« メダル数とお金は比例する | トップページ | 民主党の対応に注目 »

2008年8月27日 (水)

「権力の街」の風景

政界“舞台”は再編 「お色直し」進む永田町 議員会館建て替え/ホテル高層化

東京・永田町の「お色直し」が進んでいる。衆参両院の議員会館の建て替え、政治家が密談などに使ったホテルの高層化、自民党の派閥政治の舞台となったビルの取り壊し計画…。日本の政治の中心が様変わりしつつある。
◆住人は歓迎
国会議事堂の裏側に位置する議員会館は、衆院が2棟、参院が1棟ある。1960年代半ばに完成した現在の議員会館の南側で、それぞれ新会館の建設工事が進行中だ。
 2006年に着工し、地下部分の鉄骨を組んでいる最中。巨大なクレーンが林立し、トラックが頻繁に出入りする。完成予定は2年後の10年6月。3棟とも7階建てが12階建てに変身する。高さは約60メートルで、ほぼ国会議事堂と並ぶ。
 議員会館の住人たちは「今の部屋は約40平方メートルと狭く、陳情者や説明にくる役人で、ぎゅうぎゅう詰めになることも多い。新会館は約100平方メートルと2倍以上に広がるのでうれしい」(与党議員秘書)と歓迎している。
◆家賃「ゼロ」
事業費は3棟合わせて約1700億円に上るが「政治活動に不可欠」ということで家賃は無料。国の財政事情が厳しい折、「国民の視線」を気にする声も少なくない。昨年春、衆院の新赤坂議員宿舎ができた際には「豪華なのに家賃は格安」と批判を浴びただけに、高級オフィスが完成すれば再び注目を集めそうだ。
 首相官邸と衆院第一議員会館の間の坂を下ると、こちらも工事中。
 政治家のパーティーや会合の舞台となった「キャピトル東急ホテル」は築40年を経て老朽化。12階、高さ52メートルのビルは既に姿を消し、スパやフィットネスクラブが入る29階建て、高さ約130メートルの高層複合ビルに生まれ変わる。首相官邸に面した側には、一切窓がないのが特徴。テロを恐れた官邸サイドの要請をホテル側が受け入れたからだ。
◆器の中身は
ホテル建設現場の北側にある「秀和永田町TBRビル」(65年建設)にも、取り壊し計画が持ち上がっている。自民党最大派閥だった旧竹下派の有力幹部が拠点としていたが、老朽化が進み、ビルを所有する不動産会社(横浜市)は転売する方針。来年3月末までに入居者の立ち退き交渉が終わるという。
 02年に現在の首相官邸が完成したのを皮切りに、進んできた永田町の再開発計画は、議員会館やホテルが完成する10年に一段落する。「権力の街」の風景はがらりと変わることになりそうだが、肝心の政治の中身は-。野党議員秘書は「そのころまでには政権交代してないとね」とつぶやいた。
(FujiSankei Business i. 2008/8/26)

永田町、特にこの記事にある国会周辺は、特殊な人たちが暮らしている地域なので、普通の人たちには縁が無い場所だと思います。
それでも、キャピトル東急ホテルがあった頃は沢山の人たちで賑わっていましたが、今は工事中の建物ばかりで行くことも無くなってしまいました。

ところで、気になったのは新しくできるキャピトル東急ホテルのこと。

>首相官邸に面した側には、一切窓がないのが特徴。

こんな条件をよくホテルは受諾しましたね。ビックリです。
宴会場みたいなところは良いとして、客室やレストランなどの施設が窓無しってどうなのかなぁ・・・
以前もレストランは窓無しのところもありましたが、客室に窓が無いと密室みたいで息が詰まりそうじゃありません?
それとも、官邸側には一切客室を作らない設計なのでしょうか・・・
オフィス部分もあると聞いたことがあるので、もしかしたら官邸側はオフィスかな。
カルガモちゃんたちがいた池のある日本庭園は是非再現して欲しいな、なんて思ってます。

それにしても、いくら官邸側の要請だからといって、ここまで私権の制限をかけてもいいんでしょうか。ほとんど強制的ですよね。ホテル側は断れなかったと思います。
隣の山王パークタワーは44階建てですが、この建物も相当官邸側から注文がついたと聞いています。
日枝神社の空中権を取得して容積率の制限の緩和を受けていたので、もともとは60階建てくらいを計画していたらしいのですが、官邸側からの要請で今の高さになったのだとか。
それでもかなりの超高層ビルですよね。窓はありますが、官邸側の窓は開閉できないようになっていたり、窓から官邸を見下ろせないように庇のようなものがついていたり・・・それと、オフィス部分に入居する企業は一流企業を選んだとか・・・
以前27階にある某レストランに行った時ちょっと観察したことがあるのですが、官邸側、しかも一番窓際の席にいても確かに庇のような出っ張りで下がよく見えませんでした。

2001年9月11日のテロの後、当時の扇国土交通大臣が「官邸の隣のビル(山王パークタワー)がテロにあって官邸側に倒れてきたらどうするの!」なんておっしゃっていたのを覚えてます。仮にそんなことがあったら官邸は潰れちゃいますね。
そんなことを心配するのなら、そもそもこんな民間ビルが立ち並ぶ地区に国の中枢機能を置いておくのがおかしいでしょう。民間人の権利を制限しまくってまであそこに官邸を作る必要があったのかな、なんて考えてしまいます。官邸に隣接する某ビルは内閣府からの要請で敷地を譲渡したようですし・・・
そういえば昔、首都機能移転って話がありましたね。永田町と霞ヶ関だけ地方都市に移してしまえばすっきりするかもしれませんが、議員会館も建築中ではそれも無理ですね。

|

« メダル数とお金は比例する | トップページ | 民主党の対応に注目 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事を読んでいて、20年位前に議員会館に入ったら、エレベーターが「議員専用」と「その他」に分かれていたのを、思い出しましたね。

投稿: NEWS | 2008年8月27日 (水) 19時50分

>NEWSさま
確かに。国会や自民党本部のエレベーターもそうなってますね。
議員会館の部屋は確かに狭いですが、部屋の面積よりも建物の古さゆえ情報の高度化に対応できていなかったのではないでしょうか。
新しい建物はインテリジェントビルになるのでしょうけれど・・・

投稿: minori | 2008年8月27日 (水) 21時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/176106/42286647

この記事へのトラックバック一覧です: 「権力の街」の風景:

« メダル数とお金は比例する | トップページ | 民主党の対応に注目 »