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2009年8月31日 (月)

自民党は変われるか

昨晩はネットの掲示板で選挙結果を見ていました。今回はマスコミの予想通りでしたね。与党の惨敗は早くから覚悟していたのですが、次々と討ち死にしていく大物議員の名を見るたび、ため息が出ると同時に小泉元首相の言葉を思い出しました。

『戦国時代に比べれば今の政局などたいしたことじゃない。戦国時代なら負ければ首を取られたけれど、今は命まで取られることはない』

そうですよ。なんとか当選できた方、惜しくも落選した方、皆さん命はあるのですから元気を出して頑張って欲しいです。

また、当初民主党の予想議席が320議席という数字が出ていたのに、結果は308議席に留まり、自民党が119議席を獲得したことにはちょっと驚きました。私は70議席くらいかもしれないと、かなり悲観的な予想をしていたので、負けたといっても意外と健闘したような気がします。

70議席台ですと政党としては壊滅的な数字ですが、そもそも選挙前の民主党の議席が115議席だったことを考えれば119議席は党を立て直すにはなかなか良い数字だと思います。

過半数割れしたとしても仮に200議席程度まで取っていれば、大物議員も生き残り、派閥の力も温存できたかもしれませんが、119議席では派閥活動どころの話ではなくなります。

派閥は良いところもあったかもしれませんが、やはり弊害も多かった。例えば総裁選への出馬には国会議員20人の推薦が必要ですが、これは大所帯の派閥がいくつもあったからできたこと。これだけ議員数が減れば総裁選へ出たくても、そもそも20人の推薦なんて集められるわけがありません。

近いうちに行われる総裁選を前に、まずこの党則を変えるべきでしょう。もっと緩い規定に変えれば若手も出馬しやすくなります。とにかくこれまで通りのことをやっていてはだめです。新人や若手議員が自由に意見を言える党にならないとだめでしょう。

私の愛読ブログの雪斎先生はこんなことをおっしゃっています。
『少なくとも、この数年の自民党の凋落に手を貸した人々には、反省して舞台裏に引っ込んでもらう他はない。安倍さん、麻生さん、古賀(誠)さん辺りは、残念ながら、もう出しゃばってはいけない人々であろう。彼らが表に出れば、この数年の自民党の迷走の記憶が呼び起こされる。時は静かに流れているのである』

安倍、麻生両氏に今後も期待を寄せている方々には冷たい言い方ですが、私はこの意見に同意します。
例えば来年に迫った参院選の候補者選びに、今回落選した議員(特に高齢の議員)を当てるなどということは軽率にしてはいけない。しかし、安倍さん、麻生さん、古賀さん辺りは「情の政治家」なので恐らく口出ししてくるに違いない。もしも、自民党がそういう政治を今後も続けていくつもりならば、有権者は参院選で完全に自民党を見放すでしょう。

今回の選挙で自民党が見誤ったのは、有権者が求めていることを早くから見極め選挙の争点として打ち出せなかったことにもあります。民主党へのネガティブキャンペーンは完全に相手の土俵に乗ってしまったものであったし、選挙の後半に「日の丸を切り刻んだ民主党旗問題」を持ち出し民主党批判をしたのは、ほとんど意味をなさなかったばかりか有権者の心から完全に離れてしまっていました。

私は自分自身保守派だと思っていますし靖国神社にも参拝します。日の丸を切り刻むなんて最低の行為だと思いますし、民主党に国家観など無いと思っています。しかし、そういうことは知っている人はすでにいますし、これから政権を担う党なのですから様々な機会に嫌でも国民に知れ渡ることだと思っています。

国旗を大切にすることは国民であれば当然のこと。何も選挙戦でいきなり主張することではなかったのではないでしょうか。国民はもっと生活の論点を求めているのであって、これは戦略ミスだったと思います。「保守政党」を主張するよりは「改革」を打ち出した方がよほど良かったのに、改革を否定するような言動もマイナスでした。

まぁ、終わってしまったことはあまり引っ張らない方がいいですね。民主党も大勝しすぎてちょっとビビっているような感じ。笑いも引きつっていたような・・・
そりゃあそうでしょう。これまでは野党の気楽さで適当なことを言っても許されましたが、今度はネクストキャビネットではなくて本番ですよ。失敗は許されませんからね。

それに、もう二度と『政権交代』という言葉が使えないのもつらいところ。『政権交代』は一度しか使えない魔法の言葉です。あまりにこの言葉を叫び続けてきたのでつい『政権交代!』って言ってしまいそうですが、今度言ったら自民党に交代ですからね(笑)

テレビで見た有権者の反応も民主党の勝利に対しては割りと冷静で、郵政選挙のような熱狂は無かったです。民主党の政策を評価して勝たせたというよりも、単に政権交代させたかっただけのような感じです。自民党にも挽回のチャンスはまだまだあるので当選した議員には頑張って欲しいですね。郵政選挙で改革政党に生まれ変わったはずが元に戻ってしまったことは残念でした。今度変わることができなければ自民党は終わりでしょう。

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2009年8月30日 (日)

「投票したら終わり」ではない

今日は衆院選の投票日。結果は終わってみないことにはわかりませんが、政権奪取が確実と言われる民主党はすでに政権移行準備に入っているようです。

民主党が想定する政権移行の日程
《8月》
30日 総選挙投開票
31日~官房長官・幹事長など骨格人事内定/連立政権協議開始
《9月》
上旬 連立政権合意、新政権人事内定
14日の週 特別国会で首相指名、組閣/国家戦略室設置?
22日 国連気候変動ハイレベル会合(米・ニューヨーク)
24日 国連総会で首相演説(米・ニューヨーク)=首相出席の方針
24~25日 G20金融サミット(米・ピッツバーグ)=首相出席の方針
(asahi.com(朝日新聞社)2009年8月29日8時2分より引用)

少し前までは『民主党は不安だ、不安だ、不安だ~』としか思わなかったのですが、最近は少し考えが変わってきました。何事も新しいことを始める時は不安がつきものです。それならば、新政権と一緒になって不安がっているよりも、有権者の一人として徹底的に新政権をチェックしてやろうではないか、という気持ちになりつつあります。

わが国の有権者は投票までは盛り上がりますが、どうもその後の政権監視を怠りがちです。
まずは、これまで散々与党を批判していた事項。例えば身体検査と称する組閣時の新大臣の身元調査はどうなのか。(いきなり総理が危うい立場に立たされそうですが)
また、各種委員会における法案の立案能力及び守勢に立たされた時の答弁能力などをチェックしたいと思います。(これはかなり楽しみ)

他にも政府としての国家観を国民や世界各国に対してどう示していくのか、またそれが理解されるものなのかどうか。マニフェストが実行されているのかどうか等、考えていくと数限りなくチェック項目がありますね。長い間同じ政党に支配されていると、取り立てて問題視するような項目でなくても、これからは非常に緊張感を持って対峙しなければならないと思います。

政権移行日程を見ると、国連や金融サミットまで含まれているので、新政権はいきなり大きな試練に立たされます。有権者としては目を離さずしっかり監視しなければなりません。特に、勝利した政党を選んだ有権者は、新しい政権を支え育て監視していく責任があります。

有権者にとって投票は終わりではなく、むしろ始まり。常に政治家と有権者の間に緊張感を保つことが日本の政治を変えることにつながると思います。

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2009年8月28日 (金)

耐えられる?パソコン抜きで45日間

全米初、ネット依存症の治療施設=パソコン抜きで45日間

 【シリコンバレー時事】インターネット重度依存症の社会復帰を手助けする全米初の本格施設「ヘブンスフィールド診療所」が西部ワシントン州で開業した。創設者で精神科医のヒラリー・キャッシュ博士は、ネットで得られる強度の興奮や渇望に対する「自制心を取り戻し、家族・友人との社交性を回復するのが主眼」と話している。
 同州シアトル東郊の2万平方メートル強の広大な森林に囲まれた施設で「患者」には45日間の「デトックス(=解毒)プログラム」を用意、費用は1万4500ドル(約140万円)。具体的にはパソコンやネットから完全に遮断された環境で炊事や洗濯、社会奉仕活動、週末のハイキングなどを通し、「規則正しい生活」(同診療所)が義務付けられる。
 さらに、専属の精神科医による個人面談のほか、患者同士で復帰後の生活や人生の目標を議論する。「眠りに落ちるまで戦闘ゲームに興じ、欠席日数が増えていった」という入所者の大学生ベン・アレクザンダーさん(19)は地元テレビに対し、「生活のバランスが取れるようになった」と快活な表情で語った。
 自宅などにこもってネットに耽溺(たんでき)するあまり、学業や仕事に悪影響が出ている米国の利用者は同国ネット人口の最大1割、2000万人規模に上るとの試算があり、キャッシュ博士は「放置すれば現実社会で問題が深刻化する」と警鐘を鳴らした。 
(Yahoo!ニュース-時事通信8月27日14時26分)

私はネット依存症というわけではないですが、こういうブログをやっていることもあって、暇さえあればネタ探しのためネットにつないでいます。昼間は仕事をやっているので一応ネット以外の人間関係もあり、ネットだけの生活ではないのですがネットの魅力はよくわかります。恐らく、「一日中ネットやってろ」と命令されたら喜んでやっているんじゃないかな(゚Д゚;)

私の場合は一年にたった数日ですが、「情報断食」のためパソコンを持たずに旅行に行きます。この記事だとパソコン抜きで45日間ですからまったく比べものになりませんが、それでも何だかとてもすっきりした気分になります。その間は携帯電話もテレビも一切見ません。以前は旅行先にもパソコンを持ち歩いていたのですが、最近は止めました。

しかし、140万円ってちょっと高すぎ・・・

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2009年8月27日 (木)

国民は改革を望んでいる

【09衆院選】経済構造改革推進が多数 世論調査

 合同世論調査は経済政策をめぐる見解を聞いたが、「経済の構造改革をさらに進めるべきだ」との回答が81・4%に達した。民主、社民、国民新の野党3党が共通政策に掲げる「郵政民営化の見直し」については賛成48・4%、反対43・5%と拮抗(きっこう)した。
 郵政民営化見直し支持は、国民新党支持層で100%だったが、社民党支持層で53・3%、民主党支持層でも59・7%にとどまった。
 民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)の目玉に掲げる「高速道路の原則無料化」は、賛成30・1%に対し、反対は賛成の倍以上の65・4%となった。民主党支持層に限ってみても、賛成は44・4%、反対は過半数の51・7%だった。一方で、自公連立政権が実施した高速道路料金の一部値下げについては、半数を超える52・5%が「評価できる」と回答した。
(産経新聞2009年8月24日20:28)

マスコミの報道では「小泉構造改革は行き過ぎた市場原理主義であり、国民の痛みへの配慮が足りず、構造改革からは決別しなければならない」はずですが・・・

>「経済の構造改革をさらに進めるべきだ」との回答が81・4%

これはどういうことなんでしょうねぇ・・・
国民は圧倒的に構造改革が必要だと認識しているということではありませんか。

今日、遠方に住む友達から電話があり、色々な話をしていたのですが、話の内容が選挙のことになりました。その友人とはこれまで政治の話をしたことが無かったので、とりあえずはどういう考えを持っているのか私は聞き役に回りました。
すると友人は、「改革が止まってしまうことにとても不安がある。みんな損得ばかり考えるようになってしまい努力することを忘れてしまった。こんなことでは経済は停滞してしまうし、日本の将来が恐ろしい」と言いました。
私が「改革は必要だと思う?」と尋ねると、「もちろん必要。改革が中途半端になってしまったのは残念だ」と答えました。
友人の住んでいる県は非常に保守的な土地柄なのですが、そういうところに住んでいる人でも改革が必要だと言っていたのが驚きでした。そう思うとこの産経の世論調査もなるほどと思います。

私は以前から、小泉さんに罪があるとすれば、それは改革をやり過ぎたのではなく、改革を中途半端に終わらせてしまったことだと思っています。そういう意味では小泉後の安倍、福田、麻生内閣がしっかりと改革路線を引き継げなかったことが今日の自民党離れを起こしている最大の原因だと思っています。
このことに関連して、ネットの某スレにとても同意する意見が書き込まれていたので引用させてもらいます。

423 名前: 無党派さん [sage] 投稿日: 2009/08/26(水) 08:51:08 ID:MMCaePST
それにつけてもマスコミマスコミねぇ。
ここ10年、森内閣ごろから国民の意志は全然ブれてないよ。
「旧来の自民政治はもう嫌だ」この一点に尽きる。常に旧来の自民党路線を否定するメッセージを選挙という形であらわしてきた。恐ろしいくらいだと思う。
だいたい、小泉さんが支持されたのも「自民党をぶっ壊す」って言ったからでしょ。旧来の自民党政治を否定したから小泉さんは支持された。じっさい壊してくれた。だから今も人気が高い。
麻生は旧来の自民政治に戻そうとしたからこんな羽目になった。単にそれだけ。
コテを含めておまえらなんでもかんでもマスコミのせいにしたがるけどさ。
それってなんでもかんでもユダヤの陰謀だで締める酷使さまと何が違うのかね。
小泉さんだって言ってたろ。
「小泉は駄目だ、というのは構わない。でも日本は駄目だ、というのは許さない」
って。おまえら最近、日本にダメだししまくりだぞw小泉スレでそれはないんじゃねーのと。

443 名前: 無党派さん [sage] 投稿日: 2009/08/26(水) 13:02:16 ID:w2fJ7g8+
>>423
だな。麻生と今の自民党は自業自得。どうしてここ最近の選挙という選挙で連敗したのか、ちっとも分析できてないじゃないか。
執行部を批判すると「麻生下ろし」と決め付け、被害者ヅラ、中川(女)を悪者にし、党内のゴタゴタのせいにして、最後まで国民無視と言われても仕方がない。
↓みたいに都合が悪くなると小泉さんや、反麻生勢力?のせいにするとか
ネガキャンばっかりで見苦しい。
【衆院選】 麻生首相「国民の痛みに対して配慮が足りなかった。行き過ぎた市場経済原理主義と決別」高松、坂出で街頭演説

私は安倍元首相が郵政民営化に反対した議員を復党させたことが、今日の自民党凋落の根本原因だと断定しています。「旧来の自民政治はもう嫌だ」と考えていた国民が郵政選挙で古い自民党議員を党内から追い出した。自民党は改革政党に生まれ変わった。国民がず~っと嫌いだった古い自民党をバッサリ斬って捨てた。こんなに気持ちいいことはなかったですね。

ところが、「さあこれから改革を本格的に行うぞ」となった時に小泉さんが首相を辞め、改革を継続してくれると期待していた安倍首相は、なんと郵政造反議員を復党させてしまった。これは国民に対する最大の裏切りですよ。郵政選挙の意義を根本からひっくり返してしまったばかりか、票の二重取りをしたことになります。国民を騙したと言ってもいい。

ところが復党について今でも大きな勘違いをしている人たちがいるんですね。
それは、「誓約書を書いたからいいじゃないか」という反論。
これは造反議員にNOを突きつけた国民の気持ちを無視するもので、政治に『情』を持ち込む最悪の方法だったと思います。

そもそも、郵政改革賛成か反対かで国民の審判を仰いだのですから、次回の選挙までは一切復党を認めないのが筋。それを翌年に迫った参院選挙の勝敗を握る一人区の協力を得るためという参院自民党の内部事情を優先させてしまった。

結果は皆さん知っての通り大惨敗。復党は何の役にも立たなかったどころか、逆に国民からキツイお灸をすえられてしまった。もはや自民党にNOを突きつけることに何のためらいもなくなったという感じですね。
もしもあの時安倍首相が踏みとどまって復党を認めていなければ、国民は改革政党としての自民党を支え続けていたのではないでしょうか。そう思うと残念でなりません。

自民党の山本一太議員のブログにおける復党問題に関する当時の一連の分析は、今振り返って読んでもまったく正しかったと言えます。最後に当時の彼の言葉を引用させてもらいますね。

『「改革政党」でなくなった自民党は、早晩、歴史的役割を終えることになる』

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2009年8月26日 (水)

ショバ代=参政権

ネットで新聞を読んでいたら、どうしても見過ごせない記事があったので引用します。
それは、毎日新聞の「ああ政治:衆院女性3人熱く語る 選挙後の監視が大事」という記事で、作家の林真理子氏、漫画家の西原理恵子氏、経済評論家の勝間和代氏の対談でした。
対談では衆院選における各党の公約について主に語られていますが、見過ごせなかったのは問題になっている『外国人の参政権付与問題』についてです。以下その部分のみ引用します。

林   民主党は外国人の選挙権を認めるんですかね。
勝間 住民税を頂いている限りは、認めた方がいいですね。
西原 ショバ代払っている人間がモノを言えるのは当たり前ですよ。ショバ代だけ頂いてサヨナラっていうのは盗っ人。国家は盗っ人ですけど。
勝間 国家は盗っ人っていう発想を、国民は持った方がいいんです。彼らは私たちの懐から4割のお金を強制天引きしているわけですから。
(毎日新聞2009年8月25日 東京朝刊)
記事リンク先
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090825ddm010010145000c.html

林氏は問題提起しているだけでご自身の考えはわかりませんが、勝間氏、西原氏共この程度の認識なのかと驚きました。お二人とも専門分野では立派な方なのでしょうけれど、もっと勉強していただきたいと思います。
ソースが外国人の権利拡大に熱心な毎日新聞ですから、対談も参政権付与賛成の方を選んだのだと思いますが、お二人とも「ショバ代」だの「盗っ人」だの下品なこと。本当に嫌な気分になりました。
まぁお二人とも認識が低いというより、大して重要な問題とも思わず適当に答えているような気も致します。西原さんは、『国家が変わるのを待っていたら、自分の子が飢え死にしちゃう。私はこの国に居着くんじゃなくて、自分で金ためて国を移るくらいのつもりでいます』なんて言ってるくらいの方ですから、あまり真剣に考えているとも思えません。
そういう日本人の危機感の無さが一番問題なんですけどね。実はこの問題、民主党が今回マニフェストから表向きはずしたくらい危険な問題です。(党の基本政策からは削除されていません)
わかっている方には基本的な論点ですが、一応お二人に突っ込んでおきます。

Q:税金を払っているのだから、永住外国人にも地方参政権を認めるべきか。
A:納税を理由に選挙権を認めよと主張する人々は、現在の普通選挙制度というのがわかっていない。納税の有無や納税額が多いか少ないかということに関わりなく、すべての成人した男女の国民に等しく選挙権を付与するのが普通選挙制です。もし、納税の有無を問題に出したら、普通選挙制は否定され、逆に、学生や低所得者で税金を納めていない人達には選挙権は与えられないことになります。もともと納税は道路、水道などさまざまな公共サービスを受けるための対価であり、このようなサービスは外国人も平等に受けています。
  日常生活に関わるサービス事務に意見を反映させるためにも選挙権を与えてほしいとの主張もおかしい。なぜなら、地方自治とはいっても、国から完全に独立して政治が行われている訳ではない。地方自治体が行っている事務の中には国の仕事も多い。もし、原子力発電所の設置、アメリカ軍基地の移転、自衛隊の演習場問題などのように国政に直接影響を及ぼす重要な問題が発生したときはどうするのか?外国人の意見を地域政治に反映させたければ別な方法はいくらでもあります。川崎市にあるような「外国人市民代表者会議」や、諮問機関をつくる等があります。
参政権は国籍に付随するもので、納税と参政権は別のものです。もしも参政権が国民固有の権利ではなく納税とセットになっているものだとしたら、『私は参政権はいらないから税金も払わないよ』という国民がいてもおかしくないということになります。

とにかく外国人参政権付与問題は賛成派の論理に矛盾があり過ぎです。すでに最高裁で決着がついている問題をしつこく蒸し返してくるのは何故なのか。そこには特定の勢力の目的が隠されているのではないかと見るのが自然でしょう。今回の選挙では論点から隠されてしまいましたが、もっと危機感を持って外交安全保障問題を考えていただきたいです。

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2009年8月24日 (月)

オバマ大統領が夏休み

オバマ大統領が夏休み 一家でリゾート地滞在

Obama9 (CNN) オバマ米大統領は23日、高級リゾート地として知られるマサチューセッツ州のマーサス・ビニヤード島に一家で到着した。
大統領は30日まで別荘に滞在し、一家水入らずで夏休みを過ごす。
医療保険改革をめぐる議論、アフガニスタン大統領選の結果や公平性、米企業業績発表や消費意欲報告と、国内外に課題や懸念事項を抱えている大統領だが、この1週間はアイスクリーム店に足を運んだり、日没をながめたりしながら休暇を満喫することができそうだ。
(Yahoo!ニュース- CNN.co.jp 8月24日18時30分)

オバマ大統領の支持率もかなり下がってきているようですね。支持率が高ければ高いほど期待に答えられなければ下がるのも早いです。そのためか通常の大統領の夏休みと比べると短いそうです。
確かに米国人にとって一週間の夏休みは短いですね。

日本の首相はというと、ただいま選挙の真っ最中。
休みどころじゃないですよね。
って言うか、何だか夏になるといつも選挙をやっているような気がしますが…
いつも夏に応援演説を聴きに行って汗をだらだら流して熱中症寸前だったような記憶が…
どうして夏に選挙をやるのかなぁ…正直、止めて欲しい…

首相も国民も夏は休みましょうね。

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2009年8月22日 (土)

評価されない二人

ノルウェー国連大使、潘事務総長批判の書簡

 【ニューヨーク=吉形祐司】ノルウェー国連代表部のモナ・ユール次席大使が本国への書簡で、潘基文国連事務総長を「怒りっぽい」「カリスマが欠如している」などと批判していたとするノルウェー紙の報道が、国連本部で波紋を広げている。
 事務総長は近く、同国を訪問予定だが、中止するとの憶測まで流れている。
 書簡の存在は、19日付のノルウェー紙アフテンポステンが報じたもので、「潘氏は常に怒りっぽく、常識のある経験豊かな職員ですら手を焼いている」などという内容。ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんが拘束された際も「消極的な傍観者だった」と指摘した。
 ユール次席大使は夫とともに、1993年のパレスチナ暫定自治合意(オスロ合意)の秘密交渉で活躍した実績がある。事務総長は、7月のミャンマー訪問でスー・チーさんと面会できず、存在感のなさが指摘されたが、今回の報道はそれに追い打ちをかける形となった。
(Yahoo!ニュース-読売新聞:8月22日19時39分)

「常に怒りっぽい」「カリスマが欠如している」「手を焼いている」「消極的な傍観者」「存在感がない」・・・
まぁ散々な言われようですね。

しかし、国連に過大な期待を持っても裏切られるばかりという事実は、ここ何年かの国際情勢をみれば明らかです。国連は各国の利害が強烈にぶつかり合う場所ですし、国連事務総長に何かを期待する方が無理なのかもしれません。

ジョセフ・ナイ氏は国連事務総長を次のように表現しています。
『国連事務総長が世界の新しい大統領にあたる存在だと考える人がいるかもしれない。しかし、これもまちがっている。事務総長は、きわめて弱い行政の長にしかすぎない。仮に事務総長に権力があるとしても、その権力は、大統領の権力というよりもローマ法皇の権力に近いものである』(*1)

しかも、この考えはすべての国が『国連は正しい』という認識を持って初めて成り立つのですから空しいですよね。

そもそも潘基文氏を国連事務総長に推したのはブッシュ大統領時代の米国だと言われています。米国にとっては有能な事務総長より自国の言いなりになる個性のない事務総長のほうが何かと都合がよかったのでしょう。
それでも潘基文氏は出身国の韓国における評価は高いのではないでしょうか。本国と国連での評価は異なるものです。

日本にも昔『ミスター国連』として有名だった元国連事務次長の明石康氏がいました。彼の日本での名声の高さに比べると国連での評価は非常に悪いものでした。

古森義久氏は著書の中でジーン・カークパトリック氏(レーガン政権時の国連大使、G・W・ブッシュ政権時の国連人権委員会米国首席代表・国際政治学者)の言葉を引用して明石氏を次のように述べています。

『ヤスシ・アカシという人物はひどい災禍だった。国連の歴史にも特異される大災禍だった。アカシのためにボスニアでの平和維持活動(PKO)は歴史上でももっとも効率の悪い軍事行動となってしまったのだ。(中略)国連の指揮下に入ったNATO(北大西洋条約機構)軍がイスラム系住民の虐殺を図るセルビア勢力軍を空爆しようとしても、アカシの許可を得なければならなかった。だが彼は許可を出さないか、出しても五、六時間の空白を設けた末だったため、虐殺を阻めないことがほとんどだった。アカシは軍事作戦に関してはまったく未経験かつ無能力だった。スレブレニツァの大虐殺も近くにいたオランダ軍がその阻止のために必死でNATOの空爆を要請したのに、認められなかったのだ』(*2)

古森氏はこの時の明石氏の行動を『国連平和維持活動の中立性や対話を重視しての判断であろう。しかも個人ではなく国連としての組織の対応だったはずだ』と分析していますが、欧米での評価は非常に低く、軍事的判断ができなかった彼は完全なミスキャストで歴史的失態だったと断じています。

もちろん、明石氏の軍事行動における判断以外、例えば難民救済などの成果はそれなりに評価されていますが、憲法上の制約で軍事力を行使できない日本が国連の要職に就くという難しさを感じさせられた出来事でした。

潘氏、明石氏共批判をするのは容易ですが、そもそも各国の打算や利益で動く国連に過大な期待を持つ方が危険でしょう。日本の次の政権を担うと期待される政党は、そういった国連の現実をよく見つめていただきたいと思っております。

(*1) ジョセフ・S・ナイ『国際紛争――理論と歴史』
       田中明彦/村田晃嗣(訳)(有斐閣)

(*2) 古森義久『国連幻想』(産経新聞社)

Akashiban1

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2009年8月21日 (金)

ネットでの応援は要注意

選挙戦、ネットでの応援は要注意 書き込み、公選法違反の恐

 衆院選が18日公示され選挙戦が本格化する中、インターネット上のブログなどに公職選挙法違反に問われかねない書き込みが増えている。特定候補者や政党に投票を呼び掛けたり、中傷したりすると、個人のブログや会員制の交流サイト(SNS)でも違法になる。“勝手連”的な善意の応援も問題となりかねず、識者から「ネット選挙の自由化を進めるべきだ」との指摘も出ている。
 公示後、政党や候補者はホームページ(HP)やブログの更新を取りやめているが、個人のブログや掲示板サイトでは選挙に関する書き込みが次々更新されている。「経済に詳しいAさんを応援して」「B党に一度政権を任せてみよう」――など。ある県警の幹部はいずれの書き込みも「公選法違反の可能性がある」と指摘する。
(NIKKEI NET(日経ネット)2009年8月21日07:00)

私はネットを使った選挙活動は認めてもよいと思っていますが、現行法上禁止されているので選挙期間中はブログで特定の政党や立候補者を扱う政治ネタは書かないようにしています。
しかし、候補者本人、政党、個人などのサイトを規制している割に一般のマスコミに対してはチェックが甘いような気がします。

先日、銀行で順番を待っている時、普段まったく読まない女性週刊誌を手にしたのですが、これがひどかったですね。某政党の政策や候補者を絶賛していることに対して、ライバル党の政党には批判の嵐。まったく公平ではありませんでした。
半島系の芸能人が沢山取り上げられている雑誌だったので、ある意味当然の記述なのかもしれないとは思いましたが、それにしてもひどいです。
こういう雑誌の編集者は書いてあることが真実ではなかったとしても読み手の女性を騙せると思っているのでしょうか。そうだとしたら読者をものすごくバカにしている記事だと思いました。

これは週刊誌だったのですが、一般のテレビ、新聞なども表現の仕方によっては読者をどうにでも煽れるものですし、意図的に煽っているのではないかと思える新聞もあります。スポーツ新聞やタブロイド紙に至ってはさらにひどい記事が載っていますし、明らかに公平公正ではありません。

先日電車に乗っている時、横にかなり年配の男性が座りいきなりタブロイド紙を読み始めました。私の目の近くまで広げて読んでいたので嫌でも見出しが目に入ってしまったのですが、下品でひどい見出しでしたね。ああいう新聞はそういうところが売りなのかもしれませんが、これが言論の自由なんですかね。政治家もいちいち訴えていたらきりがないのであきらめているのかもしれませんが、本当にひどい記事は訴えるべきだと思います。

マスコミは自分達の特権だと思っているかもしれませんが、公平公正な記事が望めないならば、政党、候補者、個人にこれだけ厳しい制約を課すことに疑問を感じます。こんなことならすぐにでもネット選挙の自由化を認めるべきだと思います。

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2009年8月19日 (水)

新型インフルの感染予防対策

新型インフル 「全国的な流行」寸前に 8月に入り急増

 国内の新型インフルエンザ感染が全国的な流行水準にほぼ達していることが18日、国立感染症研究所の調べで分かった。今月3~9日に全国約4700の定点医療機関から4630人のインフルエンザ感染報告があり、1機関当たり平均0.99で、感染研が「流行」と判断する平均「1」に迫った。夏場では異例の多さで、舛添要一厚生労働相は19日に緊急会見し、国民に感染予防と冷静な対応を呼び掛ける。(以下略)
(Yahoo!ニュース-毎日新聞8月18日21時38分)

新型インフルで国内三人目の死者が出たそうでちょっと怖いですね。今でもこれだけ流行しているのですから、秋になったらどうなることか・・・

5月のマスクパニック以来、薬局等で見つけるたびに少しずつマスクと手指用アルコール消毒剤を買っているのですが、箱入りマスクはなかなか売っていません。5月に予約を入れておいたものは7月に届いたのですが、追加注文したくても再入荷がいつになるかわからないと言われてあきらめています。

ここからは私の勝手な想像です。マスクメーカーは必死で増産しているのだと思いますが医療機関に納入するのを最優先にしているからではないでしょうか。まぁ当然ですよね。その次は企業からの大量発注向けになるので、一般の店頭に並ぶ分は極々少量になってしまうのでは。一般の人はネットで注文した方がお店で探すより確実だと思います。

ところで皆さんはアルコール消毒剤活用されていますか?
私はそれほど潔癖症ではないのですが、数年前から洋式トイレ使用に関してはアルコール除菌シートを持ち歩いて使っています。手指用アルコール消毒剤については春の新型インフル騒動以前はまったく無関心だったのですが、使用感がとても気持ちいいので愛用するようになりました。バッグの中に入る小さな小瓶タイプのものを持ち歩いています。

うがい薬はずっと前から習慣になっているので常に買い置きしています。春のマスクパニックの時には一時期うがい薬まで売り切れ店続出でしたが、今は普通に買えますよね。

衆院選の某選挙区で立候補者が新型インフルに感染したとか言う物騒なニュースを耳にしましたが、皆さんも秋にパニックにならないよう準備できることはやっておいたほうがいいと思います。

衆院選が公示されたので、当分日本の政治ネタはお休みしますね。

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2009年8月17日 (月)

有権者に問われる情報識別能力

ネットはビラか 進まぬ公選法改正の理由

 ブロードバンドの普及とともに、国民の約7割がインターネットを利用するハイテク国家ニッポン-。だが選挙においては、ネットを使った活動が一切認められず、諸外国に後れを取ったままだ。ニュースや動画配信、ネット献金…。ネットがマルチメディアとしての機能を拡大する中、公職選挙法はいまだにビラなどと同様の「文書図画」と位置づけたまま。なぜ改正は進まないのか。その裏には“抵抗勢力”となる政治家の思惑が見え隠れする。(中略)
 再三にわたる議論がありながら、公選法はなぜ改正されないのか。
 ネット解禁の“抵抗勢力”からは、誹謗(ひぼう)中傷やなりすましメール、サイト運営費の高額化などを懸念する声が上がっている。これに対し、自民党選挙制度調査会が20年2月に出した公選法見直しのための報告案や民主党の公選法改正案は、誹謗中傷サイトの削除を迅速化するなどの対策も用意しているが、「一度流された誹謗中傷は、短い選挙期間内に消すことはできない」などと頑なな態度を示す議員が少なくないという。
 さらに、取材を進めると、ネット選挙解禁を阻む別の「理由」が透けてみえてきた。
 ある国会議員の秘書は、「投票率の高い高齢者はネットをあまり見ない」と話し、ネット選挙解禁が得票に直結しないことを示唆。解禁に積極的でない理由をほのめかした。
 また、自民党関係者によると、選挙制度調査会の報告案に対し、同党内部で古参議員など一部から強硬な反対があり、ネット選挙解禁が見送られたという。公選法改正の障害として、ネット利用に対する「世代間格差」があることも浮き上がった。
 公選法改正が遅々として進まない状況について、“ネットの申し子”ともいえる巨大掲示板「2ちゃんねる」の初代管理人、西村博之氏は「古参議員がいる限り、自分が勝った選挙の仕組みを自分で変えるわけがない」と喝破した。
 ツイッターを利用した報道で有名なメディアジャーナリスト、津田大介さんも「自分たちの票が見える『どぶ板選挙』のノウハウが無効化し、若手に負けてしまうのではないかと怖いのだろう」と同調。ネット選挙解禁の弊害については、「確かに、最初のうちは誹謗中傷やなりすましメールも出てくるだろうが、時間をかけてリテラシー(情報識別能力)を上げるしかない。うるさい街宣を聞かされるよりいい」。
 また、民主党インターネット選挙活動調査会の事務局長を務めた田嶋要・前衆院議員も「(自民党は)これまでオールドスタイルの選挙で勝ってきた。だからネット解禁は不利だとみているのではないか」と指摘。「自民党には改革意識がない」と批判するが、裏を返せば、浮動票が頼りの民主党にとって、ネット解禁は「有利」に働くとの思惑も見え隠れする。
 政策シンクタンク「構想日本」の伊藤伸・政策担当ディレクターはいう。
 「新しいものへの不安感が『反対』につながるのだろうが、先進国でネット使用を禁じるのは日本だけ。自分の訴えを広く伝えるのが選挙活動であり、ネットという機会を自ら奪うほうがおかしい」
 また、ヤフージャパンの川辺部長は「オバマ大統領らがネットをフル活用したことが成功例のように言われるが、大統領選は1年かけて行う選挙。日本では、そもそも12日間という選挙期間が短すぎる。こうした点もふまえて改正をしなければ、新しい選挙のカタチは見えてこないだろう」と訴えた。
(Yahoo!ニュース-産経新聞8月16日18時38分)

ネット選挙が解禁になれば、これまでと比べて何倍もの膨大な情報から自分に必要な情報を選び出さなければなりません。しかも、今以上に真実を見抜く能力も必要となってきます。
以前「情報を捨てる能力」という記事を書いたことがあります。そこでは一冊の本を紹介させてもらいましたが、そこに書かれていたことはネット情報に翻弄されないためにも必要なことなので再度その本の著者の言葉を紹介します。

『今後必要となるのは、あふれるデータの中から真に必要なものをかぎ分ける能力、いわゆる「セレンディピティ(serendipity)とよばれる能力である。社会調査の情報は大体三つに分類され、役に立つ有益なものと、目下のところは役に立たないが将来的に必要となりそうなもの、そして「ゴミ」の三つである。数量的にはこの最後の「ゴミ」が圧倒的に多いが、この「ゴミ」をすぐに捨てることのできる人は、そうでない人より、かなり有利なポジションを占めることになるだろう。この能力がリサーチ・リテラシーのある人とない人の差となる。今後は情報を得る能力よりも捨てる能力の方が、はるかに重要な素養となってくる』
『「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ』(谷岡一郎 著、文春新書)

ネット選挙が解禁されると「有利になる」「不利になる」とどちらの意見も出ますが、有権者にとってはあふれる情報の中から何を選び取るかが重要になります。そのため現在のテレビ、新聞中心の情報ですら不必要な情報を捨てる能力のない人にとっては、ネットという選択肢が増えても意識としてはあまり変わらないような気が致します。記事にもあるように、時間をかけてリテラシー(情報識別能力)を上げていくことはネット利用の有無に関わらず必要なことではないでしょうか。

また、ネットを中心に情報を得ている人たちの中には、ネットをやらない人間を「情報弱者」としてバカにする人もいます。もしもネット上のゴミ情報を捨てる能力の有無に関わらず言っているのだとしたら大変傲慢な考えです。

確かに、テレビと新聞から流れる情報を待つだけの受身の姿勢ではバイアスのかかった情報に簡単に騙されてしまうでしょう。しかし、ネットの無い時代でも普段から様々な分野の本を読み自分の意見を持っている人は大勢いました。自分から情報を取りに行く姿勢があれば情報を得る選択肢はネットに限られません。例えば、自分とは正反対の意見が書かれているオピニオン誌を読んでみることも選択肢の一つです。

結局、ネット利用の有無に関わらず、情報の受け手である有権者側の姿勢が問われることになるので、一定のルールを定めた上で選挙にネットを活用することは構わないと思います。

それとも、ネット選挙解禁に反対している議員さんたちは、解禁すればすべての有権者がネット情報に左右されると考えているのでしょうか。
残念ながらネットにどのような情報があろうとも、パソコンの電源を入れなければ何も伝わりません。ネットにつなげるかどうかは有権者側に委ねられているのです。

それならば、せっかくネットにつないでくれた有権者を取り込むことを考えた方が良いと思います。また、記事にもあるように短すぎる選挙期間を見直すなど、決して投票しやすいとは思えない現行制度の改善点はネット選挙とともに考えていただきたいところです。

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2009年8月13日 (木)

自分の死後、ブログはどうなる?

自分のブログ 死んだらどうなる? 訪問絶えぬ“墓碑”も

 自分がこの世を去ったら、日々更新しているブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の日記はどうなるのか-。サービス業者によると、たいていは誰かが削除の依頼をしなければ、残り続けることになるという。書き込みが死後も消えないのは複雑な気持ちだが、残ることで訪問者が絶えない“墓碑”のような存在のブログもある。「お盆だから、亡くなったあの人の書き込みを見てみよう」。そんな時代が来るかもしれない。(森浩)
 「自分が死ぬと、この愚痴の数々はどうなるのか」。東京都内の男性会社員(32)は、自分のブログを見ながらふと思った。「妻や会社の愚痴をつづっているSNSは『死んだら消してくれ』と、家族や同僚に頼むわけにもいかない」
 SNSやブログなどのサービス業者の多くは、利用者が死亡した場合、「依頼があれば削除する」というスタンスだ。SNS大手「mixi」(ミクシィ)は「遺族からの連絡で、削除するケースもある。一定期間更新がないからと言って、こちらから削除することはない」と説明する。
 故人がどんなブログを書いているか、家族が知らなかった場合、サービスが継続される限り、記述がネット上に残ることになるというわけだ。(以下略)
(Yahoo!ニュース-産経新聞8月13日10時38分)

こういうことは、ブログなど自分のサイトを持っている人なら一度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか。
私の場合、ブログをやっているのを知っているのはほんの数人。しかも身近な人ではないので、私が死んだとしても死んだこと自体がわからないのでブログを止めてもらうわけにもいきません。恐らくこの記事に書かれているように、そのまま残り続けるのでしょうね。
例えば、こういう方法をとってもらうのはどうかなぁ。
1年間書き込みがないブログなどの場合、サービス業者の方でまず本人に続けるか続けないかを選択するメールを送る。そして続けない又は返事が無い場合は、記事をいきなり削除するのではなくパスワード保護をかけてしまうというのはどうでしょう。または記事は公開しておくけれど新規のコメントやトラックバックは受け付けられないような仕様にしてもらうとか。
いずれにしても生前にそういった制度を登録できるようにしておけば墓碑として残すか、見られないようにするか選択できて良いと思います。

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2009年8月12日 (水)

陰謀論の魅力

あらゆる事件がCIAの陰謀に思えてくる

 陰謀論は魅力的だ。たとえばロッキード事件はアメリカの陰謀だった、という説。日本の自立を阻むために、CIAが田中角栄を陥れたというのである。たんなる贈収賄事件が、陰謀論のメガネで、エンターテインメント小説のように見えてくる。実際、チリのクーデターのようにCIAがお膳立てをした事件もあるのだから、陰謀論がすべて妄想とは言い切れない。
 副島隆彦・植草一秀『売国者たちの末路』は、小泉=竹中路線は日本の富をアメリカに貢ごうという政策であり、そもそもはアメリカの陰謀だ、と主張する本である。
 植草といえば手鏡による覗き事件と痴漢で逮捕・起訴された(覗き事件は罰金刑が、痴漢事件は実刑が確定している)。しかし事件発覚当初から陰謀説を主張する人びとがいる。あれは小泉=竹中路線に批判的だった植草を社会的に葬るために仕組まれた事件だったというのだ。たしかに、植草を逮捕した警察官が横浜から品川までずっとつけてきたことなど、不自然なところが多い事件だ。
 「小泉政権というのは、アメリカが日本に押しつけてつくらせた政権」というのが副島の見立て。郵政民営化も、米政府および米国金融業界が日本人の資産を狙ったものという位置づけである。「埋蔵金」発掘の高橋洋一が窃盗容疑で騒がれたのは財務省による謀略。西松建設事件は米軍不要発言に怒ったCIAが、東京地検特捜部を使って小沢一郎の秘書を逮捕させたもの、という。
 興味深いのは中川昭一泥酔会見陰謀説。あれは酔っぱらったんじゃなくて、薬を盛られたのではないか、というのである。アメリカに金融危機の責任をとれと迫り、日本の資金を注ぎ込むことを渋ったのがマズかったらしい。
 うーむ、こうなると、この世で起こるあらゆる事件はCIAの陰謀に思えてくる。陰謀論の魅力は、複雑で奇妙なできごとがとても簡単に説明できてしまうことである。そして難点は、あまりにおもしろすぎることだ。
(asahi.com(朝日新聞社)2009年8月10日)

確かに陰謀論は魅力的で読み物として面白いです。私もネット初心者の頃はいわゆる陰謀論サイトに書かれていることを鵜呑みにして真剣に信じていた頃がありました。自分で信じるだけではなく、友人にまで広めていたので今思うと困った人でしたね。

今でも陰謀論サイトは見ています。もちろんネタとして。それだけ魅力的なのは今でも変わらないです。
陰謀論者はとにかく文章が上手いですね。冷静に分析すればおかしなところが沢山あるのに、一見論理的に書かれているように見えます。とても説得力のある文章なので、「だまされないぞ!」と思いつつ読んでいても、いつの間にか洗脳されそうになります。また複雑な話を単純化する能力がすばらしいので非常にわかりやすいのです。

人間ってどうして騙されやすいのでしょうか。
自分は絶対に騙されないと思っている人間ほど詐欺にひっかかるといいますが、陰謀論を読んでいるとちょっとその気持ちがわからないでもないです。

ネットの大手掲示板に「なんでもかんでもCIAの仕業にするスレ」というのがあります。
『昨日俺の自転車が盗まれたのもきっとCIAの工作員の仕業』と書かれているように、陰謀論者の手にかかるとどんな出来事でもCIAの陰謀になってしまうのですから面白い。

上記書評にも書かれていますが、ネット上では『小泉=竹中路線は日本の富をアメリカに貢ごうという政策であり、そもそもはアメリカの陰謀だ』という話が山のように見つかります。

そもそも郵政民営化は小泉元首相が議員になった頃からの持論でその証拠は山ほどあります。それをアメリカのいいなりになってやったと主張すること自体おかしい。
ところが、陰謀論者とその信者の手にかかると、『郵政民営化を主張する小泉を、CIAは長い年月をかけて総理として送り込んだのだ』ということになってしまうのです。

彼らの特徴は反論を受けると明確な論証ができないこと。「かんぽの宿」問題でも持論を主張するのみで疑問点に答えないことです。

一旦洗脳された考えは宗教と同じでなかなか解けることはなく、逆に信じない人のほうがおかしいことになります。またやっかいなのは陰謀論に関わる人たちの中に著名な経済学者などが関わってくることで信憑性が高いと思われることです。

陰謀論とまでは呼ばなくても面白い小説として楽しむ余裕があるうちは良いでしょう。ところが、いつしか彼らの世界に取り込まれて逃れられなくなる可能性が高い。自分自身が詭弁や強弁に対処できる能力を持たないと陰謀論の魅力からはなかなか逃れられないと思います。彼らの論理の破綻を楽しめるくらいの余裕を持ちたいものです。

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2009年8月10日 (月)

ムダヅモ無き改革2

Mudadumo2本日入手。
表紙カッコイイわぁshine
:*:・°'★,。・:*:♪・°'☆。・:*:・°

一巻目は予約したのになかなか入手するまで時間がかかってしまったのですが、今回はスムーズでした。

帯に「アニメ化決定」って書いてあるのですが本当?
本当だったら絶対見ます!
って私、麻雀のこと全然わからないんですけどね。

でも大丈夫。
ずっと以前から読んでるけど、麻雀のことわからなくても十分楽しめます。
逆に麻雀がわかる人が読んだらどうなのかな?ちょっと知りたい。

それと本物のジュンイチロー氏に見せて感想を聞いてみたいですね。

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2009年8月 9日 (日)

働かざるもの食うべからず

週末あるお宅を訪問したところ、テーブルに雑誌が置いてあったので何気なく手にとって見るとそこにはロックスターとして有名な矢沢永吉さんのインタビューが載っていました。
私は特にファンではないのでスルーしようとしましたが、着物を着てお茶室に座っている写真や「湯宿の日本建築とか、京都の町並とか、あぁいいなって思うようになりました」と言う小見出しが妙に気になって読み始めました。

驚きましたね。私の中の矢沢さんのイメージがすっかり変わってしまいました。
これまで矢沢さんにはまったく関心がなく、団塊世代のロック歌手ということで、失礼ながら何となく反体制的な方なのではないかと思っていたのです。

読みふけっていたところ、そのお宅の方から「もう読んだので差し上げます」と言っていただき、持ち帰ってきました。
その雑誌は「婦人画報」というもので、ゴージャスなファッション雑誌という感じ。一般の方はあまり手に取ることがないと思うので、少々長いインタビューですが一部分引用させていただきました。ご紹介できなかった冒頭部分、ご家族のことが書かれている後半部分も大変興味深いお話でした。また貴重な画像も載っていますので、関心のある方は誌面をお読み下さい。現在発売中です。

━━…‥ ‥…━━…‥・‥…━━…‥ ‥…━━…‥・‥…
じゃ、僕の独り言、聴いてください。
不景気ですよ。一企業の経営者やってますから、毎日感じてます。
でもね、遠くない将来、回復すると思いますよ、景気。
上がりゃ下がる、下がりゃ上がる。これ、当たり前のことですよね。
あんまりキビしいことばかり考えないで、世の中とか会社じゃなくて、自分自身に明るい明日を感じてほしいよね、みんな。

もちろん、がんばってがんばってがんばってるのに、どうにも不運で、どうにもならない人もいます。
それは国がもっとちゃんとサポートするべきだと思う。
そのために僕ら、納税してるんだから。
消費税上げさせてくれ、と言うのなら、やむなしかな、とも思う。
だって、日本沈没しちゃうよりマシでしょう?
でもさ、フザけたやつ、いっぱいいるよね?
なんで、フザけたことやってるところに税金使われなくちゃならないの?
消費税上げてほしかったら、ズルいことは二度としません、フザけたことは二度としません、本当に必要なところに使うから、これこれだけ必要だから、と示すべきだよね。
YAZAWAがこんなこと言わなくても納税者はみんな言ってます。
今までどういうふうに税金使ってきたのか、ちゃんと出せ、白黒出せ、国民に見えないところでコソコソ使ってんじゃねーって。

だけど、フザけたやつは別に国の偉い人たちばかりじゃないよね。
けっこう甘い人、いるじゃない。今のニッポン。
不景気だなんだって言ったって、甘く生きていける世の中だから。
そんなこと、皆さんだって、わかってるでしょう?

ところでさ、今のテレビ、なんか妙じゃない?
奇麗ごとと、どうでもいい番組ばかり。
みんなが、ものを考えないように考えないようにさせてない?
国策なんじゃないかと思うことあるのね。
本当の意味での、人間としての叫び、なんてのは都合が悪いんじゃない?
きっとさ、みんながしち面倒くさいこと考えはじめるの、昔の学生運動だ安田講堂みたいなのってのは、都合が悪いんですよ。
だから、まあまあ手なずけてさ、右向け右、左向け左てなもんで。
300円くらいあったら牛丼食べられて、千円、2千円払ったら、マンガ喫茶で一晩過ごせて。飼い殺しっていうか、殺しちゃったら暴動起きるから、殺さない程度に生かして、いろんな自由は与えて。人を腑抜けにしちゃってるよね。
なんだか、妙。計画的にやってんのかなって思うくらい、妙。
今のニッポンは、やたらと美しい奇麗ごとを言って、なんだか器がデカい風の言論を展開している人が「いい人」。
本音を言おうものなら「優しくない人」。
変なフィーリングが続いてますよ。
ニュースのコメンテーターもけっこう綺麗ごとでメシ食ってますよね。
綺麗ごとで食っていけるんですよ。今のニッポン。
ちょっと前に話題になってたけど、子どもの学校の給食費払わない親っているでしょう。
自分じゃブランド品の洋服とか買ってるのに、払うもの払わないとんでもない親たちね。
それから、モンスターペアレンツ。
子どもの出来が悪いの棚に上げて、学校に無茶を言う親たち。
わりと最近のニュースだと、「仕事がない」って人たち。
僕ね、そういう人たち、理解できないんです。
踏み倒せるんなら「ラッキー」。働きもしないで「食わせてくれ」。
自分の食い扶持は自分で見つけろよ。
僕は「成りあがり」のころから、ずっと同じこと言ってます。
「職場がない」って、本当にないかな?
社会がこうなる前に、5年前、7年前、9年前、食うためももちろん、自分がやりたい仕事にとにかく飛び込んで、入り込むチャンスはあったはずですよ。
まあまあ手なずけられて、与えてもらった自由のなか、うっかり自分で望んでしまっていたんじゃないのかな。
いざ、世の中の事情や会社の都合で、首切りされたら、人権が滑ったの転んだのって、何が不当よ。何が不当だったのよ。
よく言うじゃないですか。こんな日本に誰がした?
きっと、みんなで渡ってきたんだよ。
「給食費」のニュースのころ、つくづく思ったけど、今のニッポンは恥の位置というか、プライドの在り処というか、そういうものがずいぶん変わってきちゃってますよね。
僕ら団塊の世代の人間だったら、なんでもやって、給食費払ったでしょう。
自分も子どもも恥かかないためにね。
僕は何が怖いって、「恥ずかしくない人間」がいちばん怖いよ。
まあ、みんな怖いんだろうね。
だから、恥知らずの人間が暴走しても、にっちもさっちもいかないから、みんなダンマリだよ。
でもさ、そろそろみんなビシッと言わなきゃ。
「フザけるな」って。
そして、「働かざるもの食うべからず」。これですよ。
怖がらないで、マスコミも評論家もロックミュージシャンも、そして皆さんも手を挙げなきゃ。声をあげなきゃ。
(婦人画報2009年9月号 日本の「ミッシングピース」を語る【第5回】矢沢永吉60歳より引用)
━━…‥ ‥…━━…‥・‥…━━…‥ ‥…━━…‥・‥…

矢沢さんってなんてまともな人なんだろう思いました。ごめんなさい、どうしてもまともじゃないってイメージだったので・・・
もういちいちうなずいちゃいましたね。「そうだ、そうだ」って。

この前紹介した塩爺のインタビューでも言われていたけれど、今の世の中、政治家ばかりが悪いのではなく、経済不況に伴い国民に忍耐力がなくなり、すぐに結果が見えることばかり望む傾向があることも問題です。

しかし、どんなに経済不況でも矢沢さんの言うように「一生懸命に働いて、お金をもらって、ちゃんと税金を納めている真面目なオトーサン」みたいな人が大多数だと思う。だから甘えている奴らにはどうしても「フザけるな」って言いたいんでしょうね。

>「職場がない」って、本当にないかな?
>社会がこうなる前に、5年前、7年前、9年前、
>食うためももちろん、自分がやりたい仕事にとにかく飛び込んで、
>入り込むチャンスはあったはずですよ。

>世の中の事情や会社の都合で、首切りされたら、
>人権が滑ったの転んだのって、
>何が不当よ。何が不当だったのよ。

本当にそう思うし、実はみんなそう言いたいんだけど政治家もコメンテーターも奇麗ごとばかり言っている。それをいいことに本当の弱者ではない人たちが自分の不満を政治家のせいにすることが当たり前になっている。でも、こんな日本にしたのも私達なんですけどね。

>がんばってがんばってがんばってるのに、
>どうにも不運で、どうにもならない人もいます。
>それは国がもっとちゃんとサポートするべきだと思う。

矢沢さんも「がんばって」を三回繰り返しているように、そこまでやってもどうにもならない人たちのためには国はちゃんとサポートしろと言っています。そのために納税しているんだとも。
「一回がんばって挫折しました」じゃダメ。がんばれるのにあきらめちゃう人は「恥知らずな人間」なのかもしれない。それだけ彼自身「がんばってがんばってがんばってきた」のでしょう。彼の経歴を読むとそんな風に感じます。

ところで、あまりに矢沢さんのことを知らなかったので、ちょっとwikiで調べたら意外なことが書かれていました。

>2007年、郵便局会社民営化企画協力第一弾として、日本武道館公演100回記念「You Say YAZAWA矢沢永吉 フレーム切手」販売。

「You Say」の部分を「郵政」にかけたってことですか?
う~む、知りませんでした。少なくとも矢沢さんは郵政民営化に反対ではないということかな。

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2009年8月 7日 (金)

小泉元首相、「行財政改革が最重要課題の一つ」

「たまには野党もいい」  小泉流激励、衆院選へ始動

 自民党の小泉純一郎元首相は6日夜、神奈川県藤沢市で開かれた衆院選候補予定者の集会で講演し「たまには(自民党が)野党の立場になることも、そんなに悪いことではない」と小泉流で激励した。小泉氏自身は引退するものの、2005年の郵政選挙で初当選した「小泉チルドレン」を中心に応援に入る予定で、この日が応援の本格的なスタートとなる。
 小泉氏は衆院選情勢に関して「これまでにも逆風選挙があったが、これほど自民党にとって厳しい選挙は結党以来ない」と指摘。「過去50年間、ほぼ自民党が政権を担当したが、民主主義社会では異例中の異例なことだ。公正な選挙が行われる限り、政権交代があって当然だ」と述べた。
 前回衆院選では首相として郵政民営化を争点に、反対派に「刺客」候補を送り込むなど旋風を起こし、自民党に歴史的大勝をもたらした。しかし、4年後の今回は、小泉構造改革の評価と見直しも争点の一つとなる。
 小泉氏は郵政民営化をはじめ構造改革を批判する民主党について「私が首相だった当時、『改革が遅い、生ぬるい、中途半端だ』と言っていたが、今は『行き過ぎだ、拙速だ』と言っている」と批判。「行財政改革がこれからの日本にとって最重要課題の一つだ。郵政民営化に反対している勢力に改革ができるわけがない」と持論を展開した。
(共同通信2009/08/06 21:24)

>行財政改革がこれからの日本にとって最重要課題の一つだ。
>郵政民営化に反対している勢力に改革ができるわけがない

そもそも、今民主党の幹部として活躍している方の中には昔郵政民営化に賛成していた方が結構いらっしゃいますね。超党派の議員達で構成されていた郵政民営化研究会のメンバーだった方々とか。当時はほとんどの自民党の議員が小泉さんの意見には耳を傾けず、民主党の方が改革に熱心でした。

それが政権交代のためなら正反対のことを言うのですね。今の民主党は小泉内閣以前の自民党にそっくりです。本当の改革派は民主党を出て行ってしまいました。地方自治体の長になっている方たちも多いです。(郵政民営化研究会で検索すると民主党の意外な議員の名前が出てくるので面白いですよ)

小泉さんが支持されたのは、批判はあっても信念を曲げなかったところではないでしょうか。悪く言えば頑固で妥協を許さないところもあったと思いますが、票を得るために政策で妥協することは無く、そこが特に無党派層といわれる人々に支持されたのだと思います。

今マスコミを中心として盛んに小泉構造改革を批判する論調となっていますが、本当にそうなのかどうか非常に疑問に思います。少なくとも私の周りでは行財政改革が必要だと言う意見が多いですよ。

以前、「小泉さんのせいで仕事が減った」と嘆く方にお会いしたことがあるのですが、その方は規制緩和のため現在は競争が激しくなった業界の方でした。確かに既得権益を失った方たちにとって小泉改革は憎いでしょうね。

構造改革は戦後の社会主義的悪平等がもたらした制度疲労や既得権益構造を変えて効率的な経済財政構造を実現すること。改革を避け楽をすることばかり考えるようになったら日本の未来は危ういと思います。

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2009年8月 5日 (水)

プーチン首相の休暇

Putin5 ロシアのプーチン首相はシベリアで休暇を楽しんでいるようです。

川で泳いだり、木に登ったり、キャンプをしている様子はなかなかかっこいいです。

小柄な方なのに体を鍛えているのですごく均整がとれていますね。

それに写真写りも良い。

Putin6 メドベージェフ大統領よりもどうしても目立ってしまうプーチンさんでした。

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自民党、比例で定年制撤廃か

自民、3区公認候補に森山氏 比例で定年制撤廃か

 自民党は31日、同党を離党した前職の渡辺喜美氏の対立候補として、次期衆院選栃木3区に同党県連会長で前職の森山真弓氏を公認し、擁立することを決めた。同党はこれまで党規としていた比例代表の73歳定年制を事実上見直し、森山氏について比例代表北関東ブロックとの重複候補を認めるとの見方も出ている。(以下略)
(下野新聞「SOON」8月1日 05:00)

まだどうなるかはわかりませんが、比例代表の73歳定年制を見直すのだとすれば自民党には失望しますね。

一度決めたことを後からどんどん変えてしまう。

郵政造反組の復党はその最たるものでしたが、こういうことを繰り返せば自民党への信頼度は大きく下がるでしょう。

あくまで筋を通した小泉元首相がなつかしい・・・

<追記>
森山氏は比例代表北関東ブロックの重複立候補は辞退するとの考えを表明したようです。
さすがに批判を恐れたのかもしれませんが、それにしても81歳という年齢がマイナス要因になるような気が致します。

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2009年8月 3日 (月)

最低最悪の解散時期

麻生内閣支持率は国政選挙前最低レベル

衆院選第3回トレンド調査で、麻生内閣の支持率は19・9%と依然低迷しており、近年の国政選挙前に実施した同様の調査と比べると最低レベルだ。日ごろ支持している政党と「あえて支持するとすればどの政党か」を合わせた自民党支持率も28・2%にとどまり、民主党の37・2%を大きく下回った。
 小泉純一郎首相(当時)が踏み切った前回2005年の「郵政選挙」直前の内閣支持率は43・7%。政党支持率でも自民党(37・9%)が、民主党(29・1%)をリードし、自民党は296議席を獲得した。
 03年選挙も小泉首相の下で行われ、内閣支持率は47・8%、自民党支持率が35・4%。ただ、自民党は237議席で、民主党が177議席と最終局面で巻き返した形となった。
 一方、「神の国」発言が物議を醸した森喜朗首相(当時)による2000年選挙の際には自民党支持率が27・3%と低かったが、民主党も自由党と合併前で13・2%。選挙の結果、自民党は233議席だったものの、連立を組む公明、保守両党との合計で271議席を確保した。この時は内閣支持率を調査しなかった。
 単純比較はできないが、与党が惨敗した07年参院選でも、選挙直前の調査で安倍内閣への支持率は29・2%、自民党支持率は33・4%あった。(共同)
(nikkansports.com 2009年8月3日19時16分)

普通、首相は少しでも有利な時期に解散をするものですが、このように数字で比べると麻生首相は最悪の時期に解散したということですね。

再三解散のチャンスがあったというのに、周りの人たちの意見を聞きすぎて決断できなかったのでしょう。

追い込まれた首相の抜いた伝家の宝刀は、すでに錆びついていました。

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2009年8月 2日 (日)

コスプレ市長

「たかし、行きまーす」 名古屋で世界コスプレサミット

Kawamura1_2  アニメの登場人物に仮装する「コスプレーヤー」たちの祭典「世界コスプレサミット2009」が1日、名古屋市で始まり、参加者たちが繁華街を練り歩いた。
 人気アニメ「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイに扮したのは、選挙応援に引っ張りだこの河村たかし市長。細身の衣装に太鼓腹を詰めこみゲスト出演した。
 「ガンダムは知っとるけど、アムロって(歌手の)安室奈美恵かと思っとった」。やはり無理があったのか、途中で腰のベルトが外れるアクシデントも。
(asahi.com朝日新聞社2009年8月2日0時18分)

市長、何やってんですかぁ~ ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

>細身の衣装に太鼓腹を詰めこみゲスト出演した。
>やはり無理があったのか、途中で腰のベルトが外れるアクシデントも。

メタボなアムロ・レイって・・・ノ(´д`*)

こういう楽しい人が永田町からいなくなったのは寂しい・・・

Kawamura2_3

確かに無理がありましたorz

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城内実氏のポスター騒動について

衆院選静岡7区に無所属で立候補を予定している城内実氏が、自身の後援会ポスターにタレントの眞鍋かをりさんの写真を本人が知らないまま使用し騒ぎになっていたようですね。
産経新聞によれば、ポスター作成仲介業者の説明不足が原因であるかのように書かれており一件落着したようにも思えます。
しかし、たとえ仲介業者の落ち度があったとしても城内氏側の確認不足が騒動を引き起こしたことは否定できません。

まず私が疑問に思ったのは、政治家がポスターに芸能人を使う行為には相当慎重でなければならないという基本を城内氏はどれほど理解していたのかということです。

芸能人はその肖像によって経済活動を行っているので、肖像権を財産権の一つと捉えるパブリシティ権があるとされています。ポスターに写真を使うのであればその写真の著作権も絡んできますから相当慎重に扱わなければならないでしょう。
複雑な権利の絡む話を直接眞鍋さんの事務所に確認せずに進めてしまったことは、城内氏側が軽率であったと言われても仕方がありません。

「こういうトラブルはイベント会社や広告代理店との間の連絡ミスでよくあることだ」と言う意見もあるようですが、そこには城内氏が政治家だという視点が抜け落ちています。
米国では芸能人が堂々と「私は民主党支持者だ」などとはっきり政治的発言をしますが、日本では通常、芸能人に特定の政党色がつくのを嫌います。特に総選挙を控えた微妙な時期だけにテレビ局側はタレントに中立的な立場を求めるのではないでしょうか。

実際、眞鍋さんはこの問題が報じられた直後の番組出演を見合わせるという実害を被っています。城内氏は単にポスターの撤去や動画の削除で終わりにするのではなく、ご自身の関与があったか無かったかに関わらず、率直に眞鍋さんに謝罪したほうがイメージは良かったと思います。

ところで今回の騒動で思い出したのですが、城内氏は郵政選挙時にも何度かおかしな行動を起こしているのですね。
郵政民営化法案採決時に安倍晋三自民党幹事長代理(当時)の再三の説得を振り切り反対票を投じたことはご自身の信念に基づいて行ったことなので仕方がありません。

しかし、その後地元浜松の青年会議所が立候補者の討論会を企画したのですが3人の候補者の中で城内氏だけが参加しなかったことで「城内は逃げたのではないか」とかなりの批判を浴びました。

また、郵貯、簡保の既存の契約はすべて政府保証されることが法案に記載されているにもかかわらず、城内氏は有権者に対し、民営化されれば郵貯、簡保はすぐに解約しないと危ないかのような発言をしています。城内氏は当時郵政民営化特別委員会に所属していたのでそのことを知らないはずは無く、これはかなり悪質なのではないかと思いました。

一番印象に残っているのは、城内氏が投票日直前に開いた総決起集会での出来事です。そこで安倍幹事長代理と親しい間柄にあるといわれる短大助教授、天川由記子氏が「安倍さんに頼まれてやって来ました」と発言したのですが、これを安倍氏は全否定。安倍氏は発言の撤回を求める文書を天川氏に内容証明郵便で送りました。
安倍氏は記者会見まで開いて全否定したのですが、今思うと造反議員を復党までさせた安倍氏なので、心の中ではかなり城内氏に同情していた可能性はあります。

城内氏が片山さつき氏との選挙戦で相当焦っていたことは理解できますが、当時はこれらの言動でかなり印象が悪くなりました。城内氏が落選後に片山氏の写真(ポスターだったかも)を幼いご子息に踏ませていたのをテレビで見た時は相当引きましたし、毎日毎日ワイドショーで落選後の生活をくどくどと嘆く姿は正直情けなかったです。こういったことは政治家としてのイメージダウンになりますし、今回の騒動を見ても決着のつけ方が良かったとは思えません。周りに適切なアドバイスが出来る人物が誰もいないのでしょうか。

城内氏は憂国の士、真正保守政治家として特に右寄りの方たちに人気があるようですが、私は常々保守派と呼ばれる政治家たちの戦略性の無さに失望しているのでどうも理解できません。彼を見ていると政治家は主義主張だけではなく、危機に直面した時の対応も含めて総合的に評価すべきだと思いましたね。

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