進展の無い北朝鮮問題
北朝鮮の核開発を巡る6か国協議で日米首席代表を務める斎木昭隆・外務省アジア大洋州局長とクリストファー・ヒル米国務次官補が2日、外務省で会談し、8日に行われる6か国協議のテーマとなる北朝鮮の核申告の検証手続きについて、文書で内容を確認する「文書化」が重要との考えで一致した。
最大の焦点となる核施設からのサンプル(試料)採取の文書化について、斎木氏は会談後、記者団に「検証で極めて重要な要素だ。合意するように努力を傾注したい」と述べた。ヒル次官補も「確実にすべてが成功するとは約束できないが、日米で力を合わせて最善の努力を尽くす」と語った。
サンプル採取の文書化は北朝鮮が拒否しており、両氏は3日に韓国首席代表も交え、対応を協議する。
(Infoseek ニュース-読売新聞2008年12月2日20時51分)
アメリカの次期オバマ政権ではヒラリー・クリントン氏が国務長官になるそうですが、北朝鮮問題では何か劇的に変化があるのでしょうか。
今思うと、8年前の今頃も米国と北朝鮮は同じような交渉を繰り返していましたね。クリントン政権の末期でしたが、北朝鮮に対しIAEAはすべての核物質の検証ができない状態でしたし、お隣の韓国は北朝鮮の傀儡政権と言われる金大中政権によって、米国の「テロ支援国家」指定解除が再三要請されていました。
当時の国務長官はオルブライト氏。北朝鮮にのこのこ出かけていってマスゲームを楽しみ、金正日と乾杯していました。日本にとっては悪夢のような出来事でした。結局クリントン政権時には何の進展も成果も無く終わりました。
あれから8年も経っているというのに、北朝鮮問題はほとんど停滞したままです。拉致問題が解決しないばかりか、ブッシュ大統領はテロ支援国家の指定を解除してしまいました。結局、北朝鮮は崩壊しなかったし、核兵器開発を決してあきらめないという姿勢を貫いたわけです。
オバマ氏は大統領就任後、まず経済の建て直しに全精力を傾けると思われますし、あまり外交は得意分野でもないので、外交はヒラリーさんに丸投げ状態になるのではないかと心配しています。イラク問題を巡ってはオバマ氏とは意見が異なりましたし、二人は上手くやっていけるんでしょうか。
そもそもヒラリーさんだって外交が専門分野でもないでしょう。彼女を国務長官に選んだのはかなり危険度が高いと思います。
麻生首相は、「ヒラリー・クリントンという人は『日米同盟は米国のアジア戦略の基礎』と発言していたと記憶している。日米関係はそこが一番基本だから協力関係、きずなを深めていきたい。正しい方がなられたと歓迎している」と述べたそうですが、ヒラリーさんの言葉はあくまで一般論を述べただけでしょうね。「正しい方」と言う意味がよくわかりませんが、彼女がオルブライト氏のようにならないよう、特に北朝鮮問題においては警戒しておいた方がよいと思います。
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