首相のぶらさがり会見
「『靴は脱いだらそろえなさい』と何回も言わないと分からない子供のように扱わないで」。麻生太郎首相は1日、自民党役員人事を断念した理由を再三聞かれると、こう答える場面があった。
首相官邸で行われた報道各社による首相インタビュー。記者団から「人事に手を着ける考えは?」「人事をやる考えはない?」などと矢継ぎ早に質問を受けた首相は最初、「今答えた」「大丈夫だ」などと淡々と応じていた。
しかし、さらに記者が「衆院解散までに党役員人事をする考えもないか」と駄目押しすると、首相は「今しゃべったじゃないか。おれが何かぽろっと別のこと言うと思って、期待して聞いているのか」と逆質問。党人事を断念せざるを得なかったことへのいら立ちをあらわにした。
(Yahoo!ニュース-時事通信7月1日22時35分)
こういう記事の書き方をされると、いかにも麻生首相が逆ギレしているようにも受け取れますが、実際どういう雰囲気だったのかはノーカットのぶらさがり会見を見てみなければわかりません。
マスコミが首相の会見を切り張りして、都合の良いように編集するのはいつものこと。
私はそれが嫌で嫌で小泉首相の頃、当時ぶらさがりのノーカット会見を放送していたニュースチャンネルを見たくてCS放送を契約したほどです。(小泉内閣の途中からこういうサイトができて便利になりました)
麻生首相が記者の質問に対しついイライラしてしまうのは、丁寧に答えようとするからではないでしょうか。
丁寧に答えれば答えるほど記者はその言葉尻を捉え、さらに畳み掛けるように質問してきますから。
麻生さんが「おれが何かぽろっと別のこと言うと思って、期待して聞いているのか」とおっしゃったのは記者にとってはまさに図星で、それが狙いであることも多いのです。
そういう意味で小泉元首相は記者の扱いがなかなか上手でした。
突っ込まれそうな質問にはとにかくワンフレーズでしか答えない。
株価について聞かれれば・・・
『株価に一喜一憂しない』
靖国参拝について聞かれれば・・・
『熟慮して判断します』
微妙な質問には・・・
『適切に判断します』
何度聞かれてもこれの繰り返し。まさに壊れたテープレコーダーのよう。
そっけない態度に見えますが、ワンフレーズなら意図的に編集されませんし、記者もこれ以上突っ込みようがありません。麻生さんはつい丁寧に答えちゃうんでしょうね。
そもそもこういう会見を一国の首相が毎日やっているのは日本くらい。止めると言うとマスコミ側の抵抗がすごいのでサービスでやっているだけ。首相の義務じゃないですから。
本当に大事な会見は首相官邸の会見場でやるわけですが、日本もぶらさがり会見は止めて、他国の首脳のように定期的に演説すれば良いと思いますね。
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コメント
こんにちは~
「ぶらさがり会見」は毎日じゃ無くて2~3日に一回で充分です。
この「ぶら下がり会見」での小泉さんは「俺は総理だ!」という態度は無かったように思います。
安倍さんからの総理は、ちょっとばかりそのような態度が私には見えます。
投稿: 葉音 | 2009年7月 2日 (木) 16時21分
>葉音さま
こんばんは~
そうですね、確かにぶらさがりは単に内閣記者会の特権のようになっているだけで、首相の義務でも何でも無いので回数を減らすか止めればいいんですけどね。
小泉さんは淡々と答えていましたし、逆に利用していたところもあって上手くやっていたと思います。
安倍さんはカメラ目線にこだわったり何か構えすぎてました。
いずれにしても、首相の言葉を切り張りして編集することは止めて欲しいです。
投稿: minori | 2009年7月 2日 (木) 23時25分