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2010年9月30日 (木)

小泉外交とカザフスタン

カザフとレアアースで協力=中国以外の調達先確保へ―経産省

 大畠章宏経済産業相は29日、中央アジアのカザフスタンから来日したアブディベコフ産業・新技術次官と会談し、同国でのレアアース(希土類)やレアメタル(希少金属)の生産で協力することを確認した。会談後、経産相は記者団に「リスクを分散することは大変大事だ」と述べ、鉱物資源確保に向けて中国以外に調達先を多様化する方針を強調した。
 ハイテク製品の製造に欠かせないレアアースをめぐっては、世界の生産量の9割以上を占める中国が、漁船衝突事件を機に対日輸出を一時、事実上停止。産業界から不安の声が上がっていた。カザフは、世界の埋蔵量の2割が眠っているとみられる旧ソ連諸国の一つで、採掘や精製の施設整備によって生産拡大を期待できる。 
(Yahoo!ニュース-時事通信9月29日(水)20時54分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100929-00000145-jij-pol

今回の尖閣問題では、いろいろな意味で平和ボケしていた日本人を目覚めさせました。中国がレアアースを使って日本に経済制裁をしてきたことは、中国一国に依存し過ぎていた日本の産業構造を見直すきっかけになりました。

カザフスタンは石油、天然ガスなどのエネルギー資源、鉱物資源に恵まれた資源大国。また、レアメタルを含め非鉄金属も多種豊富です(ウラン、クロムの埋蔵量は世界2位、亜鉛は世界5位)。

今回早速カザフスタンとレアアースやレアメタルの生産で協力することになりましたが、こうして両国が良好な関係を築くことができたのも自民党政権時代、小泉首相(当時)が日本の総理として初めてカザフスタンを訪れたことに始まります。

2006年8月28日から小泉首相はカザフスタン、ウズベキスタン両国を訪問しました。この年にはモンゴルも訪問していますので、中央アジア三カ国を訪問したことになります。

カザフスタンのナザルバーエフ大統領との首脳会談の冒頭、小泉首相は、今次訪問は戦略的に重要な中央アジアへの我が国の積極的関与の姿勢の現れである、カザフスタンの政治的安定、経済発展、バランス外交を評価する、今後とも民主化、市場経済化努力への協力を惜しまない旨述べています。(詳細は共同声明をご覧下さい)

日本国とカザフスタン共和国との間の友好、パートナーシップと協力の一層の発展に関する共同声明(外務省HP)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/kaz_uz_06/kaz_s.html

日本にとって中央アジアは、対ロシアをはじめとして外交戦略上大変重要な国家が多く集まっています。しかし、歴代の首相がなかなかこれらの国を訪れることができなかったのは、首相の任期が短かったため、米国、中国、欧州などを訪問国として優先せざるを得なかったからでしょう。

5年5ヶ月の長期政権だった小泉さんでさえ、中央アジアを訪れたのは首相退任直前でした。今になってみると、こうして小泉さんがカザフスタンとの友好関係の基礎を築いて下さったことが今日、ある意味日本の危機を救おうとしています。つくづく『あの時小泉さんが訪問して下さって本当に良かった』と思いました。

外交は長い年月の積み重ねですね。そこには与党も野党もありません。日本の未来のため、民主党政府も今、日本に手を差し伸べて下さる国々との友好関係を大切にしていただきたいと思います。

画像は小泉首相とカザフスタンのナザルバーエフ大統領
2006年8月28日

Koizumi54

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2010年9月29日 (水)

日中首脳会談の必要はない

日中首脳会談「予定ない」=尖閣、各国に立場説明へ―菅首相

 菅直人首相は28日、ブリュッセルで10月4、5両日に開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の際の温家宝中国首相との会談について「今の段階では予定していない」と述べ、具体的な調整には入っていないことを明らかにした。前原誠司外相も記者会見で「(会談は)呼び掛けはしていない。セットされるのは難しい状況ではないか」と語った。
 首相はASEMについて、首相官邸で記者団に「アジアと欧州の首脳が一堂に会する大変重要な会議だ」と指摘。参加国首脳と個別に会談する可能性があるとし、尖閣諸島に関する日本の立場について「話が出ればきちっと説明する」と強調した。
 これに関し、政府関係者は28日、南シナ海での中国の海洋進出に警戒を強めるベトナム、フィリピンなど数カ国の首脳と会談する方向で調整していることを明らかにした。会談が実現すれば、尖閣諸島は日本固有の領土であることを説明し、理解を求める方針だ。
 一方、外相は会見で、中国が尖閣諸島の領有権を主張していることに対し「この土俵に乗るべきではない。東シナ海に領土問題はなく、尖閣諸島は歴史的に日本固有の領土で実効支配しているということで、淡々粛々とやることが日本の立場だ」と述べた。
(Yahoo!ニュース-時事通信:9月28日(火)20時58分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100928-00000085-jij-pol

ワイドショーなどを見ていると、「こういう時だからこそ中国と話し合いをしなければならない」というコメンテーターが多いですね。左寄りの思想の方ほど「話し合いだ、外交力だ」と言います。日本が軍事力を行使することを恐れてのことでしょうが、今の中国を見ていて話し合いで解決できると思いますか?

小泉元首相の靖国参拝で中国が頑なな態度を取っていた時は、中国側も経済的に報復するなどの手段を取ってこなかったので両国の関係は「政冷経熱」と言われました。あの頃ならば話し合いという解決方法もあったかもしれません。中国側が拒否しましたが。

しかし、今回の中国の強硬な態度を見れば、中国との二国間交渉は意味が無いと思います。それよりも、今はインド、東南アジアヨーロッパ諸国などと多国間交渉を行い日本の立場を理解してもらうことです。いってみれば麻生太郎さんが提唱されていた「自由と繁栄の弧」を実践していくというわけですね。

中国にしてみれば「中国包囲網」みたいなものですが、このユーラシア大陸の外周に沿って帯状に弧を描くエリアで、自由と民主主義、市場経済、法の支配、人権を尊重する国々が手を結んでいくということです。麻生さんは、まず日本を深く理解してくれているトルコ、ポーランドなどの「親日国」を足がかりにすべきとおっしゃっていますね。

そして重要なのは、「国対国の関係に、上下関係を持ち込まない」これが日本の基本姿勢だということです。日本はリーダーシップを持つべきですが、国対国では対等の仲間意識を重んじる国なのです。このあたりの感覚は中国や韓国にはわかってもらえないかもしれません。

今回、菅首相はベトナム、フィリピンなど数か国の首脳と会談する予定のようですから、ぜひ麻生さんが提唱した「価値観外交」を推し進めてほしいですね。自民党が嫌いなのはわかりますが、民主党政権に外交能力が無いことが今回の尖閣問題ではっきりしたのですから、外交は与野党なく協力していくべきです。問題は、外交能力ゼロの仙石官房長官ですね。彼はしばらく中国で暮らしていただくのがいいかもしれません。

麻生さんは内政問題では疑問符が付くことが多かったのですが、外務大臣時代から外交に関しては安心して見ていられました。菅首相も一度麻生さんにお会いになったらいかがでしょうか。

外交力の背後に軍事力が有るのか無いのかは重要ですが、「価値観外交」で中国を包囲するという考え方なら軍事力が大嫌いな民主党の方々にも受け入れやすいと思います。とにかく民主党は一日も早く外交安保政策を取りまとめるべきです。
せっかくASEM出席するのですから、菅首相には世界に向けて力強いメッセージを発信していただきたいです。

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2010年9月28日 (火)

谷垣氏の発言に自民党内からも批判

中国人船長釈放、自公党首も発言軌道修正

 自民、公明両党など野党側は衆院予算委の集中審議や臨時国会で尖閣諸島沖の日本領海内で起きた中国漁船衝突事件での政府の対応を厳しく追及する方針だ。
 政府が24日に中国人船長の釈放を決めた際の発言について、党内から批判を浴びた自公両党党首も発言を軌道修正し、政府批判を強めている。
 自民党の谷垣総裁は27日、党本部で開かれた会合で「与党にはこの地域で平和に暮らす基礎的条件へのきちんとした認識がない。フラフラしていることが尖閣の問題も生んだ」と批判した。
 谷垣氏は中国人船長釈放が決まった直後の24、25両日、「小泉政権は尖閣に上陸した者を国外退去とした。そういう処理もあり得た」と語った。2004年に起きた尖閣諸島の魚釣島への不法上陸事件で、現行犯逮捕した中国人を2日後に強制退去処分としたことを例に引いたものだった。しかし、党内からは「今回は公務執行妨害でより悪質なのに谷垣氏は分かってない」(中堅)と批判を浴び、26日以降はこの点について口にしなくなった。
(Infoseek ニュース-読売新聞2010年9月27日20時34分)
http://news.www.infoseek.co.jp/politics/story/20100927_yol_oyt1t01069/

自民党の谷垣総裁は、すごく優しい性格の人なんでしょうね。見るからに良い人って感じ。しかし、総裁としてはどこか物足りないです。谷垣さんは、自民党が安定期の政権与党であったのなら穏やかに総裁として過ごせたのだと思いますが、野党で、しかも与党とガチンコ対決をしなければならない時期の総裁としては、ちょっと頼りないです。

谷垣さんが声を張り上げて政府批判をしているところを見ると、ものすごく無理をしているように見えて痛々しく感じてしまいます。頑張っていることは分るのですが、見ている人にそう思われてしまうこと自体マイナスだと思います。

しかも、今回の尖閣問題についてはちょっと認識不足のところもあって上記記事のように党内からも批判されてしまいました。小泉内閣時のことと比較するならば、当時は今の内閣のように検察のせいにせず、政治家が責任を持って政治判断をしたことも付け加えてほしかったですね。

ところで、谷垣さんが何となく弱々しく見えてしまう理由の一つに、過去の中国公安関係女性との疑惑が少なからず影響していると思います。
すでに名誉棄損裁判で谷垣氏が勝訴している問題ではありますが、そういった疑惑をもたれたこと自体脇が甘かったと言わざるを得ません。幸いにも当時の中国訪問団長であった伊藤正義自民党元内閣官房長官が周恩来の友人であったことから、中国公安は彼のメンツをたてて谷垣氏を無罪放免にしたと聞いています。

こうしたことが、どうしても中国に対しては腰が引けているように見えてしまうんですよね。尖閣問題では発言にぶれもありますし、何か頼りないです。
人間としては穏健でお上品で良い人なんだけれども、総裁としては戦闘能力に欠けています。次の総選挙がいつになるかわかりませんが、谷垣さんでは勝てないような気がしますね。

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2010年9月26日 (日)

レアアースについて学んだこと

中国の恫喝外交の手段として使われたレアアース。希少金属であることは知っていましたが、正直私の知識はその程度。今回、ネット上の多くのサイトからレアアースに関する知識を得ることができ勉強になりました。

私がそれらの情報から認識できたのはこんなことです。

◇ 中国はレアアース資源大国ではあるが、「レアアース・ハイテク製品」の生産大国ではない。
レアアースは確かに希少な原料ではあるが、それだけでは価値が無い。価値があるのはレアアースを使ってできた「レアアース・ハイテク製品」(レアアース・マグネット等)の方である。この製品を作る技術と特許は日本など少数の国の企業しか持っておらず中国にはない。そのため、中国は日本などから高価格の「レアアース・ハイテク製品」を輸入しなければハイブリッド車、パソコン、デジタルカメラ等ハイテク製品を作ることができない。

◇ 日本のレアアースの備蓄量は十分ある(20年分くらいあるという話も)

◇ 日本ではレアアースの代替品やレアアースを必要としない技術開発が急速に行われている。

◇ これまで中国が低価格のレアアースを輸出してきたため、他の産出国があえて生産せずに中国から輸入してきた事情がある。中国が日本を含め他国に対しても輸出を制限する、あるいは価格を今以上に吊り上げるようであれば、他の産出国が増産や産出開始するだけである。

と、ざっとこんな感じです。一言でいえば中国が日本に対しレアアースを禁輸すれば、自分の首を絞めることになってしまうんですね。中国が本当に日本を苦しめたいのであれば、基礎研究をおろそかにして成果だけを求める自国の体制を変えて技術立国を目指さなければなりません。

こういうことを知ると、今さらながら日本が技術立国であってよかったと思います。資源の少ない日本にとって人材・技術開発は命です。これこそ重要な国家戦略として位置付けるべきでしょう。民主党政権はどうもそのあたりの感覚が鈍いようで、予算を減らしても平気なようです。「国家戦略」という言葉も意味も分からず使っているのでしょうね。
今回の尖閣問題ではいろいろなことを学ばせてもらいましたが、民主党は何か学んだのでしょうか・・・

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2010年9月25日 (土)

中国人船長釈放問題

「国民に納得のいく説明を」 共産委員長がコメント 中国人船長釈放

 共産党の志位和夫委員長は24日、那覇地検が中国人船長の釈放の決定を発表したことについてコメントを発表した。全文は次の通り。
 尖閣諸島付近の日本の領海で、外国漁船の不法な操業を海上保安庁が取り締まるのは当然である。検察は、逮捕した船長を「処分保留」として釈放することを決めたが、逮捕の被疑事実、釈放にいたる一連の経過について、国民に納得のいく説明を強く求める。
 このような事件を繰り返さないためには、日本政府が、尖閣諸島の領有権について、歴史的にも国際法的にも明確な根拠があることを中国政府や国際社会に明らかにする積極的な活動をおこなうことが必要である。同時に、わが党は、中国側に対しても、こうした事件にさいして、緊張を高めない冷静な言動や対応をとることを求めたい。
(Yahoo!ニュース-産経新聞9月24日(金)17時42分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100924-00000583-san-pol

共産党の言っていること、民主党よりもずっとまともですね。共産党は赤旗でも尖閣諸島が日本の領土であることをはっきり表明しています。
船長釈放のニュースが流れてから、怒りをどこへぶつければよいのかイライラしていました。もう終わってしまったことなので、いまさら何を言っても仕方がないのですが、今回のことから何が考えられるか整理してみます。

① 大阪地検証拠改ざん問題で危機を迎えている検察に対し、仙石官房長官がバーター取引で那覇地検に釈放圧力をかけたのではないか。その結果、検察への追及はうやむやになる。
② ゼネコン「フジタ」の日本人社員4人が中国当局に拘束された時期があまりに突然で不自然。日本人解放と船長釈放のバーター取引があったのではないか。
③ 米国は尖閣諸島にも日米安保が適用されると明言。中国は以後尖閣諸島へ手出しをすることに慎重にならざるを得ない。その代り日本は船長を釈放する。ということで一応決着。

いろいろなことが考えられますが、今回の件で中心となったのは仙石官房長官であることは間違いないと思います。ちょうど菅首相と前原外相が米国に行っていて留守だったというタイミングも彼にとっては幸運だったのでしょう。

真相は何にしろ、理不尽な中国の要求に屈した弱腰外交の菅政権という印象は残ってしまいました。日頃から中国の脅威にさらされている東南アジア諸国は失望感でいっぱいでしょう。それに何より海上保安庁の方々の士気が確実に下がったのではないかと心配しています。

法に則って粛々とやっている間は私も静かに見守っていましたが、もう民主党政権には何も期待できなくなりました。こんな結末になるくらいなら、早い時期に船員とともに船長も返し、その代わり物証として船は返すべきではなかったと思います。それなら少なくとも損害賠償請求は出来たと思いますから。

こんなヘタレ政権があと3年も続くのかと思うとがっくりです。
もしも、今回の一件で何か得るものがあるとすれば、
「民主党政権に国を守る能力が無いことが国民に知れ渡った」
「中国は共産党独裁の恐喝国家だったことがばれた」
ことぐらいでしょうか。
あと3年の間に国民が覚醒してくれることを祈るばかりです。

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2010年9月22日 (水)

安倍氏の民主党批判に疑問

日中悪化「民主が招いた危機」=自民・安倍氏

 自民党の安倍晋三元首相は21日、保守系団体が都内で開いた会合であいさつし、尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件を受けて中国が反発を強めていることについて、「民主党が招いた危機だ。ことごとく(中国に)譲歩して今回の結果を呼んだ。全く国際政治を理解していない」と述べ、民主党政権の対中政策を批判した。漁船船長の処分については「日本の司法手続きにのっとって粛々と進めていかなければならない」と強調した。 
(Yahoo!ニュース-時事通信9月21日(火)19時48分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100921-00000131-jij-pol

この事件については、現在国内法に則って粛々と行われており、その方向性を貫く限り政府の対応は正しい。この事件は国内問題ですが、基本的に外交に関しては政府が明らかに間違った対応をしていない限り足を引っ張るべきではないと思います。

その点では、安倍氏の言う「民主党が招いた危機」という言葉は言い過ぎではないでしょうか。自民党時代にも中国に対しては事なかれ主義で対応してきたことも多く、対中外交がうまくいっていたとは言えません。

安倍氏が首相時代主張してきた中国との「戦略的互恵関係」は何か変化をもたらしたでしょうか。首相就任直後に中国訪問を果たしたことは、小泉内閣時代の両国の緊張感を解くことに一定の役割は果たしましたが、中国の大国意識が根本的に変化したわけではありません。

安倍氏が中国との関係に配慮して靖国神社参拝を自粛したことが、今となっては何も意味が無かったことがわかってしまいました。鳩山前首相があれほどまでに中国に配慮した外交姿勢を貫いても中国は変わらない。日本ほど中国に対して優しい国は無いのであって、その日本とうまくやれない中国が他国とうまくやっていけるわけがありません。

今回の事件は日本にとっても試練ですが、中国にとってもこれを克服しない限り真の大国として認められないと思います。その意味では日中両国とも世界中から注目されています。

中国の指導者は常に体制崩壊の悪夢に怯えており、国民からの批判を避けるため日本に対して弱腰対応は許されません。大国として平和裏に解決したくても、いろいろな意味で国が大きくなりすぎてしまっているのでコントロールが利かなくなっています。そういった事情は理解しつつも日本は筋を通すべきでしょう。その意味では毒入り餃子事件の時の日本は冷静でした。

今回の事件と毒入り餃子問題と一緒にするのはどうかとは思いますが、「安全なものを食べたい」という日本のごく普通の消費者の思いが最後までぶれなかったため、中国はとうとう犯人を逮捕するに至りました。

結局、中国にとっての「戦略的互恵関係」とは、相手国のパワーを認識できるかどうかが鍵です。毒入り餃子問題では日本を手ごわい相手だと認識していたわけですね。
そういう意味で安倍氏は、「今の日本は中国にとって戦略を持とうと思える相手なのか?」と問いかけるべきだったと思います。

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2010年9月19日 (日)

火星を知ることは地球を知ること

Toudai11現在、東京大学総合研究博物館で「火星――ウソカラデタマコト」展が開催されています。探査機「はやぶさ」で宇宙への関心が盛り上がっているところだと思いますが、火星探査に興味があったので行ってみました。

現在日本では国内外の100人以上の研究者が集まりMELOSと呼ばれる新たな火星探査計画の検討が始められているそうです。今回の展示ではそのプロジェクトを一般に公開し一般の人からのコメントも集められています。

実際展示室の一方の壁一面には皆さんから寄せられたコメントがびっしり貼られていました。自分の意見がもしかしたら計画に取り入れられるかもしれないという夢が広がりますね。
「ウソカラデタマコト」のタイトルは、「嘘でしょ~」と夢のように思うことでも、もしかしたら計画で実現できるかもしれないという意味も込められているようです。

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MELOS計画のMELOS(ミーロスと発音するそうです)とは、Mars Exploration with Lander-Orbiter Synergyの略です。これは1998年に打ち上げられはしたものの火星軌道導入を断念した「のぞみ」の意思を受け継ぎさらに発展させた計画です。

米欧での火星探査は火星表面から物質を持って帰る「サンプルリターン」というものだそうですが、日本は米欧と協調しながら独自の探査をするようです。

ところで、「はやぶさ」が地球帰還に成功したとは言っても、小惑星イトカワと火星とでは対象があまりに違いすぎますよね。
地球に戻って来るにはその星の重力を脱しなければならないのですが、調べたところ火星の表面重力は地球を1とすると火星は0.38です。それに対しイトカワの表面重力は地球の10万分の1しかありません。いくら火星の表面重力が地球よりはるかに小さいとはいっても、探査機には相当な推進力が必要ですし、「はやぶさ」とは規模の違う計画になることはわかります。

また、実際に打ち上げの段階になれば国民からの期待も大きくなるでしょうし、ダストや大気成分だけ持ち帰るだけでは満足できないかもしれません。なにしろ火星には火星人がいるかもしれないと期待されているくらいですから、生命につながる何らかの物質が期待されます。「はやぶさ」とは桁違いのプロジェクトです。

夢は大きく膨らみますが、やはり問題は予算でしょうか。2020年頃の実施予定だそうですが、また事業仕訳にあってしまうのかしら・・・

Toudai13

今回の展示はいつもの展示と比べて説明文の文章量が半端じゃないくらい多かったです。時間があったのでひとつひとつ丁寧に読みながら展示物を見て行ったのですが、展示物だけパッと見て帰りたい人にとっては分りづらかったかもしれません。しかし、情報量の多さからこの展示にかける熱意は伝わってきました。

うれしかったのはこの展示と併設展の「昆虫標本の世界」のみ写真撮影OKだったことです。いつもは展示物を目に焼き付けて帰るのですが、画像から記憶がよみがえります。火星表面の3D映像装置の視聴や宇宙農業として稲、ドジョウ、蚕などを育てる実験の紹介など、来場者のため様々な試みが行われています。

(宇宙農業:稲とドジョウ)

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(宇宙農業:蚕の飼育)

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ところで、水星、金星、地球、火星を比べてみるとそれぞれ非常に特徴があることに気が付きます。表面の色も違いますし、構造も違います。金星は硫酸の雲で覆われていて地表の温度は450℃とか。だからオレンジ色に輝いているんですね。それに対して火星は赤い。火星の赤は酸化鉄の赤だそうです。

これらの星と比べると青く輝く地球の姿はとびぬけて美しい。我々地球人からすれば、他の星が過酷な条件に晒されていることを知れば知るほど改めて地球という星の素晴らしさを感じます。他の星を研究することは、地球の未来を知ることにもつながりますから今後の火星研究には大いに期待しております。

(併設展:「昆虫標本の世界」)

Toudai16

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2010年9月18日 (土)

ついに岡崎トミ子氏入閣

仰天人事、岡崎国家公安委員長 反日デモに参加、在日朝鮮人から献金…

 菅改造内閣のサプライズ人事といえば、警察の「総目付」役である国家公安委員長に、岡崎トミ子参院議員が就任したことだ。首相経験者の一人は「仰天した」というが、岡崎氏の過去の“特異な”言動を振り返るとそれも納得できる。
 岡崎氏は通常国会の会期中の平成15年2月、ソウルの日本大使館前で韓国の慰安婦問題支援団体主催の反日デモに参加し、韓国人と一緒に大使館に向かってこぶしを振り上げた。このデモに日本の国会議員が加わったのは初めてだった。
 岡崎氏は当時、「反日デモではなく、日本政府に謝罪と補償を求めるデモだ」と釈明したが、現場では日の丸に「×印」をつけた看板も並べられていた。このときは、民主党の役職停止処分となっている。
 16年3月には、女性国会議員のメールマガジンで、こんな独特の見解も表明している。
 「外国人犯罪が増えているというが、日本人が犯した場合には立件もされないような軽微な犯罪が多い」
 同年4月には、岡崎氏の政治団体が13年に、外国人からの寄付を禁止した政治資金規正法に違反し、北朝鮮籍で朝鮮学校理事長の男性と、韓国籍のパチンコ店経営者からそれぞれ2万円ずつ寄付を受け取っていたことも発覚した。
 岡崎氏は当時、この理事長とは、朝鮮学校の運動会に出席するなどで「日ごろから懇意にしていた」と説明した。パチンコ店経営者からの寄付は、産経新聞の指摘を受けるまで「違法と気付かなかった」としたが、こんな国家公安委員長で本当に大丈夫?(阿比留瑠比) 
(Yahoo!ニュース-産経新聞9月18日(土)1時44分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100918-00000510-san-pol

今回の内閣改造ではいろいろ突っ込みどころがありますが、その筆頭は岡崎トミ子氏ではないでしょうか。官邸に入る岡崎氏に警護のSPさんがついている光景はどこか現実離れしています。

そもそも民主党という政党はいろいろな政党の寄せ集めですが、なかでも社会党出身議員の国家観は社会党時代と全く変わっていないようです。

民主党という仮面をかぶることによって何故か彼らの左翼思想が薄められているように感じる方も多いかもしれませんが、それは大きな間違いで、民主党の基本政策やイメージを決定づけているのは今でも旧社会党議員や職員です。それだけ今でも党内で力を握っています。

私が民主党を嫌っている一番の原因は、こうした仮面をかぶった極左議員が党の中心にいることであり、また、そういう人物を首相が国家公安委員長に任命してしまう恐ろしさです。

もちろん、彼女が委員長を務める国家公安委員会は反体制的運動や組織を取り締まるいわゆる公安警察活動を主目的とした組織とは別物ですが、警察のお目付け役であることには変わりなく問題であることに違いはありません。

これは自民党の格好の攻撃材料になりますね。
菅首相も彼女を少子化・消費者担当大臣だけにとどめておけばよいものの、なぜ国家公安委員長にしたのでしょう。

それでも、拉致担当大臣じゃなくてよかったです。冗談じゃ済まされませんから。
しかし、考えようによっては、彼女を拉致担当にして現実に目覚めさせるというショック療法もありだったかもしれません。

法相だった千葉景子氏、泣く泣く国土交通副大臣を辞めた辻元清美氏も大臣、副大臣を務めることによってかなり現実に目覚めた部分があったようですから、左の思想を持った方にはしっかりと現実を見ていただくことが必要です。

そういう逆説的な意味から考えると、前原さんが外務大臣というのは適任すぎて逆に不安です。小泉元首相が郵政民営化に否定的な考えを持っていた麻生太郎氏を総務大臣に任命したように、最も苦手とする分野を担当させることは首相への忠誠度を測るという点で有効です。

また、任命された側にとっても職責を果たさなければなりませんから、嫌でも現実を見なければならなくなります。頭の中のユートピアだけで世の中動いていくと思ったら大間違いだということに気付いてほしいですね。

そんな風に前向きに考えるしかないと閣僚名簿を見てため息をつきました。

Okazaki3

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2010年9月16日 (木)

菅・小沢会談は9分間で終了

菅首相と小沢氏が会談も9分間で終了

 民主党代表選挙で再選を果たした菅首相は早速、人事の検討を加速させている。菅首相は15日午後、代表選を戦った小沢前幹事長と会談した。
 15日午後4時から行われた両者の会談は、わずか9分間で終了し、小沢氏は会談後、記者団を避けるように党本部を後にした。「代表選終了後は挙党一致で」と口をそろえていた2人だが、あらためて溝の深さが浮き彫りとなった形。「挙党態勢」と「脱小沢路線」とのはざまで、菅首相は小沢氏の処遇に頭を悩ませそうだ。(後略)
(Yahoo!ニュース-NNN9月15日(水)19時4分)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20100915-00000053-nnn-pol

代表選で小沢さんが負けた後、小沢嫌いの友人は非常に喜んでいたのですが、私は小沢さんの今後の行動を考えるとあまり喜べませんでした。私も『小沢さんが総理になるくらいなら菅さんの方がいい』と思っていたので、菅さんが選ばれてとりあえずはホッとしましたが、小沢さんがこのまま黙っているはずは無いので何だか不気味です。

菅・小沢会談がたった9分間で終了したのは、小沢さんとしては菅さんに具体的なことを要求するつもりは無いが、その代り『好きなようにさせてもらう』という意志の表れのように見えます。お飾りの役職を与えられるくらいなら、一平卒として自由に動き回れる方がいいのでしょう。

小沢さんは、ねじれ国会でじわじわと追い詰められていく菅内閣を外野から静かに伺い、ここぞというタイミングで再び戦いを挑んでくるような気がします。予算関連法案の採決時期あたりが狙い目でしょうか。それ以前に検察審査会の動きも気になりますが・・・

小沢さんが本気で総理を目指すのであれば、少なくとも国会の場で政治と金の説明責任を果たすことが必要でしょう。
「強制力を持った捜査当局が調べて何もなかった。何もやましいことはない。1年余の検察の強制捜査によって何ら不正な事実も犯罪行為もなかったことが証明された」という小沢さんの言い訳は世間一般の人たちの常識では受け入れ難いものです。

どうもそのあたりの感覚が小沢さん本人も支持者の皆さんもわかっていないようです。菅さんを引きずりおろせば小沢さんを受け入れてくれるほど世間は甘くないと思っていた方がいいでしょう。それに、いい加減「菅・小沢・鳩山」で回すのはやめたらどうですか?そろそろ民主党も世代交代する時期だと思いますし、菅さんの次は若手の代表候補者が出てきてもいいと思うんですけどね。

小沢チルドレンも、本気で一生小沢さんについて行こうなんて思っている人たちはほとんどいないんじゃないでしょうか。今は相手が菅さんだから「小沢さんについていく」と言っているだけで、全く新しいリーダーが出現して民主党が国民の支持を得れば、党を出てまで小沢さんに尽くそうとは思わないでしょう。チルドレンたちも結構複雑な気持ちだと思います。

まずは菅さんが小沢さん及び小沢派議員をどうするのか、人事を見守りたいと思います。

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2010年9月13日 (月)

なぜか引いてしまう熱狂的支持者の行動

馬淵議員「菅首相支持」表明 批判コメント殺到しブログ炎上

 民主党の馬淵澄夫議員がブログで「菅首相支持」を表明したところ、コメントが殺到、炎上した。コメントには「がっかりした。もう応援しません」などというかなり辛らつなものが多く、小沢一郎前幹事長の支持者が多いとみられる。(中略)
 馬淵議員のブログに寄せられたコメントは、9月13日までに915件。「菅首相支持」を評価するコメントがないわけではないが、「残念」「がっかり」といったコメントが多く目につく。馬淵議員の事務所では、「ネガティブなものもありますが、できる限り公表しています」と話している。「炎上」にも「淡々と対応しています」という。
 コメントは、かなり辛らつだ。
  「あなたは将来の民主党をになう素材だとおもっていたが、きのうの共同会見を聞いた後に、菅首相を支持すると決断するその頭脳構造にはがっくりした。」
  「がっかりしました。あなたも弱者切り捨ての財務官僚のいいなりですか。もう応援しません。」
  「私は党員・サポーターでも何でもないですが、今日の討論を見て、菅総理にはかなり失望しました。具体的な政策も小沢氏の方が上回っているように感じました。あの討論を見たら、菅さんを支持する事は難しいと思います。」
 馬淵議員が9月12日に、地元・奈良県で開いたシビック・ミーティングでも、小沢氏の支持者が散見された。馬淵議員の後援会事務所によると、「馬淵議員のブログがすごいことになっているというのは(後援会も)聞いていましたし、おそらく会場に(小沢氏の支持者が)いることは認識していたと思います。ただ、ブログにもあったように、裏表なく政策などを考えた結果、菅さんへの支持を決めたと伝えていました」と話す。
(Yahoo!ニュース- J-CASTニュース:9月13日(月)19時32分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100913-00000001-jct-soci

このニュースを見て、私も馬淵議員のブログを見に行ったのですが本当にコメント欄すごいことになっていました。ヤフーニュースで紹介されているコメントはまともな方で、中には本当にひどい書き込みがあります。

私は民主党代表選は興味が無いし、早く終わって国会を開いてほしいと思っているだけですが、今回の代表選を外野から見ていると確かに小沢さん支持の方々はちょっと異常だなぁと思うこともあります。小沢ガールズと言われる女性議員たちも、一般女性たちから見るとちょっと異様な雰囲気を醸し出しているように見えます。

自民党総裁選の時も麻生太郎さんの支持者たちがかなり異様に盛り上がっていましたが、あれも私は引きました。麻生さんは嫌いじゃないけれど、今でもネットなどでは麻生さんの悪口は絶対に許さないかのような雰囲気があり、それはおかしいと思っています。

今回の代表選も含めて、一部の熱狂的な支持者の盛り上がりは、一般人には受け入れ難いものがあるのですが、彼らにはわからないのでしょう。一種の宗教のような心理になってしまっていると思います。

まぁとにかく、明日には決着がつきますからやれやれです。
長い内向きの権力闘争の間に外交安保はひどいことになっています。新代表は早く日本のために仕事して下さいね。

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2010年9月11日 (土)

華麗なる愛の物語

9月に入ってもまだまだ暑く芸術の秋という雰囲気ではないのですが、チケットを買っていたため英国ロイヤル・オペラの「マノン」を観に行きました。
オペラに詳しい方はどのように批評されるのかわかりませんが、私はネトレプコさん素晴らしかったと思います。太った?とかおっしゃっている方もいますが・・・

マノンでは一人の女性の様々な側面を演じなければならないので、オペラ歌手としてはもちろん、女優としての演技力もかなり重要だと思います。
そういう点ではネトレプコさんの堂々たる姿に感激しました。第3幕は特に華やかで、舞台に花が咲いたよう。女性から見てもうっとりする場面でした。

日本では「椿姫」の人気が高いようですが、私は「マノン」の方が好きかな。お馬鹿さんなんだけど可愛らしくて魅力的。男の人なら「こんな女性となら破滅してもいい」などと思ってしまうのではないでしょうか。私から見てネトレプコさんはまさにマノンそのものというイメージでした。

舞台装置は遠近法のような作りと言うのでしょうか。シャープなラインが縦横斜めに引かれたような作りで、奥行きと広がりを感じさせるものでした。簡素過ぎず、かといってリアル過ぎず、場面が引き立ち舞台全体が絵画のようでした。

ところでオペラでは最後にヒロインが死んでしまうことが多いですよね。悲劇で終わる方が感動するのかもしれませんが、マノンの場合は死ななくてもいいのになぁ・・・なとど余計なことを考えてしまいました。愛する人の腕の中で息絶えるヒロインっていうのがお約束なのかな。専門的なことはよくわからないのでオペラを観ていても変なこと考えちゃうんですよね。

オペラ好きの小泉元首相は「いかなる権力も愛の前では無力だと、つくづく思う」とおっしゃっています。
「オペラは愛がテーマ」なんですね。はぁと山さんのおっしゃっている「友愛」じゃないですよ(;´∀`)…

その小泉元首相、会場にいらっしゃっていました。今日のオペラ「感動した!」かなぁ。聞いてみたかったですね。自民党の谷垣総裁もいらっしゃっていたのですが、谷垣さんってオペラ好きでしたっけ?
自民党は野党だからいいけれど、今、与党だったら「国民の生活はそっちのけでオペラですか。あぁ!」って批判されるんだろうな~
でも民主党は「国民の生活は二の次」って感じで権力闘争してますけどね。

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2010年9月10日 (金)

鳩山前首相、トロイカ体制に期待

小沢氏は「トロイカ」重視=鳩山氏

【モスクワ時事】ロシア訪問中の民主党の鳩山由紀夫前首相は9日、モスクワ市内で記者団に対し、小沢一郎前幹事長が首相に就任すれば、菅直人首相と鳩山氏を主要閣僚で処遇する考えを示したことについて「小沢氏は『トロイカ体制』を首相に求めたので、それを大事にするだろう」と理解を示した。 
(Yahoo!ニュース-時事通信9月9日(木)23時32分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100909-00000183-jij-pol

またトロイカですか。好きだなぁ~
『すし屋じゃあるまいし…』( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )

鳩山さんはトロイカを主張する小沢さんじゃないと自分の出る幕が無くなるから嫌なんでしょうね。
小沢さんが首相になれば副総理兼外相にしてもらいたいと考えているとか何とか・・・
『やめて~』

世間では『この人が入ると話がややこしくなる』という人がいますが、鳩山さんってまさにそういう感じ。隠居しておとなしくしていればいいのに、いろんなところに出しゃばって話を複雑にしてしまいます。

菅さんが引き続き首相になったらどうするのでしょう?
菅さんは鳩山さんを主要閣僚にするのは嫌でしょうね。

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2010年9月 7日 (火)

早く国会開いて下さい

新代表選出は14日4時ごろ 民主臨時党大会スケジュール

 民主党は6日、新代表を選出する14日の臨時党大会のスケジュールを固めた。会場は東京都港区にあるホテルのコンベンションホールで午後2時に開会。菅直人首相と小沢一郎前幹事長が、それぞれ15分程度の最後の演説をした後に、党所属衆参両院議員による投票と開票を行う。順調に進めば、午後3時半ごろから4時ごろには新代表が選出される見通し。
 また、11日に郵便投票が締め切られる党員・サポーター票と地方議員票の開票作業は14日午前、同じホテル内の別の場所で実施し、国会議員票と合わせて発表されることになった。
 党員票などは当初、前日の13日に開票され国会議員票とともに14日に公表される予定だった。事前の情報漏れで国会議員の投票に影響を与えるのを防ぐため、変更したとみられる。
(共同通信2010/09/06 19:58)
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010090601000820.html

それにしても14日の午後まで長いですね。臨時国会は会期8日間でしたからほとんどなかったのと同じ。通常国会が終わったのが6月16日ですから、あれからもうすぐ3ヶ月です。民主党って本当に国会を開かないのね。

衆議院の資料集のサイトに会期一覧があるのですが、それを眺めてみると面白いです。
麻生内閣だった時の会期は
第170回(臨時会)
平成20年 9月24日~平成20年12月25日(93日)
第171回(常会)
平成21年 1月 5日~平成21年 7月21日(解散)(198日)
合計291日

それに対して民主党になってからは
第172回(特別会)
平成21年 9月16日~平成21年 9月19日(4日)
第173回(臨時会)
平成21年10月26日~平成21年12月4日(40日)
第174回(常会)
平成22年1月18日~平成22年6月16日(150日)
第175回(臨時会)(ここから菅内閣)
平成22年7月30日~平成22年8月6日(8日)
鳩山+菅内閣 合計202日

291-202=89
麻生内閣の方が89日間(約3ヵ月)も長く国会を開会していたんですね。鳩山内閣限定だと最後の臨時会8日間は含まれませんから、さらに短くて194日間しかありません。

麻生さんの時はリーマンショックがあったというのも理由の一つですが、秋の臨時国会を年末まで3ヵ月ぶっ通しでやっていたことと、通常国会の会期末が7月下旬まであったのが大きいです。それだけ野党の(特に民主党の)主張を聞き入れ審議時間を取っていたからでしょう。

ちなみに、福田内閣は臨時会、常会合わせて284日。安倍内閣は同251日。(福田内閣として計算した第168回(臨時会)のうち平成19年 9月10日~9月26日は安倍内閣)。
短命政権だった安倍、福田、麻生各内閣でさえ民主党政権の内閣より長い会期です。それに比べると民主党の国会運営は独裁的で乱暴でした。

国内経済が大変なことになっている中、悠長に代表選なんかやってる場合じゃないと思いますが、14日に新代表が決まったら早く国会を開いて誠実な国会運営をしていただきたいです。

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2010年9月 5日 (日)

いつまで続く、この暑さ

<酷暑>京都で39.9度 9月の観測史上最高

 日本列島は5日も太平洋高気圧に覆われ、関西地方を中心に猛烈な暑さとなった。全国を通じて今年最高で、9月の観測史上最高となる39.9度を京都府京田辺市で記録した。気象庁によると、全国921の観測地点のうち653地点で30度以上の「真夏日」となり、そのうち128地点が35度以上の「猛暑日」だった。
 この日は、京都府福知山市(38.3度)、兵庫県西脇市(37.9度)、大津市(37.5度)など9月としては観測史上最高の暑さを記録する地点も続出。大阪市では36.2度を記録して今年の猛暑日が28日となり、94年と並ぶ最多タイとなった。(以下略)
(Yahoo!ニュース-毎日新聞9月5日(日)19時53分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100905-00000033-mai-soci

毎日暑いですね~
この暑さ、いつまで続くのでしょうか。
誰に会っても暑さが話題にならない日がありません。暑さに弱い私にとって今年の夏はとりわけつらいです。
今日は関西地方すごい暑さだったみたいですね。体温を超える気温ですから誰だっておかしくなります。
私もクーラーつけっ放し。古いクーラーなので昔に比べてあまり冷えないような気がします。
壊れちゃったらどうしよう・・・
今壊れたらすぐに電気屋さんが来てくれそうもないくらいクーラー工事で忙しいらしいし・・・
何とかクーラーが壊れないうちに夏が終わって欲しいです。

Taiyou

ネットでこのAAを見て笑っちゃいました。
この異常気象の原因は何も太陽のせいばかりではありませんが、あのギラギラ光る太陽を見ると、少しは遠慮して欲しいなぁと思うのも無理はありませんね。

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2010年9月 4日 (土)

「初心」の意味

小沢氏「真っ白」 首相は書き間違い 恒例の揮毫

 民主党の小沢一郎前幹事長は2日、日本記者クラブが主催した菅直人首相との討論会前に、控室で主催者側から恒例となっている揮毫(きごう)を求められると、力強い文字で「小沢一郎」とだけ書いた。
 「今日の気持ちを」と再度促されたが、小沢氏は「真っ白」とおどけながら答え、筆は取らなかった。
 これに対し首相は「初心を貫く 平成二十二年九月二日 菅直人」と記した。
 もっとも首相は「初心」の「ころもへん」の点を入れ忘れ、「しめすへん」になってしまった。
(Yahoo!ニュース-産経新聞:9月3日(金)8時56分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100903-00000509-san-pol

このニュースを見て思うのは、漢字を読み間違えて散々叩かれた麻生元首相。今どんな気持ちでしょうか。

小沢さんが何も書かなかったのは、もしかしたら書きたかった言葉の漢字を忘れてしまったのかもしれませんね。だからおどけて見せてごまかした?・・・

菅さんは『あーあ、またやっちゃった』・・・
野党の時はこれもご愛嬌で笑っていられたのですが、さすがに首相ともなるとこれでは困ります。菅さんっていつも『ここぞ!』という決め時で間違えちゃう。漢字には意味があるんですから、似ている漢字でも「しめすへん」じゃダメですよ。

「初心」の「初」の字については昔このブログでも取り上げたことがあります。
『疲れない体をつくる「和」の身体作法―能に学ぶ深層筋エクササイズ』という本の紹介で書いたエントリなのですが、そこから引用します。

~「和」のエクササイズ~
http://coolminori.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_086f.html

「初心忘るべからず」は世阿弥の言葉として有名ですね。
目から鱗状態だったのはこの「初心」の「初」の字の意味について。
この漢字は衣偏(ころもへん)と刀(かたな)から成り立っています。
「衣を刀(鋏 はさみ)で裁つ」、というのが元の意味です。

「初」とは、まっさらな生地である布に、はじめて刀(鋏)を入れることを示す漢字です。
何か新しいことを始めようとする時は何かと不安ですね。でも、そういう気持ちを抱えながらも、まっさらな布に鋏を入れるように、新たな世界に「えいっ」と飛び込む、そんな勇気ある気持ちが初心だということです。

また、世阿弥には「時々の初心」(じじのしょしん)という言葉もあります。
これは何かを始めた時の最初の気持ちだけではなく、折りあるごとに古い自分を裁ち切って、新たな自分として生まれ変わる、「その時々に初心があるのだ」という意味です。
初心は一度だけではなく、何度もあるのだということ。こんな風に考えたことなどなかったので驚きでした。
しかも著者はこのようにおっしゃっています。

―――初心とは、自分を裁ち切るわけですから、それには痛みが伴います。
今までの価値観が崩れ去り、これまで築き上げてきた地位がなくなり、ひょっとすると友人や財産までも失うかもしれない。今までの自分がガラガラと崩壊していくのを感じる。「魂の危機」を感じるかもしれない。
しかしそんな「危機」こそまさに「危険なチャンス(機会)」なのです。危機を避けていては成長はありません。自ら進んで危機を受け入れてこそ成長があります。そして、それを要求として突きつけるのが「初心」なのです。―――

当時は参院選に惨敗して最悪の状態だった安倍首相にこの言葉を捧げたい気持でしたが、今は菅首相に同じことを申し上げたいですね。

Kanozawa2_2 

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2010年9月 2日 (木)

「欠席」VS「居眠り」

首相「小沢氏が予算委で座っているのが想像できない」

 1日の民主党代表選告示に伴う共同記者会見で、菅直人首相は「小沢(一郎前幹事長)さんにはちゃんと、どういう首相になるのか国民に伝えてほしい。小沢さんが、予算委員会で(首相の席に)座っている姿は想像がつかない」と述べた。これに対し、小沢氏は「私も20年以上前に、すでに閣僚として(予算委で)いろいろ答弁してきた。自分自身の持ち味で誠実に職務をこなしていくのが首相、政治家の資質だ」と述べた。
(Yahoo!ニュース-産経新聞9月1日(水)22時36分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100901-00000629-san-pol

国会を欠席する首相と、出席するけど居眠りする首相
さて、どちらが首相にふさわしいでしょうか?

なかなか甲乙つけがたい勝負ですねぇ・・・

菅さんの攻撃、いや口撃はなかなかきつくて面白いんですが、欠点はブーメランのように自分に跳ね返ってきちゃうことですね。

小沢さんも20年以上も前のことを持ち出して反論とはちょっと情けない。
どっちもどっちということでしょうか。

残念ながら私を含めて一般国民には投票権が無いので、生暖かく見守るしかないのですが、どうも予算委員会を欠席する首相が誕生することになりそうです。

Kanozawa

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