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2009年2月27日 (金)

人気は小泉さんが断トツ

<キャンパスアンケート>学生人気は麻生、小沢伯仲 でも1番は小泉氏

 毎日新聞の世論調査では内閣支持率が11%と低迷する麻生太郎首相だが、学生のイメージでは不支持が圧倒的とはいえ、民主・小沢一郎代表と人気が伯仲していることがNPO法人「ドットジェイピー」(本部・東京都港区)が全国の大学生に行ったキャンパスアンケートで分かった。もっとも、人気は小泉純一郎元首相が断トツだった。
 調査は2月1~9日、全国の学生を対象にネットなどで実施され、761人が回答した。それによると、麻生首相に対するイメージが「良い」「やや良い」と答えた学生は15%で、「悪い」「やや悪い」の46%を大幅に下回った。麻生首相に対する意見としては「発言に責任をもってほしい」「もう少しリーダーシップを発揮して何をしたいか国民に伝えてほしい」と厳しい指摘が多かった。
 一方、小沢代表を「良い」「やや良い」と答えたのは16%で、麻生首相と変わらなかった。「悪い」「やや悪い」は45%だった。小沢代表については「政権交代が目標の政治はやめてほしい」「自民党批判だけでなくもっと民主党の色をだしてほしい」などの批判があった。ちなみにアメリカのオバマ大統領については「良い」「やや良い」が80%に上り、日本の政治家を厳しく見ていることが分かる。
 一方、首相にふさわしい人では小泉元首相が14%でトップ。以下、東国原英夫宮崎県知事が13%、橋下徹大阪府知事10%、麻生首相7%、小沢代表6%--の順。ふさわしい人はいないも24%いた。
 毎日新聞の世論調査では、麻生首相と小沢代表、どちらが首相にふさわしいかの質問に、麻生首相8%、小沢代表25%と3倍以上の差がついており、学生は麻生首相に好意的なことが浮き彫りになった。【柴沼均】
(Yahoo!ニュース-毎日新聞2月26日13時48分)

Aso27 マスコミがこれだけ毎日小泉構造改革の批判をやっていてもこの結果。
批判したい人は納得できないでしょうけど、こんなものじゃないですか。

私の周りの人たちも未だに小泉さんへの期待が大きいし、マスコミがなんと言おうと構造改革の必要性を理解している人は結構多い。

Ozawa10 なぜかというと、日本社会にはまだまだたくさんの規制が残っているから。改革をやりすぎたのではなくて、改革が中途半端で終わっているから。様々な分野で既得権益を手放さない人たちがたくさんいるから。

農業改革にしても、農地法にはまったく手がつけられていないでしょう。雇用の収縮に関しても、最終的には新しい産業を生み出さない限り根本的に問題は解決しません。

Koizumi37 しかし、そのために法律を変えようとすると大変な抵抗にあいます。若い人たちほど、こういった社会構造を放置しておくのを許せないんじゃないでしょうか。

麻生さんや小沢さんの評価が伸び悩む一方で、すでに引退を表明している小泉さんへの評価が高いのは、麻生、小沢両氏に対して構造改革への熱意を感じられないからだと思います。

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2009年2月26日 (木)

日米首脳会談と日本の報道

米、安保政策で牽制 麻生首相「招待」…小沢民主への「不信」

Aso26  オバマ米大統領はホワイトハウスへの最初の外国来賓として麻生太郎首相を招いた。小泉、安倍の両政権で外相を務めた麻生首相は米共和党に太いパイプを持つが、米民主党とは疎遠だ。にもかかわらず、オバマ大統領が古くからの同盟国である英国を差し置き、支持率低迷にあえぐ麻生首相を招待した真意はどこにあるのか。麻生首相を最重要のパートナーとして国内外に紹介するとともに、安全保障政策の見えにくい日本の民主党に「不信」のメッセージを送ったようだ。
 「首相はオバマ米大統領と会談するそうですね。われわれも歓迎します」
 20日午前、麻生首相と会談した日英21世紀委員会座長のカニンガム上院議員は嫌みっぽく語った。それほど日米首脳会談の早期実現は英国紳士のプライドを傷つけたのだ。
 実は麻生首相にとっても一般教書演説直前の訪米要請は「寝耳に水」だった。オバマ大統領が就任後、首相との電話会談に応じたのは1月29日で、英仏独豪どころか、中東諸国より後だった。政府内では「やはり米民主党の日本軽視は変わっていない」(政府高官)と失望感が広がり、4月にロンドンで開かれる金融サミットまでに首脳会談が実現できれば「上出来」とささやかれていた。
 だが、政権の主要人事も固まっていない段階で麻生首相を招待したのは「経済危機を克服するためのパートナーは世界第2位の経済大国である日本しかない」との判断があったようだ。
 オバマ大統領が日本重視に傾いたのは、元海兵隊大将で沖縄駐留経験もあるジェームス・ジョーンズ大統領補佐官(安全保障担当)や、知日家で次期国務次官補(東アジア・太平洋担当)に指名されるとみられるカート・キャンベル元国防副次官補も大きな役割を果たしたとされる。
 ただ、彼らは麻生政権を積極的に評価しているわけではなく、「小沢一郎代表が率いる民主党への懸念の裏返しだ」(政府高官)との見方が強い。
 米政府には、民主党がインド洋での海上自衛隊の補給活動に反対し、普天間飛行場の県外移設や日米地位協定見直しを掲げていることに不信がある。小沢氏が平成19年8月、シーファー前駐日大使との会談で「日本の平和と安全に直接関係ない所に部隊を派遣し、共同作戦することはできない」と語ったことも不安を助長させたようだ。
 キャンベル氏らは昨年12月に来日し、民主党関係者と接触、「民主党は安全保障政策で意思統一できていない」と結論づけたとされる。クリントン国務長官が小沢氏と会談したのも「どんな人物か見極めたかった」のが本音のようだ。
 ただ、オバマ政権に知日派はいるが、親日派は乏しい。「初顔合わせ」は和やかに終わったが、テロとの戦いなどで日本に金銭的・人的に多大な要求を突きつけてくる可能性もある。麻生首相としてはこのような米側の思惑を見越し、日米同盟を基軸にした外交・安全保障政策で政権の活路を見いだしたい考えだ。(ワシントン、石橋文登)
(MSN産経ニュース2009.2.25 01:36)

日本では昼食会が無かっただの、共同会見が無かっただの、メディアは相変わらず麻生叩きを続けてますが、現地ではこういう見方もあるということでこの記事を紹介しました。

確かに、非常に簡略化された首脳会談ではありました。しかし、日米同盟という重要なパートナー同士がとにかく顔合わせをして協力関係を確認できたということに意義があったと思います。安倍首相(当時)は首相就任から7ヶ月経ってやっとブッシュ大統領(当時) に会いに行ってますが、これはあまりにも遅すぎたと思いましたね。

しかし、オバマ大統領の施政方針演説を控えたこのあわただしい日に、なぜ日米会談をセットしたのでしょうか。
恐らくこうなった背景には日本側にも原因があると思われます。
アメリカが民主党政権になったことで、民主党政権に人脈もパイプも乏しい日本政府にとって、再びジャパンパッシングが始まるのではないかと必要以上に警戒してしまったこと。そこで、アメリカ側が相当日本に配慮して急遽首脳会談が決まったという側面はあると思います。

日本はあまりにも民主党政権に対して警戒感を持ち過ぎではないでしょうか。相手の出方ばかり見るのではなくて、日本がアメリカのパートナーとして、また国際社会の一員として何をしたいのかを、こちら側から発信するくらい積極的であるべきだと思います。

それにしても日本のマスコミって程度が低いですね。「昼飯もご馳走してもらえなかった」とか自分の国の首相を笑いの種にしてる。最低だと思いました。批判するなら経済対策や安全保障問題でやって下さい。

郵政民営化や定額給付金に関しては、私も麻生首相に文句をつけたいことはたくさんありますが、外交に関して国論が割れてはいけないと思っています。
麻生さんが今回の米国訪問で何か国益を損ねる発言なり行動をしたのでしょうか?
私にはとりたててそういう行動はあったようには見えませんでしたが・・・

たとえ支持率が低い首相であっても、日本を代表して外交しているのですから、本筋と外れた部分で笑いのネタにするのは失礼だと思います。
こう毎日毎日麻生バッシングが続くと、見ている方はうんざり。限度を超えれば不快感を伴うだけです。本当に伝えなくてはならないことは伝えず、どうでもいいことを大げさに報道する。首相を馬鹿にしても視聴率さえ取れればいい。日本のマスコミの認識がずれていることがよくわかりました。

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2009年2月24日 (火)

内閣改造とポスト麻生

<麻生政権>苦し紛れの内閣改造論 首相周辺から声
中堅・若手の動き活発化=「ポスト麻生」にらみグループ続々-自民

自民党の中もいろいろ動きが出ているようですね。
内閣改造について加藤紘一元幹事長は記者団に「力の強い首相が改造するとますます強くなるが、立場の弱い首相が改造すると命取りになる」と言ってますが、これはそのとおりだと思います。

今の内閣はトランプゲームでいえば完全に手詰まり状態ですね。「もうこれは完全に負けだな」とわかる場面であっても、まだ何枚かカードを動かすことはできる。しかし、それは単に動かすことが可能なだけであって、決して場面を展開させる手ではない状態。
このような状態で大臣の入れ替えをやったところで支持率UPにはつながらないと思います。

もうこうなったらダメもとで若手にやらせてみたらどうでしょう。
以前キムタクが演じた新人議員が総理大臣になるドラマがありましたよね。あれですよ。
もう自民党はあれくらいの奇策で勝負するしかないんじゃないかな。どうせ速攻で解散する内閣なんだし、最後くらい派手にやるのもいいかも・・・

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2009年2月22日 (日)

ヒラリーさんの笑顔

Clinton13 これはヒラリー・クリントン米国務長官の訪中を記念して北京で作られたお人形だそうです。かわいらしいですね。

今回の長官のアジア歴訪は無難に終わったようで、外交デビューとしてはまずまずだったのではないでしょうか。

国務長官としての最初の訪問国に日本を選んだこと、そして最後の訪問国に中国を選び、微妙な立場にある両国の体面を保ったという感じ。

日本では中川さんの例の会見の話題がトップニュースで、ヒラリーさんの来日があまり大きく取り上げられなかったのがちょっと残念でした。

もしかしたら初の女性大統領になっていたかもしれないヒラリーさん。さすがに存在感がありました。ハードな日程にもかかわらず、疲れも見せず笑顔を絶やさなかったですね。前国務長官のライス氏も女性でしたが、彼女とはまた違う華やかさもありました。

何となくなさけない日本の政治家と比べると、政治家とはこうあるべきだという姿を見せつけられたようで、ちょっとアメリカがうらやましかったです。

また、ヒラリーさんが明治神宮に行かれたのもよかったと思います。
長官は「明治神宮はとても美しい」「参拝するのは、日本の文化に対する敬意を払うためです」とおっしゃっていました。

こうやってさりげなく日本の文化を尊重するところなどは、外交のツボを心得てるなぁなんて感心してしまいましたね。
ヒラリーさんの笑顔の裏に、どんな対日戦略が隠されているのかわかりませんが・・・

Clinton12_3

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2009年2月21日 (土)

首相のストレス

<麻生首相>「ほおこけた」指摘も 「盟友」失いダメージ

Aso25_2 中川昭一財務・金融担当相の辞任や小泉純一郎元首相の「麻生批判」など内閣を揺るがす事態の続発に、麻生太郎首相の「疲れ」を指摘する声が首相官邸内や自民党内から上がっている。「肉体年齢は40代」というのが自慢の首相だが、特に「盟友」の中川氏を内閣から失ったダメージは大きいようで、「ほおがこけた」との指摘も出ている。(中略)
 首相周辺はほおがこけた理由を「首相公邸に引っ越して帰宅時間が早くなり、日課の筋力トレーニング時間が増えて引き締まっただけ」と語り、疲労説を否定。さらに「これまでホテルのバーなどで行っていた夜の懇談の場を、公邸に移しただけ」と公邸内で密会していると語る。
 当の首相も20日夜、首相官邸で記者団に「9月以降、体重は全く変わっていない。体脂肪率は15、16%ぐらいかな。よう寝られるし、よう食べられて、すごい健康なんじゃない。(疲れは)ありません」と強調した。【木下訓明】
(Yahoo!ニュース-毎日新聞2月20日20時55分)

確かにこの写真を見る限りでは「ほおがこけた」感じですね。
引き締まったというより、やつれている様子。

総理大臣は激務ですからものすごいストレスが次から次へとやってきます。安倍元首相の場合、辞任直前は夜中に公邸の庭に出たりして様子がおかしいので、警護のSPさんに「目を離すな」という指示が出ていたとか。相当精神的に追い詰められていたんでしょうね。

あの小泉元首相ですら想像を超える重圧と緊張で、「新しいストレスが来ると古いストレスを忘れてしまう。ひょっとしてこれが、私のストレス解消法」なんておっしゃっていました。

麻生首相の場合、郵政民営化を巡る不用意な発言が混乱を引き起こしてしまったわけで、その点では自らが招いたストレスじゃないでしょうか。その上盟友の中川氏の辞任が続いたのですから落ち込みも激しいと思います。それでも1人孤独に耐えて決断しなければならないのが総理大臣。

麻生氏自身、以前「首相に必要なもの」を聞かれてこう答えていますね。
「孤独に耐える才能がいる。どす黒いまでの孤独だと思う、国家のトップに立つというのは」
今まさにその言葉通りの状況だと思いますが、これから先、どれだけ耐えることができるのでしょうか・・・

将来的には「ストレスに耐える小沢首相」というものも見てみたい気が致します。

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2009年2月20日 (金)

想像してみた

河村建夫官房長官
「雲の上の人になっちゃって、ここに至る経緯の表(の部分)だけ見ている」

高村正彦前外相
「麻生首相を最高司令官として苦しい戦いをしているときに、元司令官が後ろからバズーカ砲を撃つようなことは厳に慎んでもらいたい」

cloud 雲の上からバズーカ砲を撃つ小泉さんってすごいわ~shine

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2009年2月19日 (木)

小泉氏 給付金再議決なら欠席

小泉氏 給付金再議決なら欠席

ロシアを訪問中の小泉元総理大臣は、日本時間の18日夕方モスクワ市内で記者会見し、定額給付金などの財源の裏付けとなる第2次補正予算の関連法案が衆議院で再議決される場合、本会議を欠席する考えを示しました。
今月14日からロシアを訪問している小泉元総理大臣は、日本時間の18日夕方、モスクワ市内で記者会見しました。この中で小泉元総理大臣は「定額給付金に2兆円使うなら、ほかにも違う方法があるのではないかという衆議院と参議院の意見の違いについて話し合ってもいいのかなと思う」と述べました。そのうえで小泉元総理大臣は「国会で衆参の意見が違うのに、3分の2を使って法案を成立させることには若干異論がある。このまま話し合いがつかないで、与党が3分の2を使うという本会議が開かれる場合は、わたしは欠席する」と述べ、定額給付金などの財源の裏付けとなる第2次補正予算の関連法案が衆議院で再議決される場合、本会議を欠席する考えを示しました。さらに、小泉元総理大臣は「最近の一連の総理や自民党執行部の考え方は、現在の与党の議席がどういう形で得られたのかをよく理解していないのではないかという危ぐの念を持っている」と述べました。
(NHKニュース:2月18日19:44)

この発言を巡ってはいろいろな解釈がありますが、小泉さんは関連法案すべてに反対しているのではなくて、民主党など野党が反対し、国民の多くが疑問を持っている定額給付金についてもう少し話し合ってくれ、と言っているだけでしょう。

アメリカでは上下両院が歩み寄って景気対策法案が可決されました。激しい論争が行われましたが妥協点を見出すことができました。日本でも徹底的に議論して欲しい、そういう願いではないでしょうか。

それでも3分の2を使って法案を成立させるのであれば自分は筋を通して欠席する。ただそれだけのことで、チルドレンに造反を促しているのでも何でもないと思います。
そもそも公認権を党に握られている状態で造反なんてできるわけがないでしょう。

私は3分の2を使ってよい場合とは非常に限定的で、安全保障問題など国益が深く関わってくる法案に限ると考えています。それ故自衛隊インド洋給油活動に関する特措法案の再議決はやむを得なかったと思います。

しかし、2兆円の定額給付金の採決に3分の2を使うことには反対です。なぜなら定額給付金を切り離すなり他の景気対策を検討するなりすれば野党も歩み寄る可能性があるからです。そうであるならば可能な限り与党が譲歩すべきだからです。

もちろん、民主党は自党の提出した法案が与党に丸呑みされそうになると、「賛成だが反対なのだ」と訳のわからないことを言い出すおかしな政党ですが、最初に定額給付金ありきでろくに審議しないで再議決というのはちょっと強引だという感じがしますね。

議席の根拠という意味では、衆議院の議席が郵政選挙の結果であると同時に、参議院の議席は先の参院選挙の結果でもある訳で、最終的に衆議院で再議決されるとしても、どちらかが軽視されてよいというものでもないと思います。

そもそも、予算審議が停滞しているのは、麻生首相が郵政民営化について「賛成ではなかった」と発言したことが発端でしょう。麻生さんって、どうして本筋の予算から離れたことでこうも混乱させるのかな・・・4分社化を3分社化にするとか・・・この点についてはいろいろ反論したいですけどね。とにかく早く本筋に戻って建設的な議論をしていただきたいです。

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2009年2月16日 (月)

民主党は不安

今日はものすごく久しぶりに「TVタックル」を見ました。安全保障についての議論だったのですが、民主党の白眞勲氏と共産党の笠井亮氏の両議員のあまりの脳内お花畑ぶりに倒れそうになりました。同じ民主党議員でも長島昭久議員はかなりまともで、白議員とは相当考えに隔たりがあります。

悲しいことにこれが民主党の現実なんですね。政権交代確実といわれている民主党ですが、今日の番組を見て、やはり民主党に政権が移ることの怖さを感じました。

憲法9条の問題は、理論的には二つの選択肢しか無いのではないでしょうか。改憲して自衛隊を軍隊として認めるか、9条の論理と精神に自覚して忠実であり続けるかのどちらかです。

国民が国に望むのは安心と信頼だということは誰もが認めることだと思います。それならば9条は平常時だけではなく、緊急時にも真価が発揮できるようでなければならないですね。

白議員をはじめとする民主党のユートピア主義者たちは、その緊急時に9条の精神をどう生かすのかという説得力に欠けています。仮に9条を生かした国際貢献というものがあるとするならば、彼らは戦後60年余りの年月があったにもかかわらず、なすべきことをしてこなかったという責任があります。

白議員はさかんに「外交力、外交力」と主張していましたが、これは社民党党首福島みずほ氏の「外交や人道的支援など人々の言葉と汗による問題解決をめざします」という主張と同じ。「言葉と汗」で平和が保てるという考えですが、これはゲストの田母神俊雄前航空幕僚長から「各国の外交力のバックには軍事パワーがある」ってあっさり切り返されてましたね。

白議員にはどうしても認めたくないことかもしれませんが、国家間には様々なパワーがあってそれが対立しあっているのが現実。それは軍事パワーであったり、経済パワーであったりするわけです。今の状態で民主党が政権を取ったならば、それらのパワーにどのように対応していくつもりなのでしょうか。9条パワーで乗り切れるのならば良いのですが・・・

いつも思うことですが、白議員のような方に現実をわかってもらうには、一度日本も安全保障上の危機を経験した方が良いのではないかということ。こんなことを言っては不謹慎ですが、日本本土にミサイルを打ち込まれるくらいの衝撃がなければ、彼らの意識を変えることはできないのではないか。今日の議論はそれくらい空しい議論だったと思いました。

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2009年2月15日 (日)

お疲れの中川大臣

G7閉幕後に会見した中川財務・金融担当相、記者とのちぐはぐなやり取りも

Snakagawa5イタリア・ローマで行われていたG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)は、14日に閉幕した。終了後、会見に臨んだ中川財務・金融担当相だが、記者の質問にかみ合わないところもあった。
中川財務・金融担当相は「きのう(13日)夜からG7の会合を、まぁ実質的にはきょうですけれども、やりまして。あの、共同宣言みたいなものが出ました」と述べた。
中川財政・金融担当相は「アメリカの対策も一応、せつめ、説明を受けましたし...」と、言葉が不明瞭(めいりょう)な場面もあった。
G7は、未曾有の危機に直面する世界経済に、公的資金を用いた金融機関の不良債権処理など、迅速な財政出動を行うことで一致した。
G7が財政出動にまで踏み込んで協調するのは、異例のこととなる。
このほか、各国があらゆる政策を総動員することで一致して、閉幕した。
その後、中川財務・金融担当相は、白川総裁と会見に臨んだ。
記者が「今後の金融政策の展望について白川総裁にお聞きしたい」と質問したところ、中川財務・金融担当相が「な、何? もう一度言って」と聞き返した。
再度、記者が同じ質問をしたところ、白川総裁が「あ、わたしに対する質問ですか」と答えた。
中川財務・金融担当相は「あのー...、ふぅー」、「これからの状況に向かっての...。G20の...」と、言葉に詰まる場面もあった。
記者の質問の中にも、「どこだ?」と、質問をしている記者を探すなど、記者とのちぐはぐなやり取りが続いた。
中川財務・金融担当相は、16日に衆議院財務金融委員会で答弁に立つ予定となっている。
(Yahoo!ニュース-フジテレビ系2009年2月15日18時2分)

これニュースで見たんですけどね、かなりヤバイ状況でした。病気なのか、それとも飲みすぎなのか原因はわかりませんが、あのヘロヘロの映像が全世界に流されてしまったのはかなりまずかったと思います。あの状態で記者会見をさせた周りの人たちの判断に疑問を感じます。

体調が悪かったのだとしたら早くお休みになってくださいね。無理を重ねて安倍元首相のようになっても困りますし・・・
しかし、隣にいらっしゃった白川総裁がすごく心配そうにしていらっしゃったのが印象的でした。優しい方なんでしょうね、きっと。

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2009年2月14日 (土)

福をいただきました

今日は新宿の全労災ホール/スペース・ゼロで「新宿狂言」を観ました。
演目は「呂蓮」と「木六駄」です。
また全労災ホール/スペース・ゼロの20周年ということで最初に「福の神」のさわりの部分をやっていただき、来場者の皆様と共に大きな福をいただきました。

木六駄では実際には舞台に登場しない牛を、あたかもそこにいるかのように演じなくてはならないのですが、野村萬斎師演じる太郎冠者は力のこもった演技で素晴らしい牛追いを表現していました。

舞台は能楽堂ではないので、大きな空間を生かした様々な演出がなされており、単に能楽堂で観ている時よりもわかりやすい構成になっていましたが、さすがに牛までは登場しないので、ここは演技力が問われるところなのでしょうね。

能楽堂で演じる古典の型に、新しい演出を少し加えるだけでとても新鮮な感じが致します。常に新しい試みに挑戦されている萬斎師の才能にはいつも驚かされます。もちろん、それは他の演者の方々の演技の質の高さがあるからこそ十分に生かされているのだということも改めて感じました。

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なめられちゃった

なめられた首相?介助犬が「表敬訪問」

 Aso23 麻生太郎首相は13日、首相官邸で障害者の日常生活をサポートする介助犬エルモ、シェリー、レイ3頭の「表敬訪問」を受けた。
 故橋本龍太郎元首相夫人で日本介助犬協会会長の久美子さん(68)らが、介助犬不足の実態を説明すると、首相は「もっと増えるといいですね」と応じた。
 首相がエルモにほほをペロペロとなめらるというハプニングもあり、首相は「犬だけには好かれる」と笑いを誘った。
 郵政民営化をめぐる自らの発言を小泉純一郎元首相に批判されたばかりとあって、ほんのひととき、心が癒されたようだ。
(Yahoo!ニュース-産経新聞2月13日19時35分)

最初、記事のタイトルだけ見た時、『麻生首相に会いに来てくれるのは、ついに犬だけになっちゃったのか、麻生さんも孤独なんだな・・・』と思っちゃいました。ごめんなさい。
同じなめられるのでも犬ならいいですよね。犬も近付いたら良い人だってことがわかったんでしょう。

こういう時の麻生さんって笑顔が素敵で魅力的で、「半径2メートルの男」と言われるのもわかります。
私の愛読サイト、「溜池通信」のかんべえさんが以前こんなことをおっしゃっていました。

―――「ブッシュは半径5メートル以内で会うととてもいい人。オバマは大観衆の中でとても光る人」――これは言いえて妙だと思いますね。面白いもので、前者は日本の政界でもゴロゴロしているのですが、後者は非常に希少価値ですね。小泉さんがちょっと懐かしい。―――

Aso24_2 トップに立つ人間がどちらのタイプがいいのかは意見が分かれるところだと思いますが、確かに日本の政治家の中で大観衆が似合う人は近年では小泉さん以外思いつきません。麻生首相は十分魅力のある方ですが、今のところ大観衆の中ではわかってもらえないみたいですね。犬には好かれたようですが・・・

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2009年2月13日 (金)

笑っちゃうくらいあきれている

小泉元首相「笑っちゃう」 麻生首相の郵政発言を批判

 自民党の小泉純一郎元首相は12日、党本部で開いた郵政民営化の推進を訴える会合であいさつし、郵政民営化に関する麻生太郎首相の一連の発言を「首相の発言に信頼がなければ選挙は戦えない」などと激しく批判した。定額給付金の関連法案を確実に成立させるため与党が視野に入れる衆院での再可決にも慎重な姿勢を示した。自民党内の首相批判を勢いづける可能性がある。
 小泉氏は「怒るというより笑っちゃうくらい、ただただあきれている」と首相発言を非難。「最近の状況は首相が前から、これから(衆院選を)戦おうとしている人に鉄砲を撃っているのではないか」と指摘した。
(NIKKEI NET(日経ネット)2月12日 23:23)

ついに小泉元首相が動きましたね。小泉さんにここまで言われれば、麻生首相も郵政民営化についての迷走はもう無いんじゃないでしょうか。
それよりも、このニュースがNHKのトップニュースになるという日本の状況の方が深刻だと思います。
今一番大事な問題は郵政民営化の見直しなんですか?
世界中の国が未曾有の経済危機に対する対応に追われているというのに、本筋じゃない議論ばかりしている日本って一体どうなっているんでしょう。
アメリカでは上下両院が歩み寄り、71兆円規模の景気対策法案が可決される見込みとなりました。オバマ大統領は声明で、「激しい論争の末に合意に達した両院に感謝したい。米国経済を軌道に乗せることができるだろう」と上下両院の合意を歓迎しました。
国難に対しては徹底した議論を行い、決まったことには政党の垣根を越えて協力し合う、そんな姿勢にうらやましさを感じます。
日本だって危機なんですけどね。危機を危機とも思っていない政治家が多いのでしょうか。
無駄な審議に時間を費やしてばかりで、改めて日本の政治家は危機管理が苦手なのだと思い知りました。
小泉さんも自分がはっきり発言することによって、この事態を収束させようと思ったのではないでしょうか。これが政局になるのは本意ではないと思います。
政治家の皆さん達はもっと他にやるべきことがありますよ、と言ってあげたいです。笑っちゃうくらい、あきれているのは国民の方なんですけどね。

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2009年2月11日 (水)

混線しているのはどちら?

麻生さん、「混線」しているのは発言?それとも聞く側?

麻生首相の郵政民営化を巡る発言が、日々めまぐるしく変わっている。
 首相は昨年9月の自民党総裁選に出馬した際の討論会で、総務相として郵政民営化を担当したと強調したが、5日の衆院予算委員会で担当は竹中平蔵氏だったと答弁。
 記者団が10日、発言の説明を求めると、首相は「総務相を2期やった。1期目は郵政民営化を担当する所管大臣。後半の2期目、(郵政民営化法案を)決定する時は郵政民営化担当を外された。二つ分けてお話しにならないと混線される」と述べた。
 首相は2003年9月から05年10月まで総務相を務め、郵政事業の4分社化を決めた04年9月に郵政民営化の基本方針の閣議決定に署名。その後、04年9月の内閣改造で郵政民営化相が新設された経緯があるため、二つの発言に齟齬(そご)はないと説明したかったようだ。
 首相はまた、05年衆院選について、「あの時『4分社化を知っていましたか』と言われ、知っている人はほとんどいないというのが私の認識だ。国民が(争点として)感じていたのは、民営化かそうじゃないかだけだったと思う」と語った。
(Yahoo!ニュース-読売新聞2月10日21時45分)

毎日のように麻生首相の発言が「またブレた」と取り上げられていますけれど、もしかしたら周りが心配するほどご本人は心配していないのではないでしょうか。ご本人の頭の中ではまったくブレは無く矛盾が無いと思っているからこそ、次から次へと新たなネタになる話題を自ら振ってしまうような気がしてきました。あそこまで断定的に言われると、聞いているこちらの方が間違っていたのかと思えるほどです。
こうなってくると周りの人たちにとって、もはや打つ手が無いって感じです。麻生首相の下で選挙を戦うしかない与党の議員さんたちにとっては、首相が何を発言しようが知らんふりをするしかないのかもしれませんね。

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2009年2月 9日 (月)

世界料理サミット

世界の一流シェフが東京に集結 料理サミット

 世界の一流シェフが集い、一流の腕を披露する「世界料理サミット2009 TOKYO TASTE(東京テイスト)」が9日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで始まった。オープニング・セレモニーでは、ミシュランの料理ガイドで3つ星を獲得したことでも知られるフランス料理の有名シェフ、ジョエル・ロブションさんら各国シェフがそろって登場し、食文化の交流を訴えた。
 料理サミットでは、ロブションさんらフランス料理のシェフのほか、日本の京都吉兆嵐山本店の徳岡邦夫さん、スペイン料理のフェラン・アドリアさんら8カ国から有名な料理家らが多数参加。11日まで3日間にわたって、料理の技術を公開するなどする。
 9日のオープニング・セレモニーにはサミット実行委員会の総裁を務める小泉純一郎元首相が登場。「各国から名シェフが集まってくれてうれしい。サミットで日本料理を広め、日本も各国の食文化を学んでほしい」と話していた。
 料理、食品などの関係団体の主催で、実行委員長は服部栄養専門学校校長の服部幸応さん。
(Yahoo!ニュース-産経新聞2月9日11時57分)

日本の有名レストランの味が楽しめる豪華なイートインコーナーや和洋中の創作菓子競演があったり、何だか楽しそうなサミットですね。私も都合がつけば行きたかったです。

Koizumi36小泉元首相は総理在任中には食育に大変関心が高かったのでこのサミットの総裁に選ばれたのだと思いますが、食べ物と小泉さんといえばもう一つ思い出すことがあります。それは小泉さんって食べ物をものすごくおいしそうに召し上がるということ。豪華なお料理だろうがラーメンだろうが種類は関係ないんですね。それはお料理を作った人はもちろん、周りの人も幸せな気分になり、とても素敵なことだと思います。

ところで、今日は小泉さんがいらっしゃっていたのでマスコミの皆さんは追っかけで大変だったようですね。ワイドショーを見ていたら「(郵政民営化についての)麻生首相の発言について、どうお考えですか?」って聞きながら追いかけてました。小泉さんは何も答えなかったけど、警護の方たちに囲まれて移動中の小泉さんはさすがに存在感がありましたね。麻生首相には無い存在感でした。残念ですが…

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2009年2月 8日 (日)

日本は世界に良い影響を与える国

「日本は世界に良い影響」56%…BBC・読売共同世論調査

 読売新聞社と英BBC放送が共同実施した21か国対象の世論調査で、「日本は世界に良い影響を与えている」という評価は56%となり、「悪い影響を与えている」の23%を上回った。
 政治、経済、安全保障分野で世界に影響を及ぼす16か国・国際機関についての評価を聞いたもので、「良い影響」はドイツ61%、英国58%、カナダ57%の順に多く、日本はこれら3か国に続いた。日本への評価は、ほぼ1年前の前回も「良い影響」が56%で、ドイツと並ぶトップだった。今回は順位こそ後退したものの、引き続き高い評価を得た。
 「悪い影響」はイラン55%が最高で、パキスタン53%、イスラエル51%が続いた。北朝鮮に対しては48%が「悪い影響を与えている」と答え、「良い影響」は20%だった。
 米国は「良い影響」40%、「悪い影響」43%だった。オバマ政権への移行で、ブッシュ政権当時の前回の「良い影響35%-悪い影響47%」からは改善された。
 中国は「良い影響」39%と「悪い影響」40%が拮抗(きっこう)した。
 今回の調査は昨年11月から今年2月にかけて、面接または電話方式で実施した。読売新聞社は日本国内分を担当した。
(Yahoo!ニュース-読売新聞2月7日22時38分)

インターネットをよく見ている人にとって、こういうニュースは珍しくもなんとも無いニュースなのだと思いますが、日本のマスコミではほとんど報道されませんね。前回調査時のトップから4位に落ちた理由がちょっと気にかかりますが、日本人はもっと自国に誇りを持ってよいと思います。

もともと日本人は人前で自慢したり考えを主張したりすることが苦手です。謙虚とか奥ゆかしさというのは日本人の美徳とされていますが、国際社会では通用しません。もっと自信を持って日本の良さを発信していかなければならないと思います。

日本の良さがなかなか外国に伝わらないのは、日本の国際的地位が大きな存在であるにもかかわらず、様々な面における対外発信力が極めて弱いことに原因があると思われます。現在の日本の国力と対外発信力が比例していないということです。

また、これは根深い問題なのかもしれませんが、対外発信力の弱さ以前に、こういった調査結果が国内で報道されないマスコミ界の構造にも問題があると思っています。存在感やイメージをめぐる国家間の競争は激しくなっている中で、こういう状況のままでよいのかどうか考えてみる必要があるのではないでしょうか。

先日雑誌で外務省の藪中事務次官が日本外交の課題について様々な提言をされているものを読みました。日本が目指すべきかたちは、「中規模高品質国家」ではないか、と述べられています。それは、「環境にやさしく、途上国の国づくりを助ける平和国家・日本。ハイテク、モノ作りの国・日本。高い文化をもつ日本」ということ。それがまさに高品質国家と呼ぶにふさわしい国家ということです。(

私もこの考えには全面的に賛成です。日本は人口でも面積でも中国やインドにはかないません。大国を目指すのではなくて、小さくても他国から尊敬される品格のある国家になって欲しいと願っています。今回の世論調査を見れば、日本には十分その資質があると考えます。

『外交フォーラム2009年3月号』(都市出版)

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2009年2月 6日 (金)

首相の発言と議席の根拠

【麻生首相ぶら下がり詳報】郵政選挙「全く関係ない」(5日夜)

 麻生太郎首相は5日夜、郵政民営化の4分社化の見直しについて、小泉純一郎元首相が郵政民営化を掲げて与党が大勝したこととの整合性を問われ、「全然関係ない」と述べた。(中略)
--今日の衆院予算委員会の中で郵政民営化で郵便事業、郵便局会社などへの4分社化を見直すべき時期に来ているのではないかという発言があったが、具体的にどのようなイメージを持っているのか
「郵政民営化は私の記憶では3年ごとの見直しだから、(平成)21年3月。今年の3月までに見直しをすることになってるんだと記憶するんで、いろいろな話が出てますんで、検討されるべき時期に来てるんだったら、だって今、郵政民営化なんとか委員会でやってるんでしょ?その通り検討していただいて、その検討されてる委員の諮問の答えを受け取るのが私の立場ですから。内容について、私が『こうしろ、ああしろ』という立場にございません」
 
--具体的なイメージがあっての発言ではないと
「いやいやいや。そら、あなたたちが勝手に作る話であって。そういうことひとつも言ってませんよ」
 
--現在の与党の議席は郵政民営化を訴えて圧勝した衆院選の結果で、今日の首相の発言は議席の根拠を否定するものだという批判があるが
「ああ、全然関係ないと思いますよ」(以下略)
(MSN産経ニュース2009.2.5 21:05)

後半は省略しましたが、郵政民営化見直しについての発言は、「ああ、全然関係ないと思いますよ」の続きはなくて、町村派の人事の話しに移行してるんですね。しかし「全然関係ない」と一言で片付けられてしまうほど軽い話でもないと思います。やはり首相の一連の発言は、議席の根拠を否定するものだと考えます。

これまでも衆議院の三分の二の議席を使った再議決を行うたびに言われることですが、現在の議席は小泉元首相の郵政選挙の結果得られたものであって、その遺産を総選挙を経ていない安倍、福田、麻生の3内閣が利用しているだけです。そのため、「直近の民意は民主党をはじめとする野党にある」と言われてしまうんですよね。どうしてもそこに議席の根拠のない弱さがあります。それでも、外交・安保問題などの法案で国益を考えた場合、再議決を行うために衆議院の議席を利用したのはやむを得ないことだったと思います。

しかし、郵政民営化見直しについては「ちょっと待てよ」と言いたいですね。
麻生さんが元々郵政民営化に反対だったのは承知していますが、首相として本気で見直すつもりであるならば、筋論からいっても再度郵政選挙を行ったうえでやるべきではないでしょうか。恐らくそこまでの覚悟があって発言したとは思えないので適当にごまかしたという感じです。

麻生首相は、何というか発言に確固とした信念や哲学がないような感じがします。発してしまった言葉の重大性に気がつかず、後になって「そんなつもりで言ったのではない」などと言うので「ぶれてる」と報道されてしまうんですよね。

もちろん、民営化見直しについては、見直しによってさらに国民にとって良い制度になっていくことを否定するものではありません。しかし、「内容について、私が『こうしろ、ああしろ』という立場にございません」という首相の発言にはどこか責任回避をしているようにも受け取れます。首相の信念として「私はこれこれこういう風に見直したい」とはっきり発言された方がよほど潔いと思うんですけどね。

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2009年2月 3日 (火)

刺客募集します

<古賀選対委員長>渡辺喜美氏の対立候補要請 栃木県連に

 自民党の古賀誠選対委員長は3日、党本部で栃木県連の梶克之幹事長と会談し、離党した渡辺喜美元行政改革担当相の衆院栃木3区について、「自民党を出た人だし候補を立てないわけにはいかない」と述べ、公募も含め対立候補の選定を急ぐよう要請した。梶氏は地元関係者と相談する考えを示した。
(Yahoo!ニュース-毎日新聞2月3日19時19分)

古賀さんもそんなに刺客を立てたいのなら県連任せにしなければいいのに。
古賀さん自身が刺客に立つという方法もありますよ。
あ、確かご自身の選挙区にも民主党が刺客を立ててきてそれどころではないんでしたね。古賀さんの元秘書の方だとか。
もしも、自民党の選対委員長が落選したら大恥かいちゃいますね。
そもそも、郵政選挙で刺客戦術が成功したのは小泉さんの支持が高かったからでしょう。
支持率の低い麻生首相が放つ刺客候補なんか全然怖くないですよ。
討ち死に覚悟で公募に応じる候補者はいるのかな・・・

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永遠に継続するのが構造改革だ

【岩崎慶市のけいざい独言】永遠に継続してこそ構造改革

 小欄の連載がスタートしたのは小泉純一郎政権が発足する直前だったから8年前になる。小泉改革とともに歩んだわけだが、最近の改革に対する評価の激変ぶりには驚くばかりだ。
 国民の高い支持を背景に小泉政権下の5年半は順調に進展した改革が「ポスト小泉」で色あせたのは否めない。そしていまや、信じがたいことに悪者扱いとなってしまった。
 その評価を決定的にしたのは、米国発の金融危機だろう。ウォール街資本主義の基本理念である市場原理万能主義が構造改革と通底するとし、日本の経済社会の歪(ひず)みの原因をすべてそこに求めようとしているのだ。
 「派遣切り」などの雇用問題、医師不足、そして地方経済の疲弊など、挙げたらきりがない。それが手のひらを返すような改革否定・放棄論に転化し、製造業派遣の禁止や医療、地方向け歳出拡大論の嵐につながっている。
 確かにこうした痛みは構造改革と無縁ではないし、行き過ぎもあったろう。だが、改革を主因とする風潮には与(くみ)することができない。
 製造業派遣が労働コストを低下させ国際競争力と雇用を支えた面は事実だし、医師不足も地域間、勤務医と開業医間、診療科間の医師偏在によるところが大きい。地方も口で自立をいいながら国に頼りすぎてはこなかったか。
 構造改革は戦後の社会主義的悪平等がもたらした制度疲労や既得権益構造を変えて効率的な経済財政構造を実現することだ。市場原理が暴走した米国と、市場機能があまりに働かなかった日本は根本的に違うのである。
 むしろ、郵政民営化の逆行や名ばかりの道路特定財源改革などをみれば改革が不十分であることが分かる。医療や地方の問題にしろ、開業医や地方公務員の優遇という既得権益を黙認して改革をやめたら元の木阿弥(もくあみ)になろう。
 労働市場だって人口減・少子高齢化に対応する柔軟化はできていないし、農業分野の規制改革もほとんど手つかずだ。白か黒かの単純な論理は何ら国民経済的利益をもたらさない。
 20年近い改革実績をもつ大陸欧州も金融危機で改革の手を緩めたが、それはあくまで緊急避難である。活力ある経済社会に向け強い意志で永遠に継続するのが構造改革だ。いまの日本はそれを忘れてしまったのではないか。
(MSN産経ニュース2009.2.2 08:40)

どんな政権でも100%完璧な政策や制度を作ることなどできないはずで、それは高支持率を維持した小泉政権も例外ではありません。政権は功罪併せ持つものであると考えます。しかし、小泉政権ほど功の部分を評価されない政権もないのではないでしょうか。
小泉構造改革にも当然功罪あります。しかし最近ではすべて悪者扱い。良いところなど何もなかったかのように言われます。
そういえば、小泉構造改革の中心となっていた経済財政諮問会議と規制改革会議を廃止してしまえ、などという与党議員もいて野党から拍手喝采されてましたね。(あの議員さんは医療制度改革でいわゆる抵抗勢力だったので仕方ないですが・・・)
とにかく「上手くいかないのはすべて小泉改革のせい」としておけばいいのですから、とてもわかりやすい。しかし、そう主張している方たちは本当にそう思っているのでしょうか。小泉以前の方がよかったのでしょうか・・・

私は小泉政権の罪は、この記事にあるように「改革が不十分であったこと」だと思います。5年5ヶ月という年月は、官僚内閣制から脱却するにはあまりにも短い。既得権益を離さない人たちもまだまだ沢山います。また、改革が先行して痛みに対する手当てが不十分であったことも問題で、小泉後の政権がそのあたりを上手く引き継げなかったことが残念です。

経済財政諮問会議については、政策決定の議論の主導権を官僚から官邸が奪い返したという意味で有効に機能していたと思います。最近は民間からの構成員(民間議員)を批判する意見も多く聞かれますが、官僚と族議員の既得権益を奪う議題設定は、民間議員がいたからこそできたのではないでしょうか。
もちろん、民間議員の選定に疑問を持たれることのないようにするべきですが、批判するとしたら、この会議を機能させていない小泉後の政権にあると思います。先送りされていた不良債権処理が小泉政権下で劇的に進んだことが忘れられがちですが、もしも未解決のまま今日まで先送りされていたとしたら、麻生首相は今頃消費税の議論などと言ってはいられなかったでしょう。(私の周辺では、この不良債権処理の評価が非常に高い)

森政権でほとんど機能していなかった経済財政諮問会議を活性化させたのが小泉政権だったわけですが、それが実現できたのも小泉氏が国民からの支持率の高い強い首相であったから。麻生首相にも是非大きな議題設定をしていただき、国民も巻き込んで議論して欲しい。大きな反対の裏には大きな賛成があり、それが国民の支持を広げるきっかけになると思います。

時代が変われば政策の方向性が変わるのは仕方ありません。記事にもあるように今は緊急避難的な政策も必要だと思います。しかし、不十分なままの改革は結局既得権益を持つものを放置するということを忘れないで欲しいですね。改革は続けていかなければいけないと思います。

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2009年2月 1日 (日)

ブラウンとブレア

「トニー・ブラウン…」=英前首相を3回言い間違え-麻生首相

 【ダボス31日時事】麻生太郎首相は31日午後(日本時間同日夜)、世界経済フォーラムに出席した感想をダボスのホテルで記者団に語った際、環境セッションで同席した英国のトニー・ブレア前首相のことを、「トニー・ブラウン」と3回言い間違えた。この後、秘書官に指摘され「あ、トニー・ブレア」と言い直した。
(Yahoo!ニュース-時事通信2月1日1時3分)

現在の英国首相はゴードン・ブラウンさんなので、うっかり間違えちゃったのかな。
しかし、これ記者団と話している時のことで、演説で間違えたわけじゃないんですよね。
もう何をやっても麻生さんは叩かれちゃいます。
先日は、中川財務大臣も演説ミスが26ヶ所あったとか。
こちらの方が深刻だと思います。
皆さん相当お疲れなんでしょうか・・・

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