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2010年1月13日 (水)

参政権問題は国民的議論が必要

外国人参政権 理屈通らない小沢理論

 政府・民主党による永住外国人への地方参政権付与法案提出の原動力とされるのが、自由党党首時代からこの問題に熱心な最高実力者、小沢一郎幹事長の意向だ。ただ、小沢氏がその理由として挙げる論理は、飛躍があって理解し難い。
 小沢氏のホームページ(HP)の「永住外国人の地方参政権について」という項目を見ると、永住外国人の大半を「在日韓国人・北朝鮮の人々」と位置づけた上でこう書いている。
 「そのこと(参政権付与)により日本に対するわだかまりも解け、結果として帰化も促進され、本当によき日本国民として、共生への道が開かれる」
 小沢氏はこれまで、この「帰化促進論」を主張してきた。だが、平成18~20年のデータをみると、韓国・朝鮮籍の特別永住者は約2万2600人減って約41万6000人となっており、参政権付与がなくても関係なく帰化は進んでいる。
 逆に、参政権を得ることは、永住者の帰化への動機を希薄化し、不安定な在日外国人という立場の固定化につながらないか。
 そもそも、在日本大韓民国民団による参政権要求の背景には、帰化増加で組織が弱体化したことへの危機感がある。民団は参政権獲得で帰化が食い止められると判断しているわけだ。
 さらに、参政権付与の対象となる中国籍の一般永住者は3年間で約2万5100人増え、約14万2400人に達しており、参政権問題はむしろ「中国問題」の様相を帯びている。(阿比留瑠比)
(Yahoo!ニュース-産経新聞1月12日20時12分)

さすが阿比留記者、鋭い指摘ですね。私が危惧していることをよくぞ言って下さいました。

>参政権問題はむしろ「中国問題」の様相を帯びている。

問題点はここです。恐らく現在参政権付与に反対しているほとんどの方は、参政権問題は在日韓国人問題だと思っているでしょう。確かに問題の出発点も目的も在日韓国人であることは間違いありません。しかし、これからどんどん増加していく一般永住者は中国人のほうがはるかに多くなっていくと思われます。労せずして利を得るのは最終的には中国人というわけです。

私は多様な民族性、多様な価値を認める社会を実現することに反対するつもりはありません。しかし、国民固有の権利である参政権という大事な権利を外国人に与えることについては、これからの国のあり方を国民全体で議論したうえで決めるべきだと思います。小沢一郎と言う一人の政治家の個人的な思いや鳩山首相の「日韓併合百周年というタイミングだから」という感情で決められてはたまりません。ましてや憲法違反といわれる法案なのですから本当に国民の同意を得て成立させたいのであれば憲法改正の手続きを取るべきです。

ドイツは経済復興をとげつつあった時代に大量の、構造的な労働力不足が生じました。それを補ったのが外国人労働者でした。その数は年々増え、外国人労働者の多くは帰国を望まなくなったりしてドイツに定住するようになりました。その結果、ドイツではさまざまな社会問題が発生することになります。教育・住宅・社会保障の問題などです。
ドイツは、それまで、まったく予想もしなかったこのような新たな問題に直面し、その解決を模索するようになりました。そして1980年代において、外国人に地方参政権を付与すべきか否かの問題は最も重要な政治課題の一つになりました。
90年にドイツ連邦憲法裁判所は、外国人の地方選挙権を導入しようとした市や州の法律に対し違憲判断を示しました。ところが、「EU市民」である外国人には選挙権・被選挙権が保障されるようになったためマーストリヒト条約に調印するため92年に憲法改正が行われたのです。
ドイツには憲法裁判所がありますから、そこできちんと違憲判断をしているんですね。そして条約に適合させるため憲法の方を改正したという極めて正当な手続きを経ています。
私は外国人に参政権を与えることには反対ですが、仮に多くの日本国民が賛成し、ドイツのように憲法を変えてでも成立させたいというのであればその結果は受け入れるつもりです。ただし、現在の民主党のやり方は正当な手順を踏んでいないのでできる限りの反対をします。

それにしてもネット世論は無力だなぁと思いますね。この問題は10年以上も前から語られてきたことなのに・・・
政治ブログのファンは主に政治ブログしか読まないし、他の分野への広がりがありません。例えば私が趣味の能楽の記事で野村萬斎さんのことを書いたとしても萬斎さんファンの方は能楽の記事しか読まないでしょうし、そこから政治のエントリを読んでくれる人は限られると思います。私がいくら『外国人参政権付与法案はこんなに危険な法律なんですよ!』と叫んでもなかなかその思いは届かないです。ちょっと悲しくなりますが、それでも頑張って官邸や民主党に抗議のメールを送ろうと思います。賛同して下さる方が多ければうれしいです。

《民主党へのご意見はこちらへ》
http://www.dpj.or.jp/header/form/index.html

《首相官邸ご意見募集》
http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

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コメント

こんばんは~
「外国人参政権」反対の抗議メールを官邸と民主党本部に送りました。
今日は小沢幹事長の事務所に強制調査が、入りました。逮捕される事があれば「参政権」の法案の提出は、見送られるのでは無いかと期待しています。

投稿: 葉音 | 2010年1月13日 (水) 19時04分

>葉音さま
こんばんは~
抗議メールありがとうございます。私も送りました。自民党や亀井大臣には激励メールを送らなければ・・・
民主党や政府に大量に抗議メールが届いても、小沢さんがごり押しすれば憲法違反だろうが何だろうが通すんですよね。「民主党に政権を取らせるとこうなるんだよ」と何年も前から警告していたことが現実になりつつあります。
一刻も早く小沢幹事長の逮捕を望みますが、18日に国会が始まれば不逮捕特権を行使できるのでそれまでは逃げ回って事情聴取には応じないでしょう。逮捕は難しそうですね。日本はどうなってしまうのでしょうか。

投稿: minori | 2010年1月13日 (水) 20時57分

国民的議論どころか、マニフェストから外して、去年選挙してましたからね<民主党

これだけでも民主党の姿勢に疑問を抱くには十分な理由だと思うのですが

投稿: M・M | 2010年1月14日 (木) 07時21分

>M・Mさま
こんばんは~
izaブロガーのlenyさんやstaroさんのところで参政権と民団との関係が詳しく語られてますね。とても参考になりました。
在日の方たちの人権問題のように見せかけて、実態は民団の利権を守ることと韓国政府の支配力をわが国に及ぼすことが目的なのでしょう。ヤバイ話を持ち出す時には「弱者」や「人権」を盾にするのが一番効果的です。
この問題を攻める側の自民党にも民団とのつながりを持つ議員がいることと公明党の票欲しさに腰が引けてる議員が多いのが情けないです。これでは民主党のマニフェスト違反を責めることなんてできませんよね。

投稿: minori | 2010年1月14日 (木) 21時16分

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