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2007年1月31日 (水)

永田町の一日

小泉前総理時代はよく国会に行っていたのですが、安倍総理になってからはなんとなく足が遠のいていました。月曜日から通常国会の代表質問が始まったのですが、今ひとつ行く気がしなかったんですよね。でも今日、自民党の国際局セミナーで町村先生(マッチー)が講演会を行うというので、国会とマッチーの両方を見ることができるという私的に非常においしいメニューだったので行って参りました。

代表質問など総理大臣が国会で答弁する場合、大抵NHKがTV中継をするので、政治にあまり関心がない方でもTVでやっているのを見たことがあると思います。

「TV中継するんだから、わざわざ国会まで見に行かなくてもいいじゃん」と普通の方は思うでしょう。ところが実際に傍聴席から見る風景は、TVのような切り取った画像と違うので、ものすごくワイドで迫力があります。またTVだとあまり野次とか目立たないんですが、実際はものすごい下品な野次が飛び交ってます。(今日はほとんど民主党席でした)

傍聴席は議場の上のほうにあるので、議員さんたちを見下ろす形になるんですね。人間っていうのは上から覗かれるということに対して割と無防備なので、なにか怪しげな記事のコピーを回し読みしていたり(これは民主党席)、席から離れて他の議員とヒソヒソ打ち合わせをしていたり(これは社民党)といった行為が上から丸見え。

本当は本会議より予算委員会のような委員会の傍聴の方がはるかに面白いのですが、これは衆院はもちろんのこと、参院でも議員さんのところから傍聴券をもらわないと見ることができないので面倒です。とりあえず国会傍聴してみようかな・・・と思ったならば今日のような参院本会議が手続きも簡単ですからお勧めです。話は違いますが、参院の売店でも「太郎ちゃんの牛乳カステラ」売ってましたよ~

Machimura

午後も自民党に行くまで時間があったので、お昼をはさんで午後も再傍聴しました。(一度傍聴の手続きをした方は、当日の再傍聴は簡単な手続きで済みます)

途中で国会を出て自民党へ。

セミナー会場は自民党本部8階の比較的広い会場だったのですが、驚くほど大勢の人が来ていました。

町村先生の今日のテーマは「主張する日本外交」。

各国の外交団の方たちもいらっしゃっていて、今日のテーマにふさわしい会場の雰囲気でした。

どんなことをお話されたかを簡単にまとめてみました。実際はもっと内容が多かったので話の内容が前後していたり、私が適当にまとめたところがありますのでご容赦下さい。

外国のトップ(大統領など)に比べて日本の総理大臣は変わりすぎる。安倍総理の支持率は下がり気味だが、支持率に一喜一憂しないこと。そんなことを気にしていたら仕事なんかできない。堂々と安倍政策を進めることだ。

外務大臣はまことに過酷な仕事。特に体力的に。国会や外務委員会だけでなく、参院とあわせると12の委員会に出て行っていつ外交をやるんだということになる。外務大臣が国会に閉じ込められている。これは日本の弱点。そのために副大臣制度を作った。国会の質問は副大臣が答え、外務大臣は外国へ行く。この制度を自民党と作ったのは自由党党首時代の(今民主党にいる)小沢さん。ところが野党になったら大臣答弁以外は認めないという。自由党党首の時、「外務大臣の答弁はいらない」と言ったじゃない。「いや立場が変われば言い方も変わる」と。都合のいい話でありましてね。

この程度が日本の民主主義。外国に行くのは土日。平日は国会。外務大臣が外国に行けない。(外国に行っていると)その間に審議が止まってしまう。こういう実態は早く直さねばいかんと思います。また体力がないと外務大臣が務まらない。私は学生時代ラグビーをやっていたのでなんとかもっていますが。私は時差調整がいらないんです。飛行機の中でよく眠れるので。外務大臣室の裏に簡易ベッドがあります。(何か事件が起こると)そこで何日間も寝泊りをすることがある。イラクの人質の時とか。

以前の日本の外交は平和国家としての「平和外交」といえるのではないか。湾岸戦争までは、日本が戦争に巻き込まれないための平和外交であったから、防衛力も必要最小限の受身の外交だった。非核三原則、専守防衛という考え。もちろん、外国への援助という積極的な面もあったにはあったが、基本的には受身の外交であった。

(あれほどお金を出したのに評価されなかった)湾岸戦争がきっかけとなり、PKO法が成立し、平和をつくるという前向きな外交に変わっていった。

その後も、有事法制、周辺事態法、テロ対策特措法、イラク特措法などができた。また、特措法は恒久法にしようという流れである。

今、日本は積極的外交へ大きく転進、変貌しつつある。

主張する外交の例として、国連安保理改革においてG4として運動してきたこと。これに反対する人たちはG4のことをギャング4と言ったりするが、こちらから言わせてもらえばジェントルマン4だ。戦後これほど主張する外交はなかった。結果的に失敗したとしても、これは大きかった。日本が国際的な枠組みを変えようとしたのだから。

(日本のみの)G1という選択肢はなかった。パワーが必要だからG4なのだ。米国のライス長官は、(G1が)具体性が無いことをわかった上で「日本だけが安保理常任理事国になればいい」と言っていた。

ODAは主張する外交の面として大きな役割を果たした。中国の援助(ODA)は素晴らしい道路を作ったり、目立つ建物を作ったりして道路に中国の国旗がずらりと並んでいるような非常に派手な援助をする。日本の援助は人道援助。技術者の研修所を作る等、目立たないが、長い目で見ると大変役立つ援助を行っている。

日本の新聞を見ると外国からえらく嫌われているようにみえるが全然そんなことはないんです。米国のメリーランド大学と英国のBBCが共同で行った人気投票(調査)では日本が一番人気がある(「日本は好感度ナンバーワンの国」)。そういういいニュースは日本の新聞は書きません。いかに日本が嫌われているか、人気が無いかということばかり書く。日本は人気がある。まことに好ましい国だと映っている。平和国家としてもっと自信を持ってよい。

昨今は「アブダクション」といえば「めぐみさん」という返事まで返ってくるほどになった。これも主張する外交の成果。

大使館の数が諸外国に比べて日本はとても少ない。特にアフリカの大使館が少ない。「TICAD(アフリカ開発会議)」というアフリカ問題に取り組む組織が来年4回目の会合を開催する。それなのにアフリカの国の数の半分しか大使館が無い状態はだめだろう。(世界の日本の大使館は)過去10年間で6つできたが、今後1年間で6つ作る。

外交官の数について、私が初当選した頃、せめてイタリア並みになりたいと思った。イタリアは5000人だった。他の省庁は行革で減らされており、外交官だけは別枠というのも難しいが、来年は150人外交官を増員させる。

戦後日本が国家として持つべき機能を完全に欠落させてきたものがあるんです。それは何かというとインテリジェンス(情報、特に情報機関)。どんな小さな国でもその機能は持っている。昨年、日本・ブータン国交正常化30周年記念でブータンに行った。あの小国ブータンでさえインテリジェンス機能は素晴らしい。国王陛下は日本のことは国内事情まで何でも知っている。国王陛下は「ブータンは小さな国です。でもわが国でさえインテリジェンス機能は重視しているのです」とおっしゃっていた。日本も戦前にはこういう機関があったが、あったがゆえに戦争になった。だから持たずに来てしまった。その結果、日本は情報機関同士の交流でほとんど相手にされない。

他に麻生外務大臣の演説「自由と反映の弧」のことや安倍総理がゴールデンウィークまで米国に行かないから米国との関係が悪くなってるなどと書く新聞があるが、そんなに日米関係は脆弱ではない。などというお話もされていました。

今日は国会のエレベータで知人に出会うというビックリな体験もしますた。

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2007年1月24日 (水)

明日から通常国会

いよいよ明日から安倍内閣にとって初めての通常国会が始まりますね。150日間の長丁場、どんな国会になるんでしょうか。小泉前総理時代とはまた違ったワクテカ感で見守りたいと思います。

Taro

ところで、私もやっと「太郎ちゃんの牛乳カステラ」を買いました!
すでに多くの太郎ファンのブロガーさんが紹介して下さっているので今更なんですが、太郎ちゃんのイラストが本当によくできています。さくらさんのところで詳しく紹介されていますのでご覧下さいね。

このカステラを作った大藤という会社は、以前「純ちゃん饅頭」も作ってました。あれはなかなか美味しかったです。政治家のお菓子が発売されるなんて、小泉前総理以前は考えられなかったですね。国会や自民党の売店に行っても、湯のみ茶碗とか扇子とか地味~なものしかなかったもの。そういえば二千円札が発行された時、国会の売店で「二千円札タオル」を買いましたが、今となってみると結構レアものだったりして・・・

小泉前総理のお菓子といえば、横須賀限定のお饅頭が思い出されます。あれは箱にも純ちゃんのお顔のイラストが描かれていて、かわいいお饅頭でした。もう売っていないのが残念です。お店の方が「普通のお饅頭よりも小泉さんのお饅頭のほうが売れ行きが良いんですよ」とおっしゃっていましたから、売り上げは落ちちゃったんでしょうね。

Yokosuka1_1 

        これが懐かしの横須賀の純ちゃん饅頭

入っていた箱はこれ

Yokosuka2_1 

次にお菓子になる議員さんは誰なんでしょうか?

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2007年1月21日 (日)

朝でも夜でもヒルとは・・・

6カ国再開時期を調整 ヒル次官補が北京入り

【北京21日共同】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補が21日午後(日本時間同)、東京から空路北京入りした。ヒル次官補は同日夜、協議議長役の中国の武大偉外務次官と夕食を交え会談する。(後略)

(東京新聞20070121 1847分)

Hill

~ホテルを出るヒルたん~

ニュースの内容とは直接関係ないことですみません。政治家ヲチが好きなminoriですが、国会が始まらないと今ひとつ盛り上がらないんですよねー。

でも今朝はちょっと嬉しいことがありました。アメリカ大使館に近い某ホテルでアメリカのヒル国務次官補に遭遇しました。彼の周りにいた方達は外務省の人だと思うんですが、朝からミーティングしてたみたいですね。私は比較的近くにいたのですが、「North Korea」っていう言葉が耳に入って「もしかして・・・」と見たらヒルたんがいました。色が白くてニコニコ微笑んで、かわいい感じでした。

ヒルたんは前から結構好きだったので個人的に盛り上がってしまいました。この後すぐに北京に行ってしまったんですよね。お疲れ様です。

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