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2008年8月 7日 (木)

小沢氏と代表選

<民主>代表選にジレンマ 「論争」の声も有力者沈黙

 民主党が9月の党代表選を巡り、ジレンマに陥っている。自民党の内閣改造・党役員人事を受け、衆院の解散・総選挙が早まるとの判断から「小沢一郎代表の無投票3選」を求める声が高まる一方、「党の存在感を示すために政策論争を」との声も改めて出てきたためだ。小沢氏の正式な出馬表明は早くて今月下旬とみられるが、対抗馬の有力候補はそろって音無しの構え。政策アピールの主戦場である臨時国会の召集時期が定まっていないため、民主党にとって悩ましい状況がしばらく続きそうだ。
 「政策は常にブラッシュアップしなければいけない。代表選を通じて党をアピールすべきだ」。前原誠司副代表は6日、東京都内で行われた日本記者クラブの講演で語った。同時に、昨年の参院選マニフェストについて「財源を行革だけで本当に捻出(ねんしゅつ)できるのか」と指摘。マニフェスト見直しに向け、代表選で政策論争をすべきだとの持論を強調した。
 「政策論争のための代表選」について、小沢氏は同日、大阪市内での記者会見で「一般論としてはいいんじゃないですか」と認めた。しかし、マニフェスト見直しに対しては「昨年国民に約束したばかり。誰が(代表に)なっても、マニフェストを大筋で変えるのは筋道としておかしい」と反論した。
 前原氏を中心とするグループや野田佳彦広報委員長を中心とするグループは対抗馬擁立を模索している。しかし、有力と目される枝野幸男元政調会長や野田氏は態度表明していない。
 一方、党員・サポーターを抱える各地方県連からは「オープンな政策論争で国民に党の政策を訴えるべきだ」(幹部)との声が出始めた。また、政局の流動化を懸念し「もし福田康夫首相が辞めて解散になったら『民主党はこのままでいいのか』となりかねない」(中堅)と危惧(きぐ)する見方もある。【野口武則、渡辺創】
(Yahoo!ニュース-毎日新聞8月6日21時15分)

自民党は次の選挙で確実に負けるといわれていますが、その背景には漠然とした民主党への期待感があると思います。具体的に何かを求めるというよりも、『民主党なら自民党のできなかった何かをやってくれそうだ』という期待感です。そこには、自民党は古臭い政治で、民主党はフレッシュだというイメージがあります。

しかし、本当にそうなのでしょうか。
今焦点となっている民主党の代表選ですが、「小沢一郎代表の無投票3選」で決着しそうです。
小沢氏に政策論争で挑もうという候補者は誰もいません。有力候補者といわれた岡田氏や前原氏は不出馬、枝野氏や野田氏は態度未定です。

古いといわれる自民党でさえ毎回総裁選を行っていることに比べると、一度も政策論争をしない小沢氏を三選させてしまう民主党こそ古いのでは・・・

こんなことを続けていれば、過去最高数といわれる党員・サポーターの人たちが、またもや投票権を行使することができなくなります。

党員・サポーターになる理由の第一は『党代表戦の投票権を得られること』でしょう。それなのに、党員・サポーターが投票権を実際に行使したのは、制度が始まった02年9月の代表選1回のみにとどまっています。

「政策論争のための代表選」について、小沢氏は「一般論としてはいいんじゃないですか」と認めたそうですが、この「一般論として」の部分がひっかかります。

本音は政策論争なんてやりたくないのでしょう。そして、そういう小沢代表の気持ちを執行部をはじめとする民主党の幹部が皆共有しているために、あえて代表選を積極的にやろうという動きが取れないのだと思います。

このまま何もしなくても政権が転がり込んできそうだという安心感から、あえて面倒なことをやりたくないのが民主党の本音なのだと思います。

一方、自民党は政権を失うのは必至の情勢なので、なりふり構わず政局を仕掛けてくる可能性は高い。そういった最終局面に至った時に政策よりも政局が好きな小沢氏だとまたもや大連立のような話が復活してくるかもしれません。

政策論争が嫌いな小沢代表が、本気で生活者の目線で年金問題などを考えてくれているのかどうか疑ってみるべきだと思うのですが、民主党政権への期待感の前ではそういう見方も霞んでしまいますね。

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