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2007年6月30日 (土)

経団連がサマータイム導入

<サマータイム>経団連、試行的導入方針 職員から反発の声

日本経団連の御手洗冨士夫会長が、事務局職員を対象に、8月の勤務時間を1時間繰り上げる「サマータイム」を試行的に導入する方針を明らかにしたことから、職員から反発やとまどいが起きている。
 御手洗会長が28日夕、政府の山本有二再チャレンジ担当相と懇談した際に飛び出した。山本氏が「経団連は夏の出勤時間を繰り上げると聞いている。いい話なので、安倍総理にも伝えた」と語り、会長も「政府が主体になって国民運動にしてほしい」と応じた。
 実は、まだ経団連の上層部で検討段階の話で、職員にとっては寝耳に水。今のところ職員約220人を対象に、8月の1カ月間、現在の就業時間の午前9時半~午後5時を1時間早めて午前8時半~午後4時とする案が有力だ。
 幹部職員は「プールや映画に行く時間が増える。ワークライフバランスを見直すいいチャンスだ」と理解を示すが、一般職員からは「絶対反対。朝が早くなって残業が増えるだけ」「外部との会合やセミナーも多く、職員だけ4時に帰れるのか」と反発やとまどいの声が強まる一方。
 「骨太の方針07」に、「国民運動の一環として、サマータイムあるいはそれに準じた取り組み(勤務・営業時間の繰り上げ)の早期実施について検討する」との一文が盛り込まれたが、足元が揺らぐ中で、御手洗会長の先行導入が国民運動になるかどうか。【内山勢】
(Yahoo!ニュース - 毎日新聞 -6月29日18時47分配信)

今日、「経団連がサマータイムを導入」というニュースを聞いた時、「経団連に加盟の企業が・・・」と聞き間違えてしまい、『これは大変なことになってしまった!』と驚いてしまったのですが、な~んだ経団連だけだったのね。
でも、やはり職員の方たちからすぐに反発が・・・
そりゃあそうでしょう、サマータイムについてはここで以前書いたことがあるのですが、そもそも日本になじまない制度を、なぜ無理やりやろうとするのか理解に苦しみます。
日本は日本らしく、わが国の風土に合った制度を取り入れればいいじゃないですか。

それよりも気になったのは経団連自体のこと。
経団連って職員が約220人もいるんですね。しかも、就業時間が午前9時半~午後5時ってずいぶん恵まれてますね。お昼休みは1時間あると思うので、実働6.5時間かぁ・・・
いやもちろん記事にもあるように、外部との会合やセミナーも多くて実際には残業が多い職員もいるとは思いますが、全員じゃないでしょうし、やはり一般企業とはズレてるんじゃないかなぁ・・・
冷たいようですが、経団連だけだったらサマータイムでもなんでも勝手にやって下さい、って心境です。くれぐれも一般企業に迷惑をかけないようにお願いしますね。

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2007年6月29日 (金)

委員長ポストは重要

<年金時効停止法案>参院委で可決 公務員改革は採決せず

与党は28日、参院厚生労働委員会で社会保険庁改革関連・年金時効停止特別措置法案を賛成多数で可決した。一方、公務員制度改革関連法案を審議する内閣委は、民主党の藤原正司委員長が採決を行わないまま審議を終えた。これを受け与党は29日の参院本会議で、年公務員法案についても委員会採決を省略する「中間報告」の動議を可決した上で3法案を成立させる方針だ。野党は年金関連法案の採決に強く反発しており、安倍内閣への不信任決議案などを29日、衆院に提出する。3法案を採決する参院本会議は30日未明までかかるとみられ、国会の攻防は緊迫の度合いを強めている。
 年金関連法案を扱う厚労委は同日、鶴保庸介委員長(自民)が野党質問が終わった午後7時前に採決を提案、野党議員が委員長席を取り囲んで抗議する中、与党の賛成多数で可決した。委員会室には野党議員の「国民の声を聞け」などの怒号が飛び交った。
 一方、公務員法案で与党は同日の内閣委理事懇談会で、審議時間が採決の目安となる30時間程度を満たしたとして採決を繰り返し要求。野党側が「審議内容は不十分」と反対したため、藤原委員長は昼過ぎの理事懇談会で「採決を行わない」と宣言し、午後5時前に散会した。自民党の矢野哲朗参院国対委員長は同日午後、民主党の郡司彰参院国対委員長に会い、中間報告方式で法案を処理する考えを伝えた。(以下略)
(Yahoo!ニュース - 毎日新聞 -6月28日21時50分)

予定されていたことですが、内閣委員会の委員長は民主党の藤原正司委員長であったため、やはり裁決をしませんでしたね。現在では、議席で過半数を握る与党が常任委員会の委員長を独占しているわけではなく、あまり重要ではない委員会では野党に委員長を配分することも慣行になっているので仕方がないのですが、やはり委員長ポストを握っておくというのは重要です。

委員長が裁決を拒否した場合、今回のように委員会採決を省略する「中間報告」の動議を可決した上で本会議で成立させることができるんですね。
確かに、国会法の56条の3に、「各議院は、委員会の審査中の案件について時に必要があるときは、中間報告を求めることができる」とあります。
恐らく本会議で採決されるまでにまだいろいろあるのだと思います。
委員長が今回の法案の審議経過を本会議場で中間報告→法案の委員会付託終了、本会議の議題となる→野党が、「中間報告を求める動議」自体に抵抗・・・ということになるのでは。
これも与野党の駆け引きのひとつですが、結局委員会での時間稼ぎは無意味になってしまうんですね。こういう戦術を使えば委員会など必要なくなってしまうわけで、委員会の形骸化を招いてしまいます。
いずれにしても最終的には本会議で議決するわけですから過半数を握る与党の勝ち。多数決の論理ですから仕方がないですね。今度の参院選では与党の敗北が予想されていますから政局の混乱は避けられないでしょう。いっそのことドイツみたいに自民党と民主党の大連立ってことになったら面白いんですけど。そうなると一番困るのは公明党でしょうね。

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2007年6月27日 (水)

年金と安全保障政策

選挙結果気にせず、安倍首相は続投を…小泉前首相が講演

自民党の小泉前首相は26日、神奈川県横須賀市のホテルで講演し、参院選について「年金への怒り、統一地方選の疲れ、衆院選で勝ちすぎた反動もあって、本当に(自民党には)厳しい」との見方を示した。
 その上で、「私も最初の1年で辞めていたら、『郵政民営化もできない。失業者を増やしただけ』と散々批判を受けただろう。1年や2年で首相が代わったら改革はできない。選挙を気にせず、国民の期待するものに向かって政策をやっていくべきだ」と述べ、参院選後も安倍首相は続投すべきだとの考えを示した。
(goo ニュース 読売新聞:2007年6月27日(水)00:44)

Koizumi2

ありがたいことに、この講演について産経新聞の阿比留記者が酒井充記者の取材メモをもとにほぼ全文掲載して下さっています。


小泉前首相の演説「首相時代は熟睡できなかった」
-国を憂い、われとわが身を甘やかすの記:イザ!

http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/208063/

酒井記者のつけた講演内容の中見出しの中に、注目すべき点がありました。
「小泉さんが憲法と軍事力についてこんなに能弁に語っているのは初めて見た」と。
確かにこれまで小泉さんが選挙応援などで演説する内容に、安全保障政策はあまり記憶がありません。ところが、私も一度だけ酒井記者と同じような思いをしたことがあります。
『この話、どこかで聞いたことがあるなぁ・・・』
そうそう思い出しました。以前、自民党で小泉さんが講演を行った時、「日米同盟の重要性」の部分で今回と同じようなことを熱く語られていたのです。
手元に当時の講演録をまとめた本がありますので、少し長めですが引用させていただきます。

―――日本は六十年前、手痛い敗戦を喫しましたが、その敗戦直後から今日まで、日本に軍事力が存在しなかった時代は一度もないんです。一年もない、一ヶ月もないんです。敗戦後すぐ米軍が日本に駐留いたしました。今日まで日米安全保障条約があります。
軍事力があるから戦争が起こるのではないんです。むしろ軍事力がなかったら、他の侵略しようとする国とか組織から、侮られる。その国の国民が抵抗しないだろうと思ったら何をされるかわからない。それを未然に防ぐために、私は軍事力は必要だと思っています。六十年間、平和憲法を持っているから日本には軍事力がないんだ、と言っている人が一部にありますが、そうではないんです。六十年間、侵略をしようとする組織なり国を阻止できる、あるいはそのような意図を持って日本に攻撃を仕掛けたならば、手痛い損害を受けるという軍事力が、この六十年間厳然と存在した事実を忘れてはならないと思っております。(中略)
憲法を変えてはいかん、という人たちも、自衛隊が憲法違反だという考え方と、自衛隊は憲法違反でないという考え方の人がいます。非武装中立がいいという人もいます。自衛隊はいらないという人です。しかし非武装中立論者ほど無責任な者は、私はないと思います。政治に携わる者として、ひとたび責任ある立場に立てば、最も大事なのは国民の生命と財産が危機に瀕した場合、いかに守るかです。その時、非武装中立がいい、戦力のある組織を持たないほうがいいといった場合、侵略しようとする勢力に対して、誰に戦えというのでしょうか。訓練もなく、日頃の準備もない一般市民に戦えと言うのと同じじゃないですか。泳ぐこともできない人に、おまえ海に飛び込め、というのと似たようなものじゃないでしょうか。
だから専門家集団が必要なんです。一般国民に軍事訓練なんかできないでしょう。だから特別に訓練された組織を持つ。こういう勢力があるから、いざ侵略しようとした勢力が、日本を混乱させようとして攻撃した場合には、大変な抵抗に遭う。そして日本はアメリカと協力している。日本と戦う場合には、アメリカとも戦う覚悟がないとできないな、と思う。これが戦争の抑止力になっているわけです。(2005年11月30日)―――
*1

この話、もうほとんど今回の講演内容と同じでしょう。
この話を聞いた時、小泉総理(当時)の国民の生命と財産を守る決意が直接伝わってきて、私はとても感動したことを思い出します。

私が小泉語録の中で一番好きなのは『私は奴隷の平和は選ばない』という言葉。
これは2003年参議院で田英夫議員との間で語られた言葉です。(ここで読めます)
小泉さんの安全保障に対する考えというのは一貫して変わっていないということがよくわかると思います。

本当は参院選の論点として、安倍総理には憲法や安全保障政策で戦って欲しかったです。
年金問題はもちろん私達の生活に直結する大事な問題です。でも、私達の生活というのはこの国あってのもの。この国の安全保障体制が安心できるものであってこそ成り立つものだと思います。平和は空気のようなものですか?無くなってみて初めてその尊さに気がついてもすでに遅いのです。民主党の皆さんの安全保障に関する考えを参院選で是非聞かせていただきたかったのですが論点にならないようですね。残念です。

*1:自由民主党『決断!あの時私はこうした』2006年p.318. p.321-322.

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

話はまったく変わりますが、小泉さん、健康のために散歩をされているのですね。横須賀駅から観音崎までの1万メートル遊歩道ですか・・・「うみかぜの道」のことですか?その道なら以前横須賀に行った時少しだけ歩きました。天気が良い日だったのでとても気持ちよかったです。また秋にでも行ってみたいです。

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選挙には必ず行きましょう

7月12日公示、29日投票 参院選の日程、閣議決定

参院選の日程を「7月12日公示-同29日投票」とすることが、26日午前の閣議で決まった。当初は、国会会期末が6月23日に設定されていたため参院選は「7月5日公示-同22日投票」が想定されていた。しかし、会期が7月5日まで12日間延長されたことに伴い、1週間ずれ込むことになった。
(goo ニュース:共同通信2007年6月26日(火)10:56)

いよいよ投票日が正式に決まりましたね。
選挙が始まると政治の話題は書き難くなるので、今のうちに書いておこうかと思います。
といっても私のようにド素人が書くことなど全然影響ないわけですが・・・
選挙といえばこのサイト、「選挙でGO」です。
ものすご~く久しぶりに覗いたところ、すでに各種予想が出ています。選挙の基本的な知識もわかりやすく説明されていますので、とても参考になります。

管理人さんも予想されているように、勝敗の「帰趨」は、改選数1・3・5の「奇数区」で与野党どちらが多数を占めるかにかかっています。
2人区は自民、民主が手堅く1議席ずつ分け合うと思うので無風区と考えてもいいんじゃないでしょうか。前回、小泉さんが首相だった時でも与党が2議席独占というのは難しかったかと・・・
やはり何といっても1人区が決戦場なのでしょうね。

選挙というとどうしても自民党対民主党といった話題になりがちですが、社民党のことも少し考えてあげて下さい。前回2議席しか獲得できなかったので、今回の結果如何によっては又市幹事長も危ないかもです。週間新潮の記事がどう影響しますでしょうか。

何か今回の選挙、自分の中ではまったく盛り上がらないという感じです。未だに郵政造反議員の復党には釈然としないものを感じているので、当初、選挙は棄権しようかとさえ思っていました。でも、やはり棄権はダメですね。今後6年間の政治を、他人が選んだ議員に白紙委任するようなものですから。だから必ず投票には行きます。
でも、郵政造反議員が今回の選挙でどれだけ安倍首相のために働いてくれるのかはじっくり見ようかと思います。だって、そのために復党させたんでしょう。首相の政策実現のために大きな力になると信じて復党したのなら、過去のことは水に流して選挙協力しなくては・・・
私って復党問題にこだわりすぎですかね。。。

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2007年6月24日 (日)

ドラマはセリフが命

今朝、朝日新聞を読んでいたら、向田邦子氏、中園ミホ氏という二人の脚本家について興味深い記事がありました。
向田氏は言わずと知れた有名作家であり脚本家、中園氏は現在活躍中の人気脚本家です。
紙面ではそれぞれ別の記事に書かれており、特に二人を結びつけるような記述があったわけではないので、その点はお断りしておきます。

お二人とも脚本家としての時代背景、作品内容は違いますが、人気脚本家ということでは共通点があります。その人気の秘密は何なのでしょうか。私は「ドラマの面白さは何といっても脚本家で決まる」と思っているので二つの記事を興味深く読みました。

向田氏が活躍された時代はホームドラマ全盛でした。女性も今ほど外に働きに出るような時代ではなく、彼女の作品には家族・家庭を描いたものが多いです。家の中の出来事というのは、勤め先で起こったことに比べればたわいも無い小さな出来事ばかりですね。

『おばあちゃんが若いアイドルに夢中になって困っちゃうわ』とか『また今日もお父さんが息子と喧嘩しちゃって、まったくお父さんったら頑固親父なんだからぁプンプン』とかね。
この家族の場面ではずせないのが、「ちゃぶ台」や「こたつ」。
喧嘩するのもグチをいうのも、このちゃぶ台やこたつで食事をしながらというシーンが多いです。

向田氏にとっては食事のシーンこそ家族の象徴だったのでしょう。だから「ト書き」にもこだわります。彼女にとって「カレー」はただのカレーでは済ませられないのです。「カレー」ではなく、「ゆうべのカレーの残り」と書くことによって、ある家族の朝食風景に内面的な深みを持たせることができるのです。長いセリフや説明は必要ありません。そんなところが彼女の人気の秘密なのではないでしょうか。
記事ではこのように書かれています。

―――家族のささやかな日常から「人生の真実」をくみ出すわざこそ、向田ドラマの真骨頂だ。―――

一方、中園氏は今まさに売れっ子の脚本家です。「ハケンの品格」は本当に面白かったです。
連続ドラマはほとんど見ない私ですが、この作品は当初からハマってしまって最後まで見てしまいました。
向田氏の時代と違って、現在は女性が働くことが当たり前の時代なので、必然的にドラマも職場など外の世界を舞台にしたものが多いですね。家族・家庭を舞台にしたものであっても、ずいぶんテーマが変化しています。社会の多様性を反映して話題は数限りなくありますから、脚本家にとっては逆に何をテーマにすべきか悩むところでしょう。

記事によると、中園氏が派遣社員のドラマを書きたいと思ったのは二年前だそうです。飲み会などを設けてハケンさんたちの本音を聞きだそうとしたそうですが、ガードが固くなかなかうまくいかなかったようです。
でも、さすが中園氏は目の付け所が違いました。その『ガードが固いところに何かある』と感じたんですね。
ドラマの企画が通るまでに、何十回もハケンさんたちとお酒を飲み、飲み友達になったハケンさんの本音をセリフにしたのが「ハケンの品格」だったそうです。

脚本は基本的に作品の骨格部分であり、そこにどういう演出が加わるかによって出来上がっていきます。心理描写やスタジオのセットなど、必要な場合以外指示しないとされています。それ故「セリフが命」といってもいいですね。
向田氏は日常の些細な出来事を、短いセリフと「ゆうべのカレーの残り」といったト書で表現しました。中園氏は心の中で思っていても絶対に口に出せない叫びをセリフにしました。

向田氏や中園氏に限らず人気脚本家というのは、描こうとしている対象と同じ目線に立って考えることのできる人ではないかと思います。しかし、そこに憐憫や同情といった視点が入り込んだ途端失敗するような気がします。中園氏はハケンさんたちと何度も何度も本音で語りあったことで、弱者が果たす役割を身をもって感じたのではないでしょうか。
それ故小泉前首相がこのドラマにハマって毎週欠かさず見て下さっていたことも、あまり手放しで喜べないといった気持ちなのでしょう。もちろん、「あの方なら何とかしてくれる」という期待も同時に持っていらっしゃいます。
記事には、「あのカタに、ぜひこの現実を」として以下のように書かれています。

―――ドラマはヒットしたが、彼女達の現実はますますきびしい。それを思うと、私はつらい。出演者の小泉孝太郎さんがドラマの打ち上げの時に、そっとこんなことを話してくれた。
「僕の父は第一話でハマッて、毎週欠かさず見てました」。
そんなにハマッって下さったのなら、ぜひ飲み会にも参加して、ドラマよりはるかにシリアスな彼女たちの生の声を聞いて欲しい。あのカタなら、なんとかしてくれるんじゃないだろうか。―――

※朝日新聞の記事は2007年6月24日(日) :文化面「向田邦子は終わらない」及び「TVダイアリー」中園ミホ①より引用しました。

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2007年6月22日 (金)

有名アナとストレス

私のお気に入りの麻生千晶氏のコラム、フジサンケイビジネスアイの「メディア斬り」。
あまり何度も紹介するのも気が引けるのですが、今日は『麿さま』のことが載っておりましたのでどうしても外せませんでした。少しだけ引用します。

「有名アナを老けさせるのは誰?」

―――先日、ある一流週刊誌から取材の電話が来た。夕方NHKの総合でニュースを読んでいる登坂淳一さんという整った顔立ちのアナウンサーについてどう思うかと聞かれた。「ああ、あの、最近白髪が出てきた方ですね」と私。「そう彼です彼です、彼ってちょっとくたびれた顔になってきましたよね。あれで、やっと36歳になったばかりなんですよ」と記者。「えーっ、そんなにお若いの!?」。
彼は〝麿〟というニックネームだそうだ。―――

(2007年6月22日:フジサンケイビジネスアイ「メディア斬り」より引用)

全文は紙面でお読み下さいね。
麻生氏がおっしゃるには、「登坂さんは多くのNHKアナの中でも出世頭なのではないか。それだけに同僚からの妬みや嫉みも激しいだろう。さぞかしストレスまみれに違いない。」といったことでした。

登坂さんの白髪のことですが、ストレスもあると思いますが、私はただ単に今まで染めていたのを止めただけなのではないかと思っています。登坂さんファンの方は黒髪の方が好きなのかな…
私は小泉前総理のプラチナヘアが好きだったこともあって、登坂さんの白髪もナチュラルで良いと思うんですけどね。お顔がソフトに見えますし…

でも、ストレスもすごいとは思います。
「おしん」のプロデューサーで有名な元NHKの小林由紀子氏をご存知ですか。
プラチナヘアが素敵な女性です。
昔何かの番組で聞いたのですが、小林氏は若い頃白髪が多くて染めていたけど、ある時から染めるのを止めたそうです。周りの方々は驚いたけれど慣れてしまったそうです。
やはりNHKはストレスの多い職場なんでしょうか。

白髪のことではありませんが、私、登坂さんに遭遇したことがあります。『生麿』です。
場所は国会です。以前本会議を傍聴しに行った時、中継アナとして来ていらっしゃいました。ほっそりとして品の良いお顔立ちでした。
国会中継のある日は、NHKの有名アナがいらっしゃっていることも多いので、議場だけではなく中継スタッフ席もチラチラ見て楽しめます。

職場にストレスはつきもの。有名アナは特にきついと思いますが、オフの日は心からリラックスしてもらって、またクールな笑顔を見せて下さい。

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2007年6月21日 (木)

全員に知らせればいいのに

社会保険庁の年金相談フリーダイヤルはまだまだかかりにくいようです。
今日届いた「安倍内閣メールマガジン」によると、電話相談体制を拡充しているようですが、それでも
 『6月19日の総呼数は63,800件、応答呼数は35,682件、応答率は55.9%でした。』
となっているようです。
お年寄りの方など、直接相談窓口に行くことができない方も多いと思いますので、さらに相談体制を拡充していただきたいですね。

ここでちょっと考えてみたいのは、この年金相談窓口やフリーダイヤルという制度。
いずれも被保険者側からの問い合わせに役所側が答えるという形をとっています。
これは一見まともなように見えるのですが、よく考えるとおかしくないですか?
これはいわゆる「申請主義」ですね。お役所というのは大体において、こちらから何か申し出なければ動きません。

そもそも役所側の杜撰な事務処理のせいで現在の混乱が起きているわけでしょう。
保険料をきちんと払っていた国民の側からすれば「何でわざわざ窓口まで出かけて行ったり、何度も何度も電話をかけたりしなくちゃいけないのよ!」と思うのが普通です。

なぜ社会保険庁の側から被保険者全員にお知らせするという発想がないのでしょうか。
時間がかかっても、いっそのこと「被保険者全員に通知を出すので安心して待っていて欲しい」といった方が親切だと思うのですが・・・(時効は無いんだし)
時間がかかるというのなら、少なくとも今年金の給付を受けている人を優先してやればいいと思うんですけどね。

もちろんものすごく経費はかかると思いますよ。
でも、今の相談体制にかかっている経費だって相当なものだと思いますから、国の責任として仕方が無いと思います。(まぁそれも全部税金なんですけどね)

と、そんなことを思っていたらizaの佐々木記者が「ねんきんあんしんダイヤルへの不満」というエントリーでそのあたりの疑問点について書いて下さっています。
佐々木記者の
『無理かな、と思えることをやらないとこれだけの不信感を解消出来ないような気もするのですが。』
という思い、まさに同感です。
政治家の方、お役所の方、まずは発想の転換をなさってみては・・・

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2007年6月20日 (水)

菅さんのオヤジギャグ

民主若手、菅氏の「オヤジギャグ」阻止へ必死

民主党の菅直人代表代行が、来月に迫った参院選で、年金問題をアピールする寸劇を披露しようと党内に提案。その内容が社保庁にちなんで社保“鳥”を登場させるものと判明し、若手議員らは「おちゃらけている場合ではない」と中止に追い込もうと必死だ。
 「参院選の遊説で寸劇をやりたい。その劇には鳥が登場するんだけど、何の鳥だと思う?」
 ある党内の会合で参院選の切り札を提案した菅氏。出席者らが首をかしげると、両手を羽のように動かしながら「社保鳥っていうんだよ」。ある若手議員は「思わず、ずっこけそうになった。オヤジギャグで受けをねらうようなテーマではないのに」とため息をつく。
 国会では、同党政調会長代理の長妻昭議員が年金記録紛失問題を追及し続け社会問題化。参院選の最大の争点となるのは間違いなく、同党にとっては、与党を過半数割れに追い込む大きな武器だ。それだけに菅氏の“奇策”に、党内からは「長妻議員がこつこつ追及してきた努力が水の泡になる」との懸念の声も。
 菅氏は国会閉会後にも党内で寸劇のお披露目会をする考えのようだが、「会期が延長されれば、お披露目会も延期になる。それまでに寸劇をやめてもらうように説得を続ける」(若手議員)という。
(政治ものニュース:イザ!産経新聞19:03)

な~んか民主党って余裕ですね!
それにしても「社保“鳥”」ってすごいこと考え付きましたねぇ。
菅さん、審議拒否してる間にも一生懸命考えてたんだろうな~
菅さんが両手を羽のように動かしながら「社保鳥っていうんだよ!!!」っていう寸劇をやってくれるのなら見てみたい!
若手のみなさん、邪魔しないで菅さんにお披露目会やらせてあげて下さいね。

なんか菅さんって憎めないなぁ・・・
ここぞ!というキメ台詞でおもいっきり間違えたりしてね。
あの暗~い執行部の中で、笑いの風を巻き起こしてくれる貴重なキャラクターですよ。

こんなこともあったでしょ。
慣れない横文字なんか使うから・・・

Kan1_2 


安倍さんの周りには、どうも最近の流行で言うと
セブレとでも言うんですか

そういうみなさんが多いって・・・



Kan2       >セレブ、セレブ


違いましたね
どうも私も苦手なものですから




Kan3


セレブとでも言うんですか




特大ブーメランが戻ってこないように気をつけてね♪

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2007年6月19日 (火)

本当は煙たい小沢代表

年金旋風で追い風の民主党 しかし、浮かない顔はナゼ?

「年金アリ地獄」にはまり込んだ安倍政権は、参院選惨敗の可能性も出てきた。望外の追い風に民主党はさぞ意気上がっていると思いきや、なぜか党内こぞって浮かない顔つき。それというのも「勝ったら、辞めると期待していた小沢一郎代表が続投しちゃうじゃないか」(中堅議員)とぼやき合っているからなのだ。
民主党の中堅・若手議員は、前原誠司・前代表をはじめ政策を語るのが大好き。「国会論戦より選挙区回れ」が口癖の小沢氏が煙たくて仕方ない。(中略)
元々参院選の結果、安倍首相が退陣したとしても、衆院で三百議席超の巨大与党が続く限り、政権は自民党内のたらい回し。民主党は参院選で勝っても、どの道今回は政権を望めない以上、関心とエネルギーは内輪の足の引っ張り合いに向かっていたが、「ポスト小沢」が必要なくなってしまうと、それもない。
「年金をネコババされたい人は自民党」と書かれたビラをまき、「年金とりもどし隊」と名付けた寸劇付きの全国キャラバンを用意して攻勢に出るが、今一つ熱気に乏しいのは、議員たちが「さて、小沢代表をどうしたものか」で頭がいっぱいだから?
(Yahoo!みんなの政治 - 政治記事読みくらべ - 週刊文春 -)

少し前の話題ですが面白かったのでUPしてみました。本文は長いので略しましたが、興味のある方はリンク先をお読み下さい。

民主党の中も大変ですね。選挙に勝っても負けても悩ましい・・・
私が今の民主党を支持できないのは、執行部の皆さんが旧社会党色の強い方たちだから。
でも、民主党の中でも保守系の議員さんたちの考えは同意できるところも多いので、旧社会党系の議員さん達がいなくなれば支持できるかもしれません。

内政問題で与党と政策の違いがあるのはいいんです、というか当然です。でも、外交問題であまりに政策が違いすぎるので恐ろしくて政権を任せられないのです。
民主党にいる保守派の議員さん達は、どうして内部から民主党を改革しようと思わないのでしょうか。私は期待して待っていましたが待ちくたびれました。

郵政選挙の後、「小泉-前原連立構想」が噂されましたが、当時の前原代表は「99.99%ない」って言いましたね。あの時前原さんが残りの0.01%の可能性に賭けていたら今頃日本の政界はどうなっていたのかな・・・

民主党の中堅・若手議員の皆さんは小沢代表が煙たいようですけど、私は小沢さんの気持ちもわからないではないです。
民主党の中堅・若手議員さん達って、経歴とかルックスとかみんな同じように見えてしまう。皆さんエリートだし、見た目もかっこいいし。なんとなく汗臭い現場とは程遠いイメージがあるんですよね。

でも、政治ってテレビに出て政策論争だけやっていれば良いわけじゃないでしょう。選挙区での地道な活動(いわゆるドブ板)も大事です。小沢さんは自民党の強みがこのドブ板にあるとわかっているから、自ら国会は欠席してでもドサ周りをしているし、中堅・若手議員のお尻を引っぱたいているんだと思います。

小沢さんの気持ちわかってあげてね。

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2007年6月18日 (月)

朝鮮総連と政治家

総連本部問題、政界に波及か…警察庁が重大関心 (夕刊フジ)

朝鮮総連中央本部(東京都千代田区)の土地、建物の売却問題で、警察庁は18日午前、全国の公安担当者に対し、「背後に政治家が絡んでいないか捜査せよ」と指示を出した。また、東京地裁は同日午後、整理回収機構(RCC)が朝銀信用組合から引き継いだ不良債権のうち、約627億円が総連への融資だったとして全額返済を求める判決を言い渡した。
 今回の売却問題をめぐっては、総連代理人で元日弁連会長の土屋公献弁護士と、中央本部の所有者となった(18日に契約解除)投資顧問会社の代表取締役で元公安調査庁長官の緒方重威氏を引き合わせた人物として、「地上げ専門」といわれた元不動産会社社長が浮上している。
【警察庁が重大関心】
 この元社長はバブル期に都内の地上げで名をはせ、与野党の大物国会議員から右翼関係者、総連幹部、芸能人まで幅広い交際で知られていた。
 また、緒方氏自身、出身の早大をはじめ幅広い人脈を誇っており、政治家との付き合いも指摘されている。
 このため警察庁では売買問題の背後に政治家がいる可能性もあるとみて情報収集に乗り出した。(以下略)
(Infoseek ニュース: 夕刊フジ2007年6月18日16時31分)

政治家がいる可能性って、可能性じゃなくて実際にいるでしょ。
叩けばほこりが出てくる先生方は与野党問わず沢山いると思いますよ。とりあえず角田義一前参議院副議長あたりから叩いてみたらどうですか。

角田氏には、寄付が禁じられている外国人団体である朝鮮総連系の「在日本朝鮮群馬県商工会」から献金されていたのではないかという疑惑。しかも政治資金収支報告書に記載もされていなかったのではないかという疑惑がありました。当初ご本人は疑惑を否定しましたが、領収書の控えが出てきてしまいました。すでに時効になっている話であり、ご本人は副議長の職を辞しているのでこれで責任を取ったつもりなのでしょうが、国民にとって納得のいくような説明があったとは思えません。

民主党は角田議員に対し「常任幹事会名による厳重注意」で済ませただけ。民主党の倫理規則によれば、これは大変軽い処分で軽いほうから二番目です。
ちなみに民主党の倫理規則は厳しい順に除籍▽離党勧告▽党員資格の停止のいずれかの「処分」か、公職の辞任勧告▽党公認または推薦の取り消し▽党役職の一定期間内の停止または解任▽常任幹事会名による厳重注意▽幹事長名による注意だそうです。
民主党自ら厳しい処分ができないのなら、この際警察庁に角田議員と朝鮮総連との関係を徹底的に捜査してもらって決着をつけたほうがいいんじゃないですか。もちろん、野党に限らず与党の政治家も徹底的に調査して欲しいです。

今回の朝鮮総連問題をきっかけに、警察庁もやっと重い腰を上げて動いてくれそうなので国民としては期待しています。どこからか圧力がかかって追求の手が緩むことの無いよう頑張って欲しいです。

この問題は年金問題とはレベルが違う我が国の国権にかかわる問題。
年金問題が吹っ飛んでしまうくらいの出来事。
今すぐ国会の委員会で取り上げてもいい問題だと思います。
年金問題に関して、『事務処理の話をいかにも政治の問題にすり替えて国民を不安に陥れるのは害であり、選挙や政局に利用すべきでない』とおっしゃったのは麻生外相ですが、本当にその通りだと思います。
年金問題は国家があってこそ論じられる問題。今その国家そのものの根幹を揺るがす問題が起きているのです。
それでも朝鮮総連問題より年金問題のほうが重要だと思われる方は、民主党を応援してあげて下さい。

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2007年6月17日 (日)

冷戦構造崩壊後の日本

ネットコラム「大礒正美の<よむ地球きる世界>」でおなじみの大礒先生の講演録が公表されましたのでご紹介します。
下記サイトにpdfファイルがリンクされています。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5562/column/latest.html

最近の国際情勢と日本の対応
(冷戦後、日本はなぜ沈没したか、知られざる盲点を抉る)
2007 年4月16 日
於:兜町平和ビル3 階会議室
静岡県立大学教授大礒正美

第1テーマ   冷戦の受益者という理解→→ 終結で逆になった15年
第2テーマ   中華の再興は日本がターゲット
第3テーマ   アメリカをどう理解するか
         ①すでに軍事帝国
         ②軍事組織の総掛かりシステム
         ③多民族化する指導層

本文は14ページありますが、是非お読み下さい。
とても要約できませんので、気がついたことなど少し書いてみます。

第1テーマでは、日本はなぜ世界第2の経済大国になれたのかがポイントで、大礒先生は日本にミリタリーという概念がなかったからとおっしゃっています。
日本が冷戦の間経済で一人勝ちしていたのは、アメリカに限らずすべての国が重要な部分をすべてミリタリーに囲い込んでいて市場に出していなかったから。
日本が世界の市場で戦っていた世界の国は実は2軍だったということ。
ところが冷戦が終わったら、アメリカ等の国々がミリタリーに囲っていたものをバッと市場に出してきたので日本は途端に太刀打ちできなくなってしまった。
冷戦後なぜ日本が沈没したのかはこれが理由。

第2テーマは中国との関係について述べられています。
やはりここでも問題となるのが慰安婦問題、遺棄化学兵器問題、歴史問題。
宮沢内閣と当事の河野洋平官房長官が行ってきたことがどれだけひどいことだったのか、改めて怒りがこみ上げてきます。
この頃どのような情報戦争が仕掛けられていたのかわかりませんが、未だに元公安調査庁長官と朝鮮総連の問題が出てくるようでは、この国全体が防諜関係からいったら全く丸裸同然と言われても仕方が無いですね。
情報戦争といえばこんなことを思い出します。
北朝鮮に拘留されていた元日経記者の杉島岑氏は平成14年(2002)7月25日に衆議院安全保障委員会でこう証言しています。
『特に公安庁に手渡した写真やビデオ、供述資料、これがことごとく北朝鮮情報当局に渡ってしまっていることが取り調べの初期の段階で露呈され、慄然としました。これはもう機密が漏れているというより、敵国側に情報提供するシステムができ上がっているとしか言いようがありません。』
酔夢ing Voice - 西村幸祐 -: 公安調査庁と社会保険庁の闇 参照)

こういう話を聞くと、年金も大事かもしれないけど、そもそもこの国の根幹が揺らいでいるんじゃないかとそちらのほうが心配になります。

第3テーマではアメリカの戦争に対する考え方が興味深かったです。
日本人とは根本的に考え方が違うのです。
例えば、アメリカは戦争で負けて引っ込んだようにみえて、それをすべて教訓にしてしまう。あれは教材だと考えます。
戦争は「兵器の実験場」。ブラッド・テストと言いますが、血を流し、流させて、兵器のテストを行う。
日本は1機のヘリコプターが落ちたら、「もったいない、10 億失われた。10 億あれば生活保護世帯にどれだけ回せたか」等々、単にロスとして考える。けれども、アメリカ人はロスと考えない。このあたりの感覚は日本人にはなかなか理解しにくいですね。

また最後に述べられている今後のアメリカの指導者層についても注目です。
とりあえず次の大統領選が大きな転換点になると思いますが、今後は多民族化、多人種化しているアメリカの中で、当然その指導者層も他民族化していくだろうということです。

大礒先生のお話には、思いがけない指摘があって非常に勉強になりました。

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2007年6月16日 (土)

悪口と言い訳は逆効果

安倍首相「ごみは一掃」と社保庁批判

安倍晋三首相は15日夕、都内で開かれたパーティーであいさつし、消えた年金問題をめぐる社会保険庁の対応について「親方日の丸的に、上から人を見るような気持ちがあったのは事実だ。こうした“ごみ”を一掃しなければいけない」と述べ、激しい表現で社保庁の体質を批判した。(以下略)
(日刊スポーツ:2007年6月15日)

社保庁のずさんな事務処理に国民は本当に怒ってます。怒ってはいますが首相自ら「ごみ」発言とは・・・
確かに社保庁の体質を〝ごみ〟に例えたくなる気持ちもわかります。でも一国の首相がこのような品位の無い発言をしてはいけなかったと思います。安倍首相の真面目で人柄が良いイメージがこれでは台無しですよ。

先日の自民党が民主党を批判するために作った政策パンフレットも評判が悪いので差し替えたとか。あれで民主党の菅代表代行を攻撃したかったのでしょうが、当の菅さんがそれほど反論しなかったこともあって結局は不発。相対的に『菅さんだけが悪いんじゃない』という世論に微妙に変わりつつありました。
安倍首相も自民党の執行部も、支持率低下に慌てふためいて冷静さを失っているような気がします。悪口を言うことと必死になって言い訳をすることは逆効果です。

小泉前首相が未だに人気がある理由のひとつに、「決して人の悪口を言わなかったこと」があると思います。
自分を批判する人がいても、決して自分のほうから批判したことは無かったですね。
小泉さんは30年来の秘書官、飯島氏にもグチの一つもこぼさなかったようです。

「これがこぼさないんだよね。総理と30年以上付き合ってきて、人の悪口言ったの聞いたことがない。普通、人間て何か気に食わないこといわれたりすると、あの野郎とか、冗談じゃねーやとか思わず言葉が出ちゃうじゃない。それがない。そういうとこ、総理の一番好きなとこだよ」
(長野日報 特集-小泉政権の周辺 小泉首相の素顔 –より引用)

小泉さんと比べると、民主党の菅代表代行は批判と悪口ばかりというイメージがあります。そういえば同じ民主党でも小沢代表は人の悪口は言わない人ですね。
田中角栄元首相も人の悪口は言わなかったようです。その点、真紀子さんはお父様には似なかったようですが。

甘い見方かもしれませんが、年金の問題は国民は案外冷静に見ていると思います。マスコミがオール民主党応援団になっていても、民主党の支持率がそれほど上昇しないのを見れば明らかです。
『民主党には投票したくないけれど、かといって今の自民党も情けないし・・・』という国民は意外に多いのではないでしょうか。もっと具体的に言えば『行き場を無くしている小泉前首相支持層』という無党派層が結構多い。そして、彼らの投票行動が今後どのように作用するかが鍵だと思います。
安倍首相は周りの雑音に惑わされずに、誠実に政策を訴え、淡々とご自身の信じる道を突き進んで下さい。

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2007年6月15日 (金)

文化度の高い中国のテレビ番組

メディアの辛口批評でおなじみの麻生千晶氏のコラム「メディア斬り」(フジサンケイビジネスアイ)はこのブログでも紹介させてもらったことがありますが、残念なことにWEB上に記事がありません。手厳しい内容ではありますが、いつも的確な指摘なのでなかなか考えさせられます。機会があれば紙面で読んでみて下さい。フジサンケイビジネスアイの毎週金曜日に掲載されます。

今日のタイトルは「真のセレブはセレブぶらない」でしたが、私が注目したのはコラム前半部分の中国と日本のテレビ番組事情のところ。
麻生氏の友人の方で中国の昆明にお住まいの方のお話です。その部分のみ引用させていただきます。

―――昆明に日本から友人が遊びに来たら、街といいマンションといいスーパーマーケットといい、便利さにおいて日本と変わりないので驚いて帰ったそうだが、何よりもテレビ番組が多チャンネル化していてびっくりしていたらしい。しかも、ドラマもドキュメンタリーも含めて内容が文化的に高く、確実に日本のテレビは追い越されているという。確かに共産党独裁による報道の規制はあるが、党員でない人は出世もしない代わりに結構おおっぴらに批判もしているそうだ。
彼女は帰国する度に日本のテレビが見るに堪えなくなっている、「私は吉本が日本のテレビをだめにした」と思っていると言った。教養もなさそうな使い捨てお笑い芸人に席巻されている現状は、世界的に見ても日本だけではないかという。「自分の国が帰国するごとに劣化しているのを見るのは情けない」と舌鋒鋭かった。―――
(2007年6月15日フジサンケイビジネスアイ 「メディア斬り」より引用)

中国のテレビ番組の水準がそれほど高かったとは予想外でした。多チャンネル化しているとのことなので、すべての番組が中国製ではなくて、外国から買っている番組もあるのではないかと思われますが、それにしても内容が良いのでしょう。

私はここ数年の間に、ニュース以外の地上波のテレビをほとんど見なくなってしまいました。NHKも受信料をしっかり払っているのに、必ず見るのは「風林火山」と時計代わりの「どんど晴れ」だけ。(「どんど晴れ」は突込みどころが多すぎて面白いですよ♪)
普段主に見ているのはCS放送です。CS放送はお金はかかるけど、見たい番組が必ずあるので満足しています。

日本はチャンネルの選択肢が少なすぎますね。しかも、デジタルの世の中だというのに、未だに県域放送という壁を作って地域間に情報格差があります。
番組の質を向上させる一番良い方法は、もっと多くの放送局に免許を与えて競争させることではないかと思いますが、既存のテレビ局が反対することは目に見えています。
しかし、このまま放置しておけば、既得権益に守られたテレビ局の番組が劣化し続けるのではないでしょうか。番組を外国に販売できるほどの質が確保されているのなら良いのですが…(ためしに日本のバラエティー番組を外国に売り込んでみますか?)

一つの提案として、2011年7月の地上デジタル放送完全移行を機に、総務省は思い切って数社に新規の放送局の免許を与えるというのはどうでしょうか。
テレビ東京は地デジ移行に合わせた新局構想があるようですが、とても良いことだと思います。
もし、放送業界には競争原理や構造改革は必要ないというのなら、既存の放送局はその理由を視聴者に納得できるよう明確にすべきでしょう。

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参院選の行方

小泉前首相は13日夜の会合で、今回の参院選について「結果がどうであれ、右往左往すべきではない」と強調したそうです。
すでに参院選での与党の敗北を予測しているような発言ですね。飯島秘書官も自民党は大敗する恐れがあると言っていました。
私もそれほどの大敗にはならないと思いますが、過半数を割り込むのは確実のような気がします。それも過半数を一人や二人程度割り込むのであれば、無所属や野党議員からの一本釣りで何とかなりますが、恐らくもっと微妙な数での負け方になるのではないかと思います。

参院で与党が過半数を取れなくても、衆院で与党が三分の二議席確保しているのだから、数字上は衆院で再議決すれば法案は通ります。
でも、実際はことごとく審議が滞ってしまう可能性が高いので、現実問題としてそんなことはできません。
そうなると衆議院を解散してもう一度民意を問うことになるのでしょうか。
しかし、再び与党が過半数を維持したら結局同じことですよね。どこまでいっても参議院が鍵を握ってしまいます。
しかも解散の無い参議院は、任期が6年と長いことに加えて3年毎に半数しか改選されない。すべての議員が入れ替わるのに恐ろしく時間がかかってしまいます。(それだからこそ長期的な視野で調査・審議ができるという長所があるのですが・・・)
衆議院がその時々の民意を反映できることに対して、参議院とのズレが生じてしまいます。

そもそも参議院の役割というのは、衆議院の行き過ぎをチェックし、足りない点を補完してバランスをとることです。ところが、郵政選挙の時に明らかになったように参議院が政局の場と化してしまいました。参議院選挙は政権選択選挙ではないにもかかわらず、すでに現在政局になろうとしています。これでは『良識の府』が泣きます。
参議院の議決次第でこの国の方向性が決まってしまうのでは参議院の権限が強すぎるのではないか、との議論は以前からありましたが、参議院の役割と共に考え直さねばなりません。

一番すっきりするのは与党の参院選敗北を機に政界大編成が起こること。自民も民主も双方に左から右まで様々な議員がいますので非常に主張がわかり難いですね。また、公明党との連立に疑問を抱く自民党支持者も多いことでしょう。政治が不安定になるのは望ましいことではありませんが、いずれ政界大編成をしなければならないのであれば起こって欲しい。そういう動きになるのであれば、与党が敗北することも決して悪いことではないのではないか、最近はそんな風に考えています。

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2007年6月14日 (木)

不可解な会見

朝鮮総連本部購入「一点の違法もない」…元公安長官が会見(読売新聞)

在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部(東京・千代田区)の土地と建物を購入した投資顧問会社の社長で、元公安調査庁長官の緒方重威(しげたけ)氏(73)が13日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「朝鮮総連側からの依頼で購入を引き受けた。一点の違法もない」などと、適正取引であることを強調した。
 朝鮮総連は、2005年11月、整理回収機構から、不良債権の約628億円の全額返還を求めて提訴され、18日に判決を控えている。
 緒方氏によると、この判決を念頭に、今年4月、朝鮮総連側の代理人から「売却したい」との依頼があり、迷ったものの、「在日朝鮮人の権利を擁護する場所は必要だ」と感じ、売却代金を整理回収機構側に弁済することなどを条件に提案を承諾したという。
(goo ニュース:2007年6月13日(水)22:22)

『それは ひょっとしてギャグで言っているのか!?』
というAAを見ましたが、まさにそうとしか思えないようなニュースです。

この緒方重威氏は平成5年7月から2年間公安調査庁長官を務めた方です。
平成5年7月といえば宮沢内閣の末期。ちょっと気になるのでその後2年間の内閣の変遷を調べてみました。

宮沢内閣が平成5年8月9日まで
次の細川内閣が平成5年8月9日~平成6年4月28日
次の羽田内閣が平成6年4月28日~平成6年6月30日
次の村山内閣が平成6年6月30日~平成8年1月11日

緒方氏が長官であった2年間に4つも内閣が変わっています。私はこの頃を日本政治の暗黒時代だと思っているのですが、皆様はどう思われますか?
河野洋平官房長官の慰安婦問題についての談話が発表されたのは宮沢内閣末期でした。
元慰安婦からの聞き取りが終わったのが平成5年7月30日。そのわずか5日後の8月4日、河野談話が発表され、8月9日宮沢政権は総辞職をしました。
保守政権が力を無くし、リベラルな勢力が台頭してきたこのタイミングを近隣諸国は見逃さなかったのでしょう。この頃のことを「日本は仕組まれた情報戦争に敗北した」と指摘する識者もいます。

朝鮮総連は破壊活動防止法の適用も検討される公安調査庁の指定団体でもあるのですが、なぜ元公安調査庁長官ともあろう方が今回のような発言をなさるのでしょう。
穿った見方かもしれませんが、緒方氏が長官であった時代に左翼的思想の政権の影響を受けてしまったとも考えられます。会見での「一点の違法もない」とか「朝鮮総連を追い出せば、在日の人のよりどころが失われる」という発言からも、完全にあちら側の立場に立って発言していますものね。
緒方氏の発言の背景に何があるのか、是非調査していただきたいと思います。

公安調査庁:イザ語辞典

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2007年6月12日 (火)

すでに選挙モード

小泉前首相の政務秘書官を務めた飯島 勲氏、安倍政権は「政治手法が違う」と批判

小泉 純一郎前首相の政務秘書官を務めた飯島 勲(いさお)氏が12日、都内で講演し、安倍政権について、「政治手法が違う」と批判した。
小泉前首相秘書官の飯島氏は「(安倍内閣と小泉内閣の)1つ1つの手法が相当違うかなと感じる」、「批判じゃない言葉を選ぶのは厳しい」などと述べた。
飯島氏は、郵政民営化に反対した議員の自民党への復党や年金、公務員制度改革、拉致などの問題において、「安倍政権の政治手法は間違っている」と批判した。
また、7月に予定される参院選について、「現状では、与党が過半数を10議席以上割り込む大変な事態に陥るとみている」として、自民党が40議席程度の大敗をしかねないとの厳しい予測を示した。
(FNN Headline 2007/06/12 19:13)

あぁ飯島さんついに言っちゃいましたか・・・
「批判じゃない言葉を選ぶのは厳しい」ってことは批判と受け取っていいのかな。
ただ、こういう報道はノーカットの発言を聞かないと正確な判断ができないんですよね。どうしても編集側が都合の良いように印象操作をしようと考えますから。
でもまぁ飯島さん、以前から安倍首相に対していろいろ思うところがあったのでしょう。この発言はかなり安倍政権に対しての本音が出ていると受け取っても良いんじゃないでしょうか。

早速この話題が掲示板で取り上げられていましたが、ほとんどの書き込みが「小泉さん批判、安倍さん擁護」だったのには驚きました。
でも冷静に考えればよくわかるんですよね。
『あぁもう選挙モードに突入しているんだな』と。
民主党を中心とする野党支持者の方たちは、今でも安倍さんよりも小泉さんの方が怖いのでしょう。大事な選挙前に小泉さんに出てこられては困りますからね。とりあえず飯島さんを叩いておこうということなのではないかと・・・

一方こんなニュースもあります。

小泉、森氏が安倍首相激励=福田氏をしのぶ会で

故福田赳夫元首相の13回忌に当たり、元首相をしのぶ会が12日午後、都内のホテルで開かれ、安倍晋三首相をはじめ、小泉純一郎前首相、森喜朗元首相らが出席した。
 しのぶ会では、小泉氏が「『首相というのは苦労は当たり前。大事争うべし、些事(さじ)構うべからず』と言った福田先生の言葉を胸に秘め、職責を果たしてほしい」と首相を激励すると、森氏も「政局でいろいろな動きがあるが、些事に構わず大事を争えという福田先生の言葉を、しっかりと政権運営に生かして」と助言した。
(Yahoo!ニュース - 時事通信:6月12日21時1分)

な~んだ、小泉さんも森さんもしっかり安倍さんをフォローしてるじゃないですか。
飯島さんも含めて、実はみんなで一芝居打ってるんじゃないのか?と疑いたくなります。
2005年のミモレット事件、懐かしいですね。
野党の皆さんも、純ちゃんたちにだまされないようにお気をつけて。。。

Koizumimori_1 

何を話しているのやら・・・

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2007年6月11日 (月)

能楽堂の字幕

Jimaku 前回行った時に気がついたのですが、いつの間にか国立能楽堂の座席に詩章などを表示するモニターが設置されていました。しばらく能楽堂から遠ざかっていたので知らなかったです。(昨年11月に設置されたようです)

モニターは自分の席から見て前の席の後ろ側に埋め込まれており、ON、OFFのスイッチがついています。また、モニターを見たくない人の邪魔にならないように、液晶の画面は隣の席からは見えないように工夫されています。

前回、今回とモニター付きの舞台を二度観ましたが、あれは賛否両論あるのではないかと思いました。
恐らく「モニターの字幕を追うのに精一杯で舞台を見なくなってしまうのではないか」という意見が一番多いのではないかと思います。

昔はモニターなどありませんでしたから、モニターの代わりに「謡本」や「パンフレットの詩章」を夢中になって見ていらっしゃる方がいました。
せっかく舞台で素晴らしいお能が演じられているのに、見ないなんてもったいない、と私などは思ってしまうのですが・・・
また、演者の方も「舞台に集中していただけないだろうか」という思いがあるのではないでしょうか。

でも、初めてお能を御覧になる方にはモニターの詩章の表示は大変わかりやすいものですし、ご年配の方にも読み易いように文字の大きさも工夫されていて、なかなか良い物だという気も致します。

本当は舞台をご覧になる前にある程度予習をしていただくと、それほど字幕のお世話にならないとは思いますが、なかなか難しいですね。
お能は難解だというイメージがありますから、能楽に親しんでいただくという意味でこのような工夫がなされたのでしょう。
私もオペラ公演では字幕のお世話になっていますので、一概に批判できません。

ところで、今回このモニターのことでちょっとした問題点を見つけました。
私の斜め前のほうの席の方がモニターをつけていらっしゃったのですが、何かモニターのところをしきりに触っています。
『スイッチを入れたら後は触るようなものは無いんだけれど何かしら・・・』
と不思議に思いよく見ると、その方のモニター画面が前の席の女性の髪の毛で隠れてしまっていて、それをそっと払い除けているところだったのです。

こういうのって本当に困りますよね。
前の席のロングヘアの女性の方も、まさか自分の髪の毛が後ろの方のモニターを覆っているとは気がついていませんし、静寂の中、なかなか注意するというわけにもいかず困ってしまいます。

開演前に「携帯電話の電源を切って下さい」「撮影・録音は禁止です」の注意事項がアナウンスされますが、できれば「髪の長い方は後ろのモニターに髪の毛がかからないようにご注意下さい」という言葉も加えたほうがいいんじゃないでしょうか。

モニターで「ちょっと詩章を確認したいな」と思う方も結構いらっしゃると思うので、これは能楽堂側で何らかの対策をしていただきたいですね。

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2007年6月10日 (日)

山また山に山廻り

土曜日に国立能楽堂で「山姥」白頭を観ました。
シテは関根祥六師。

この山姥はいわゆる鬼女なのですが、鬼女物といわれる曲の中では少し異質です。能における鬼女は「葵上」「鉄輪」「道成寺」など嫉妬、恨み、執念などのために鬼と化したものが多いのですが、山姥の鬼女はちょっとかわいげがあるんですね。わかりやすく言えばこんな感じでしょうか。

『百万山姥という曲舞で有名な女がいるようだけど、私こそ曲舞で有名だったんだよー、なのに誰も自分のことを気にかけてくれないの。ええいっ! それならば日を暮れさせてこの女曲舞たちを私の庵に泊まらせてしまおう。ねえねえ百万山姥さん、なぜ私のことを気にかけてくれないの?さあ謡いなさい。そして私の舞を見なさい。私こそ本当の山姥よ、本当の山廻りってこういうものよ~』

恐れながらも百万山姥たちはあっけにとられたことでしょう。
厳しい上路越えの旅の途中に、いきなり日が暮れてしまうのですからオロオロしてしまいます。
ネットでいう「かまってちゃん」みたいな鬼女ですね。
ネットの「かまってちゃん」は嫌われますが、この鬼女はどこか憎めないです。
「愛すべきかまってちゃん」と言ったほうがいいかな。

  ・・・ある時は山賤の、
  樵路に通う花の蔭、
  休む重荷に肩を貸し、
  月もろともに山を出で、
  里まで送る折もあり・・・

この詩章からすれば、重い荷物を持った旅人にそっと肩を貸し里まで送ってくれるなど、とても親切な鬼女です。でも鬼女の姿はあくまでも仮の姿であって、普段は人間の目には見えません。山陰にひっそりと佇む霊のようなものと考えてもよいでしょう。
また次の詩章からは違う見方も考えられます。

  ・・・廻り廻りて、輪廻を離れぬ、
  妄執の雲の、塵積もって、山姥となれる・・・

「山姥とは妄執の雲の塵が積もったもの」と言っています。
「妄執の雲」とは何でしょうか。
厳しい山廻りを人間の人生と考えれば、これは迷いながらも生きていかなければならない我々人間の姿と捉えることもできます。
いろいろな捉え方があると思いますが、それは見る人それぞれでよいと思います。

後半部分の迫力のある舞は、山廻りの厳しさを表すと共に、山の精としての神々しさを感じさせるものでした。
後シテの面は「山姥」で、この山姥の能のみに使います。とても品位のある面です。

~「山姥」あらすじ~
山姥の山めぐりの曲舞(くせまい)で有名になった都の遊女が居て、名も百万山姥と呼ばれていた。その遊女が男たちを連れて善光寺へ参る途中、越後の上路(あげろ)の山にかかると、日中なのに急に暗くなった。そこへ中年の女が現れ、自分は実は山姥だが、例の山姥の曲舞が聞きたくて日を暮れさせたのだと言って立ち去る(中入)。夜がふけるとまことの姿の山姥が現れ、遊女の謡う曲舞に合わせて舞った末(<クセ>)、本当の山めぐりのさまを見せ(<立廻リ>)、峰を伝い、谷を駆けて姿を消す(<ノリ地>)。

(注)
クセ(曲):
能の謡事小段の一種。中世の流行芸能である<曲舞くせまい>を取り入れたもので、七五調を基準とした叙事的韻文の楽曲。謡事の中でも長大な部類に属し、一曲の中心部分に位置する。

立廻リ:
舞台上を静かに動きまわる働事。

ノリ地:謡事の小段名。拍子合で、一字を一拍にあて、第一字が第二拍にあたるのを基準とする大ノリの謡による小段。神・鬼畜・精・幽霊など霊体の人物の登場直後や舞事の後などに多い。
―出典:「能・狂言辞典」編集委員・・・西野春雄+羽田昶(平凡社)1992年―

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2007年6月 8日 (金)

大丈夫ですか?

<独サミット>ブッシュ米大統領、腹痛訴え午前の会合欠席

ブッシュ米大統領は8日朝、腹痛を訴え、午前のサミット会合を欠席した。米政府高官によると、食あたりの可能性があるが病状は深刻ではない。大統領は数時間後サミットに復帰し、予定通りサルコジ仏大統領と約1時間会談した。8日午後にドイツをたち、ポーランド、イタリアへ向かう予定にも変更はない。
(Yahoo!ニュース - 毎日新聞:6月8日20時33分)

プレッツェルで喉を詰まらせたり、自転車でこけたり、ブッシュさんってお騒がせな人ですねぇ。でも大事に至らずよかったです。


Bush2_1

ううっ、お腹が・・・
でも我慢我慢・・・



何かみんな楽しそー・・・G81

G82

お腹たいしたこと無かったみたい☆.。.:*・゜`

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民主党は官僚組織と立ち向かい戦います

民主・菅代表代行 公務員法案の通過で自民を批判

民主党の菅直人代表代行は7日の記者会見で、官僚の天下り規制を強化するための国家公務員法改正案が衆院を通過したことに関し「(官僚は)天下り先を何回変えても高額の収入と退職金を得る。官僚階級が国民を搾取しており、自民党が天下り野放し法案を押し通した」と批判した。
 同時に「官僚組織に立ち向かい戦えるのが民主党か自民党か、参院選の大きな争点だ。国民に判断してもらいたい」と述べた。
(産経新聞 2007/06/07 18:03)

菅さんも苦しいですね~
菅さんが言ってる「官僚組織」というのは、ご自分でも「官僚階級が国民を搾取」と言ってるように、高級官僚のことを意味していると思うんです。決して役人全体を意味しているのではないです。そうでも言わないと民主党の支持母体である自治労などの反発を食らいますから。

民主党の本音は、本当は公務員改革なんて積極的にやりたくないのでしょう。でもそんなことを言ったら国民から非難されるので、高級官僚=悪、その他一般の役人=善、という図式に持っていきたいのだと思います。でも、それはかなり無理があると思いますよ。

今回の社会保険庁の入力ミス問題においても、高級官僚と比べて圧倒的に人数の多い現業部門の末端職員が怠惰だったことに問題があります。また「お手盛り手当て」といわれる税金の無駄遣いだって一般職員のためのものでしょう。

そして、民主党の方たちが官僚批判をする時に必ず言うのが高級官僚の天下り問題。
天下り白書などでは中央官庁の高級官僚の渡り鳥問題が主に批判されますが、天下りというのは決して高級官僚だけやっていることではないです。一般職員がどれだけ民間企業に天下りしているか調べたら大問題になると思うのですが、なぜかこういう調査はしないのですね。
公務員改革を徹底的にやるのであれば、圧倒的に多い地方公務員の一般職員の天下りまで手をつけなければいけないと思うのです。これをやったらすごいことになると思うんですが・・・

ちょっとソースはどこだったか忘れてしまったのですが、天下りの受け入れ企業側の調査で、「天下りの職員を受け入れるのは迷惑」と答えていた企業がとても多かったんですね。
当たり前ですよね、官製談合問題などをみてもわかるように、天下り職員を受け入れなければ仕事を受注できないので仕方なく受け入れているだけで、本当は迷惑以外の何者でもないのです。

「官僚組織に立ち向かい戦えるのが民主党か自民党か、参院選の大きな争点だ。国民に判断してもらいたい」と菅さんが主張するのならば、一般公務員の改革まで踏み込んでもらわないと。
菅さんが、これが争点だと言うのなら、自民党は受けて立てばいいと思います。

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2007年6月 5日 (火)

年金記録問題について

首相、年金を争点化 「正面から取り上げないと勝てぬ」

年金記録問題などで内閣支持率が下落している安倍政権は4日、この問題を参院選の争点にすえる野党に対抗しようと動き始めた。首相は公約の最重要政策に年金問題の解決策を明記するよう自民党政調幹部に指示。柳沢厚生労働相も同日、照合作業の具体的なスケジュールを示すなど巻き返しに出た。一方、自民党がこの問題で作成したチラシには党内からも批判が寄せられるなど歯車がかみあわない対応も出ている。
 4日朝、首相は自民党の中川昭一政調会長、河村建夫政調会長代理、舛添要一参院政審会長と官邸で会談し、参院選の公約について「年金問題と医師不足対策の二つを緊急に最重要政策として採り入れてほしい」と指示した。当初は憲法改正や教育再生など首相の持論を「目玉」とする方針だった。しかし、年金記録問題の解決について「年金を正面から取り上げない限り選挙は勝てないとの認識で一致した」(舛添氏)という。公約は計155項目にまとめ5日に正式発表する。
(goo ニュース 朝日新聞:2007年6月5日(火)02:34)

前に書いた「年金問題は選挙の争点なのか」という話がちょっと中途半端に終わってしまったので、もう少し考えてみようかな、と思っていたところこのニュースです。
この首相の方向転換に私は賛成できません。
なぜなら、これから新たに年金の制度設計をする論点ならともかく、今問題になっている年金記録問題は長年放置されてきた問題をいかに解決するかということなので、与野党協力すべき問題だからです。

支持率が低下して首相もあせってしまったのかもしれませんが、これでは野党の思う壺ではありませんか。
本当に年金問題を正面から取り上げれば勝てるんでしょうか?

年金問題ってすでに3年前に大問題になっていましたね。3年前に問題になっていたのは未納問題、年金の一元化、年金資金の流用問題などで、この時すでに自分の年金の記入漏れがないかどうか不安だった人は社会保険庁に調べに行っています。私もその時確認に行き、記録を打ち出してもらって安心しました。

今回の論点は宙に浮いた年金の話に特化されているけれど、なぜ3年前にそのことがもっと議論されなかったのか不思議です。民主党はとにかく3年前は年金の一元化にこだわって、与党との協議に入ろうとしなかったですね。与党は一元化の前提として厚生年金と共済年金の一元化から議論しようとしていたのですが、自治労など公務員組合の勢力をバックにしている民主党は共済年金に手をつけさせたくないばかりに、一元化を隠れ蓑に議論に応じなかったです。

なぜあの時民主党は今回問題となっている名寄せの問題に切り込まなかったのでしょうか。
社保庁のずさんな事務処理は、当の社保庁の職員の間では公然の秘密だったと聞きます。民主党は今ことさらに政府の責任を追及していますが、組合の反発を恐れてこの問題に手をつけることができなかった民主党にも同等の責任があるのではないでしょうか。

民主党は3年前の参議院選挙では国民の不安を煽り立て、それなりに議席数を伸ばしましたが、その後の3年間で結局一元化も議論できず、議員年金の廃止問題も中途半端に終わってしまいました。「年金の党・民主党」ならば、この3年間徹底的に年金問題を議論すべきだったのではないですか。まぁ民主党としたら全部与党のせいだと言うのでしょうけど。

あの時は任意加入期間が未納の議員までむやみに暴き立てて本当にひどかった。(しかも社保庁職員のデータの盗み見で!)小泉前総理なんて「任意加入期間でもダメなものはダメ、小泉は辞任しろ!」とまで言われてむちゃくちゃでしたよ。民主党は選挙のために年金問題を利用しただけといってもいいです。また今回もその手法で参院選を戦おうとしているのは明らかで、冷静な国民なら二度もだまされないでしょう。

民主党にも苦しい党内事情がありますから大変ですね。
政治と金の問題に踏み込めば、小沢代表が事務所費で不動産を取得していた問題や角田前参院副議長の朝鮮総連からの不法献金問題を与党から追及されるのは明らかで、ここは年金問題一つに絞って選挙の争点にするしかないのでしょう。

角田議員の朝鮮総連からの不法献金問題は売国行為であって、なぜ未だに与党がこの問題を追及しないのかさっぱり理解できません。またこの問題に関するマスコミの沈黙も不気味です。マスコミの皆さんは民主党の不祥事には甘いですからね。

年金記録問題は制度自体が悪かったのではなく、制度運用時の事務処理にミスがあったことなので、いわば終わってしまったことの後始末をどうするのかということ。二度とこのような問題が起こらないように実効性のある再発防止策を講じることが重要なのです。

ニュースによると、経済同友会の桜井正光代表幹事は記者会見で、公的年金の加入記録のうち、5000万件が誰のものか確認されないままになっている問題について、過去の記録の確認作業を速やかに進めるには、民間の人材も活用した新たな体制を整えるべきだという考えを示したそうです。
こういう建設的な提案もあるのですから、民主党の皆さんも一緒になって協力して欲しいんですけどね。

最初にも言いましたが、これは選挙とは切り離して与野党が協力して解決していかなければならない問題です。
でも、民主党としては、この問題を早々と解決されては困るんですね。何としても参院選までこの問題を引きずって選挙の争点にしなければならない。

確かに国民が不安に感じていることはわかるのですが、この問題を選挙の争点にした民主党及び同じ土俵にのってしまった安倍首相の考えは理解できません。もちろん年金問題は大事ですけど、こんな時に北朝鮮からミサイルを打ち込まれたらどうするんでしょうか。

やはり選挙の争点は憲法や安全保障政策など、国家の根幹に関わる問題で正面から野党と戦って欲しい。(どこかの党はそれをやられると党内がバラバラになるそうですが・・・)

安倍首相はもっと御自分の考えに自信を持って欲しいと思います。

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2007年6月 4日 (月)

元SPさんが参院選出馬

元警視庁SPが参院選出馬…国民新党が擁立
警備・安全対策のスペシャリスト工藤敏隆氏

 国民新党は4日、7月の参院選に、元警視庁SPで警備会社部長の工藤敏隆氏(46)を、茨城選挙区から擁立することを決めた。近日中に正式発表する。日本の治安不安が叫ばれる中、警備・安全対策のスペシャリストであるSP出身者が初めて政界を目指す。
 工藤氏は1960年、神奈川県生まれ。茨城県龍ヶ崎市在住。79年に警視庁警察官を拝命。高井戸署や成城署、機動隊勤務を経て、94年に警備部警護課の警護官(SP)に抜擢された。
 首相官邸詰めをはじめ、首相や参院議長、亀井静香建設相(現・国民新党代表代行)の警護を担当。98年に退官し、警備会社で業務開発を行うとともに、亀井氏の後援会事務局に籍を置いてきた。
 身長181センチ。学生時代からバレーボールを始め、警視庁時代も選手として活躍。最近まで、地元のママさんバレーボールチームの監督も務めていた。
 工藤氏は夕刊フジの取材に「ここ数年、異常な事件が多発している。政界に身を置いて治安対策に万全を期すだけでなく、かつて世界中から『素晴らしい』と評価された日本人の精神を取り戻したい」と意気込みを語る。
 後見人的立場の亀井氏も「彼は勇気と優しさを兼ね備えた男。政治に筋を通すにはピッタリだ」とエールを送っている。
(ZAKZAK 2007/06/04)

SP出身の方の立候補って初めてなんですね。
首相の警護も担当されていたとありますが、どなたの時でしょうか?
98年に退官されているので、橋本元首相の警護をしていらっしゃったのかも。

SPさんて超エリートなんですよね。柔道や剣道の3段以上、拳銃上級などの資格のほかに語学も堪能でなければならないとか、もちろん身長の条件もあったりとか、もうとにかくすごい方たちです。

小泉さんが首相の時はよくお見かけしましたが、皆さんかっこよくて顔も条件のひとつなんじゃないかと思いました。そういえば女性のSPさんで超美人の方がいらっしゃったなぁ…

話が選挙のことから離れてしまうんですが、身辺警護っていうと映画「マルタイの女」を思い出します。(以前スカパーで伊丹十三特集をやっていたので御覧になった方も多いのでは)
命がけで女優ビワコ(宮本信子さん)を警護する立花刑事(西村雅彦さん)の姿を見ていると、もし私がビワコだったら立花刑事を好きにならずにはいられないと思ってしまいました。だって24時間一緒にいて自分を護ってくれるんですから、一人の男の人として意識しちゃいますよぉ~

以前聞いた話なんですが、国務大臣を辞めるとSPさんはつかなくなるので、なんとなく不安というか寂しいという気持ちからか自費で護衛の方をつける議員さんがいらっしゃったとか。
いやぁその気持ちわかりますよ。寂しくなっちゃうんですね、きっと。
マルタイ(護衛対象者)になるってことは周りに危険が迫っている人ってことでしょうが、そんなこととは無縁の私も、一度SPさんについてもらいたいな~なんて思ったり・・・
すみません、つまらないこと考えたりして。でも、そういう経験してみたいです。

話を元に戻しますが、工藤さんは亀井さんのSPさんをやっていた方なので国民新党から出馬されるのでしょうが、政党には関係なくSPさん出身の議員さんが一人くらいいらっしゃってもいいかもしれませんね。
選挙頑張って下さい。

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2007年6月 2日 (土)

著作権の保護期間は延長すべきか

このブログタイトルは「浮雲」と「変幻」の二つの言葉からできています。

浮雲=空中に浮かんでいてあちこちと漂う雲
変幻=姿がたちまち現れたり消えたりすること

日々浮かんでは消えてゆく様々な思いを雲にたとえて、ある作品の中から頂いた言葉です。
ある作品というのは国木田独歩の『武蔵野』。

九月七日――「昨日も今日も南風強く吹き雲を送りつ雲を払いつ、雨降りみ降らずみ、日光雲間をもるるとき林影一時に煌めく、――」
 これが今の武蔵野の秋の初めである。林はまだ夏の緑のそのままでありながら空模様が夏とまったく変わってきて雨雲の南風につれて武蔵野の空低くしきりに雨を送るその晴間には日の光水気を帯びてかなたの林に落ちこなたの杜にかがやく。自分はしばしば思った、こんな日に武蔵野を大観することができたらいかに美しいことだろうかと。二日置いて九日の日記にも「風強く秋声野にみつ、浮雲変幻たり」とある。ちょうどこのころはこんな天気が続いて大空と野との景色が間断なく変化して日の光は夏らしく雲の色風の音は秋らしくきわめて趣味深く自分は感じた。

大空に浮かんでは消えてゆく雲の姿が目に浮かぶようです。日本語とはこんなにも味わい深く美しかったのかと改めて思い起こさせてくれました。
「読んでみようかな・・・」と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はこの作品、ネット上で読むことができるのです。
その名は『青空文庫』
著作権の保護期限切れの本をボランティアの方が入力し、ネット上で公開している文庫なのです。

本日の朝日新聞別冊に「誰のための著作権延長か」という記事が載っていました。ここでは日本における著作権の保護期間を、現在の50年から70年にすべきかどうかの議論が検証されており、記事中にも『青空文庫』の紹介があります。

国木田独歩が亡くなったのは明治41年(1908年)なので、没後約100年経ち当然著作権の保護期間は過ぎています。それで『青空文庫』でも読むことができるわけです。
『武蔵野』は有名な作品なので現在でも本を入手することは可能ですが、作者や作品によっては『青空文庫』でなければ事実上読めなくなっているものも多いそうです。

しかし、50年の保護期間をさらに20年延ばすとなると、権利者の許可無くネット公開はできなくなるので、一般の人たちの目に触れることなく死蔵されてしまう作品が増えてしまうことになります。

保護期間延長によって得られる利益を受け取れるのは、ほんの一握りの作者やその遺族に限られてしまいますが、その方たちの権利を守ることと、一方で、利益は見込めず死蔵されていく多くの作者・作品の発表の場をいかにして確保するかのバランスが難しいところです。

ヨーロッパやアメリカはすでに保護期間は70年となっており、特にアメリカは映画や音楽の輸出大国であるため、日本に対して延長を求め続けています。
欧米が主張する70年という期間に正当な根拠があるのならば、日本も国際基準に従わざるを得ないと思いますが、どうも説得力のある根拠に乏しいようです。
ヨーロッパはEU統合の際、保護期間が最も長かったドイツに合わせただけで、アメリカもそれに追随しただけだからです。

しかもタイミングが悪かったのが、ネット革命前に欧米が保護期間を延長したことです。
朝日新聞の記事によれば、『欧州が延長した93年はウィンドウズ95すらなく、米国の98年はグーグルが産声をあげた年だ。実に間の悪いタイミングだったとも言える』と書かれています。

『青空文庫』に代表されるようにインターネットの発信力は絶大です。インターネットを介して作品を支持している多くのファンが作品を生かしているといっても良いかもしれません。
保護期間延長は日本独自の観点から判断すべきでしょう。

※朝日新聞の記事は2007年6月2日(土)「be on Saturday」より引用しました。

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2007年6月 1日 (金)

年金は選挙の争点なのか

小沢氏は無責任と批判=「年金に詳しくない」発言で-安倍首相

安倍晋三首相は31日午後、都内のホテルで、夏の参院選に向けて開かれた自民党支援団体の総決起大会であいさつし、先の小沢一郎民主党代表との党首討論に触れ、「小沢氏は『わたしはあまり年金に詳しくない』と言った。年金を参院選の争点にすると言った党首が『詳しくない』と言って、対案を説明しないのは極めて無責任な姿だ」と批判した。
(Yahoo!ニュース - 時事通信:5月31日19時1分)

私は党首討論は見ていないのですが、いろいろ調べてみると安倍首相から対案について聞かれた際、小沢代表は『私は年金の素人ですから・・・』と発言したようです。安倍首相はその時のことをおっしゃっているのですね。

『年金のことなら民主党にお任せ下さい!』ってくらい年金のことで勢いづいていた政党の代表が素人発言ですか・・・( ゚д゚)ポカーン

そんな民主党についてネットでこんな書き込みをみつけました。

 速やかに対策すべきだが議論を急ぐ必要は無い
 議論はしたが議論内容は関係ない
 委員会で妥結したが採決では反対する
 全面的に異論があるが対案は無い
 独自案は出すが出した独自案にも反対である

あまりに今の民主党のことを言い当てているので笑ってしまいました。
民主党の発言や行動をよぉ~く見ていると、言っていることとやっていることが矛盾していることがすごく多い。
でも、民主党に不利な場面はニュース映像ではカットされてしまうので、真実を知らない国民の方は多いんですよね。

だからといって、私は自民党が民主党を批判するために作った政策パンフレットもあまり良いことだとは思わないのです。
パンフレットの中にはこのようなことが書かれていて菅直人氏を批判しています。

 「基礎年金番号導入の閣議決定→※菅直人厚生大臣」
 「切り替え業務開始→※菅直人厚生大臣」
 「基礎年金番号実施関連省令改正→※菅直人厚生大臣」
 「※現在、民主党の代表代行です!」

これに対して菅氏は、『実際に作業が開始されたのは小泉厚生大臣の時だ!』と反論しているようです。

こういう泥仕合って国民にとってはうんざりなんですよね。
本当に大事なことは、とにかく今困っている国民をいかにして救済するかが急務であって、それには与野党協力して問題解決に取り組まなければならないということです。

民主党の皆さんは、3年前の選挙で年金問題で躍進した夢をもう一度見たいのでしょうが、年金問題を選挙の争点にするのはやめるべきです。
それよりも、ここで与党と協力して問題解決に当たったほうが責任政党としての民主党のイメージアップにつながると思いますが。

それがわかっていただけているのであればとっくに政権交代が行われていたでしょうね。

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