小泉チルドレンは何を評価されたのか
自民党の小泉純一郎前首相は23日夜、中川泰宏氏ら衆院当選1回の「小泉チルドレン」らと都内で懇談した。小泉氏は先の代議士会で1回生議員が郵政民営化に反対して離党した平沼赳夫氏の復党に異論を唱えたことについて「(ポスト安倍の)流れが大きく変わった。勇気があり立派だ」と評価した。会合は小泉氏が呼びかけた。
(NIKKEI NET(日経ネット):2007年9月24日07:01)
(前略)23日夜、小泉氏は中川氏や猪口邦子氏ら当選1、2回の衆院議員を都内の中華料理店に招いた。総裁選を振り返り、こう語りかけた。「すごかった。勇気があった。影響力があった」
(asahi.com:2007年09月24日07時18分)
自民党の人事については、明日の内閣人事を見たうえでないと現時点では何ともいえないので小泉さんとチルドレンについての記事を取り上げてみました。
この記事の書き方だといろんな意味にとれますね。
日経の記事については、素直に読むと記事のタイトル通りなんですが、単にチルドレンが福田支持を表明してくれたことに対して、「流れが大きく変わった」といっているだけにも取れます。
評価したのは「平沼氏復党批判」なのではなくて、「流れを大きく変えたこと」自体なんじゃないですかね。
朝日の記事は前段としてチルドレンたちの復党批判が書かれてはいるけれど(リンク先の記事をご覧下さい)、23日の小泉さんの発言の中には復党批判なんてないし、単に「君達の影響力はすごかったね」と言っているだけのような感じです。
小泉さんが「平沼氏の復党に異論を唱えたチルドレンの言い分は最もだ。私も平沼氏の復党には反対だ。彼を無条件で復党させようとしている麻生を支持するわけにはいかない」と言ったのなら別ですけど。
小泉さんの漏れ伝わってくる言葉はいろいろと解釈できるので難しい。
今回、小泉さんが福田さん支持にまわったことで、小泉さんは反麻生なのではないかとの意見も見られますが、私は違うと思います。
もちろん、小泉さんにとって平沼氏の復党話は不快だったでしょう。
でも、復党が不快なら、すでに党内にはごっそりと復党組が戻ってしまっているわけで、それが主たる原因ではないと思います。
小泉さんはこれまでも局面ごとに冷酷ともとれるカードを切ってきました。
小泉さんにとっては小沢民主党を倒すことが当面の目標だと思うので、今は福田カードを切るのが最善だと判断したのではないでしょうか。
福田内閣は選挙管理内閣として短命に終わる可能性が高い。
それならば選挙公認において、チルドレンを含む現職優先を執行部に約束させることを条件に福田支持に回る。
総選挙でチルドレンの多くは討ち死にすると思うけれど、そこで勝ち残れたチルドレンは一人前の議員として次の内閣(麻生内閣か?)の戦力になると見越しているのでは。
一度選挙の洗礼を受けたチルドレンならば、たとえ郵政造反組に同情的な麻生さんであっても認めざるを得ないと思うのです。
小泉さんが麻生さんを高く評価しているのは、総務大臣、外務大臣と主要ポストを歴任させたことでも証明されています。
小泉さんの人事に関する考えは適材適所。
自分の敵であろうが役割に応じて粉骨砕身働いてくれれば評価する。
郵政解散の臨時閣議で、麻生総務相は当初反対意見を述べ、衆議院の解散の署名を拒絶しました。
最終的には署名し、賛成に回りましたが、一度は反対した立場でもあり、ご本人もまさか次の人事で外務大臣という要職に抜擢されるとは思ってもいなかったでしょう。
小泉さんも麻生さんもお互いに信頼関係はあると思います。
小泉さん的には郵政解散で棄権に回った古賀さんのような人のほうが嫌いだと思います。
今回の人事で古賀氏は選挙対策委員長になりましたが、内心チルドレンの公認はしたくないでしょうね。
でも、小泉さんに逆らうわけにもいかないと思うので現職優先でいくのだと思います。
さて、明日の内閣人事はどうなりますか。
そうそう、全然関係ないことですが、ひとつ気になっていることがあります。
福田さんのクールビズ姿って見たことがないんですが・・・
9月末までは実施しているはずなので、どうなるのか気になってます。
来年の6月1日には福田さんが総理じゃないかもしれないので、一度見ておきたいのですが・・・
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