対案の審議入りを渋る民主党
自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法制定を考える自民党の合同部会の初会合が13日、開かれた。これを踏まえて衆院テロ防止特別委員会の中谷元・自民党筆頭理事が同日、鉢呂吉雄・民主党筆頭理事に電話し、民主党が新テロ対策特別措置法の対案として前国会に提出した法案の審議入りを打診。自民党には法案審議を恒久法の政策協議の足掛かりにしたい思惑があるが、鉢呂氏は審議入りに慎重な考えを示した。
(Infoseek ニュース-共同通信2008年2月13日17時20分)
民主党が新テロ対策特別措置法の対案として前国会に提出した法案の審議入りについて。
これどうなったのかと心配していたのですが、自民党は忘れていませんでしたね。民主党は忘れて欲しかったと思いますよ。適当に出したとはいえ一応対案ですから、ちゃんと審議してもらわないといけません。
思ったとおり民主党の鉢呂氏は審議入りに慎重な考えを示しています。民主党という政党は与党案に反対することは得意でも、自党の対案について審議されることを嫌いますね。本当に不思議な政党です。こういう態度を続けていると、国民から政権担当能力を疑われると思うのですが、あまりそういった自覚は無いようです。
自民党が前国会で廃案とせずにわざと継続審議にしたのは、恒久法への足がかりという意味が主ですが、これを機会に民主党に安全保障政策について本質的な議論をしてもらいたいという狙いがあるのではないでしょうか。
どうも日本人は物事の本質を議論することを避ける傾向があります。これはメディアが本質とはかけ離れた面白おかしい部分だけを取り上げ、きちんと伝えないのが原因なので、そこから正していかなければならないのですが、国民自身がそれに惑わされないようしっかりとした議論を求めていくことが必要だと思います。
新テロ対策特別措置法は成立しましたが、国会での議論はあまり中身のあるものだっととは思えません。最近沖縄で起きた少女暴行事件や米空母艦載機の岩国移転計画にしても、米軍基地不要論を主張するならばそれとセットで安全保障に関する議論をしなければならないと思います。しかし、絶対にそういう方向性にはならないところが不思議です。
民主党は安全保障の話に踏み込まれると党内が割れるので関わりたくないのはわかりますが、いつまでもこの問題を先送りにすることは許されないと思います。与党は今度こそ本質的な議論に民主党を巻き込んで欲しいと思っております。
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