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2008年5月31日 (土)

自衛隊機派遣見送り

<四川大地震>自衛隊機派遣当面見送り 日中両政府

 中国・四川大地震の被災地に航空自衛隊の輸送機でテントや毛布などの救援物資を運ぶ計画をめぐり29日、日中両政府間で当面は見送るべきだとの意見が強まった。本来の目的である多量の物資輸送には、空自の輸送機より民間の貨物機の方が積載量が大きいという実務上の理由に加え、中国側が今回は受け入れの環境が十分整っていないとの判断に傾いたためだ。政府は民間機での輸送を検討している。 
 テントや毛布の提供は、中国側が要請してきた。その際、自衛隊の輸送機で救援物資を運ぶことについて、中国軍関係者が28日、受け入れる考えを日本側に伝えていた。 
 これを受け政府は、C130輸送機で陸上自衛隊が備蓄している毛布約4000枚とテント約200張りを、空自小牧基地(愛知県)から、四川省の成都に空輸することを検討してきた。 
 しかし、C130では3回に分けて輸送しなければならないのに対し、民間機は一度に数倍の量を運べるという。また、同型機はイラク復興活動にも派遣されており、運用に余裕がない事情もある。
 一方、外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長は29日、北京で中国外務省の武大偉次官と、この計画について協議。関係者によると、中国側の受け入れ態勢などの事情について説明があった。【古本陽荘】
(Yahoo!ニュース-毎日新聞5月30日1時44分)

航空自衛隊機の派遣見送りは正式に決定されましたが、内容が詳しかったのであえて古い記事を引用させてもらいました。

この記事をみると、明らかに民間機の方が多くの物資を運べますし、自衛隊機の運用に余裕がないことからもわかるように、今回の一件に日中両政府間の政治的な思惑があったことは明白です。

まあ、救援物資は民間チャーター機で送ることが決まりましたし、無理をしなくても日本は淡々とできることをやればいいんじゃないでしょうか。目的は被災者の支援であり、両国間に摩擦を生じてまで自衛隊機を出すことではないですから。

また、今回の一件で胡錦濤主席が一部の軍や対日強硬派を完全に掌握できていないということもバレてしまいましたし、日中双方拙速に事を運ぶべきではないのでしょう。

自衛隊機派遣見送りの背景には、中国側の最終決定を経ない時点で日本側が先走って報道してしまった結果、中国国民のネット上での批判が予想外に大きくなってしまったという事情があります。

もちろん、それも大きな要因であったと推測できますが、そもそも日中間に信頼関係がなかったことが今回の出来事を引き起こしたともいえます。日本と中国はまだ本当の意味で友好関係がないということですね。

福田内閣になってから急速に日中友好が加速したかのように報道されますが、その友好とはあくまで政府・官庁レベルのものであって、国民レベルではありません。言ってみれば官製の日中友好だったということです。

長野聖火リレーや胡錦濤国家主席の来日時に日本国民は心から歓迎できませんでした。毒入りギョーザ事件やチベットの人権問題のことを日本人は忘れていません。

もちろん、四川大地震は地震国である日本国民として他人事とは思えませんし、被災者の方々の苦境を考えると心より同情すると共に、できることをして差し上げたいと願っています。

しかし、そのことと日中友好は別です。

国家と国家の友好関係は一朝一夕に出来上がるものではないので、今回の日本の支援活動をはじめとして、一歩一歩信頼関係を積み重ねていくしかないのだと思います。

また、自衛隊機派遣が見送られたことについて非常に落胆している方々がいるようですが、それほどがっかりすることとも思えません。今回、中国政府の意思として自衛隊機での輸送を否定されなかったこと自体が大きな成果であり、実現できなかったことで何らマイナス面はないのです。

今回は実現できませんでしたが、世界的にも高い評価を得ている自衛隊の災害救助活動は日本の持つ数少ない軍事部門のソフトパワーです。将来、人民解放軍にそういった技術・知識を伝えることができればいいですね。

被災地の現状を伝えるブログを読むと、雨露しのぐところもない被災者の皆さんは、日本の自衛隊だろうが何だろうが「助けにきてくれるなら、どこの国でも誰でもいい」と言っているようです。

そういう彼らの期待に応えることができないのが歯がゆいのですが、日本への感謝がいつ反日に変わるかわからない国でもありますから、今はクールに見守るしかないのかもしれませんね。

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2008年5月30日 (金)

天袋の女

押し入れの天袋に女 マットレス持ち込み、隠れ住む?

 民家に忍び込んだとして、福岡県警粕屋署は28日、住所不定、無職堀川タツ子容疑者(58)を住居侵入の疑いで現行犯逮捕した。押し入れの天袋にマットレスが持ち込まれており、同署は数カ月間隠れ住んでいた疑いもあるとみている。堀川容疑者は「住む所がなかった」と話しているという。
 調べでは、堀川容疑者は28日午後3時ごろ、同県志免町の無職男性(57)宅に侵入した疑い。
 男性は一人暮らし。家の中で食べ物がたびたびなくなったことから、何らかの反応があると画像を携帯電話にメールで送る仕組みの警報装置を設置。28日午後に外出した際、家の中で人が動き回る画像が携帯に送られてきたため110番通報した。駆けつけた粕屋署員が、天袋に隠れていた堀川容疑者を見つけた。
 同容疑者は以前にも男性宅に侵入したことがあるらしい。天袋にはペットボトルなども持ち込まれていたという。
(asahi.com2008年05月29日10時36分)

ひぇ~っ!こんなことってあるんですね。
思わず江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」を思い出してしまいました。「人間椅子」という話もそうですが、自分の部屋のどこかに知らない人間が隠れているかと思うと薄気味悪いです。

天袋というのは確かに秘密めいた場所です。松本清張の推理小説の好きな話の中に「山の骨」という話があるんですが、ある家の天袋に行方不明になっている女のワンピースが隠されている場面が出てきます。その描写がなんとも不気味なんですね。どうもそういった小説を読んで以来、天袋を見ると怖くなります。

この女性、マットレスを持ち込むなんて本格的ですね。そもそもそのマットレスはどういう経緯で持ち込めたんでしょう?天袋から入れるのは大変だったと思うのですが・・・

それにしても、この女性、トイレはどうしていたのでしょう?男性の留守の間に済ませていたのかな?使ってもいないトイレットペーパーが少しずつ減っていたとか・・・
男性がテレビを見ている時なんて、押入れを少し開けて、天袋からそ~っと目だけ出して盗み見ていたのでしょうか?
天井から目だけ出ているって、怖っ!
いずれにしても((;゚Д゚)ガクガクブルブルの事件でございます。

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2008年5月29日 (木)

自衛隊の中国派遣

空自輸送機を派遣へ=中国へ初、地震被災者支援

 政府は28日、中国からの要請を受けて四川大地震の被災者を支援するため、航空自衛隊のC130輸送機でテントや毛布、医薬品などの緊急支援物資を輸送する方向で調整に入った。町村信孝官房長官が午後の記者会見で明らかにした。国際緊急援助隊派遣法に基づくもので、自衛隊部隊の中国派遣は初めて。
 中国からの要請は27日、北京の日本大使館にあった。町村長官は要請の具体的内容について「自衛隊のテント、毛布などを自衛隊機で中国の空港まで運んでほしいという趣旨」と述べ、自衛隊機による中国国内での輸送活動は想定していないと説明した。その上で「できるだけ早く結論を出す」と語った。 
(Yahoo!ニュース-時事通信5月28日21時9分)

う~む、これは中国の戦略と考えればいいんでしょうか?
胡錦濤国家主席がここまで思い切った決断をした背景には、いろいろな思惑がありそうです。対日強硬派の江沢民一派にとっては面白くないことでしょうし・・・

しかし、福田首相にとってこれはプラスに働くのは間違いないと思います。
大地震という未曾有の大惨事が起こったこと自体は不幸な出来事といえますが、胡錦濤主席にとって、最も頼りにしたい隣国日本の首相が親中派の福田氏であったことは大変な幸運だったといえます。しかも、偶然にも大地震の起こる直前に日本を訪れていたことも何か因縁めいた感じがします。
もしも、日本の首相が小泉さんだったとしたら、日本の支援は頑なに拒み続けたのではないでしょうか。

今回、自衛隊が人道支援のため中国に向かうことによって、少なくとも人道支援に限っては、今後中国側から自衛隊の海外派遣に対して文句は言えなくなります。思いがけず福田首相は対中カードを一枚手に入れたということになるんじゃないでしょうか。

小泉元総理も首相就任4ヶ月後に9.11テロが起こり、同盟国として素早い協力体制を表明したことにより日米関係は強化されました。
いつ起こるかわからない災害やテロですが、偶然起きたその時、誰が国のトップであるのかがその後の国際関係に大きな影響をもたらします。そういう意味で福田さんは小泉さんほどではないにしろ、案外運の強い方なのかもしれませんね。

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2008年5月28日 (水)

サマータイム導入は国民の利益となるのか?

サマータイム導入に賛意=自民に積極検討を指示-福田首相

 福田康夫首相は26日午後、自民党地球温暖化対策推進本部の野田毅委員長と首相官邸で会談し、サマータイム制度の導入について「国民の意識改革に役立つことを積極的にやってほしい」と述べ、前向きに検討するよう指示した。また、記者団に対し「私はやってもいいんじゃないかなと思っている」と述べ、同制度に賛意を示した。
 サマータイムは、夏季に時計を1時間進めて、昼の時間を長くする制度。省エネにつながると期待され、超党派の議員連盟が制度導入の法案提出を目指している。
(Yahoo!ニュース-時事通信5月26日21時8分)

また今年もサマータイムの話ですか。
もういい加減あきらめて欲しいんですけどね。今度は福田首相まで巻き込んで何が何でもやろうとしているところがものすごく怪しい。

私はサマータイムの導入には反対です。
丁度一年前になりますが、こちらのエントリで私の考えは言い尽くしたので繰り返しませんが、サマータイムのマイナス面を一切議論しないままの導入は、あまりに強引だと思います。

昨年は経団連が非常に積極的だったのですが、どうもこの話には経団連からの圧力があるような気がします。サマータイム導入で何かものすごい経済効果があるとでも思っているのでしょうか。それとも何かサマータイム利権があるとか・・・

そう考えたくなるくらい推進派は毎年毎年必死ですね。
福田さんもサミットで『日本もサマータイム導入しました!』って良い格好をしたいから周りに乗せられて言っちゃっただけのような気がしますけどね。

私は福田内閣や今の自民党にはかなり失望しているので、彼らに何を言っても仕方がないとあきらめているのですが、もし本気でサマータイムを導入するつもりなら、ささやかな抵抗ですが官邸と自民党に抗議のメールを送ります。

サマータイムに限らず、最近はとんでもない法案を平気で成立させようとする議員や政党があり、日本国民としては不安でいっぱいです。

自民党も民主党も、どんな法案を国会に提出する場合でも、まず第一に日本国民の利益を考えて行動して欲しいです。
『この法案は本当に日本国民の利益にかなうものなのか』
胸に手を当ててよく考えて下さい。
私が国会議員に望むのはそれだけといってもいいです。

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2008年5月27日 (火)

考えたくない話

<野田元郵政相>将来の総裁選立候補に意欲

 野田聖子元郵政相は26日、福岡市で開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、自民党総裁選について「出る資格を得られるなら、明治時代の固定化した家族像を押しつける民法を改め、男性も女性も人間として堂々と生きていける社会を作りたい」と述べ、将来的な立候補に意欲を示した。ただ、一方で「この1、2年の政局にはあまり関心がない」とも語った。
 次期衆院選をめぐっては「消費者庁という新制度が来年でき、国民がハッピーになったのを見届け、任期満了で解散するのが福田康夫首相らしい美学だ」と指摘した。【堀井恵里子】
(Yahoo!ニュース-毎日新聞5月26日19時36分)

Seikonoda2この方がこういうことを言い出すのを見ると、つくづく復党を許した安倍さんが恨めしい。
「この1、2年の政局にはあまり関心がない」
なんて言わずに、永遠に関心を持たないで下さいね。

当選が同期の安倍さんが首相をやったし、小池百合子さんがやたらと総裁候補として持ち上げられているのを見て、
『そもそも、野中広務先生からサッチャーになって欲しいと言われたのは私』
『なぜ百合子なのよ。女性総理なら私よ。私が総理になるべきよ』
な~んて思ってるんでしょうね。

私からすると、野中さんや、古賀さんあたりに担がれている点でダメダメなんですけど。
もう何ていうのか彼女には胡散臭さが漂ってるイメージなんです。あんなに泣いてまで郵政民営化に反対していたのに、あっさり考えを翻したし、かといってまた郵政造反組議員らと「郵政事業研究会」なんていう会を作って再び影響力を及ぼそうとしているし、何を考えているのか不気味です。仮に彼女が総理大臣になったとしたら何をしようとするのか恐ろしい。

しかし、永田町というところは不思議なところですね。山崎拓さんも未だに総理になる夢をあきらめていないようですし、普通、総理になることなど考えられないような方たちまで当然のように総理になれると思い込んでいます。
つくづく永田町というところは世間の常識が通用しないところなんだと思いますね。

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2008年5月25日 (日)

ヒラリーさんの失言

<米大統領選>クリントン氏「失言」 オバマ氏に不測事態?

 【ワシントン及川正也】米大統領選民主党指名争いで劣勢のヒラリー・クリントン上院議員は23日、68年の指名争いでロバート・ケネディ元司法長官が暗殺された事件を引き合いに出し、選挙戦継続の正当性を訴えた。クリントン氏は暗殺事件が6月にあったことを強調したが、黒人のバラク・オバマ上院議員に不測の事態が起きることを期待したとも受け取れる「失言」で、クリントン氏は謝罪した。
 クリントン氏はサウスダコタ州の地元紙との会見で「夫のビル・クリントン前大統領も指名を確定したのは6月、(ケネディ元大統領の実弟の)ボビー・ケネディが暗殺されたのも6月だった」と語った。
 黒人初の米大統領を目指すオバマ氏は暗殺などを警戒し、1年前から厳重な身辺警護を敷いている。クリントン氏の発言は、オバマ氏に不測の事態が起きることを連想させる発言ともいえ、オバマ陣営は「残念だ」と批判している。
(Yahoo!ニュース-毎日新聞5月24日13時37分)

Clinton4ヒラリーさん、これはアウトでしょう。
いろいろ言い訳をしていますが、現に大統領予備選を戦っている人間が暗殺に触れる発言をしたということが非常識。多くのアメリカ人にとって、「暗殺」という言葉が呼び起こすイメージは決して良くはないでしょう。
ほぼ勝負がついているのに選挙戦を続ける理由が欲しかった気持ちもわかりますが、これで彼女の「名誉ある撤退」も無くなったような気がします。

もちろん、オバマさんの方もこれまでいろいろありました。
外交顧問がヒラリーさんのことを「彼女は化け物(モンスター)。どんな卑劣なことでもする」と発言し顧問は辞任しています。また、オバマさんが恩師と仰ぐライト牧師は、「人種差別によってこの国は創立され今でも運営されているのだ。わが国は白人至上黒人劣等主義を神よりも信じている」等、人種対立を煽る過激な説教を繰り返したことにより、オバマさんはついに決別宣言に踏み切ることになりました。
オバマさん自身の失言としては、「ペンシルベニアの田舎町の人々は、失業に苦しんだ結果、社会に怒りを持つようになり、(その反動で)銃や宗教に執着するようになった」という発言がありました。いずれもオバマさんにとって手痛い失点になるのではないかと言われました。Obama1

オバマさんにとってはご自身が黒人であるとの立場から、人種差別に絡む発言には非常に神経を尖らせていたことと思います。逆を言えばそれ以外の分野での失言は割りと大目に見てもらえたのではないでしょうか。しかも、ヒラリーさんと比べるとご自身の失言というよりも、周りの人間の失言が多かったようです。

日本でもしばしば政治家の失言が問題になりますが、それがどれだけ自分や政権のダメージにつながるのかというのは、その時々の情勢によっても違うような気がします。

田中真紀子さんが小泉さんの総裁選の応援をした時、亡くなられた小渕元首相のことを揶揄したことがありました。

「小渕の恵ちゃんなんか、『僕は一年間で借金百兆円作った、ガハハ』なんてカブ上げて喜んで頭がパチッと切れて、オブチさんがオダブツさんになっちゃったんですからね。これも自業自得なんですよ」と発言。
これは「お陀仏発言」と呼ばれました。

Makikotanaka1この発言、今彼女が言ったら相当叩かれると思うのですが、当時は真紀子さんの人気が高く、また、小泉さんの総裁選も大変な盛り上がりを見せていたので、世論も通り一遍の批判をしただけで終わってしまいました。言ってみれば世論も真紀子さんと一緒に笑っていたわけです。

人の死をネタにして笑いをとるなどという行為は非常に恥ずべきことだと思いますし、今回のヒラリーさんの失言もジョークではないにしても、「暗殺」という人の死に触れたことで慎みに欠けている行為であったと思います。

今回の発言で、『このような発言を不用意にしてしまう人物は大統領としてふさわしくない』と考えるアメリカ人が少なからず増えてしまったのではないかと思うのですが、どうでしょう?

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2008年5月23日 (金)

小泉VS菅、応援で火花

<東京5区>小泉元首相と菅民主代表代行が応援で火花

 自民党の小泉純一郎元首相と民主党の菅直人代表代行が22日、東京5区(目黒区、世田谷区の一部)の各党の立候補予定者の応援にそれぞれ駆けつけた。民主党は、05年郵政選挙の東京選挙区で与党に惨敗。依然、人気の衰えない小泉氏が講演すると聞きつけた民主党サイドは菅氏を押し立て、素早く対抗した格好だ。
 小泉氏は「小泉チルドレン」の佐藤ゆかり衆院議員の応援のため目黒区内のホールで講演。「次の衆院選が終われば、自民党と民主党が協力しなければならない時代が来る」との見通しを語った。
 菅氏は同区内の東急自由が丘駅前に、民主党の手塚仁雄前衆院議員とそろって登場。小泉内閣で成立した後期高齢者医療制度をやり玉にあげ、「小泉さんは制度を作った内閣のトップだ。この場に来て、何の目的で作ったのか説明してほしい」と挑発した。【渡辺創】
(Yahoo!ニュース-毎日新聞5月22日23時20分)

Koizumi22 菅さんの小泉さんに対する対抗心はすごいものがありますねぇ。小泉さんの方は何とも思ってないようですが、何だか意地になってるみたい。

まぁそれも仕方ないかな。前回、民主党は東京選挙区で菅さん以外全滅でしたから。菅さんはかろうじて選挙区で当選しましたけれど、次点の土屋正忠氏(元武蔵野市長)に7,837票差まで迫られ危なかった。しかも土屋氏は東京ブロックで当選してるし、あの負けず嫌いな菅さんにとって『小泉憎し』という気持ちは強いと思います。

しかし、あまり張り切るといつものようにブーメランが戻ってくるかもしれません。特に相手は小泉さんだから気をつけないと特大のブーメランが・・・

その小泉さんは相変わらず政界再編を示唆するような発言ですね。実際、自民党支持者も民主党支持者も現在の手詰まり状態の政治にはうんざりしていると思うので、政界再編は望むところだと思います。

そんな折、永田町に「小池内閣閣僚名簿」が出回っているようですが、笑い飛ばすにはあまりに現実味のある名簿です。

『ふむふむ、小泉さんは最高相談役名誉顧問ですか・・・』
総務大臣が前原さんなのはまだ良いとしても、国土交通大臣が岡田さんというのは?です。
中川秀直氏が女性スキャンダルがあるからダメだとすると、『清和会で選挙に勝てるのは女性の小池氏しかいない』というのは現実的な見方ですね。Kan5

いずれにしても今後政局が動くとしたら、小泉さんが必ず関わってきそうです。菅さんも小泉さんの動きが気になって仕方ないでしょうね。

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2008年5月21日 (水)

妙にリアルな政治ドラマ

キムタク主演のCHANGE、皆さんご覧になっているでしょうか?
私は一応「永田町もの」ということで見ています。まだ二回しか放送されていないのですが、何と評価してよいやら難しいドラマです。

荒唐無稽なんですけれど妙にリアル感もあって、笑い飛ばしてよいのか、皮肉として受け取ってよいのか迷うところ。普段あまりに政治ネタを追いかけているので、「こんなのありえないよ!」と思うシーンもあるのですが、ごく普通の視聴者の方は単純に面白がって見ているようですから、あまり細かいところを気にしないほうが楽しめそうです。

個人的には秘書役のふかっちゃんがお気に入り。私が以前お会いした秘書さんは全然違うタイプでしたが、彼女のような秘書さんって実際に永田町にはいらっしゃるのでしょうか?永田町にお勤めの方々にドラマの感想を伺ってみたいものです。

そんな中、第二話の中でとても気になったシーンがありました。総務会長の神林が朝倉を総裁選に担ぎ出そうとたくらむ場面です。

神林(総務会長):「もし、政治のことを何も知らない無能な人間が総理になったとしたら、どうなると思います?
例えば、三ヶ月、この国はもつと思いますか?」

二瓶(長老議員):「そりゃもつだろう」

垣内(外務大臣):「何も問題ありませんよ」

小野田(幹事長):「誰が総理になったって国が滅びることはありませんよ(笑)」

神林:「そうですか(笑) ・・・」

神林:「誰もがまさかと思う新鮮な候補だからいいんです。国民は今政治にうんざりしている。みんな変化を求めてるんです。朝倉君を総裁選に出せば、永田町の者は笑うでしょうが、国民の支持を得れば彼が勝つ可能性は十分にあります。朝倉総裁が誕生すれば、党のイメージは劇的に変わる。次の総選挙では間違いなく過半数を取れますよ。そうなれば、さっさと彼を椅子から降ろして、どなたかが代わりに座ればいいんです」

ちょっとこれ、設定は多少違うけど、小泉さんが2001年の総裁選に出た時のことを言っているような気がしません?
あの時森総理の支持率が最低で、自民党は瀕死の状態だったでしょう。そんな時「自民党をぶっ壊す」と言って登場したのが小泉さん。彼のおかげで自民党はよみがえりました。

小泉さんは決して「無能な人間」ではないけれど、あの時「まぁ、とりあえず今は小泉でいいだろう。そのうち引き摺り降ろしてやる!」と考えていた長老議員達は何人もいたでしょうね。

ところが、引き摺り降ろすつもりが、逆に自分達の方が失脚するハメに陥ってしまったし、小泉さんはその後五年半も総理の座にあったわけで、まさしく政治の世界は一寸先は闇ですね。

これが現実の政治なのだから、新人議員の朝倉が総理になったって全然おかしくないでしょう。杉村太蔵議員が総理になるようなものです。そのくらいのインパクトがないと永田町は変わらないかもしれないという皮肉かもしれません。

ところで監修は田崎史郎、飯島勲とありましたが、やはり飯島さんが協力してるんですね。田崎さんは時事通信の解説委員の方らしいです。滑稽だけれど妙に生々しいのは、彼らのような政治の世界を知り尽くした方々の助言があるからかもしれませんね。

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2008年5月18日 (日)

時空を超えた水の記憶

昨日はシアターコクーンで「わが魂は輝く水なり」を観ました。

" ゚☆,。・:*:・゚★o(´▽`*)/感動した!!!★,。・:*:・☆゚ "

Bunkamura1小泉さんの音楽遍歴を読んだ影響じゃないですけど(笑)、 もうね、難しいことはどうでもいいって感じです。素直に素晴らしいと感じました。私は普段ほとんど演劇を観ないのですが、演劇にハマる人の気持ちがわかりましたし、私ももっと時間があれば古典だけではなくいろいろ観たいなと思いました。

もちろん、観に行く前は戯曲を何度も読み、能との違いを考察したくて「実盛」も「巴」も観ました。平家物語も読みましたし、斉藤実盛や木曾義仲らの生きた時代背景を改めて調べてみたりもしました。「平家物語と謡曲」の世界にさらに興味が深まりましたし、それはそれで楽しい作業でしたね。

ところが、実際に舞台を観るとそういうことは二の次になってしまいました。
時代背景や装束は古典でも、そこに登場する実盛も五郎も巴も皆まったく別の空間を生きている人物だったから。私には彼らが時空を超え姿を変えた現代の人物のように見えました。ただし、現代に生きる日本人と違うのは、彼らが狂気と正気の間を行き来する熱狂的な人物だったこと。

この戯曲のテーマのひとつとして「水」があります。人間は水から生まれた生命だといわれます。ダイビングが趣味の知人が昔よく言っていたことですが、「何もかも忘れたい時は潜りに行く。そして水に囲まれてじっとしているとなぜか母親の胎内にいるかのような安らぎを感じる」と。私は経験したことがないのですが、わかるような気がします。

人間の生存に必要な事物に木・火・土・金・水の五元素があるといわれます。
木が燃えて火となり、燃えて残った灰は土となる。土が固まると鉱物となり、鉱物の存在する山から水が出る。その水は木を育て・・・
これは宇宙の法則であり人間の持つ宿命です。

『妙だ、水を思うと心がなごむ、心が落着く・・・・・・なぜだ・・・・・・』
実盛は最後にこうつぶやきます。水から生まれ、水に戻っていく実盛。その水が森を育て時空を超えて現代に蘇った実盛を舞台で観たのかもしれません。

ところで、謡曲の平家物語が主として琵琶法師から「聞く」物語であり、能として「観る」ものであることと比べると、清水邦夫氏の戯曲と蜷川幸雄氏の演出という組み合わせは何を表現しようとしたのでしょう。

私が感じ取ったのは「言葉」の持つ美しさ、力強さでしょうか。能の詞章の美しさは常々感じているところですが、特に亡霊である五郎の語る言葉は非常に詩的で、彼の発する言葉は深い森の中に佇んでいるかのような幻想的な空気に覆われていました。

尾上菊之助さんが亡霊である五郎役をやることになったいきさつは知りませんが、何という適役なのでしょう。菊之助さんはまるで女性、森の妖精といってもいい雰囲気でした。森の中でキラキラと輝く透明感が素晴らしかったです。

ちょっとここからはミーハーな感想です・・・
私の席はかなり舞台に近い通路側の席だったのですが、何度か菊之助さんが通路を駆け巡り立ち止まりセリフを語る場面がありました。もう穴の開くほど見つめることができるほどの至近距離(『えっ、私に語りかけているの?』と思うくらい)で拝見させてもらったのですが、
『なんて美しい人なんだろう』
というのが正直な感想です。
お肌はツヤツヤ、ピカピカ、非の打ち所の無い美しさ。
しかも、菊之助さんの衣装から何ともいえないお香のような良い香りがしました。
(これ、絶対に私の幻想ではないです。通路側のお客さんはきっと感じたと思います。萬斎さんも一度通過したけど特に香らなかった・・・クンクン(爆))

それにしても、今回の舞台は菊之助さんに限らず魅力的な役者さんがたくさんいらっしゃって目移りするほど素敵でした。
私はどちらかというと野村萬斎さん目当てで観に来たようなものだったのですが、実は一番心奪われてしまったのが斉藤六郎役の坂東亀三郎さん。
こんな素敵な方がいらっしゃったの!ってほど素敵!
『ああ、亀三郎、亀三郎、あなたはどうして亀三郎なの?』
(いや亀三郎ですから・・・)
私は亀三郎さんに恋してしまったかも(笑)
萬斎さんそっちのけで亀三郎さんに釘付け状態でした。

萬斎さんはもちろん素晴らしかったですよ。あまり細かいことは書けませんが、萬斎さんの殺陣のスピード感は鞍馬天狗の時と同じ。
くるくると身体を回転させる華麗な刀さばきは溜息が出るほどの美しさ。
他のシーンは老いを強調している描き方なので、動きの多いシーンだけ見るととても老武者とは思えませんでしたね。

また、平維盛役の長谷川博巳さんも優柔不断な維盛を滑稽に演じていてよかったと思います。他にもこれから期待できる役者さんたちが大勢いて、その方たちの演技を見るだけでワクワクするものがありました。

俳優さんたちのピチピチとした躍動感
ああ、これが舞台芸術の素晴らしいところなのでしょう。
オペラなら迷わずブラボーと叫ぶだろうという箇所がそこここにありました。
ファンの方が何度も劇場に足を運びたくなる気持ち、よくわかりました。Bunkamura2

倶利伽羅谷の壮絶な戦いも革命を夢見た連合赤軍も舞台は森。
鮮血に染まった倶利伽羅谷は、今でも月夜の晩には悲鳴が聞こえるとか。
『森を駆け巡り森で死んだ人々は何を求めて森を目指したのだろう』
戦うことを忘れたのか、あきらめたのか、妙にクールな今の時代から見ると、良い悪いは別として彼らはとても熱くみえます。
念仏の流れる黒く焼けただれた石仏群の暗い場面は、現代を暗示しているのかもしれないと思いました。

写真はbunkamuraの中庭。ザ・ミュージアムで「薔薇空間」が始まったので、たくさんのバラが美しい。皆さん写真を撮っていらっしゃいました。

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2008年5月17日 (土)

今日は観劇

今日は萬斎さんの舞台を観に行きました。
いやぁよかったです。おいしい席でした♪
まさか、尾上菊之助さんが私の目の前で演じて下さるとは・・・
感想はまた明日。

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〝ぴあ〟が大リストラ

<ぴあ>90~100人の早期退職を募集

 チケット販売最大手の「ぴあ」は16日、全社員の約3分の1に当たる90~100人の早期退職を19日から募集すると発表した。今年1月のシステムトラブルでチケット販売が急減。08年3月期連結決算の最終(当期)損益が25億円の赤字に陥るなど業績が大幅悪化したことから、大規模なリストラに踏み切る。
(Yahoo!ニュース-毎日新聞5月16日19時25分)

大リストラされるのは出版部門らしいですね。世の中はネット時代になってしまったから情報は何でもネットから見ることができるし、特にチケット情報を雑誌から得ようとはあまり思わないでしょうね。なかなか面白いムックを出してくれたこともあったけど、これは時代の趨勢で仕方のないことだと思います。

これからはチケット事業に力を入れるようですけど、これもどうなのかなぁ。
ところで皆さんはどうやってチケットを入手しているのでしょう・・・
ネット、電話、プレイガイドなどいろいろありますが、どれが一番早くて確実なのか未だによくわからないのです。

チケットぴあのショップで購入する人は減っているのかもしれませんが、私の感覚だと自分でネット予約するより、ショップのコンピューター予約の方が断然早いと思うのですが。
また、私はあまり評判の良くないぴあの会員なのですが、会員用の電話予約であっさり取れたこともありますし、一体何が一番よいのかわかりません。

最近はぴあではない各種優先予約システムで取ってしまうことも多く、正直ぴあに会費を払い続けている意味があまり無いのですが、何が一番良いシステムなのかわからないので惰性で会員になったままです。

リストラは仕方の無いことかもしれませんが、何かと便利なのでショップをこれ以上無くすのだけはやめて欲しいなぁ・・・

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2008年5月16日 (金)

日本の国際緊急援助隊が出発

<四川大地震>日本が国際緊急援助隊 第1陣31人が出発

 四川大地震で中国政府は15日、日本からの人的援助受け入れを表明した。これを受け、日本政府は国際緊急援助隊約60人を現地に派遣することを決め、第1陣の31人が同日午後、成田から北京に出発した。第2陣約30人も16日に出発予定で、生き埋めとなった被災者の救助などにあたる。政府はさらに、医療チーム約20人の派遣も検討中だ。
 援助隊は外務省の小泉崇・国際緊急援助室長を団長に、東京消防庁と名古屋市、川崎市、千葉県市川市の各消防局、神奈川県の藤沢市消防本部から消防関係計17人、警察庁20人、海上保安庁14人、国際協力機構(JICA)の医療関係者4人などで構成される。
 中国は13日、「当面の人的支援の受け入れは困難」と伝えてきたため、援助隊を待機させていた総務省は待機をいったん解除。政府高官も14日に「中国が自分たちでやると意思表示した以上、受け入れに転じる可能性は低い」と語っていた。
 災害などでの中国への人的援助は、1989年8月の洪水の際に医療チーム2人、03年5月に新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)発生の際、専門医ら4人を派遣して以来。
 成田空港での結団式で、小泉団長は「中国政府の期待に応え使命を全うしたい」とあいさつ。警察庁出身の高瀬初雄副団長(53)は「救助のタイムリミットとされる72時間を経過したが、苦しむ人を助けられると信じている」と語った。【坂口裕彦、石川貴教】
(Yahoo!ニュース-毎日新聞5月15日21時44分)

地震による犠牲者の方々に対し、謹んで哀悼の意を表します。
中国政府もいろいろ思惑があったことでしょうが、とにかく外国からの援助隊の派遣を受け入れたことは良かったと思います。悔やまれるのはもう少し要請が早ければより多くの被災者を救出できたかもしれないこと。しかし、援助隊の皆様は、派遣が決まったからには一人でも多くの方々を救出できるよう全力を尽くして任務を遂行していただきたいと思います。

以前、途上国での災害医療にかかわった方からお話を伺ったことがあります。今回のように日常の医療キャパシティーを超えて多数の傷病者が発生している場合には、多数の傷病者を救急度・重傷度で選別するトリアージが重要になってくるそうですが、その場合、受入国側の現地の医療システムがどのようになっているかを把握しておくことが重要で、勝手に日本の医療レベル・医療システムでトリアージを考えてはいけないということです。

特に今回のように政治体制が異なり情報開示が乏しい国の場合、さまざまな制約を課せられることもあるでしょうし、意思の疎通が難しいと思われます。しかし、一刻も早く被災者の救出に当たらねばなりませんから、現地の方々と協力して被災者を救ってあげて欲しいです。

今回気がかりなのは阪神・淡路大震災でも注目された挫滅症候群(クラッシュ症候群)です。建物などの重量物の下敷きになって身体が長時間圧迫され続けていると、血管が圧迫され、その部分の血流が止まってしまうか非常に悪くなり、酸素の供給不足により細胞が死滅し始めます。

そんな状態の時救出されると、細胞が壊死に陥っている筋肉組織に再び血液が流れ、細胞から有害物質が血液中に流れ込みます。この有害物質はカリウムとミオグロビンといわれていますが、カリウムが大量に流血中に入ると、高カリウム血症となり、突然心停止を起こすことがあります。

阪神・淡路大震災でも建物の下敷き状態からやっと救出されたにもかかわらず直後に突然急死したり、搬送先の病院で症状が悪化して急死したりした方もいらっしゃいました。一見元気そうに見えても挫滅症候群を疑う必要があります。
今回の地震では手抜き工事のため多くの建物が倒壊し、それらの下敷きになっている被災者が多くいらっしゃるので心配です。

今は災害直後ということでとにかく傷病者の救出を第一に考えなければなりませんが、今後時間の経過と共に感染症、合併症、PTSD、経済不安へと状況が変化していきます。
中国政府がそういった状況にどれだけ対応できるかが問題ですが、思い切った情報開示をし、国際社会の支援を受け入れる姿勢を示せば、人権問題における負のイメージを払拭できるチャンスかもしれません。死者の魂をなぐさめ被災者の心の平安を祈るための北京オリンピックを開催すれば、非情に意義深いものになるのではないでしょうか。

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2008年5月15日 (木)

一院制議連

「一院制議連」設立へ 衛藤元防衛長官が会長

 衆参両院で与野党の勢力が逆転する「ねじれ国会」で国会審議に停滞が生じているのを受け、自民党の衆参両院の有志議員が16日、「衆参両院を統合し、一院制の新『国民議会』を創設する議員連盟」を結成することになった。衛藤征士郎元防衛庁長官が会長に就任、首相経験者の森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三各氏が顧問を務める予定だ。
 同議連は衆参両院での審議の重複を解消し、立法のスピードアップを図るため、憲法改正による衆参両院の廃止と「国民議会」の設置を目指す。
 一院制をめぐっては、平成15年に設置された超党派の「衆参対等統合一院制議連」(会長・衛藤氏)に衆院議員106人、参院議員14人の計120人が参加している。ただ、民主党議員もメンバーの同議連は開店休業状態にあるため、自民党議員に限った新議連で機運を盛り上げることになった。
(Yahoo!ニュース-産経新聞5月14日20時27分)

もともと超党派の議連があったようですが、今一院制の話を持ち出せば「自民党に都合のいい制度を作ろうとしているだけ」と批判されると思いますが・・・
それよりも、民主党の小沢一郎代表が次期衆院選で、地元岩手から、公明党の太田昭宏代表が立候補予定の東京12区にくら替えするとの説も浮上しているようなので、この際、両院のあり方と選挙制度の両方を一緒に考えた方が良いと思います。
例えば、3回続けて同じ選挙区から立候補できないようにするとか、比例代表制度を止めてしまうとか、一院制の議論の前に選挙制度を変えてしまう方が実現性は高いと思います。
現在の参議院のあり方に問題があるのは間違いないですが、憲法改正の発議すらできそうもないので、選挙制度改革をする方が現実的ではないでしょうか。
新たな一院制議連では、森、小泉、安倍の三氏が顧問を務めるとのことですが、よく意味がわかりません。議連というよりも町村派(旧森派)を中心とした勉強会のような感じでしょうか。

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2008年5月14日 (水)

小泉元首相の音楽遍歴

Ongakuhenreki_2
書 名:音楽遍歴

著 者:小泉純一郎

出版社:日本経済新聞出版社

発行日:2008年5月8日

音楽への造詣が深い小泉元首相が、ご自身の音楽遍歴を披露して下さる本を出され、発売前から大変楽しみにしていました。これはゆっくり味わいながら読ませて頂こうと読み始めたところ、何と、休む間もなく一気に読み終えてしまいました。

というのも、内容が難解な音楽評論のような文章ではなく、まるで小泉さんとお食事をしながら音楽の話を聞かせてもらっているかのような、読みやすく親しみ易い文章だったからです。

小泉さんからこのように語られると、クラシックやオペラに興味の無い方でも『ちょっとメンデルスゾーンでも聞いてみるか』って気持ちになりそうです。
実際、私も小泉さんが紹介された曲のいくつかは是非聴いてみようと思いました。

私がこの本を読んで一番嬉しかったのは、小泉さんが小難しい薀蓄を語る人ではなかったこと。半世紀以上クラシック音楽と関わってきた人だというのに、
『クラシックは何回も聴かないと、良さがわからない』
『最初に聴いて即いいというのはそれほどないはずだ』
『指揮者や演奏家に対しても、あまりこだわりはない』
『自分でよいと感じた曲から、自然に入っていくのがいちばんいい』
などと言って下さるので安心します。

私の偏見かもしれませんが、クラシックに詳しい方の中にはものすごく細かいことに拘る方がいるような気がします。演奏会に行くと私が単純に楽しめたような場合でも評論家的には良く書かれていなかったりして、『私って感性がおかしいのかしら・・・』と思うこともありますから。

「アンサンブルに緻密さが足りない」とか「第2楽章のトーンをもう少し沈潜した世界へ誘導して欲しかった」なんて言われても私には何のことやら・・・

その点、小泉さんから『人によって感性は違うし、自分がいいと思えばそれでいい。それがまた楽しい』と言って頂くと嬉しくなります。小泉さんって嫌味なところが全然無くて、純粋に音楽を楽しんでいる人という感じがしました。

私と少し違うなと思う点は、小泉さんはヴァイオリンから音楽の世界に入っていったため、特にヴァイオリン曲を好きになったこと。私はピアノをやっていたせいか、鍵盤楽器が好きなんですよね。同じバッハでもオルガン曲が好きだし。そこが小泉さんと私の感性の違いです。

逆にものすごく納得してしまったのはオペラに関しての次の言葉。
『「椿姫」「イル・トロヴァトーレ」「アンドレア・シェニエ」「トゥーランドット」の四作品を観てオペラの良さがわからない、あるいは全然感動しないという人はもうオペラを観なくていい』

ここまで言い切ってしまうのもすごいな~とは思うのですが、よほど突飛な演出でもない限り嫌いにはならないと思います。小泉さんは『舞台を現代に置き換えたりする〝読み替え〟演出はあまり好きではない』とおっしゃっていますが、私も同意です。古代劇は古代劇のままが良いし、衣装も楽しみなので現代風にアレンジされているとがっかりします。

それでも、そういう演出を理解できない私の方が理解不足なのかもしれないと悩むこともあったので、小泉さんにそんな風に言ってもらえると安心します。

また、「ファルスタッフ」や「オテロ」は好きじゃないとおっしゃっていますが、ワシントン・オペラの「オテロ」観に行かれてるんですよね。あれはゲルギエフさんが指揮だったから例外かな。私も別の日に観に行ったんですけど、私はよかったと思いました。ファルスタッフも思ったより楽しめたし、小泉さんとは少し違う印象を持っています。きっと私はまだいろいろなオペラを聞き込んでいないからかもしれません。

この本を読んで小泉さんという人は、音楽に対して素直に向き合っている人なんだなという印象を持ちました。クラシックだろうと演歌だろうと分け隔てなく聴くところもなかなかできないと思いますが、構えているところが全然無くて自然体。本当に好きだから聴いているというところが素敵です。NHKの「のど自慢」をよく観ていらっしゃるというのは驚きでした。

文中にはわかりやすい注記、巻末には作曲家と主な作品の解説があり、クラシック入門書としても最適だと思います。一度読んだだけではもったいないですし、繰り返して読んで好きな曲を増やしていこうと思いました。

グルベローヴァさんのコンサート行こうかな・・・

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2008年5月12日 (月)

3回目の再可決

道路特例法案、13日に再可決=与党が動議提出

 自民党の大島理森、公明党の漆原良夫両国対委員長は12日午後、道路特定財源の10年間維持を定めた道路整備費財源特例法改正案が参院で否決されたのを受け、再議決を求める動議を衆院に提出した。与党は13日の衆院本会議で3分の2以上の賛成で再可決し、成立させる方針。福田政権下での法案再可決は3回目となる。
 特例法改正案の再可決に合わせ、政府は同日の閣議で、道路特定財源を2009年度から一般化する方針を決定する。
(Yahoo!ニュース-時事通信5月12日17時7分)

道路特定財源や一般財源化の是非については以前にも書いたので、これ以上書くつもりはありませんが、正直『まだやってたの?』という感じです。通常国会の会期末は6月15日なので、残りあと1ヶ月。この通常国会で決まったのは何だったんでしょう。印象としては四六時中もめていたという感じ。こんなことをやっている暇は今の日本には無いはずなのですが・・・

それにしても、法案再可決は3回目になるんですね。インド洋給油新法の再可決については日本の安全保障上の問題でやむを得なかったと思いますが、国内問題について再可決を連発するのはいささか問題ありかと思います。

そもそも、3分の2以上の賛成で再可決できるのも小泉元首相の遺産があればこそ。次回の選挙後は確実に行使できなくなる権利です。『使える権利は使わせていただく』ということなのかもしれませんが、近い将来国会が機能不全になることを考えると『本当にこれでよいのか』という気が致します。

こう現実の政治に手詰まり感があると、もういっそのこと『キムタク総理に何とかしてもらったらどうなんだ』という気さえしますね。
ふぅ・・・

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2008年5月11日 (日)

寒い週末

Hakone5 パソコン無しで過ごすことなど考えられない方も多いと思いますが、たまには情報を遮断して静かな週末を過ごすのもよいかと思います。

と言っても、なかなかできないのが現実なので、1年に何回か強制的に情報を断つ『情報断食』を行います。

今週末は昨年と同じく箱根で情報断食をしたのですが、昨年と違って今年は禁断症状は出ませんでした。慣れてきたのかもしれません。Hakone6

それにしても、箱根はものすごく寒かったです。地元の方は7度だと言ってました。

そんなに寒いとは知らず、比較的軽装で出かけたので震えました。あそこは標高720mくらいなので、もっと高いところは雪でも降ったんじゃないかと思えるほど。

Hakone7 おいしい食事、お部屋で聴く癒し系の音楽、温泉、そして何といっても景色の美しさは日頃のストレスを追い払ってくれます。今年は雲が垂れ込めていて小雨も降っていましたが、それもまた趣のある風情でした。

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2008年5月10日 (土)

小泉さんと音楽

小泉元首相インタビュー 「総理はつらいよ」

Koizumi19 小泉元首相が「音楽遍歴」と題する本を日本経済新聞出版社から出す。在任中、オペラを見にいったり、プレスリーを歌ったりした大の音楽好きとして知られている。「音楽と政治」と題して、ひさびさにインタビューした。
 本は、子どものころからどんなふうに音楽を聴いてきたかという話から始まり、いたって気楽に語られていく。「自分の好きなように聴け」というのが、小泉スタイルらしい。
 遍歴のスタートは? 地元横須賀の公立中学の先生がオーケストラづくりに乗り出し、「小泉君、バイオリンを教えよう」と誘った。「おもちゃの交響曲」が音楽事始め。
 だが、小泉氏はバイオリンをやめる。ハイフェッツの演奏する「ロマンス」をレコードで聴く。ああ、自分のへたなこと! 天才にはかなわない、以後、聴くのを専門にしようと思ったとか。 (中略)
 ミュージカル「ラ・マンチャの男」に励まされた。郵政改革のとき、遍歴の騎士ドン・キホーテの主題歌の「見果てぬ夢」をくちずさんだ。「夢は実りがたく、敵はあまたなりとも、胸に悲しみを秘めて、我は勇みて行かん」。小泉さん、信長のつもりかと思ったらドン・キホーテだったらしい。
 このごろどう過ごしています? 「本読んだりテレビ見たり、コンサート行ったり、たまに政治会合」。ちまたには「小泉再登板」を求める声がありますよ。「それはわたしを知らない人たちの言うこと」「総理大臣はつらいよ。しょっちゅうあまたの敵と闘っているのは」
 ご自分の葬儀にはどんな曲を? 「モリコーネの映画音楽を聴いてもらうのがいいんじゃない」
 本は、こう結んでいる。
 「総理大臣の職責から解放されて……これからは埋もれている名曲や新しい名曲を求めて遍歴の旅にでかけようと思っている」(聞き手・早野透、吉田純子)
(asahi.com 2008年05月09日12時35分)

全文載せたかったのですが、長かったので途中略させてもらいました。なかなか興味深いインタビューなので是非リンク先の朝日新聞記事をお読み下さいね。

今朝、朝日新聞の政治面を開いたら、いきなり小泉さんの写真とこのインタビューがバ~ンと載っていたのでビックリ。しかもインタビュアーがあの早野透氏とは・・・Koizumi20_3

早野氏は小泉さんが総理時代かなり批判的な記事を書いていたので、『どうして音楽のインタビューを?』と思いましたが、インタビューの内容にそこはかとない愛を感じました。小泉さん本人を目の前にすると早野氏も彼の魅力に引き込まれてしまったのかしら。

小泉さんの音楽好きは有名ですが、大臣室でも公用車の中でも音楽を聞いていらっしゃったようです。音楽が心の友なんですね。

小泉さんと音楽で思い出すのは2005年の郵政選挙の時のこと。
あの熾烈な選挙戦の中、公邸へ帰りシャワーを浴びた後、お気に入りのワインを飲みながらフォーレの「レクイエム」やモリコーネの音楽で癒されていたそうな。
官邸の執務室では一人クラシックを大音量で聞きながら選挙戦略を練り、9.11の大勝利の後観に行かれたのは「タンホイザー」。序曲を聴くといつも涙ぐんでしまうそうです。
孤独な宰相を力づけてくれたのは音楽だったのですね。

小泉さんは音楽ならばロックからクラシックまで幅広く聴かれる方のようですが、傾向としては「癒し系の音楽」がお好きなのではないでしょうか。まだ総理になられたばかりの頃、ジョナサン・イライアスの「プレイヤー・サイクル」がお気に入りと聞きましたし、モリコーネの音楽も哀愁に満ちた癒される音楽です。私だったらリベラなんかがお勧めですけどね。

総理大臣という職務は次から次へと重い決断を迫られる職業で、しかも誰にも頼ることができず非常に孤独です。我々には計り知れないほどの重圧があったことでしょう。孤独な小泉さんはその点、音楽に励まされていたのだと思います。

今回出版される本で、そんな小泉さんが小さい頃からどのように音楽に関わってきたのかが明かされるわけです。すごく楽しみですし、音楽を聴く上で参考にさせてもらおうと思っています。
読んだら感想を書きたいと思います。
9日に発売されてたんですね。知りませんでした。
こういう本だそうです。(Amazonへのリンク
Koizumi21_4   

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
え~今年も情報断食をします。
日曜日の晩までパソコンの無い状態で過ごします。
では、それまでしばしお別れです・・・

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2008年5月 9日 (金)

福田首相にムッとする

胡主席、卓球の腕前披露=福田首相は参加せず

Hu1_3中国の胡錦濤国家主席は8日午後、都内の早稲田大学で行われた日中両国青少年との交流行事に出席、両国選手による卓球の試合に飛び入り参加し、腕前を披露した。一方、胡主席とともに同行事に出席した福田康夫首相は試合に参加せず、両首脳による「ピンポン外交」は実現しなかった。
 同行事は「日中青少年友好交流年」開幕式の関連行事。両首脳は、中国の女子卓球金メダリスト、王楠選手と早大2年の福原愛選手のプレーを観戦していたが、卓球が得意な胡主席はすぐに上着と眼鏡を外して参加。両選手にスマッシュを連発し、拍手喝采(かっさい)を浴びた。
(Yahoo!ニュース-時事通信5月8日21時8分)

福田首相もピンポンやればよかったのに・・・
といっても、さすがに国民の冷た~い視線が気になって遠慮したのかな。
それにしても胡錦濤主席は愛ちゃん相手に強烈なスマッシュを放ったりして本気モードでしたね。マジ目が怖かったです。
福田首相もどうせ支持率は上がらないんだから、ピンポンやって萌え~な部分を見せて欲しかったわぁ~

ところで、福田首相といえばNHKのニュースを見ていてムカッとなった発言がありました。早稲田大学で行われた「日中青少年友好交流年」の開幕式での発言なのですが、
『両国の友好を深めるためには、悩みや喜びも含めて、相手のありのままの姿を理解することが大事だ。特に、若者はステレオタイプの国家観や国民像で満足するような、知的に怠惰な姿勢ではいけない。お互い努力することで、心に響く対話ができるようになると思う』
と述べたのです。
この言葉、日中双方の若者に向けて言ったのかもしれませんが、日本の若者が聞いたら怒るんじゃないですか。一党独裁国家で言論の自由も無く反日教育を受けて育ってきた中国の若者の国家観と一緒にして欲しくはありません。

また、福田さんの言い方が何ともいえない突き放したような言い方だったので、よけいにムッとしてしまいました。他人事発言といい、今回の発言といい、福田さんの発言には人間的な温かみを感じないんですよね。

時にはお得意の皮肉な発言も効果があるとは思いますし、そういう『フフン福田』のファンもいるようですが、私は最近笑い事では済まされなくなってきたと思っています。かなり危機的です。
『あなたには言われたくない!』
と言い返したくなりますし、どうしても国民の気持ちを真剣に考えてくれているとは思えないのです。なぜこの人の言動は国民を怒らせてしまうのだろう・・・Fukuda5_2

一方で、今回、胡錦濤主席の言動を見ていると、福田首相とは格が違うという感じがしました。中国という国がさまざまな問題を抱えている国であるということを認識した上で、それでも13億もの民を束ねるという国家の重責を担うに値する人物であると思いました。皮肉なことですが、優秀な人物であることは確かなようです。福田首相が中国の国家主席を務めることはできないでしょうから。

こういう人物が中国共産党幹部にはゴロゴロいるのかと思うと日本としては脅威です。ねじれ国会でグダグダいっている国会議員を見ていると、日本の未来は大丈夫なのか、世界に通用する政治家がこの国にはどれだけいるのかと不安になってきます。

福田首相は共同会見の時でも、どことなく落ち着きが見られず、もう少しどっしり泰然と構えていて欲しかったです。そんな細かいことまで気になる自分がちょっと情けなくなってしまいました。

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2008年5月 7日 (水)

日本の常任理入りに関する中国の考え

日本の常任理入り肯定  胡主席、中国首脳で初
(共同通信2008/05/07 20:16)

中国、また日本の常任理入り支持せず
(MSN産経ニュース2008.4.15 00:46)

タイトルだけ見ると一体どっちなんだ、という記事ですね。
こういう時は、ソースを見てみないとわかりません。
外務省のサイトには共同声明がすでにUPされています。
「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する日中共同声明

で、常任理事国入りの部分は何て書かれているかといいますと・・・

―――中国側は、日本の国際連合における地位と役割を重視し、日本が国際社会で一層大きな建設的役割を果たすことを望んでいる。―――

う~む・・・微妙な表現ですねぇ。
やはり「支持」という言葉はどこにもありません。そのため共同通信のタイトルは「肯定」という言葉を使っているわけですが、かといって産経の記事のように「支持しない」とも言っていないんですよね。ただし、産経の記事によれば
『中国は1月に行った中印首脳会談の際の共同文書で、インドの常任理事国入りを支持』
とあり、明らかにインドに対しては「支持」という言葉を使っているので日本に対する表現は非常に後退したものとなっています。

その点、朝日新聞の記事が一番適切な表現だったように思います。
『中国側は日本の国連安保理常任理事国入りを巡って、直接的な「支持」は盛り込まなかったが、「日本の国連における地位と役割を重視する」と配慮を示した』

まぁ、現在の中国の立場を考えれば、日本の常任理事国入りを積極的に支持することは困難なので、これが精一杯の表現なのでしょう。配慮は示したけれどそれは支持ではありませんから、産経が言うように結局支持してくれなかったということですね。

以前にも書いたのですが、中国との関係ではWin-Winの関係を作り、結果的により多くの利益を日本側が得る方向性に持っていくしかないと思うのです。そのためにはお互いに譲歩するところがなければならないでしょう。

中国側はどう思っているのかわかりませんが、ガス田、ギョーザ問題では何も成果が上がらず、おまけに長野での聖火リレーでの中国人留学生達の傍若無人な振る舞いにもおとなしく引き下がり、すでに日本国民の感情としては、中国に対して今後どれだけ譲歩すればいいのかという状態だと思います。チベット問題をはじめとする人権問題にしても、世界の中国を見る目は大変厳しいものがありますが、日本ほど優しい国は無いのではないでしょうか。

そんな中胡錦濤国家主席を国賓としてお迎えしたのですから、中国側は思い切って日本の常任理事国入りへの支持を表明して欲しかったですね。日本とインドを両方支持したとしても、直ちに国連で決定されるわけでもないでしょうし、各国の利害が絡んで安保理改革はそれほど容易だとは思えません。それよりも、「日本を支持する」という言葉がどれだけ日本国民の対中感情を改善させるかという両国の利益を考えて欲しかったです。中国が本気で日本と共に国際社会に貢献していこうとするならば、中国側の譲歩も必要なのです。

中国側の難しい立場を考えれば、これが第一歩と考えて継続的に働きかけていくしかないのかもしれません。しかし、国民感情は別として、中国は、これだけ中国に優しい福田政権とうまくやっていくことができなければ、他の大国とうまくやっていくことは困難でしょう。北京オリンピック後、真の大国として存在し続けることは難しいと思います。その辺りのことを胡錦濤氏は理解しているのかどうか。戦略的互恵関係というのであれば、是非とも戦略的に考えていただきたいものです。

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2008年5月 6日 (火)

なぜブログを書くのか

ブログは基本スキルが学べる だからチャレンジしてほしい 井上トシユキさんに聞く(下)

 経営者や著名人でない一般の人が書くブログもいまひとつさえない。書いても反応がない。「スパム化」しているとも言われる。ITジャーナリストの井上トシユキさんに現状と、背景を聞いた。

■お金をもらえないし、ヘタすれば炎上

――一般の人が書くブログは新聞記事を引用し、感想を書くだけのものもあって、ホントに読まれたいの?という感じもします。

  井上 自分が思ったことを書いて、公開するだけで快感、ということなのかもしれません。日本人は文章を書く訓練を学校でそれなりに受けている。そこで「自分も書いてみたい」と始めるんでしょうが、読んでもらえる文章、共感を呼ぶ意見というのは、やはり簡単には書けない。書いても反応がない、お金をもらえるわけでもない、ヘタすれば炎上するとなると、生活のなかの優先順位は落ちていく。とりあえず、暇つぶしに無難なことを書いておくというのでは技量も上がらない、という悪循環が起きているのでしょう。なんにでも最初からプロはいないんで、そこを頑張っていくと良いんですけどね。(後略)
(Yahoo!ニュース-J-CASTニュース5月6日10時5分)

「新聞記事を引用し、感想を書くだけのもの」・・・
すみません。まさに私です。
反論するわけではないですけれど、私はお金をもらおうとも思っていないし、快感を得ようとも思っていないです。炎上するほどの人気ブロガーでもないですしね。
じゃあ、何で書いてるの?と問われると、なかなか答えるのが難しいです。もともとブログを作る気は無くて、掲示板のオマケのつもりだったので・・・

あえて言うならば、「自分の意見を発信してみたかった」ということでしょうか。学生ならばゼミなどで自分の意見を述べる場がありますが、一般人となるとなかなか難しいですね。その点、ブログは簡単に意見を発信できるので便利です。

本当はもっと勉強して読み応えのある文章を書ければよいのですが、それは無理というもの。また、そんな堅苦しいことを書くつもりは無いので、現状はこの記事にあるように「単なる感想文」という感じになっています。

正直、政治関連のネタは単なる感想であっても、異なる意見を持つ人からの反発を受けやすいです。それでも書くのは、やはり自分の意見を表明しておきたいから。また、多少でも自分の書いたことが誰かの役に立てればよいと思うからです。
今日はどこそこへ行って何を食べた、という日記系のブログならば反発も受けないかもしれませんが、恐らく私ならば毎日は書けないし止めてしまうと思います。(たまには書きますが・・・)

井上氏の前記事を読むと、ブログの時代はもう終わったかのように書かれています。確かに、そこに書かれていることは頷けることばかりです。私自身、一時期あれほど読んでいたブログをほとんど読まなくなってしまいましたし、もっと本を読んだ方が有意義なのではないかと思っています。今後もブログは無くならないと思いますが、ブログに対する意義を見出せないブロガーが増えれば、ブログの未来は明るくないと思いますね。

前記事はこちら。
読んでもつまらない「ブログ」はもう終わったのか 井上トシユキさんに聞く(上)

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2008年5月 5日 (月)

人気ブロガーの断筆宣言

政界混迷!人気ブロガーらに注目 読者非常識で苦悩もチラリ

 ネット上で定着している政治系ブログとの距離感をどう計ろうかと、この記事の構想を考えていたところ、本紙「正論」の執筆者でもある雪斎さん(政治学者、櫻田淳氏)が、4月下旬に「やってられないわ」とブログ「雪斎の随想録」(http://sessai.cocolog-nifty.com/)の断筆を宣言した。政治への真剣な思いが込められた文章でありながら、心ない読者からの誹謗(ひぼう)中傷が絶えなかったという。
 雪斎さんの親友を自任する中年金融マン、ぐっちーさん(http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55)は、礼儀を知らない読者の非常識が「優良な書き手を駆逐していく」と慨嘆しており、「ぐっちーブログもそろそろ」と漏らす。雪斎氏とは同じ船団の仲間だという意識を持っていた溜池通信(http://tameike.net/)のかんべえさんも「ブログを通した議論が本当に生産的なものなのかどうか」と、疑問を抱いている。お二人ともそう弱気なことを言わず、機能不全が著しい永田町政治に対して、ますます厳しい突っ込みを入れていただきたいものである。(中略)
 雪斎さんは「ブログは『床屋政談』である」と定義し、プロの政治学者があえて床屋政談に関与するにあたり、「燕尾(えんび)服ではなく着流し」で臨んだという心構えを「告別の辞」の中で語っている。ネット上で展開されるあまたの政治談議のなかでも、人気サイト、人気ブロガーたちの視点は、政治報道に携わる者にとって気になるものだ。啓蒙(けいもう)を受けることも少なくない。あえて「ライバル」たちの存在をお知らせした格好だが、彼らもまた熱心な新聞の読者であることをお忘れなく。
(Yahoo!ニュース-産経新聞5月5日13時51分)

雪斎先生のブログは私の大のお気に入りでした。政治や国際関係を考える上で多くの示唆を与えてくれたブログであり、断筆宣言は残念でなりません。

さまざまな方のブログを読むようになって何年も経ちますが、その間にお気に入りのブログ閉鎖は数知れず、しかも、内容の充実したブログほどある日突然閉鎖してしまうという傾向があるように思えます。

それはまさにぐっちーさんのおっしゃるように『礼儀を知らない読者の非常識が「優良な書き手を駆逐していく」』状態です。このような傾向が今後も続くようであれば、プロの書き手ならば断筆するか、有料メールマガジンのような方法をとらざるを得ないのではないでしょうか。

私は有料化には否定的です。確かにその方法であれば非常識な読者はやって来ないと思いますが、広く世間の人に意見を伝えるという目的は達成できなくなるからです。雪斎氏はそのことを理解していたからこそ閉鎖的な手法をとらなかったのだと思います。

そもそもプロの書き手は文章を書くことで対価を得ているのですから、その方たちが着流しの床屋政談を無料で提供して下さるのであれば、読み手側も着流しで井戸端会議のような気楽な会話を楽しめばよかったのです。雪斎氏はプロの政治学者ではありますが、ブログでは読者と学者の議論をするつもりは無かったものと思われます。

また、コメント、トラックバックを受け付けない設定にすることも可能であったにもかかわらず、それをなさらなかった雪斎氏のお気持ちもわかるような気が致します。

ブログというものは気楽に意見を交換できる場であることに意義があり、コメントを受け付けない時点でブログの魅力は半減します。雪斎氏はご自分の考えを発表するだけではなく、開かれた意見交換の場を提供して下さっていたわけですから、コメントする側もその気持ちを汲み取るべきだったと思います。

―――「熱狂的な人、狂言的な人物をわれわれが警戒するのは、その中に『おもいやり』のなさを嗅ぎ付けるからだろう。『他人をおもいやる感情は、内面の平衡状態の静けさのなかで』だけ聴き取れる『静かな細き声(神・良心の声)だからだ。内面的にバランスのよい人は、熱狂しない」。(エリック・ホッファー)―――

私と雪斎先生を結び付けていたのはエリック・ホッファーでした。先生の断筆宣言後、改めてこのホッファーの言葉を重く受け止めています。

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2008年5月 4日 (日)

米大統領、コイズミ恋しい?

米大統領、コイズミ恋しい?「対テロ戦、最高の相棒」

 「テロとの戦いで、最高の相棒の1人がプライム・ミニスター・コイズミだった」。ブッシュ米大統領は2日、ミズーリ州での演説で小泉純一郎元首相の名前をあげた。
 「ほら、覚えているでしょう。私と妻のローラをメンフィスのエルビス・プレスリーの家に連れていった男だ」と紹介。その後は父の世代に戦争をしても自分たちは平和を話し合っているとして「自由と民主主義を世界に広げるのは可能だ」との持論を展開した。
 大統領は前日も久々に「日本の首相」に言及したが固有名詞には触れなかった。福田康夫首相の名前はこの日も登場せず、プレスリーをまねた小泉氏の印象が脳裏に刻み込まれているようだった。(ワシントン=丸谷浩史)
(NIKKEI NET(日経ネット)2008年5月03日23:01)

ここのところ小泉さんネタばかり書いていますが、やはりそれだけ話題になる方ってことですね。福田首相のクール・ビズの話とか、他にも突っ込みたいネタはあったのですが、やっぱり小泉さんの方が面白い。もともとこのブログも政治の話題というより政治家ヲチでやりたかったのですが、小泉さんが表舞台から去ってしまってから全然面白くなくなってしまいネタがないというのが正直なところ。

ところで、ブッシュさん、演説で小泉さんのことに触れるのはこれで何度目でしょうか?
本当に好きなんですね。ブッシュさんにとっては福田さんも安倍さんも記憶に残っていないようです。小泉さんとはお互いに首脳同士という枠を超えた何かがあるのでしょう。

Koizumibush_2小泉・ブッシュの関係を決定づけたのは、小泉さんの2001年初訪米におけるキャッチボールの場面だったのではないでしょうか。初めて会った二人は、その時お互いに何かを感じたのだと思います。

当時、ホワイトハウスと外務省との間で、大統領から首相への贈り物を「グローブとボール」にしようということが決められていました。しかし、日本の外務省は小泉さんが大統領とマジでキャッチボールをするんじゃないかと心配して、ホワイトハウス側と相談して「キャッチボールはしない」と取り決めたんです。ところが、当日、二人は役人達を無視してキャッチボールを始めてしまった。周りの人たちはハラハラしたでしょうね。しかし、結果的にこれがうまくいったということ。

キャッチボールといっても、結構意味は深いです。投げる方は『必ず彼はこのボールを受けてくれるだろう』と相手を信じる心を持つと同時に、捕りやすいボールを投げるという思いやりの心も持たなければいけない。また、受ける方はただボールを受けるだけではなく、相手の思いも受け止めなければならないです。
小泉さんとブッシュさんは一瞬にして信頼関係を築いてしまったのですね。

外国の首脳と個人的な信頼関係があるのか無いのかというのは、外交関係にかなり影響を及ぼしますが、日本のように短期間でめまぐるしく首相が変わっていては信頼関係を築く間もないですね。そういう意味で小泉さんとブッシュさんの関係は特異なものだったと思います。

彼らの信頼関係は・・・Fukudawen_2

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2008年5月 3日 (土)

小泉元首相、胡主席との晩さん会などを欠席へ

小泉元首相、中国国家主席来日時の晩さん会などを欠席へ

 中国の胡錦濤国家主席の来日の際に開かれる宮中晩さん会、首相経験者との朝食会、福田首相夫妻主催の晩さん会に、小泉元首相がいずれも出席しないことが2日、分かった。
 政府関係者によると、7日の宮中晩さん会には中曽根、村山、森の3元首相と安倍前首相が出席。8日の朝食会は中曽根、海部、森の3元首相と安倍前首相が参加する。同日夜の首相夫妻主催の晩さん会には、海部、村山、森の3元首相が出席する予定だ。
 小泉氏は首相在任中、胡主席と計4回首脳会談を行った。だが、小泉氏の靖国神社参拝をめぐり、激論を交わす場面も多かっただけに、自民党内では「小泉氏側が『場の空気を悪くしてはいけない』と自ら判断して出席を見送ったのだろう」との観測が流れている。
(Yahoo!ニュース-読売新聞5月2日20時0分)

ネットからの拾い物・・・

10 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2008/05/02(金) 03:13:09 ID:Ru0ay/U7
小泉ならやってくれる。
サプライズ出席を

13 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2008/05/02(金) 03:16:24 ID:bTh8qFPr
>>10
胡の後ろのカーテンの裏に隠れていて、
出てきて胡の目を両手で隠して「だーれだ」って
登場したりするんだろうなぁ・・・・。

242 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2008/05/02(金) 13:08:09 ID:JzL9CB7H
あの謎の乗り物に乗って、颯爽とあらわれて欲しい

859 :名無しさん@八周年:2008/05/02(金) 16:20:59 ID:wd71VkTs0
食事後…
「本日は有難うございました。それでは、最後に今日のシェフを紹介いたしましょう」
「お、お前はコイズ(ry」

233 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2008/05/02(金) 12:27:18 ID:1MUUJ8LC
とある晩餐会

「太平天国」の間を予約。

テーブルクロスはチベット国旗。
VIPは全て「六四」「天安門」と書かれた衣服を着る。

リチャードギア似の餃子職人として給仕。
「おいしいですか?輸入製の冷凍一口餃子ですが・・・」

銘酒「文化大革命」を勧め、いい感じで寄り添う二人。

デザートは純ちゃん饅頭。

「夜景の綺麗なところあるんだ・・・」
着いた先は九段下。

186 名前: 名無しさん@八周年 [sage] 投稿日: 2008/05/02(金) 22:50:36 ID:l9SpGSAj0
サプライズでラブミーテンダーを歌いながら
朝食会に小泉登場(藁

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ハハハ…まだまだあったんですが面白かった。
小泉さんのこと嫌いだと言いながらも、何だかんだ書き込んでる人が多くて、結局、みんな純ちゃんのことが好きみたいです(笑)

個人的にやって欲しいのは

胡の後ろのカーテンの裏に隠れていて、
出てきて胡の目を両手で隠して「だーれだ」って
登場したりするんだろうなぁ・・・・。

ってやつ。
小泉さんって本当にやってくれそうな雰囲気持ってるし、しかもやられたコキンちゃんのほうは心臓がドキドキして頬を赤らめたりして…

小泉さんはね、決して中国のこと嫌ってはいないですよ。いつも「自分は日中友好論者だ」と言っていましたしね。常に自分の方は門戸を開いているという姿勢でしたし、頑なだったのは中国の方だったと思うのですが・・・

Koizumihu_2










こんな頃もありました。
本当は胡錦濤さん、小泉さんのこと好きなのでは・・・

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2008年5月 2日 (金)

小泉元首相は開会式に招待されず

<北京五輪>小泉元首相は開会式に招待されず

 中国政府が8月8日の北京五輪開会式に、森喜朗元首相と安倍晋三前首相を招待したことが1日分かった。森、安倍両氏の間に首相を務め、在任中に靖国神社参拝を続けた小泉純一郎元首相は招待していない。中国政府は福田康夫首相の開会式出席も強く望んでいるとされ、6日に来日する胡錦濤国家主席が福田首相との首脳会談で招待する可能性がある。
 北京五輪の開会式を巡っては、チベット暴動に対する中国政府の強硬姿勢を懸念する欧州諸国を中心に首脳の開会式出席を見送る動きが広がっている。このため、中国政府は隣国である日本の首相経験者に出席してもらい、国際社会に向けて五輪成功をアピールしたい狙いがあるとみられる。
 日中外交筋によると、森氏は超党派の「北京オリンピックを支援する議員の会」顧問を務めていること、安倍氏は06年10月に戦後の首相として初めて中国を就任後初の外遊先に選んだことで、中国側の好感度が高い。中国政府は森、安倍両氏のため、現職首脳の座席枠とは別に特別招待席を設ける予定という。
 五輪開会式は開催国からの出席要請を受け、各国政府が国際情勢などを勘案して政府代表を決めている。今回の中国政府のように、首相経験者を個別に招待するのは異例。日本は88年のソウル五輪の開会式に竹下登首相(当時)が出席したのを最後に現職首相が出席したことはなく、通常は副文部科学相などが出席している。【白戸圭一】
(Yahoo!ニュース-毎日新聞5月1日15時1分)

中国ってわかりやすい国だなぁ~(笑)

中国ちゃんはお誕生会に純ちゃんだけ呼んであげませんでした・・・
ってレベルでちゅね(笑)

中国は命より面子を大事にする国ですから、靖国参拝のことは今でも
「小泉には煮え湯を飲まされた」
と思っているのでしょう。
「よくも恥をかかせたな!許さん!」
「いつか小泉には恥をかかせてやろう」
という気持ちがあって、いろいろ考えていたんでしょうね。考えた割にはずいぶんと子供っぽい手を使ってきましたが・・・

まぁ、小泉さんにとっては招待されようがされまいが痛くも痒くもないわけですけど、安倍さんはどうするんだろう?
奥さんがダライ・ラマ氏と会っているから、本来、中国は安倍さんも招待したくなかったのでは?
あえて安倍さんを招待してまでも小泉さんを貶めようという作戦なのかもしれませんが、何だか招待されなかったことで、かえって小泉さんの株が上がっているような気がします。

ところで、北京オリンピックは8月8日から8月24日までの期間開催されるのですが、その間に8月15日という重要な日が含まれていますね。小泉さんは去年もこの日に靖国参拝をしていますから、今年もする確率は高いです。中国は徹底的に無視すると思いますが、実は気になって仕方がない。中国様にとってはどこまでも目障りな小泉さんなんでしょうね。

Koizumi18_3   











小泉:「ねぇ温家宝首相、ちょっとペン貸して」
同席していた各国首脳からは思わず拍手が・・・
温:『うぅっ、小泉手強し!』
純ちゃんを招待すると何だかこうなりそうでイヤン~

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2008年5月 1日 (木)

暫定税率再可決

暫定税率が復活=1日からガソリン値上げ-「3分の2」で再可決、租特法成立

 今国会最大の焦点だった改正租税特別措置法は30日午後の衆院本会議で、自民、公明両党などの3分の2以上の賛成で再可決され、成立した。これにより、ガソリン1リットル当たり25.1円を上乗せする暫定税率は5月1日、1カ月ぶりに復活。ガソリン価格は引き上げられる。焦点は、道路特定財源を10年間維持する道路整備費財源特例法改正案の扱いに移り、与野党攻防が一段と激しさを増すのは必至で、政局が緊迫する可能性もある。
 改正租特法成立を受け、福田康夫首相は30日夜、首相官邸で記者会見し、「歳入不足が継続する無責任な状態を解消することが必要と判断した」と理解を求めた。一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長は党の会合で「福田政権を早く倒して衆院解散・総選挙に持ち込む」と強調した。
 政府・与党は、特例法改正案も5月12日にも再可決に踏み切る。同時に、野党や世論の批判をかわすため、道路特定財源を2009年度から一般財源化する方針を閣議決定する考えだ。
 これに対し、野党は強く反発。参院第一党の民主党は、特例法改正案の再可決以降に首相問責決議案を提出することを検討。後期高齢者医療制度(長寿医療制度)問題も含め、後半国会で徹底追及する方針だ。 
(Yahoo!ニュース-時事通信4月30日21時1分)

暫定税率にしろ道路整備費財源特例法改正案にしろ、正直、与党が参議院で過半数を握っていればここまで大きな騒動になっていたとは思えません。国民に知られること無く3月末までに粛々と決議されていたかと思うと、一連の騒動も問題点が明らかにされてよかったのではないかという思いがします。

その一方で、問題点の中身を十分に議論することなく再可決を急いだ与党側の姿勢に疑問を感じます。本当に必要な税率であるならば、今後も「暫定」を続けるのはいかにもおかしいですし、道路特定財源の一般財源化にしても、納税者に対する説明が十分だとは思えません。

税金を負担する能力のことを担税力と言うそうですが、ガソリンが1リットル当たり160円になったとしても、現在の国民の担税力上妥当であれば、暫定税率部分も含めて本則税率にすればよいのです。

なぜこれからも道路を作り続けなければならないのか、という説明も具体的には示されませんでした。地方自治体では今年度の道路工事の発注を停止しているところが多いと思いますが、このままの状態でどのようなマイナスの影響が出るのか検証してみてもよかったのではないでしょうか。

とにかく、何が必要で、何が必要でないかを十分に議論しないまま再可決をしたのは問題点の先送りになってしまったと思います。
もちろん、「とにかく反対」と騒いでいただけの野党、特に民主党の対応も具体策に欠け支持はできません。

確か、日経だったかと思うのですが、民主党の矛盾点について書かれた記事がありました。
民主党がこれまで主張してきた政策をすべて実現するには、大変な額の歳入不足が生じ、その財源として当てにしているのは、いわゆる霞ヶ関の埋蔵金や行財政改革によって生じる資金なのだが、行財政改革で生じるとされる歳入では到底歳入不足は補えず、執行部は頭を悩ませている、という内容。web上で記事を見つけられなかったのですが、大体このような内容だったと思います。

確かに、民主党の主張通りに実現しようとすれば、農家への「戸別所得補填制度」などもありましたし、とんでもない額の歳入不足が生じそうです。次の選挙で政権交代するならば、もう少し説得力のあるマニフェストを提示していただきたいと思います。

与党にも野党にも問題点は多いのですが、政権を担っているという点では与党側に責任が重いのは当然です。再議決ができるのも小泉さんの遺産である衆議院の圧倒的多数議席があるからこそ。今後、国民に十分な説明がないまま福田首相が安易に再議決を連発するのは、かなり問題だと思います。

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