋ねします」と質問しても、答えるのはほとんどが岡本充功厚生労働政務官でした。

確かに細川氏は医療問題よりも労働問題の方が詳しいようですから答弁に自信が無かったのかもしれません。それに岡本政務官はお医者さんですから専門知識も豊富です。ちなみに桜井財務副大臣もお医者さんなので、細川大臣は二人の答弁に頼りきりでした。

ところで、初質問としては特に問題はなかったと思ったのですが、なんととんでもないところから批判されてしまいました。

三原じゅん子議員 発言を与党が「不適切」と批判

 自民党の三原じゅん子参院議員が21日の参院厚生労働委員会で、子宮頸がんにかかって子宮を摘出した経験に触れ、「女性にとって最も大切な、子供を産むという機能を失ってしまった」と述べた。与党委員は「女性は子供を産むためにあるような表現で不適切だ」と批判。与党理事は近く三原氏に注意するよう野党理事に求める。
 三原氏の事務所は「自分の体験に基づき、自分のことを述べただけ。女性全般に対して言ったわけではなく、不適切とは思わない」と反論している。
(Yahoo!ニュース-毎日新聞10月21日(木)20時16分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101021-00000019-maip-pol

この発言は質問の前置きのような形で発言した部分だったのですが、私は特に問題だとは思いませんでしたね。実際、委員会の雰囲気もヤジも飛ばず和やかでした。

子宮は子供を産むためには必要な機能ですし、実際、子供を産めるのは女性だけです。どこからこういう発想が生まれてくるのか文句を言う側の方がおかしいと思います。
「女性に子供を産んでもらいたくないのですか?」と逆に尋ねたいですね。

恐らく、何かと注目される人気者の三原議員に今後活躍されては困るので、今のうちに潰しておこうという魂胆なのでしょう。そういう姑息なことを考える与党議員の方が不適切です。まぁそんなことに負けるような三原さんではないでしょう。

彼女は厚生労働政策を中心にして今後幅広く政策を勉強してほしいと思います。当選を重ねていけば、将来は元参議院議長の扇千景さんのようになるのではないかと期待しています。

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2010年10月20日 (水)

お子様国家とお子様政党

中国側から中止連絡=橋下大阪知事の万博講演

 大阪府は19日、中国・上海万博会場で31日に予定されていた橋下徹知事の講演について、中国当局から中止連絡を受けたことを明らかにした。これについて橋下知事は同日、府庁内で記者団に対し、「(中国に対する信頼は)ほぼゼロ。マイナス2万点だ」と怒りをあらわにした。
 橋下知事は中国側から招待を受け、各国の政治家や学者らが集う「上海万博サミットフォーラム」で講演する予定だった。しかし、18日になって中国側から「知事招聘(しょうへい)を中止する」との連絡が具体的な説明もなくあったという。
 橋下知事は「金を持っていても(人間に)最後に必要なのは信頼。中国(人)みたいな人間にはなりたくない」と中国側の対応を厳しく批判した。 
(Yahoo!ニュース-時事通信10月19日(火)21時25分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101019-00000133-jij-pol

橋下知事、相当怒っていらっしゃいますね。こちら側に非が無いのですから怒るのも当たり前です。怒るべき時にはしっかり怒らないといけません。

尖閣問題やノーベル平和賞に対する中国の態度は常軌を逸していると言って良いと思いますが、よく考えてみれば怒るのがバカらしくなってきます。というのは、中国という国は子供だからです。

中国のことを三千年、四千年の歴史がある国だと表現する方が多いですが、中華人民共和国になってからは61年の歴史しかありません。共産党一党独裁国家になってからの歴史をみれば、中国はまだほんの子供の国なのです。

しかし、そんな子供がお金と権力を持ってしまったので周りの国が振り回されているといったところでしょう。おまけに日本政府が民主党という、これまたお子様政党なので中国を甘やかすばかり。これでは中国の暴走は止められません。

2007年当時、自民党の伊吹文明幹事長が額賀福志郎財務相の参院での証人喚問を野党で単独議決した民主党の対応に関し「(参院第一党となり)初めて権力という名のピストルを持った小学生が、うれしくて学芸会でぶっ放したようなものだ」と痛烈に批判したことがありました。

民主党に対するあまりに的確な表現に感心してしまったのですが、現在の中国と民主党は伊吹氏の言う『初めて権力という名のピストルを持った小学生』だと思います。

子供が権力を持ったのなら、大人が厳しく監視して指導しなければなりません。毒入り餃子事件の時の日本は頑として譲らなかったですよね。甘やかさなかったから中国側が譲歩してきたのです。相手の言うなりになるのが外交ではないのに、民主党政権は駄々をこねる子供に飴を与えて黙らせようとするだけ。これでは子供がさらにわがままになっていくだけです。

権力を持つものは、権力を持っていることを自覚し、謙虚でなければならないとよく言われますが、中国も民主党も権力の扱い方を知らないので国民が振り回されています。

わがままなお子様中国に対しては、日本が大人にならなければいけませんが、それは日本が我慢するということではありません。毒入り餃子事件の時のように、怒るべき時にはしっかり怒ることです。

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2010年10月18日 (月)

ロシアの国勢調査にプーチン夫妻登場

ロシア プーチン首相、離婚説打ち消し 久々に夫人と登場

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン首相(58)とリュドミラ夫人(52)が久しぶりにツーショットで登場し、離婚のうわさを打ち消した。
 プーチン夫妻は16日、ロシア全土で14日から行われている国勢調査に参加。その映像が政府公式ホームページに17日公開され、テレビでも報道された。2人はモスクワ郊外の住居でソファに並んで座り、調査員の質問に答えた。プーチン氏は「結婚している」と述べ、リュドミラ夫人も「妻です」と答えた。
 プーチン氏については大統領退任直前の08年4月、ひそかに離婚し、新体操の五輪金メダリスト、カバエワさん(27)と再婚しようとしていると新聞で報じられた。本人は否定したが、その後も夫婦そろってメディアに登場することはほとんどなく、離婚説がささやかれていた。
(Yahoo!ニュース-毎日新聞10月18日(月)18時33分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101018-00000011-maip-int

モテる旦那様を持つと奥様も大変ですね。つい最近もモスクワ大学の女子学生らが「プーチン首相へのプレゼント」として下着姿を載せたカレンダーを作製したというニュースがありました。「本当に学生さん?」と疑うくらいプロのモデルさん並みの美形の方ばかりで、あれはプーチンさんに限らず男性にとってはすごく魅力的なカレンダーです。

噂になっているカバエワさんのことは以前にも書いたことがありますが、すごく綺麗な方ですし奥様も心配でたまらないと思います。

ところで、ロシアも国勢調査の時期なんですね。あちらは日本と違って調査員に「結婚している」、「妻です」って答えるのね。国民全員にやるのは結構大変だと思います。

実際プーチンさん夫婦の仲はどうなんでしょうか?
次の大統領選に出馬するとの噂もあるので、もしかしたらその前に何か動きがあるのかもしれませんね。
離婚・再婚して再び大統領になるかもしれません。

Putin12

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2010年10月16日 (土)

マスコミが報道しない理由

今日は尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐり中国に抗議する集会が東京で行われ数千人規模の人が集まったようです。私はネット中継をしばらく見ていたのですが、ものすごい人の数に吃驚。『さすがに今回はマスコミも無視できないだろう』と思いました。

ところが、テレビ局は何社か取材に来ていたようですがニュース番組では見事にスルー。特にひどかったのはNHKです。中国で行われた反日デモは画像が無いにもかかわらずトップニュースでしたが、中国より大規模だった日本のデモには一言も触れませんでした。

日本のマスコミの異常さはネット上では常々語られてきましたが、こういう現実を目の当たりにすると改めて背筋が寒くなる思いがしました。
しかし、ここまでマスコミが黙殺するのは何らかの理由があるはずです。何かヒントはないものかと以前読んだ本などを調べてみました。

丁度、中国で反日暴動が繰り返されていた2004年から2005年頃に購入した本ですが、今読み返してみると非常に興味深い記事がいくつもありました。基本的に中国政府はあの頃からほとんど変わっていないように見えます。

なかでも東京新聞の元中国総局長だった清水美和氏の北京特派員時代の話は興味深いので一部紹介したいと思います。悪くいえば自己正当化のようにも見えますが、北京特派員という特殊な環境下ではかなり本音を書いていると思います。

―――北京に日本の記者が常駐するようになったのは今から四十年前の一九六四年、両国間で「日中記者交換に関する覚書」が交わされてからである。(中略)
ただ、一九八〇年代から、この「覚書」は次第に形骸化し、辺見記者をはじめ記者の国外退去処分には、国家機密窃取など刑法上の理由が挙げられるようになった。現在では、中国に対する批判的報道が理由で常駐記者に直接圧力が加えられたり、支局を閉鎖されたりする脅威を感じることは、ほとんどなくなった。
 ただし、これは北京で取材をするうえで、心理的圧力がなくなったということではない。長く常駐していると、ここまで取材をしても問題はないが、そこを踏み越えたら危険という境界が、だいたいわかるようになる。取材活動への公安部門の干渉を招かないため、自己規制することはたしかにある。(中略)
 こうしたリスクを冒しても取材すべきなのかもしれないが、天安門事件当時と異なり、大きく影響力を後退させた党内民主派の現状を考えると、接触する気になれなかった。これらのセンシティブな問題の取材では、その成果と、それに伴うリスクを絶えず秤にかけざるをえない。「覚書」の無言の圧力は、現在も残存しているというべきであろう。(中略)
 経済の実力を蓄え躍進する中国に世界の目は集まっており、何もしんどい思いをして立ち遅れた農村や都市の貧困、民主派や法輪功への弾圧といった暗い面を取材しなくても記事は書けるし、紙面ではそれなりに歓迎される。(中略)こうした記事を書いている限り、中国では厚遇され、公安当局の干渉を招く恐れもない。三年ほどの任期を無事に務めあげ、「特派員経験者」のキャリアをつけて国内の取材部門に帰ることができる。(中略)
 改革・解放と高度成長の恩恵に浴し、この十年で十倍近くに収入が増えた都市のホワイトカラーたちは、ほとんど収入が伸びない農村や出稼ぎ労働者に思いを致すことはなく、この国の断裂は恐ろしいまでに拡大している。
 こうしたなか、中国の中でも別世界の北京で暮らす特派員たちが日常的な誘惑に負けず、リスクをいとわないで、この国の実相を伝える地道な努力を重ねられるのか。その意味で北京特派員の敵は、記者交換に関する覚書や公安当局ではなく、実はわが身の内にあるといえよう。―――
(清水美和『北京特派員の「内なる敵」』情報操作の国の外国記者事情
『中国利権の真相』別冊宝島2004年10月11日発行より引用)

非常に長い記事の一部分なのですが、かなり本音が書かれていると思います。北京では街のあちらこちらに監視用のビデオカメラが設置されており、電話は盗聴されるのが当たり前。情報源との接触にはこうした見えない壁をいくつも乗り越えなければなりません。しかも、内部文書などニュース価値の高いものが手に入っても、記者をひっかけるための偽物の場合もあるそうです。こうした特殊な国においては、どうしてもリスクのある記事を書くより楽な方へと流されていってしまうのでしょうね。

ちなみに記事の中にある辺見記者とは、今は作家・辺見庸として知られる辺見秀逸氏のことで、彼は中国共産党の機密文書をスクープしたため国外追放されています。こうした現実がある限り、中国政府の見えない圧力に屈することなく記者としての信念を貫き通すことは難しいのでしょう。

日本のマスコミも、中国とのつながりが深い企業がスポンサーとか、色々な見えない壁があるに違いありません。これはマスコミという企業の特殊性です。日本のマスコミは日本の企業で、将来にわたって多国籍化することはまず考えられません。逆にスポンサー企業は多国籍化しています。マスコミが日本で生き残っていくためには、企業や日本政府から嫌われないことが一番重要なのでしょう。

日本のデモが黙殺されたのは、結局北京特派員の立場と同じように、リスクのある報道は避けたかったということではないでしょうか。国民に無用な刺激を与えないというのが政府の望むところであり、マスコミは忠実に従っているのだと思います。インターネットが発達した時代に恐ろしく逆行している姿勢ですよね。しかし、いくらマスコミが隠しても事実を知っている人はたくさんいるわけです。マスコミがいつまでも自己保身の態度を続けていく限り、この業界は衰退していくのではないでしょうか。

中国政府が反日デモを恐れるのは、いつか批判の矛先が政府に向けられるのを恐れているからだといわれています。日本政府も自分たちへ怒りが向くのを恐れていると思いますから、中国大使館へデモするよりも国会や民主党を取り囲むデモをやった方が効果的だと思います。国会周辺を数千人で取り囲んだらさすがにニュースになるのではないでしょうか。

Protest_march_2

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2010年10月14日 (木)

政治家には教養も必要

伊吹元幹事長 「柳腰外交」発言に「教養」持ち出し皮肉る

 自民党の伊吹文明元幹事長は14日の伊吹派会合で、仙谷由人官房長官の「柳腰外交」発言について「柳腰は女性に対する表現だ。(江戸時代の)井原西鶴を読んだり、酒井抱一の絵を見ていれば、あの表現は出ない。政治家は経済や法律の知識以上に、教養がにじみ出るような度量を持っていないといけない」と皮肉った。
(Yahoo!ニュース-毎日新聞10月14日(木)18時35分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101014-00000016-maip-pol

井原西鶴、酒井抱一・・・
さすが伊吹校長。仙谷さんとは格が違うわねぇ。伊吹先生が予算委員会で質問者だったら面白かったのに。
物わかりが悪い民主党の議員さんたちに諭すように話したのではないでしょうか。
伊吹さんって「いぶき亭 四季の食卓」というお料理本まで出していらっしゃるのですね。仙谷さんのHPにも趣味は料理と書いてあるので、二人で料理対決したらどうかしら・・・

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2010年10月13日 (水)

お子様外交

対中外交 菅内閣はひたすら「事なかれ」戦術 APEC「成功」を見据え

 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を受け、日中関係がきしむ中、仙谷由人官房長官は12日の記者会見で、28~30日にベトナム・ハノイで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に合わせ、菅直人首相と中国の温家宝首相の首脳会談を実現させる方針を明らかにした。11月に横浜で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に向け、中国とできるだけ事を荒立てたくないとの思惑が透けてみえるが、12日に始まった衆院予算委員会でも自民党など野党は「弱腰外交」と批判を強めており、なお波乱含みの展開が予想される。
(加納宏幸、酒井充)
 仙谷氏は記者会見で、日中関係について「ASEANでバイ(2国間)の会談を行う環境作りがポジティブ(前向き)な方向に進んでいると感じる」と説明。菅首相も予算委で「ベトナムでの会談もあるかもしれない」と語り、4日のブリュッセルでの温首相との「懇談」に続く関係改善に期待を示した。
 実際、中国側は急速に態度を軟化させており、一方的に中止を宣告していた閣僚レベルの直接対話も11日のハノイでの日中防衛相会談で再開された。
 日本側にも楽観ムードが広がる。12日午前、国会内での閣議前、首相はハノイから帰国した北沢俊美防衛相に笑顔で話しかけた。
 首相「中国の国防相は大きかったでしょう?」
 北沢氏「梁光烈(国防相)ね。体もでかいけど声も大きい。私が怒られてるみたいだった…」
 北沢氏の自虐ネタに閣僚らは笑ったが、日中関係は完全に中国のペースで進んでいる。防衛相会談は、中国側の意向でホテルのロビーにあるソファで行う異例の形式だった。
 北沢氏は尖閣諸島に関し、「わが国の立場は伝達済みだ。ここで改めて議論するのは生産的ではない」と語り、「領土問題は存在しない」とする政府の立場さえ明言を避けた。にもかかわらず、梁国防相は北沢氏の訪中要請を国民感情を理由に「時期尚早」とにべもなく拒否した。
 ここまで日本側が下手に出るのはAPECを議長国として成功に導きたいからだ。ここで菅首相とオバマ米大統領の会談に加え、胡錦濤国家主席との会談を実現させ、「大団円」を演出したいとの思惑もちらつく。
 だが、このような「事なかれ主義」では経済レベルの衝突を回避できても、中国の海洋権益拡大路線に歯止めはかからない。尖閣諸島周辺の日本漁船の安全も脅かされたままだ。(以下略)
(Yahoo!ニュース-産経新聞10月12日(火)23時25分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101012-00000602-san-pol

日中防衛相会談も中国側の意向でホテルのロビーにあるソファで行われたのですね。先日行われた菅首相と温家宝首相との会談も廊下会談だったとか。しかも、温首相が先に歩いていくのを追いかけていくように菅首相が出て行ったと聞きました。完全に中国側のペースにはまっています。まったくこの人たちはどこまで情けないのでしょう。

APEC議長国として成功に導きたいというのが理由だそうですが、もしも、中国が尖閣問題を根に持って欠席すれば、世界中から笑われるのは中国の方です。日本が議長国として中国に出席を促すのは当然だとしても、日本が媚びへつらってまで来て頂くことではありません。

国際会議では、立場による見解の相違があっても、その中から合意点を見出して強いメッセージを発することが重要です。日本は議長国として、指導的な調停者としての役割が求められており、特定国の利益のためだけに働くことではありません。菅さんは中国が来るか来ないかを心配するよりも、議長国の役割を果たせるのか心配した方がいいでしょう。

以前、韓国がAPECの議長国だった時、当時の盧武鉉大統領が靖国問題でうまくいっていなかった小泉首相と会談するかどうかが注目されました。盧武鉉氏もさすがにホスト国として会談を拒否できず30分のみの会談を行いました。

大統領は「首相や多数の政治家の靖国神社への参拝は韓国への挑戦だ」と強く抗議。小泉首相も「参拝は戦争への反省と犠牲者への哀悼」と述べ議論は平行線。それでも、一部の問題だけを見ないで、全体を見て友好関係を発展させていかなければならないという認識を持てたことが重要だったと思います。

今の日本政府は言いたいことも主張せず、ひたすら日中友好しか言いません。その場しのぎの事なかれ主義では何も解決しないのに、それが根本的にわかっていないところが深刻です。中国の外交も子供の喧嘩みたいなところがありますが、それに対する日本もお子様外交。このままでは日本が壊れてしまいます。総選挙まであと3年も待てなくなってきました。

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2010年10月11日 (月)

てにをは辞典

Teniwohajiten書 名:てにをは辞典
編 者:小内 一
出版者:㈱三省堂
発行日:2010年9月17日

文章のプロでもない素人が、こうしたブログを書くということは、ある意味ものすごい恥を晒していることになります。話の内容もまとまりが無く、その上助詞、形容詞、副詞などの使い方も適当です。それを不特定多数の人たちに公開しているのですから、なんという恐れ知らずの私・・・

そんな私でも、『ここは「が」を使うのか、それとも「は」が正しいのか?』と、しばし考え込んでしまう時があります。大抵の場合は直感でどちらかに決めてしまうのですが、結局どちらが正しかったのかわからずじまい。他の言い回しや表現を思いつくことができないのも情けないです。

一番の原因は、本を沢山読んでいる方には自然と身についている文章力が無いことです。そんな情けない私に、力強い助っ人が現れました。それは「てにをは辞典」です。

編者の小内一さんという方は、長年校正のお仕事をされてきた方で、「より適切な言葉を選びたい、表現を工夫したい」と思った時に役立つようにと、二十年の歳月をかけて小説等から延べ六十万個の「結合語」を採集してきました。

ここでいう「結合語」とは、二つ以上の言葉が結び付いて使われる言葉の形をいいます。
本書の凡例によれば以下の通りです。
「空が晴れる」という語は、「空」と「晴れる」が、助詞「が」を介して結びついています。このように結びついた語を本書では「結合語」と呼びます。

「空」という語を引いてみると、そこには夥しい結合語が載っています。
例えば「が」を使う場合。
「青い」「明るむ」「怪しくなる」「荒れ模様」「美しい」・・・あたりは割とよく使いますが、「赤くおぼろげに燃える」「薔薇色に暮れていく」「夜の色を深める」あたりになると文学的ですよね。
「を」を使う場合はこんな感じ。
「仰ぎ見る」「焦がすような火」「突き刺している山々」・・・

よくこんなに集めたものだと感心してしまうくらいたくさんの結合語が載っています。これは辞書というより一つの文学書のような感じ。眺めているだけでも楽しいです。

ちなみに、「すごい」と「すごく」の違いはわかりますか?

「すごい威力」「すごい美人」「効き目がすごい」・・・
「すごく痛む」「すごくおいしい」「すごく気になる」・・・

同じように見えても使い方は全然違うのですね。
より適切な言葉を選びたいと思っていらっしゃる方には頼りになる辞典です。

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2010年10月10日 (日)

高橋さん解放とノーベル平和賞

中国がフジタ・高橋さん解放…拘束は中国人船長と同じ19日間

 河北省石家荘市の国家安全局は9日、軍事管理区に無許可で進入して撮影をしていたとして、身柄を拘束して取り調べを続けていた日本の準大手ゼネコン・フジタの社員の高橋定さんの「居住監視」を解く決定をしたと発表した。高橋さんは手続き完了後、「監視居住地」を離れたという。中国新聞社などが報じた。
 海上保安庁が尖閣諸島沖合の日本領海内で操業し、同庁巡視船に自船をぶつけたなどとして、中国漁船船長を逮捕したのは9月7日。那覇地検が釈放を発表したのは同24日で、実際の釈放は25日未明。一方、高橋さんから「助けてほしい」との携帯メールがあったのは21日で、同日に身柄を拘束されたとみられる。釈放されたのは10月9日。
 中国政府は、漁船船長の逮捕と高橋さんらの拘束は「無関係」と説明していたが、身柄拘束の日数は、どちらも「あしかけ19日間」となった。フジタ社員は当初4人が拘束されたが、3人は9月30日に解放された。1人だけ拘束を続けていた高橋さんを「拘束19日」で解放したことで、日本人の拘束は「報復措置だった」との疑いの声が、改めて高まる可能性がある。
 中国メディアは、高橋定さんの「居住監視」解除について、事実だけを短く伝えた。(編集担当:如月隼人)
(Yahoo!ニュース-サーチナ10月9日(土)18時10分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101009-00000015-scn-int

中国政府に身柄を拘束されていたフジタ社員の高橋さんが解放されました。まずは一安心です。
当初、高橋さんを一人だけ拘束し続けていたのは、日本側が漁船船長だけを拘束したことへの対抗措置ではないかと言われましたが、拘束期間も同じ19日間だったとは偶然でしょうか?中国は何よりも面子を重んずる国ですからあり得なくもないですね。

面子は保ったとはいっても、これまで中国政府は高橋さん解放のきっかけをつかめずに困っていたと思います。そんな時に中国の民主活動家、劉暁波氏にノーベル平和賞受賞が決まりました。やはりこの出来事が相当中国政府を動揺させたのではないかと思います。

世界に対し、『俺様ルールを守れ』と言ってはみたものの、唯々諾々と従ってくれるのは日本くらい。他国はそれほど腰抜けではありませんから当然のごとく世界中から非難を浴びました。特にノーベル平和賞を選考するノーベル賞委員会の毅然とした対応が注目されました。

ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は、ノーベル平和賞を劉暁波氏に授与すると決めた最大の理由について、
「民主主義と人権の尊重が世界平和には不可欠だからだ」
「相手が大国だから、委員会がひるんだと見られることは許されなかった」
と述べています。

ヤーグラン委員長は、ノルウェー労働党の元首相で政界の実力者。政治家なんですね。それに比べると日本の菅首相のメッセージは弱かったです。終始「受け止める」という姿勢でご自分の意見を発していません。

昨年ノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領のメッセージはかなり中国政府に配慮した慎重なものですが、それと比べても菅首相はどこか他人事のようです。より踏み込んだメッセージを示すことはできなかったのでしょうか。

◇ 菅首相のメッセージ

 「普遍的価値である人権についてノーベル賞委員会が評価したと受け止めている」
 「ノーベル賞委員会がそういう評価をして、そういうメッセージを込めて賞を出したわけだから、そのことをしっかりと受け止めておきたい」(「中国の人権状況にどのような変化を期待するか」と質問したのに対して)

◇ オバマ米大統領のメッセージ

   「ノーベル賞委員会は中国の人権、民主主義、法治主義など普遍的な価値を実現するために尽くした人物に賞を与えることを決定した」
  「中国は過去30年間で劇的な経済発展を遂げ、数千万人を貧困から救った。しかし、政治的な発展は経済発展のペースに追い付いていない」
  「世界には、わたしよりずっとノーベル平和賞にふさわしい人物がたくさんいる。劉暁波氏もそのうちの一人で、自身の信念のために自由を犠牲にした人物」

高橋さんの解放について日本政府関係者は、独自の中国ルートで働きかけたことが解放につながったと述べているようですが、それは違うでしょう。尖閣問題で世界に広がった中国異質論がノーベル平和賞でとどめを刺されたことで、さすがの中国政府も高橋さんを解放せざるを得なくなったのだと思います。19日間の拘束日数にこだわったのはさすが中国といったところですが。

まさかとは思いますが、海保ビデオ公開中止を取引材料に使ったのではないでしょうね?

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2010年10月 9日 (土)

国会内の写真撮影について

自民谷垣氏「ふざけてる」=小池氏は擁護―国会内で雑誌撮影

 民主党の蓮舫行政刷新担当相が国会内でファッション雑誌の写真撮影に応じていた問題は8日、これを問題視した自民党内で波紋を広げた。自民党の谷垣禎一総裁は「ふざけている」と蓮舫氏を厳しく批判。ところが、同党の片山さつき参院議員も衆院議員時代に同様の撮影を行っていたことが判明し、小池百合子総務会長は「各国では夕食会やコンサートが開かれている。国会が閉ざされている方がおかしい」と、蓮舫、片山両氏を擁護した。 
(Yahoo!ニュース-時事通信10月8日(金)20時39分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101008-00000165-jij-pol

片山さんの雑誌記事を探してきて、鬼の首でも取ったように「自民党のブーメランw」と言って大騒ぎをしている方がいるようですが、内容をよく見て下さいね。
蓮舫さんの身に着けている洋服はイタリアのブランド「ヴァレンティノ」製で、ブーツなどを含めて、総額131万2500円。赤の「アルマーニ」ジャケットなどを着たファッションは、67万2000円。すべてトータルすると、300万円近いブランド服だったそうです。
しかも服のブランド名や値段が写真のキャプションに書かれていることからすると極めて宣伝色の強い記事です。

片山さんの写真も見ましたが、こちらはごく普通のファッション。もちろん、議員さんですから、それなりに品格のある上質の物をお召しになっていると思いますが、参議院事務局広報課の見解によれば「議員が普段着ているものであれば、問題が無い」とのことです。
以前、ファッション雑誌の特集記事で片山さんがブランドファッションを身に着けているのを見たことがありますが、それは国会ではなく完全にスタジオで撮影されたものでした。

蓮舫さんは現役の大臣という立場を考えれば少しやり過ぎたと思います。彼女は行政刷新担当として無駄なお金を斬りまくる仕分け人のリーダーです。国民目線を考えれば、こうした取材に応じないのが普通ではないでしょうか。

一方、小池百合子さんが二人を擁護する気持ちもわからなくはないです。小池さん自身、雑誌に登場することが多いですからね。蓮舫さんも片山さんも雑誌の取材を受けるくらい目立つのでしょうけれど、ホームページやブログレベルなら国会内の写真を載せている女性国会議員は多いと思われます。要は節度の問題ではないでしょうか。

一般人が国会内を参観したり会議を傍聴したりする時は写真撮影を厳しく制限されます。そうしたことを考えれば、いくら議員さんの特権であっても国会内では節度を持った行動を心掛けていただきたいですね。

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2010年10月 8日 (金)

軽率な政治家

蓮舫大臣、国会でポーズ…ファッション雑誌用?

 蓮舫行政刷新相が国会内でファッション雑誌の写真撮影に応じたとして、自民、公明両党は7日の参院議院運営委員会理事会で民主党に「商業目的に使ったのは問題だ」と抗議した。
 写真は今年8月、中央玄関近くにスーツ姿でたたずむ蓮舫氏を撮影したもの。参院広報課は「議員活動の記録のためと申請があった。商業目的なら許可しなかった」としており、民主党は事実関係の確認を約束した。
 野党の矛先は菅首相にも向かっている。首相は6日の本会議で、自民党の稲田朋美氏の質問の言葉遣いを「汚い言葉」などと反論。野党から批判が集まったため、7日の衆院本会議代表質問の冒頭で「私の発言に不適切だとのご指摘をいただいた。 真摯 ( しんし ) に受け止め、与野党が十分議論に臨めるよう努めたい」と釈明した。古川元久官房副長官も同日の衆院議院運営委員会理事会で「品位を欠いた」と各党に謝罪した。
(Infoseek ニュース-読売新聞2010年10月7日19時12分)
http://news.www.infoseek.co.jp/politics/story/20101007_yol_oyt1t01042/

今回の件について蓮舫さんは現時点で正式にコメントをしていないようですが、彼女はずいぶん軽率な人だなという印象です。

これまでも彼女は、「尖閣諸島は領土問題」、事業仕分けで、次世代スーパーコンピューター開発に関し「2位ではだめか」などの発言が問題となりいずれも発言を修正しています。

発言が問題視されるまで平然としていて、政治家として常識が無いことには驚きですが、一方で、彼女が非常に人気があるというのがもっと驚きです。総理大臣や東京都知事候補として名前が挙がるのが不思議でなりません。

蓮舫さんに限らず、民主党の政治家は菅首相をはじめとして自分の言動に責任を持たない人が多すぎます。小沢元幹事長もご自分の疑惑に対し、一度も国会で説明責任を果たしていません。恐らく、長い間マスコミに擁護されてきたことで未だに野党感覚でいるのでしょう。

自民党が与党ならば一発で大臣の首が飛ぶような発言をしてもお咎め無しなのですから、彼らが思い上がるも無理はありません。「前政権が…」「検察が…」「国民が…」と他者のせいにする発言も目立ちます。

民主党の皆さんには、まずは政治家として自分の言動に責任を持ってもらいたいと思います。

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2010年10月 6日 (水)

公明党はビデオ公開要求に同調しない

ビデオ公開要求、同調せず=日中関係に「問題起こす」―公明代表

 公明党の山口那津男代表は5日夜のBSフジの番組で、沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の状況を撮影したビデオの扱いについて「今のタイミングで公開することは、(好転しかけた日中関係に)いろいろと問題を起こすことは間違いない」と述べ、自民党などの公開要求には同調しない姿勢を示した。
 衆院予算委員会は先月30日、公明党も入った理事会で、事件の真相究明のためビデオの提出を政府に求めることを決定。自民党は早期公開を迫っているが、山口氏は番組で「これから(事態の)収束に向け努力していこうという時に、時計の針を元に戻すようなことが起きてくることも考えないといけない」と指摘した。
 山口氏は中国人船長の釈放が発表された先月24日、「法的な主張をぶつけ合うよりも、政治的な解決をしていくべき場面に転じた」と語り、釈放に一定の理解を示したが、その後に「重大な結論を検察任せにする政府の判断も問われてしかるべきだ」と発言を軌道修正した経緯がある。 
(Yahoo!ニュース-時事通信10月5日(火)22時59分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101005-00000146-jij-pol

公明党が中国を擁護してくるだろうというのは予想していました。公明党と中国政府は以前から非常に友好的な関係なので、恐らく困った中国政府が公明党を通じて圧力をかけてきたのではないでしょうか。また、そういった事情に加えて、与党になりたい公明党としては、これをきっかけに民主党との連立を考えているのかもしれません。参議院がねじれているとはいっても、公明党がいつも裏切るのでなかなか一致団結して与党に圧力をかけることができないのは困ったことです。

「民主党が公明党と連立を組むのではないか」という話は以前からありましたが、これまでの日本の連立政権を見てくると問題が多すぎたと思います。「少数の国民の声も反映する」といえば聞こえは良いかもしれませんが、自民党政権時代の公明党、民主党政権における社民党、国民新党を見ればわかるように、大政党の側が少数政党の要求に振り回されることが多く、結果として大多数の国民が望まない政策がごり押しされてきました。

特に公明党は地域振興券や定額給付金といった経済効果が乏しいばらまき政策や、国家を破滅させるであろう外国人参政権の成立に熱心であるところが恐ろしいです。
それでも、国会議員の先生方は、公明党票が欲しくて強くは言えないのでしょう。今回のビデオについても、どれだけビデオ公開要求を貫けるのだろうかと心配しています。

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2010年10月 5日 (火)

尖閣諸島は侵略とは別の問題

仙谷氏「日本が中国に迷惑」 対中観で閣内不一致

 仙谷由人官房長官は4日の記者会見で、民主党の枝野幸男幹事長代理が沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件をめぐり、中国を「悪(あ)しき隣人だ」などと批判したことに反論。戦前の日本が「侵略によって中国に迷惑をかけた」ことを理由に中国を擁護した。「対中観」で閣内不一致が露呈した形だ。
 仙谷氏はこの中で「古くから中国から伝来した文化が基本となり日本の文化・文明を形成している」と歴史を説きおこし、「桃太郎などの寓話(ぐうわ)も中国から取ってきたようなものが多い」と中国の文化的優位性を強調した。
 さらに「歴史の俎上(そじょう)に載せれば、そんなに中国のことを(悪く)言うべきではない」と枝野発言を否定。「(中国は)清朝の末期から先進国というか英米の帝国主義に領土をむしりとられてというと言い過ぎかもしれないが、割譲されて民族としても国家としても大変、つらい思いをしてきた歴史がある」と中国の近代史に同情してみせた。
 そして「返す刀」で日本の戦争責任論に触れ、「日本も後発帝国主義として参加して、戦略および侵略的行為によって迷惑をかけていることも、被害をもたらしていることも間違いない」と日本の侵略を強調して中国を擁護した。
 枝野氏は2日のさいたま市内での講演で、「中国とは、法治主義が通らないとの前提で付き合わないといけない」などと中国を批判していた。
(Yahoo!ニュース-産経新聞10月4日(月)23時20分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101004-00000627-san-pol

仙谷さんの頭の中はこうした自虐史観で真っ赤に染まっているんでしょう。個人的な思いがあるのは分りますが、官房長官の公式会見という立場でこうもはっきり言い切ってしまうのは問題があると思います。

仙谷官房長官のような方は日本に対して、よく「正しい歴史認識を持て」と要求されますね。しかし、「認識」を持つためには日本はまず「歴史的事実」を検証してからということになります。「事実」が存在しなければ「認識」など持ちようもないわけです。真偽が不確かなもの、対立点があるものについてまで一方的に断罪することは無理があります。これでは永遠に議論がかみ合いません。そして、そうした歴史認識と尖閣諸島の領有権を同じレベルで論じることに無理があります。その点、共産党はきっちり分けていますね。


<共産党>中国「尖閣」主張に反論「侵略とは別問題」

 共産党は4日、沖縄県・尖閣諸島について「日本の領有権は歴史的にも国際法上も明確な根拠がある」との見解を発表した。「尖閣列島は日本の領土」とした72年の党見解を補強するもので、「日清戦争に乗じて日本が不当に奪った」という中国側の主張に反論。「日本政府は国際社会と中国政府に理を尽くして正当性を主張すべきだ」と求めた。志位和夫委員長は4日、首相官邸で仙谷由人官房長官に内容を説明した。

 同党は今回、日清戦争後に台湾、澎湖諸島の日本への割譲を決めた下関条約(1895年締結)に尖閣諸島が含まれたかどうかについて、条約締結に至る交渉過程を検証した。

 見解によると(1)日本が尖閣諸島の領有を宣言したのは1895年1月で、条約交渉開始より2カ月早い(2)中国側は台湾、澎湖諸島の割譲要求に強く抗議したが、尖閣諸島には触れなかった(3)当時の日本の地図や海図では尖閣諸島は台湾の付属島しょに含まれておらず、中国側もそれを了解した--などを挙げ「中国の主張は成り立たない」と結論付けた。

 志位氏は記者会見で「共産党は過去の日本による侵略戦争や植民地支配に最も厳しく反対してきた。そういう政党が検証しても、尖閣諸島は侵略とは別の問題で、まったく正当な領有だ」と述べた。【中田卓二】

Yahoo!ニュース-毎日新聞104()1938分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101004-00000069-mai-pol


「尖閣諸島は侵略とは別の問題で、まったく正当な領有だ」
全くその通りなのですが、仙谷氏はどうお答えになるのでしょうか。

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2010年10月 3日 (日)

ちょっと悲しい

昨日、久しぶりに靖国神社に参拝してまいりました。
いろいろな思いを込めて祈ってまいりましたが、今の日本の状況を考えるとちょっと悲しくなりました。

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2010年10月 2日 (土)

衣装がきれいでした

新国立劇場でオペラ「アラベッラ」鑑賞。
衣装は森英恵さん。会場でお見かけしました。カーテンコールでは舞台にも。
オペラでは衣装も楽しみの一つですが、さすが森英恵さんの衣装は優雅ですね。舞台衣装はかなり昔から手掛けていらっしゃったようで、以前美術館で拝見したことがあります。
アラベッラは女性としてもちろん美しいのですが、私は妹のズデンカの方が魅力的な人物だと思いました。あのネグリジェ姿は前半の男装姿と正反対で衝撃的な場面ですよね。何か艶めかしいというか何というか・・・
日本人キャストの中ではアデライデ役の竹本節子さんがいい雰囲気を出していたと思います。すごく貫禄があってあの役にふさわしかったと思います。またヴァルトナー伯爵役の妻屋秀和さんも。日本人が外国人キャストと一緒に舞台に上がると、どうしても体型の違いから違和感を持つこともあるのですが、このお二人はそういうことを感じさせませんでした。
このオペラは初めて観たので、細々とした印象は残っていないのですが、アラベッラとズデンカの個性の違いと声の違いを聴き比べるのが面白かったですね。
会場ではまた小泉元首相に遭遇してしまいました。前衆議院議長の河野洋平さんもいらっしゃっていましたね。小泉さんのオペラ好きは有名ですが、河野さんってオペラお好きなのでしょうか?
小泉内閣時の文部科学大臣だった遠山敦子さんが現在、新国立劇場運営財団の理事長をされているので、その関係でいらっしゃっていたのかもしれませんね。

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ビデオは日本の最後のカード

<中国漁船衝突>ビデオ公開に慎重姿勢 民主・羽田氏

 民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は1日の記者会見で、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した際のビデオ提出について「本当にビデオを公開していいのか。国益を損なってはならず、慎重に取り扱う必要がある」と公開に慎重な姿勢を示した。
 羽田氏は「3人が解放されたとはいえ、まだ1人拘束されており、経済界では、(中国側の)対応が軟化している。状況を見極めながら対応していかないといけない」と述べ、中国側を刺激しないよう慎重に対応すべきだとの考えを示した。
(Yahoo!ニュース-毎日新聞10月1日(金)20時5分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101001-00000084-mai-pol

羽田さん個人としての気持ちはよくわかります。恐らくいろいろな事情があるのでしょう。
しかし、その思いを「人質が・・・」「経済界が・・・」「国益が・・・」という言い訳で正当化しないで下さい。本当は「国益」なんかじゃなくて「私益」「経済利益」なんじゃないですか?
羽田さんだけではなく、政府の方も同じような対応に傾きつつあるようで、情けない限りです。

そもそも筋の通らないことをやっているのは中国の方です。「脅されているからビデオを公開できない」と一方的に思うのではなく、逆に「人質を返さないならビデオを公開するぞ」と言うべきです。中国もバカじゃありませんから、人質を殺すことなんてできるわけありません。そんなことをしたら国際社会が黙っていませんから。

経済界もだらしないです。チャイナリスクという言葉が使われて久しいのにもかかわらず、目先の利益にくらんで進出したのですから、そのリスクを取りなさいと言いたいです。

本来、リスクを取るという言葉は、目指す利益を獲得するために,あえてリスクを受け入れるという意味で使うものです。中国の怖さも知らずに進出したのだとしたら、これはもう救いようがないですね。しかも、困ったから政府に泣きつくとは情けないです。

それにしても、対中国・韓国となるとどうしてこうも弱腰の人たちが多いのでしょう。
マスコミに登場するコメンテーターたちの多くも、なぜか「ビデオ公開は望ましくない」という方向性で語っている人が多いように見受けられます。長年にわたる中国のロビー活動の成果でしょうか。

今回の事件に関しては日本側に非は全くありません。あるとしたら船長、船員を釈放し、証拠品の船まで返してしまったことでしょう。
それなのに、正論を述べる人はメディアから排除され、なぜかいつの間にか日本の方が悪いかのような論調です。本当に日本はおかしな国になってしまいました。

中国は今の日本を自国と対等だとは思っていません。戦略のない国を対等に扱うわけはないのです。菅内閣にはビデオを日本側の最後のカードとして有効に使うという戦略は無いのでしょうか。実際に公開しなくても「公開するぞ!」と脅すだけでも効果があると思うのですが。恐らく、中国側の態度も変わってくると思います。

「国家戦略」という言葉を多用する内閣なんですから、少しは戦略を見せて下さい。
問題は中国様になぜか敬語を使う仙石官房長官ですね。困ったものです。

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